【図表で解説】注文住宅の間取りを決める8つの手順と10のポイント│間取り図の見方や失敗例もわかる

間取りの決め方 5つの手順!成功例は?

本記事は、注文住宅の間取りをこれから決めようとしている方に向けて、間取りを決めるときに最初に知っておきたいポイントを網羅的に、図表や箇条書きを用いて簡潔に説明しています。

この記事でわかること
  • 注文住宅の間取りを決める8つの手順
  • 間取り図を見るポイント10選
  • 注文住宅の間取りで実際によくある失敗例と解決策

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1.注文住宅の間取りを決める手順8つ!

理想の家づくりのため、特に重要になるのが間取りです。
間取りを決める手順としては下記の通りです。

<注文住宅の間取りを決める手順>
  1. 部屋数を決める
  2. こだわりたいポイントを決める
  3. 間取り図を集め、ベースになる間取りを決める
  4. 動線に注意して配置を決める
  5. 収納・コンセント・窓の位置・大きさを決める
  6. ライフステージの変化に対応可能か確認する
  7. 建築予定の土地の形状にあわせた間取りに決める
  8. 予算に収まる間取りに決める

参考:建ぺい率・容積率や斜線制限を理解しておく

それぞれ解説します。

1-1.部屋数を決める

部屋数の決め方

リビングやキッチンなどの家族が共通して使う空間以外に、家族の個室を何部屋作るかを考える必要があります。

  • 将来的に家族が増える可能性があるか
  • 子どもの成長過程で、部屋をわける必要があるか
  • 独立後の使い道をどうするか

などを見越したうえで、部屋数を決めましょう。

家族の人数と必要な間取り・延べ床面積

家族の人数と必要な間取り・延べ床面積を紹介します。
計算方法は下記の通りです。

  • 最低居住面積水準:10㎡×世帯人数+10㎡
  • 都市部:20㎡×世帯人数+15㎡
  • 都市部以外:25㎡×世帯人数+25㎡
【表 家族の人数と必要な間取り・延べ床面積】
家族の人数 必要な間取り 延べ床面積
2人世帯 1LDK~2LDK 最低居住面積水準:
30㎡(約9坪)
都市部:
55㎡(約16.6坪)
都市部以外:
75㎡(約22.7坪)
3人世帯 2LDK~3LDK 最低居住面積水準:
40㎡(約12坪)
都市部:
75㎡(約22.7坪)
都市部以外:
100㎡(約30.3坪)
4人世帯 3LDK~4LDK 最低居住面積水準:
50㎡(約15.1坪)
都市部:
95㎡(約28.7坪)
都市部以外:
125㎡(約37.8坪)
5人世帯 3LDK~5LDK 最低居住面積水準:
50㎡(約15.1坪)
都市部:
115㎡(約34.8坪)
都市部以外:
150㎡(約45.4坪)

※参考:国土交通省「住生活基本計画における居住面積水準」

1-2.こだわりたいポイントを決める

例えば、玄関収納やランドリールーム、ビルトインガレージなどが欲しいなどを決めておくと、後悔のない間取りを完成しやすくなります。

  • 必須で必要なもの
  • できればほしいもの

など重要性から優先順位をつけることが大切です。

1-3.間取り図を集め、ベースになる間取りを決める

ハウスメーカー・工務店が紹介している間取り図を集め、気に入ったものをベースに考えてみると、間取りを簡単に決めることができます。

「どうやって間取り図を集めたらいいかわからない」「予算やイメージにあうものを集めてほしい」など、お悩みがある場合はぜひHOME4U(ホームフォーユー)プラン作成依頼サービスを活用してください。

間取り図を見るポイントについては「2.間取り図を見るポイント10選」で解説しています。

1-4.動線に注意して配置を決定する

間取りを決めるときは、動線と部屋の配置にも注意しましょう。
スムーズに行き来ができるよう、人が通る道、順番を考えながら間取を決めます。

<図 動線に注意した間取りの例>
図 動線に注意した間取りの例

例えば、以下のような点に注意することで、ストレスのない間取りとなります。

【表 生活動線・来客動線、家事動線で注意するポイント】
生活動線・来客動線 家事動線
  • 朝の忙しい時間、各々の動線が被らないようにする
  • リビングから個室・トイレに行きやすいようにする
  • 来客時、リビングを通らず個室に行けるようにする
  • 洗濯機・干す場所・たたむ場所・しまう場所の距離を考える
  • 料理を進めながら洗濯がしやすいなど、家事効率が上がる動線かどうか
  • 買い物したものを収納しやすい、外で使う道具をすぐに収納できる動線かどうか

1-5.収納・コンセント・窓の位置・大きさを決める

収納・コンセント・窓の位置や大きさを決めるため、部屋をどう使うか考えながら決めていきます。

【表 【場所別】収納・コンセント・窓を考えるポイント】
キッチン
収納
  • 作業動線を考えた配置になっているか
  • パントリーの奥行に無駄がないか
コンセント
  • 冷蔵庫の他に、二口コンセントが最低3~4箇所あるか
  • 採光・換気・眺望・デザイン性の中で、なにを優先するか
リビング・ダイニング
収納
  • デッドスペースを有効活用できているか
  • 地震で転倒しないか
  • 掃除をしやすいか
コンセント
  • テレビ回りは多めに、二口コンセントが最低2箇所以上あるか
  • テーブルの高さにあわせたコンセントがあるか
  • 配線は目立つか
  • 掃除など、メンテナンスのことを考えた大きさか
  • 方角・時間なども加味し、眩しすぎないか
  • 風通しはいいか
  • 断熱性はあるか
寝室
収納
  • 寝具、衣類の収納は足りているか
  • 家電を置く必要はあるか
コンセント
  • 6畳まで:2~3箇所あるか
  • 6畳以上:4~5箇所あるか
  • 家具・家電の位置を考えた配置になっているか
  • ベッドに寝転がったとき、頭の近くに窓がないか
  • 断熱性があるか
  • 換気・採光は十分とれる配置か
書斎・ワークスペース
収納
  • 圧迫感がないか
コンセント
  • パソコンやプリンターなど、電子機器を置く位置を考えた配置になっているか
  • デスク上・デスク下・デスク背面など、最低6~7口あるか
  • 部屋の大きさや家具を置く位置に対して窓が必要か

ベッドや勉強机などの家具のおおよその配置に加え、採光や風の通りも考慮して位置・大きさを決めましょう。

特に、収納や窓は間取りに大きく関わってくるため、希望条件があればハウスメーカー・工務店の担当者にしっかりと伝えましょう。

1-6.ライフステージの変化に対応可能か確認する

子どもの誕生や巣立ち、親との同居などにより、理想とする間取りが変わることもあります。
バリアフリーな間取り、可変性のある間取りを意識することで、そうした変化があった場合も長く暮らせる家となります。

バリアフリーな間取り

バリアフリーな間取りにするには、以下4点の方法があります。

  1. 段差を少なくすること
  2. 手すりなどを設置し、転倒を防ぐこと
  3. 車椅子が通れるスペースをつくること
  4. 廊下を少なくする

可変性のある間取り

家族構成やライフステージによって適切な間取りが変わります。特に子ども部屋は成長とともに必要な空間が変わります。

<図 可変性のある間取りの例>
図 可変性のある間取りの例

大きな部屋を仕切ったり、完全に独立させたりできる可変性を持たせることで、用途に応じた間取りにすることが可能です。

可変性がある間取りにする場合には、以下の3点の方法があります。

  1. 可動棚やふすま・間仕切り壁などにより部屋数を変更する
  2. 納戸や書斎などの多目的に使えるスペースがある
  3. 家族全員で使えるスペース(玄関・リビングなど)に用途を限定しない収納がある

1-7.建築予定の土地の形状にあわせた間取りに決める

四角形の土地(整形地)であれば、比較的容易に間取りを決めることができます。
一方で、特殊な形状の土地(変形地)に住宅を建てるときは、下記のような工夫が必要になります。

  • 縦長の土地は中央部分に玄関を設置し、各部屋と玄関の移動距離を短縮する
  • 道路に面した土地は収納スペースに充当する
  • 三角形や台形などの斜めの線がある土地には階段状の壁を作り、壁内のスペースを有効活用しやすいようにする

ハウスメーカーによって、得意な土地の形状が異なります。
変形地での施工実績を見ながら、依頼するハウスメーカーを選ぶと安心です。

1-8.予算に収まる間取りに決める

最終的に、予算内に収まる間取りになっているかどうかは重要なポイントになります。
依頼するハウスメーカーによって坪単価が異なるため、同じような間取りでも建築費に差が生じます

コストカットのポイント

予算内に収まりそうにないときは、コストカットできるポイントを意識して間取りを決めましょう。
例えば、

  • 四角形・直方体といったシンプルな形状に見直す
  • 水回りをまとめ、水道管工事の工程・資材を減らす
  • 部屋数を減らし、壁材・ドアなどの数を減らす
  • 屋根や外壁など、使用する素材を安価なものに見直す
  • クローゼットの扉を無くし見せる収納にする

などの方法があります。

住み始めてからのメンテナンス費用・光熱費も考える

住み始めてからのメンテナンス費用についてもしっかり確認することで、将来的なコストも考えながら家を建てることができます
初期の建築費用はかかりますが、今後の光熱費も考慮し、ZEH住宅を選ぶのもおすすめです。

参考:建ぺい率・容積率や斜線制限を理解しておく

土地はエリアごとに用途地域が定められ、建てられる住宅の建ぺい率・容積率が定められています

<図 建ぺい率と容積率の計算方法と解説>
図 建ぺい率と容積率の計算方法と解説

  • 建ぺい率:敷地面積に対して建物を建てられる面積(建築面積)の割合を示すものです。
    建築面積を敷地面積で割って算出されます。
    建ぺい率が低く設定されているエリアでは、敷地いっぱいに建物を建てることができません。
  • 容積率:敷地面積に対して、どれぐらいの延べ床面積の建物を建てられるかを示すものです。延べ床面積を敷地面積で割って求めます。
    容積率が低いエリアでは、延べ床面積が大きくなる3階建て以上の住宅などは建てづらくなることがあります。

また、斜線制限や高さ制限にも注目することが必要です。
斜線制限とは特定の場所から斜線を引き、斜線上に建物が重ならないように高さを調整する決まりです。
建ぺい率や容積率、斜線制限は、いずれも周辺の日当たりや景観を守るために必要なルールです。

土地のエリアによって異なる建てられる建物の制限は異なるため、しっかり確認しておくことをオススメします。

どんな家にするか悩んだときは、HOME4U(ホームフォーユー)プラン作成依頼サービス(無料)を活用するとよいでしょう。
複数のハウスメーカーから建築プランを提案してもらうことができ、あなたのお家づくりを専任スタッフが無料でサポートいたします。

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2.間取り図を見るときの「注目ポイント10選」

間取り図を見るときの「注目ポイント10選」を紹介します。

以下、解説します。

2-1.動線

生活していく中で、部屋間を移動する際の導線がスムーズであるほど、移動時のストレスを感じにくくなります。

  • 居間やトイレといった共有スペースへの移動を重視した「生活動線」
  • キッチンや水回りの動きやすさを重視した「家事動線」

など、実際に移動する際の動線を考えながら間取りを決めるとよいでしょう。

2-2.収納の位置と収納量

注文住宅の失敗例であげられるのが

  • 収納場所までの移動がストレスになること
  • 収納量が少ないこと
  • 収納のことだけを考えて間取りを決めたら、共有スペースが手狭になってしまうこと

です。
収納場所の広さや高さ、場所を考えながら間取りを決めるとよいでしょう。

他の間取りを見ながら使い勝手の良さについて、ハウスメーカーや工務店に相談をするのもおすすめです。

2-3.音の問題

実際に暮らしてみると「音の問題」に気づいて後悔したなどといったケースがあります。

  • 交通量の多い道路に面して寝室を配置してしまった
  • リビングの横にテレワークスペースを配置してしまい足音が気になる

など、住んでみてはじめてわかる音のストレスが発生することがあります。

予め、家の周りの状況や共有スペースと静かに過ごしたいスペースの位置関係など、考えられる「音の問題」をひとつずつ潰しながら間取りを決めるとよいでしょう。

音の問題の失敗例については 「3-2.振動・騒音で眠れない」で解説しています。

2-4.外部からの視線

プライバシーを守るにはどうしたらいいか対策をたてる必要があります。
道路に面した窓がある場合、

  • カーテンを取り付けるだけでいいのか
  • 塀を立てる必要があるのか

といった問題が発生します。

ただし、外部からの視線を気にしすぎると、室内の様子がわかりにくく、泥棒に狙われやすいといった問題が発生します。
ハウスメーカーや工務店と相談しながら、玄関の向きや窓の向き、塀の種類など細かい部分も気を付けながら間取りを決めるとよいでしょう。

2-5.採光

どのくらい光が入るかどうかは部屋の印象にも繋がる大切なポイントです。

  • 時間帯によって家の中にどれくらい光が入るのか
  • 西日を眩しく感じることはないか

など、家の方角や窓の位置に気を付けながら間取りを決めるとよいでしょう。
また、窓の種類によっても光の入り方が異なるため、それぞれの窓のメリット・デメリットも確認しておくと安心です。

2-6.窓からの眺め

窓を取り付ける位置によって、どのような景観が想定されるかどうか確認しながら間取りを決めるとよいでしょう。

  • あまり景観がよくない場所では窓を小さくする
  • 景観がよい場所では大開口の窓にする

など、窓の種類にもこだわって間取りを決めていくと安心です。

また、バルコニーやテラスを設置したい場合も同様に確認をしておきましょう。
窓を考えるときのポイントについては「1-5.収納・コンセント・窓の位置・大きさを決める」でも紹介しています。

2-7.風通し

窓を開けた際に、どう風が通るのか考えながら間取りを決めるとよいでしょう。

風通しの良さを確保するには、

  • ひとつの部屋につき2方向に窓を設ける
  • フロア全体の風通しの良さも考えて窓の位置を決める
  • 上下階の風の通り道も確保する

といった点に気をつけ、窓やドアの位置を決めると安心です。
風通しのみを考えるならば、窓の大きさは大小どちらでも問題ありません。

風通しの失敗例については「3-3.採光や風の通りが悪い」で解説しています。

2-8.外観

外観によっても家のイメージは大きく変わります。
色、素材、デザイン、種類など細部にこだわることでよりイメージにあった家づくりをすることができます。

モダンスタイルや和風スタイルなど、外観と内装のイメージを考えながら間取りを決めるとよいでしょう。

【表 スタイルごとのおおまかなイメージ】
モダンスタイル 和風スタイル 北米スタイル
モダンスタイル イメージ 和風スタイル イメージ 北米スタイル イメージ

2-9.コンセントと照明

コンセントの数や位置、照明の位置や種類を考えながら間取りを決めるとよいでしょう。

コンセント

家族の人数と比較してコンセントの数が足りなかったり、掃除機をかける際にコンセントが遠くて届かなかったりする場合、生活していく上でストレスを感じます。
今後のライフスタイルや動線を考えた上で、必要な数や位置をしっかりと考えておくと安心です。

コンセントの必要数については「1-5.収納・コンセント・窓の位置・大きさを決める」で紹介しています。

照明

  • 部屋の明るさをどうしたいか
  • 壁紙の色合いとの相性はどうか

といった部分も考えながら細部までこだわることで、理想の家づくりをすることができます。

2-10.安全性と利便性

安全性と利便性は長く快適な暮らしをするためには、必ず考慮しておきたいポイントです。

例えば

  • 階段を安全に上り下りできるように、手すりが設置されているか
  • 階段の隙間から落ちないように工夫がされているか
  • 室内の段差で転ぶ心配はないか
  • 将来、車いすでも通れるスペースはあるか

など、見た目だけではない安全性・利便性に考慮し間取りを決めるとよいでしょう。

家づくりを行うには間取り図など、情報収集が不可欠です。
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3.注文住宅の間取りで実際によくある失敗例と解決策

注文住宅の間取りでよくある失敗例としては、次の5つが挙げられます。

以下、失敗例と解決策をそれぞれ解説します。

3-1.思ったより部屋が狭い

経験者イメージ

土地を先に購入したら、建物費用がごくわずかになってしまった

自分が住みたいエリアで、条件もすばらしい土地を発見。運命だと思い、土地を先に購入したら、残りの予算の建物費用が雀の涙になってしまった。土地と建物の予算配分を間違ってしまった。

経験者イメージ

部屋数・収納スペース数にこだわって作ったら部屋が狭くなってしまった

家族それぞれの部屋と共有スペース、それから収納の数を多くした間取りにしたところ、それぞれの部屋の大きさが思ったよりも狭くなってしまった。

解決策:可変性のある間取りにする

部屋自体が狭すぎると必要な家具が置けないだけでなく、使い勝手が悪くなることもあります。
ある程度の広さを確保することで、将来的に2つに分けるなどの「可変性のある間取り」の選択肢も生まれます

可変性のある間取りについては「1-6.ライフステージの変化に対応可能か確認する」で解説しています。

3-2.振動・騒音で眠れない

経験者イメージ

寝室がリビングに近く、生活音やTVの音、話し声などが気になった

リビングの傍に寝室を設けたところ、リビングで過ごしている家族の生活音・TVの音などが気になり、熟睡できなくて困った。

解決策:音の通りをシミュレーションする など

寝室が共有スペースに近かったり、交通量の多い道路に面していたりする場合は、振動や騒音が気になって安眠しづらい、勉強に集中できないなど困ることがあります。

  • 1階と2階の音の伝わり方をシミュレーションする
  • 外の音が入りやすい部屋の窓は小さくする
  • 防音性の高い壁材・ドアにする

部屋の配置を左右はもちろん、上下もしっかりと考えることで、振動や音による不快感を軽減できます

3-3.採光や風の通りが悪い

経験者イメージ

窓の位置を適当に決めてしまったせいで、風通しが悪い家になってしまった

各部屋に窓を設置したものの、窓の位置をなんとなく決めてしまったため、窓を開けてもあまり風通しが良くない家になってしまった。
特に梅雨の時期はジメジメして嫌な感じがする。

解決策:窓の位置は対角に設置する

間取りは、採光や風の通りにも配慮して決めることが必要です。
例えば、寝室は基本的には夜間しか使用しませんが、採光や通風を気にせずに間取りを決めてしまうと湿気がこもりがちになります。

窓の配置は、風の出入りを考慮し対角に位置させるのがおすすめです。

部屋の目的に配慮しつつも、どの空間もある程度は日光や風が入るように工夫しましょう。

3-4.水回りの位置が良くない

経験者イメージ

寝室の隣にトイレを配置したら、排水音が気になった

将来、寝室からトイレに行きやすいようにと寝室の隣にトイレを設置したが、排水音が気になってしまい、ストレスを感じるようになった。

解決策:収納スペースを挟み直接音が伝わらないようにする

水回りは生活動線や他の部屋との位置関係を考慮して、慎重に決めましょう。
トイレや浴室などの水回りの位置が良くないと、家の中を何度も行ったり来たりすることになったり、音や振動が気になったり、暮らしにくさを感じるかもしれません。

  • トイレや浴室の真下に寝室を配置する
    →流水音が気になって安眠できない。

  • 寝室の隣にトイレや浴室を配置する
    →排水や音が気になる。

トイレと寝室などの部屋と隣り合う場合は、クローゼットなど収納スペースを挟むなどの配慮することで、音の問題を解決することも可能です。

3-5.収納が少ない・位置が不便

経験者イメージ

収納量が少なく、収納家具を設置する必要が出てしまい、部屋が狭くなった

おしゃれな収納にしようとロフトを取り入れ、収納スペースを作ってもらったものの、はしごの上り下りが大変であまり使わなくなってしまった。
また、他の収納スペースも大きさが不十分で部屋の中に収納家具を設置する必要があり、思っていたよりも使えるスペースが少なくなってしまった。

解決策:置くものや場所など、しっかり吟味する

収納の容量が少ないと収納家具を設置する必要が生じ、居住スペースが狭くなる恐れがあります。
また、収納物と使う場所が離れているのも不便に感じるポイントです。

収納スペースは何となく作るのではなく、置くものや場所、また将来を含めたそのほかの活用方法についても考慮したうえで配置してください。

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この記事のポイント まとめ

注文住宅の間取りを決める8つの手順

理想の家づくりのため、特に重要になるのが間取りです。
家族と話をしながら、条件を決めていきましょう。

間取りを決める手順は下記の通りです。

<注文住宅の間取りを決める手順>
  1. 部屋数を決める
  2. こだわりたいポイントを決める
  3. 間取り図を集め、ベースになる間取りを決める
  4. 動線に注意して配置を決める
  5. 収納・コンセント・窓の位置・大きさを決める
  6. ライフステージの変化に対応可能か確認する
  7. 建築予定の土地の形状にあわせた間取りに決める
  8. 予算に収まる間取りに決める

参考:建ぺい率・容積率や斜線制限を理解しておく

詳細は「1.注文住宅の間取りを決める手順8つ!」で解説しています。

間取り図を見るときの「注目ポイント10選」

間取り図を見るときの「注目ポイント10選」を紹介します。

詳細は「2.間取り図を見るポイント10選」で解説しています。

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