
家づくりにおいて、間取りや設備の使い勝手は大切な条件です。また、万が一の災害に備えて、建物自体の「強さ」も重要なポイントです。
でも、それらと同じくらいしっかり考えたいのが外観のデザインです。今回は家の外観デザインについて見ていきましょう。
- 新築住宅の外観デザインのおしゃれ・人気バリエーション
- 外観デザインで失敗しないコツ
- モダンテイストの人気の理由
- デザイン性の高いハウスメーカー
Contents
1.注文住宅の外観の人気デザイン事例5つ!
好みのデザインが決まっている方も、そうでない方も、マイホームの外観にはいくつものバリエーションがあることはご存じかと思います。
- シンプルモダン
- ナチュラルモダン
- 和モダン
- 南欧(プロバンス)風
- アメリカン など
それぞれに人気のポイントがあり、デザインする時に押さえるべきコツもあるので、ぜひデザインを考える際の参考にしてみてください。
具体的なイメージを持っておくことで、デザインの詳細を決める際や、ハウスメーカーの営業担当者にデザインイメージを伝える際にきっと役に立ちます。
それでは1つずつ見ていきましょう。
1-1.シンプルモダン
シンプルモダンは、外観デザインの中でも最も多く採用されているデザインではないでしょうか。
シンプルモダンの建物形状の特徴は、あまり凹凸のない直線的なシルエットが多く、装飾も多くありません。都会的に洗練されたスッキリとしたデザインが特徴です。
時代と共に出ては消える流行には影響されず、あくまでシンプルにまとめ上げられるので、いつの時代でも多くの方から愛されるデザインです。
家をお子様へ譲る時でも、建築当時からかなりの年数が建っているにもかかわらず「古びた昔のデザイン」という印象になりにくいのもメリットです。
1-2.ナチュラルモダン
ナチュラルモダンは、その呼び名のとおり、自然に調和するナチュラルなデザインで、木や石などの自然素材の表面の質感を、そのまま加工せず露出させて自然の風合いを出します。
そのため、ホワイトやベージュを中心とした自然の風景にあるような、温かみが感じられるアースカラーを使ったデザインになることが多いです。
ビビッドな差し色を入れてメリハリを付けるのではなく、あくまでナチュラルカラーの範囲内でコントラストを考えた色の使い分けをします。
周囲の家と調和しやすく、街並みの雰囲気にも溶け込みやすいため、安心してデザインが考えられるのも特徴の1つです。
1-3.和モダン
和モダンとは、和風とモダンを融合させたデザインです。
歴史ある和のデザインに現代の新しい建築様式や雰囲気をとり入れています。場合によっては古めかしくなりそうな和風テイストでも、現代的でおしゃれな感じがグッとアップします。
シンプルで直線的な形状が和風の強いテイストをうまく和らげてくれるので、和風では使いづらいホワイトやブラックのはっきりしたカラーが使いやすくなります。
モダンは和のデザインと相性がよく、手軽に和のテイストをとり込めるため、若い世代からご年配まで、幅広い年齢層の美意識に馴染みやすいという特徴があります。
また、古民家を改装する際にもよく使われるデザインです。
1-4.南欧(プロバンス)風
南欧(プロバンス)風デザインは、南欧に多い白くて爽やかなイメージの外観です。
イメージカラーはナチュラルモダンと似通っていて、外壁にはホワイト、アイボリー、ベージュ、ライトブラウンが多く、一部はレンガ調にしてあります。
屋根にはオレンジやブラウンのスパニッシュ瓦を使用するのが基本のデザインです。
窓枠には白い格子が入っていて、木製のドアやアイアンの格子などで飾ると、より南欧の爽やかさが際立ちます。
1-5.アメリカン
アメリカンは、ログハウスに代表されるような、ハンドメイド感あふれる、田舎風の素朴でおしゃれなデザインです。
ホワイト、イエロー、グリーン系の明るいトーンの外観に、グレー、ダークグレー、ブラウンなどのスレート屋根をあしらったデザインが主流です。
海外のドラマや映画でよく見かける、屋根の付いたベランダや廻り縁(まわりぶち)が特徴で、外壁は鎧張りや横ストライプのデザインが多く見られます。
庭一面の芝生や、もみの木、イルミネーション装飾などが似合う雰囲気も特徴です。
以上が、注文住宅で人気の外観デザインです。
家族でデザインを話し合う際や、ハウスメーカーにイメージを伝える際には、上記のようなデザインの種類から自分の好みに近いものを選び、実際のカタログやネットから写真を集めておくと良いです。
イメージが具体的であるほど、共通認識を確かめ合いやすくなりますよ。
より具体的に理想の外観イメージをつかみたい方は、「HOME4U 家づくりのとびら」にお問い合わせください。
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2.注文住宅の外観の決め方!主要なパーツと選ぶ方法は?
次に、実際にデザインを決めていくには、どのような順序で検討していけば良いのかをご紹介しましょう。
- コンセプトイメージ
- コンセプト(メイン)カラーとサブカラー
- 屋根の形
- 素材(表面の質感:つるつる、ざらざら・凹凸加工 など)
- 窓(数・大きさ・配置 など)
- それらを繋ぐもの(地面・縁取り・植栽・装飾 など
思い付きでランダムに考えるよりも、項目ごとに決めていくほうが効率的にデザインを絞っていくことができます。
以下より詳しく見ていきましょう。
2-1.コンセプトイメージ
まずは、外観デザインの方向性を決めます。
「1.注文住宅の外観の人気デザイン事例5つ!」でご紹介した、シンプルモダンや和モダン、アメリカンといった外観デザインから、メインとなるイメージを考えてみましょう。
2-2.コンセプト(メイン)カラーとサブカラー
各外観デザインには、よく利用される主要な色があり、それを大きく外してしまうとイメージ自体が崩れてしまいます。イメージを崩さないようメインカラーを選んでいきましょう。
多くの色を組み合わせて落ち着かない雰囲気にしないためにも、住宅の外観の色は、多くても2色くらいを意識してください。
また、カラーサンプルは、蛍光灯の下で見るのと太陽光の下で見るのとでは色の見え方に差があります。ほかにも、色は面積が大きくなるほど明るく見える傾向にあるので、できる限り大きなカラーサンプルを太陽光に当てて立てかけて見るようにしましょう。
住宅展示場や新築住宅が立ち並ぶ住宅街で、実際にその色で建てられた実物を見るのもおすすめです。
2-3.屋根の形
屋根の形状はその家の印象を左右してしまうほど、大きなデザインの要素です。また、一度施工してしまうと簡単には変えられないのでよく考えて選んでください。
屋根の形状にもカラーと同様に、デザインごとの相性があります。
例えば、純和風デザインに片流れ屋根を選ぶと、「純和風」のイメージが崩れかねません。片流れ屋根を使いつつも純和風に仕上げたいなら、主要デザインは「和モダン」にするなど、イメージと屋根の形状を合わせるようにしましょう。
2-4.素材(表面の質感:つるつる、ざらざら・凹凸加工 など)
主要な外観素材には、サイディング・ガルバリウム・モルタル・タイル・ALCなどがあります。
外壁素材を上手に使い分ければ、家の高級感を上げることができます。
また、外壁素材選びはカラーリングにも影響します。同じ色でも表面がつるつるしたものは色が濃く、表面がザラザラしたものは色が薄く見えるので注意が必要です。
外観素材はそれぞれ手入れ、加工のしやすさ、耐久性、価格などが異なるうえ、大きな面積を覆うものなので、自身の予算に合う最適なものを選ぶようにしましょう。
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2-5.窓(数・大きさ・配置 など)
窓の大きさや数、そして配置も住宅の外観イメージに影響します。
大きめの引き違い窓は掃除や換気には機能的で便利なのですが、縦長の窓やFIX窓など小さめの窓を配置すると印象がグッとおしゃれになります。
同時に、小さい窓は家の中が見えづらいというメリットがあり、防犯上も安心感が増すでしょう。クールでモダンなイメージにしたい場合にもよく使われる手法です。
2-6.それらを繋ぐもの(地面・縁取り・植栽・装飾 など)
家の各部分のデザイン性が高ければ、自動的に家全体がおしゃれになるわけではありません。
最終的な家の外観イメージは、門を抜けてからアプローチの外構デザインを含めた家全体の調和で決まります。
家も外構も、その両方がお互いの美しい雰囲気を引き立て合うような絶妙のバランスになっていれば、申し分ありません。
注文住宅の外観の決め方について、流れを解説しましたが、自分のイメージがどの外観の種類に近いのかわかっていない方や、屋根や素材についてメリット・デメリットが知りたい方は、「HOME4U 家づくりのとびら」にご相談ください。
「HOME4U 家づくりのとびら」では、実際にハウスメーカーのパンフレットを見ながら各パーツや設備の解説が可能なので、より鮮明にイメージしながら外観住宅のイメージを固めることができますよ。
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3.注文住宅の外観デザイン選びで失敗しないポイント7つ
外観デザインの失敗でよくある事例と、そうならないための対策を解説します。
- 色は単一に、家の周囲の街並みを考慮する
- 自分の好みが家の外観と合うのか考える
- 経年変化やメンテナンスを考慮する
- 瞬間的なトレンドを追いかけない
- 細部に凝り過ぎない
- 引き違い窓ばかりを採用しない
- ウッドやレンガは「差し色」に使う
以下より詳しく解説します。
3-1.色は単一に、家の周囲の街並みを考慮する
住宅の外観は、たくさんの色を使うほどに色合わせが難しくなります。
こだわりが強くある場合は別ですが、基本的にカラーは少なくまとめたほうが飽きのないデザインとなり、費用の節約にもつながります。
また、自分の好みだけで派手な色をつかってしまった結果、近隣の雰囲気と調和しない家になってしまうこともあります。条例で色の規定がある場合もあるので、外観の色合いを考える際には住むエリアにも配慮して考えましょう。
3-2.自分の好みが家の外観と合うのか考える
住宅の外観が、自分が身に付けるものや、趣味と合うのかどうかにも気を配りたいものです。
例えば、純和風の家に真っ赤なスポーツカーや、南欧(プロバンス)風に松の植栽などは合わせないほうが良いでしょう。
盆栽や和服など、和の趣味を持っている人は、和室や和モダンの空間をデザインに取り入れるなど、他のデザインと調和を取りながら、検討してみてください。
また、お手持ちの家具との親和性も一緒に考えると良いでしょう。
3-3.経年変化やメンテナンスを考慮する
永く住むマイホームは、住み始めてからのことも考慮する必要があります。
外壁カラーで人気のホワイトは汚れが目立ちやすく、ブラックは夏場に熱くなりやすいです。
また、西側の壁のように長時間日が当たるところは色が褪せやすく、北側はコケやカビが発生しやすいという特性を知っておきましょう。
一般的に環境が厳しい場所の外壁は、メンテナンス周期が短くなることも念頭に置き、メンテナンス費も考えて検討してください。
3-4.瞬間的なトレンドを追いかけない
外観のイメージや装飾に流行りをとり入れるのは、おしゃれな家に仕上げるためにも効果的ではありますが、その流行が奇抜なデザインだったり短命に終わったりすると、その後の家のイメージが古びたものになってしまいます。
定番スタイル、もしくは息の長いスパンの流行なのかをよく考えてデザインに採用しましょう。
3-5.細部に凝り過ぎない
映画から抜け出たような完璧なオールドアメリカンスタイルを追求するばかりに、かなり予算をオーバーしてしまったという例もあります。
細部まで忠実に再現し過ぎて想像以上にお金がかかってしまうと、住宅設備に予算が割けなくなり、快適性に欠ける家になってしまうリスクがあるため、注意しましょう。
以下の記事では、注文住宅に必要な費用や、予算を立てるうえで知っておきたいポイントを解説しているので、ぜひご覧ください。
3-6.引き違い窓ばかりを採用しない
引き違い戸や引き違い窓は、換気性能がよく、掃除も楽で費用も安いので、住宅設備としてはコストパフォーマンスが高いです。しかし、そればかりを使ってしまうと見た目が野暮ったくなりやすいです。
全てを引き違い戸にせず、ところどころにFIXの小窓や上下スライド窓、ジャロジー窓などを採用してみると良いでしょう。
小さい窓を目線より少し高い位置に、もしくは低い位置に配置すると、より一層おしゃれに見えます。
3-7.ウッドやレンガは「差し色」に使う
ウッドデッキ、レンガの装飾、差し色…、どれもデザインのアクセントになって素敵なのですが、全てを混在させてしまったがために、デザインのテイストに統一感がなくなり、結局おしゃれではなくなったということもあります。
お気に入りの装飾であっても、テイストを押しのけて前に出ないように、あくまでアクセントとして活用するようにしましょう。
以上が住宅の外観デザイン選びで失敗しないポイントと対策ですが、以下の記事では、デザインだけでなく、注文住宅全体でよくある失敗例をまとめています。
デザインを決める前にも参考になるはずなので、ぜひご覧ください。
また、より詳しいデザインの相談や、外観に割り振れる予算の内訳を知るために「資金計画を相談してみたい」という方は、「HOME4U 家づくりのとびら」をご利用ください。
注文住宅に精通したプロのアドバイザーが、家づくりにかかる費用や、住宅ローンについても詳しく解説いたします。
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4.最近の住宅外観トレンドは「モダンテイスト」!人気の理由は?
最近の新築デザインの大きなトレンドは、やはり「シンプルモダン」や「ナチュラルモダン」、「和モダン」といったモダンテイストでしょう。
飾り気を極力排除してスッキリとさせた印象に仕上がるモダンテイストは、数あるデザインジャンルの中でも、クールさは随一です。
ここでは、モダンテイストがなぜ人気なのか、理由を3つに分けてお伝えします。
- シンプルなデザイン性で飽きにくい
- モダンタイプはコストを抑えやすい
- ほかのテイストと相性が良い
4-1.シンプルなデザイン性で飽きにくい
シンプルなデザインは飽きにくく、時代の流行にも左右されにくいので、いつまでも新鮮でおしゃれなイメージを保ち続けられます。
例えば、シンプルモダンは強い特徴がなく少々地味な部類のデザインです。しかし、それこそがシンプルモダンのメリットでもあると言えます。
その理由は、周囲にシンプルモダンテイストの家がたくさんあっても、他の家とデザインが被ったと感じにくいから。
むしろ、周囲の景観と調和しやすいことが受けて、このデザインが広く採用されているのです。
また、もしも家を売却する際にも、奇抜な外観の家だと万人受けは難しいので、デザインの趣味が合致して気に入ってくれる買い手を探すときに苦労するかもしれません。
モダンテイストのデザインは万人に馴染みやすく、売却の際にもデザインがプラスに働きやすいのです。
4-2.モダンタイプはコストを抑えやすい
モダンテイストの住宅はシンプルがゆえにコストが抑えやすい点もメリットです。
例えば、以下のような面でコストが抑えやすくなります。
直線が多くて加工が少ない:外壁形状が単純
建物の形状がシンプルなモダンテイストは、凹凸が多いデザインや装飾が多いデザインと比べて材料が少なくて済み、施工の手間も多くはかかりません。
直線が多いので堅いイメージもあるかもしれませんが、外壁形状や装飾デザインの一部に曲線を取り入れることで相乗効果がうまれ、その曲線部分が一層モダンさを引き上げます。
金属感の強い素材を使い、モノトーンのカラーリングにすれば、無機質でカッコいい印象にもなります。
工作物が少ない:ビルトインガレージ・オープン外構
建物の形状がシンプルだと、ビルトインガレージを付ける際にも設計しやすいです。
また、建物の前面や周囲の土間は、コンクリートの打設のみでも充分に建物とマッチするでしょう。わざわざ凝った外構にする必要はないので、結果的に外構費が抑えられます。
装飾が少ない:花壇やメインツリー、石畳アプローチもシンプル
建物がシンプルなので、外構周囲もシンプルな仕上げがマッチします。
また、建物自体に特に装飾も不要で、メインツリーやアプローチの石畳や花壇がなく、ポストだけという仕上げでも特にさみしい感じになりづらいです。
建築資材が少ない:外壁などの色が単一
デザインが複雑になればなるほど、さまざまな建築資材を用意する必要があります。また、建物の形状に合わせてそれらを加工し、施工する手間もかかります。
モダンテイストは、直線を多用し、色や質感のバリエーションを少なく抑えたデザインなので、このような建築資材や施工の手間がかかりにくく、コストを抑えやすくなります。
4-3.ほかのテイストと相性が良い
ほかのテイストと相性が良く、モダンテイストに好みのテイストを少し加えるだけで、印象が変わるのもモダンテイストの特徴です。
例えば、少し自然素材やナチュラルテイストを混ぜるだけで「ナチュラルモダン」になり、温かみのある雰囲気に変わります。
また、和風のデザインをプラスすると、「和モダン」にもなり、風情のある雰囲気も楽しめます。
組み合わせた他のテイストの邪魔をせず、むしろ調和して活かしてくれるので、デザインを考えるのが楽しくなりそうです。
和モダンの外観デザインや、和モダンが得意なハウスメーカーを探している方は、以下の記事も参考にしてみてください。
5.おしゃれな外観デザインに評価が高いハウスメーカー3社
ここでは、外観がおしゃれで、随所にセンスが光っていると評判の高いハウスメーカーを 3社 ご紹介します。
- ミサワホーム
- 三井ホーム
- 積水ハウス
なお、各ハウスメーカーの施工対応エリアについては「HOME4U 家づくりのとびら」でお伝えできます。
無料でご利用いただけるので、ハウスメーカー選びの際にはぜひご相談ください。
5-1.ミサワホーム
出典:自然と、家族と、心地よくつながりお子さまたちが伸びやかに楽しく遊ぶ住まい|注文住宅の建築実例・事例詳細|ミサワホーム
ミサワホームは自然災害から家族を守るために、さまざまな実験結果から得たデータを家づくりの工法に活かして、安心して暮らせる住まいを模索しています。
ディティールまで「シンプル」にこだわった強い家
ミサワホームのデザインの根幹は、「シンプル・イズ・ベスト」。
パッと見た印象はもちろん、樋(とい)や落葉よけの役割を一手に担う「Mルーフシステム アルミ樋」を採用することで、細部にまでシンプルを追及しています。
「Mルーフシステム アルミ樋」は、遠目で見るとシャープなイメージ、近くで見ると重厚感があるデザインで、街並みに溶け込みやすく、住む人にも満足感を与えてくれるでしょう。
また、構造には「壁式構造」を採用。構造として強度が求められる木質パネルは「ストレススキン効果」を活用した接着接合で成形し、「モノコック構造」で組むことで、どの方向からの力も建物全体で分散。デザイン性と耐久性に優れた家を提案しています。
※プランにより異なる
引用元:ミサワホーム 公式HP
5-2.三井ホーム
三井ホームは、断熱性の高さに定評があり、壁には超高断熱化に優れた「2×6ウォール」を採用しています。その厚みは従来の約1.6倍。ほかにも、鉄骨やコンクリートと高断熱構造の良い所を組み合わせた「プレミアム・モノコック構法」を採用しています。構造材の外側を断熱材で覆う「外張断熱工法」のうえをゆく断熱性で、高断熱・高気密はもちろん、高い省エネ性能も実現しています。
大きな窓が叶える、ゆとりある大開口住宅
住宅商品の1つ「GLACENA(グラセナ)」は、直角と斜角を組み合わせ、シンプルに仕上げられた外観デザインが印象的です。壁一面をガラスにして大開口を実現しており、純白のメインカラーには、どのような街並みや季節にもとらわれない美しさ、個性が感じられます。
大きな窓から四季の移ろいや陽光が感じられるデザインなので、時間の流れをしっかり感じたい方や、家にいる時間が長い方にもぴったりです。
※プランにより異なる
引用元:三井ホーム 公式HP
5-3.積水ハウス
積水ハウスの家は、「進化する木造住宅」と言われています。
高耐久な独自開発の木造軸組構法「シャーウッド構法」を採用しており、集成材を独自の構法金物で接合する「メタルジョイント接合システム」と基礎や柱を直接つなぐ「基礎ダイレクトジョイント」を取り入れることで、強い木造住宅を提案しています。
オリジナル外壁はスタイリッシュかつ高耐久
積水ハウスの住宅商品にはシンプルなシリーズが多いです。
独自開発の外壁は、テクスチャーや性能にこだわっており、スタイリッシュさを演出してくれます。同時に、季節の温度変化や、地震・火災などの災害にも強く、高い耐久性を誇っています。
また、外観デザインだけでなく、間取り設計にも高い自由度、デザイン力を持っています。住宅設計のクリエイター集団「チーフアーキテクト」指揮のもと、大空間リビングや吹き抜けのある間取りの提案も可能です。
※プランにより異なる
引用元:積水ハウス 公式HP
以上が、外観デザインの評価が高いハウスメーカー3選です。
以下の記事では、上記3社含む、計18社のハウスメーカーを、デザイン以外の要素でも比較しています。ハウスメーカーを選ぶ際には、デザイン以外にも、構造や建物自体の強さなどにも着目する必要があるので、ぜひ参考にしてみてください。
また、気になるハウスメーカーについて詳しい特徴が知りたい方や、どのようなハウスメーカーが自分に合っているのかわからない方は、「HOME4U 家づくりのとびら」で相談してみると良いです。
6.外観イメージを叶えてくれるハウスメーカーはどう選べば良い?
注文住宅の外観の種類や決め方、おすすめのハウスメーカーをお伝えしてきましたが、「自分のイメージを叶えてくれるハウスメーカーの探し方がわからない」という方も多いはずです。
住宅のデザイン性に関しては、住宅設備のスペックや耐震・断熱性能の強さなどのように、数値化して比べることができません。
また、その優劣の判断は、その人の好みによるところが大きいため、ハウスメーカーをデザイン性でランク付けすることも難しいのです。
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ご相談サービスは完全無料。営業活動は一切なく、打ち合わせが進んでしまったハウスメーカーへの「お断り代行」も行っているので、ぜひ安心してご利用ください。
また、以下の記事では、こだわりや目的別におすすめのハウスメーカーをまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
【厳選特集】こだわり・目的から
ハウスメーカーを選ぶ
まとめ
注文住宅の外観デザインはハウスメーカーから指示されて支給されるものではなく、お客様ご自身がハウスメーカーと打ち合わせを重ねながら作り上げていくものです。
頭の中に描いているイメージを正確に相手に伝えるのは大変ですが、そのような時はカタログやネットからダウンロードした写真などを見せながら、ハウスメーカーの担当者と共通認識を確かめ合うと良いですよ。
注文住宅の外観デザインはいくつも種類がありますが、特におすすめなのは「モダンテイスト」のようなシンプルなもの。
いつまでも飽きがこなく、誰からも愛されます。
今回の記事を参考に、世界でたった1つ、あなただけの素敵なデザインを実現させてくださいね。
この記事のポイント まとめ
外観デザインには複数種類がありますが、以下のデザインは昨今おしゃれなものが多く、人気です。
- シンプルモダン
- ナチュラルモダン
- 和モダン
- 南欧(プロバンス)風
- アメリカン など
「1.注文住宅の外観の人気デザイン事例5つ!」では、イメージ画像付きで解説しているので、ぜひご覧ください。
外観デザインを考える際には、以下のように順序立てて決めていくことがおすすめです。
- コンセプトイメージ
- コンセプト(メイン)カラーとサブカラー
- 屋根の形
- 素材(表面の質感:つるつる、ざらざら・凹凸加工 など)
- 窓(数・大きさ・配置 など)
- それらを繋ぐもの(地面・縁取り・植栽・装飾 など)
詳しくは「2.注文住宅の外観の決め方!主要なパーツと選ぶ方法は?」で解説しています。
外観デザインで失敗しないためには、7つの失敗対策に注目すると良いです。
- 色は単一に、家の周囲の街並みを考慮する
- 自分の好みが家の外観と合うのか考える
- 経年変化やメンテナンスを考慮する など
そのほかの注意点は、「3.注文住宅の外観デザイン選びで失敗しないポイント7つ」をご覧ください。
最近の住宅外観トレンドは、なんといってもシンプルでスタイリッシュな「モダンテイスト」。
デザインの特徴や、人気の理由については「4.最近の住宅外観トレンドは「モダンテイスト」!人気の理由は?」で解説しています。
プロの客観的な意見が聞けるので、判断しやすい
自分で資料請求したり、住宅展示場にいったりして探したハウスメーカーで検討を進めていたが、とんとん拍子で話が進んでいることに不安になって、相談。客観的なアドバイスがもらえてよかった。案内してもらったハウスメーカーも追加で検討をし直しました。
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