【新築住宅の間取り事例】パントリー・キッチンクロークのメリット&デメリットとおすすめ間取り

パントリー・キッチンクローク 間取り例とメリット・デメリット

パントリー(キッチンクローク)という言葉は聞いたことはあるけど、実際にどのような機能を持ち合わせているのか分からない方もいるかと思います。

この記事ではパントリー(キッチンクローク)を導入するメリットとデメリットなど、間取り例もあわせて紹介していきます。

パントリー(キッチンクローク)とは?

一般的にキッチンの一部またはキッチンに隣接した、食品や食器類を収納・貯蔵するための収納スペースのことで、「食品庫」とも呼ばれます。パントリー(キッチンクローク)の間取りには出入り口が一つのウォークインタイプと出入り口が2つあるウォークスルータイプなどがあります。また、扉の有無や棚を設置するなど自由な組み合わせができます。

パントリーを有効に活用するためには、間取りが非常に重要になります。

最も一般的なのは、キッチンの1番奥のスペースに配置する間取りで、使い勝手がよくリビング側からは見えづらいため、生活感を排除しおしゃれな空間を作り出すことができます。

パントリー(キッチンクローク)のメリット
  • 大量の食品や日用品を収納することができる
  • 買い物後の収納動線がよくなる
  • ストックの管理がしやすく、見つけやすくなる
パントリー(キッチンクローク)のデメリット
  • 面積を多くとるため他の空間が圧迫される
  • 設置位置によっては動線が悪くなる
  • 棚の幅によっては使いづらい

パントリー(キッチンクローク)のおすすめ間取り

・広々と開放感のあるキッチン空間にする間取りはこれ!

パントリーを設置することで、食品や食器を収納するだけでなく、冷蔵庫などの家電をパントリー内に収納することができるので、広々と開放感のあるキッチンにすることができます。
デザイン重視で生活感をなくしたい人におすすめの間取りです。

1-1.【30坪台】パントリー(キッチンクローク)の間取り例

・料理をするのを楽にする間取りはこれ!

基本的にパントリーはキッチンに隣接しているため、調理する際に使う材料や調理器具などを簡単に見つけ取り出すことができます。
パントリーにドアや扉を付けないことでさらに勝手よく調理ができるようになります。料理好きの方や大家族の方など料理をたくさん作る人にはおすすめの間取りです。

1-2.【35坪台】パントリー(キッチンクローク)の間取り例

・買い物後の収納を楽にする間取りはこれ!

パントリーを設置することで1週間分の食品や日用品をストックすることができます。家事の時間を手短にすることができるので、共働きの家庭はもちろん大家族の方や一度に大量の買い物をする方におすすめの間取りです。

1-4. 【ウォークスルータイプ】パントリー(キッチンクローク)の間取り例

・子供の成長に合わせて用途を変えたい人はこれ!

パントリーは基本的には食品庫として使われますが、パントリースペースをライフスタイルに合わせて別の用途として使うこともできます。
例えばお子さんが小さい頃はキッチン横のパントリースペースを遊び場として使うことで、料理しながらお子さんをそばで見守ることができます。

1-5.【ライフスタイルに合わせるタイプ】パントリー(キッチンクローク)の間取り例

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1.パントリー(キッチンクローク)の間取り例5選

パントリー(キッチンクローク)を設置した間取り例を、延床の坪数やタイプ別に5つ紹介していきます。

どんな人に人気の間取りか、設置したパントリー・キッチンクロークの費用も記載していますので、是非参考にしてください。

1-1.【30坪台】パントリーの間取り例

キッチンが広々とし、生活感をなくすことができる

こんな人に人気 キッチンを広々と見せたい人
世帯(想定) 夫婦2人
坪数(延べ床面積) 29坪
間取り 2階建て2LDK(+パントリー+土間+フリースペース)
費用 約2,400万円

キッチンの横に大きなパントリーを配置することで大量の食器や食料品が収納でき、キッチン・リビングを広々と見せることができる間取りになっています。この間取りの様なアイランドキッチンの場合は収納スペースが限られるのでパントリーを取り入れることが多いです。

1-2.【35坪台】パントリー・キッチンクロークの間取り例

キッチン裏に設置して料理も楽になる

こんな人に人気 料理好きな人
世帯(想定) 夫婦2人+子供1人
坪数(延べ床面積) 37坪
間取り 1階建て3LDK (+パントリー+ウォークインクローゼット+ランドリールーム)
費用 約1,500万円

キッチン裏に設置されたウォークインタイプのパントリーは、扉をつけないことで料理の合間にも調理器具や食材を勝手よく取り出すことができる間取りになっています。料理をするのが好きで沢山の調味料や調理器具をストックしたい人にはおすすめです。

1-3.【40坪台】パントリー・キッチンクロークの間取り例

キッチンと洗面室が繋がっているウォークスルータイプ

こんな人に人気 家事効率をよくしたい人
世帯(想定) 夫婦2人+子供1人
坪数(延べ床面積) 43坪
間取り 3階建て3LDK(+パントリー+ウォークインクローゼット+シューズクローゼット)
費用 約1,980万円

キッチンの裏側に冷蔵庫も収まるパントリーと家事作業場を一体化した間取りです。水回りへの動線も良いため、料理・洗濯といった家事効率の良い動線が確保された間取りとなっています。

食品ストックや調理家電だけでなく、掃除用品や洗剤なども収納したい場合は、キッチンと洗面室の間に設けるのが良いでしょう。

1-4. 【ウォークスルータイプ】パントリー・キッチンクロークの間取り例

買い物帰宅後から収納までの動線が確保されている

こんな人に人気 買い物後楽に収納したい人
世帯(想定) 夫婦2人+子供2人
坪数(延べ床面積) 32坪
間取り 3階建て3LD以上(+パントリー+小屋裏収納+シューズインクローゼット)
費用 費用 約2,100万円

玄関・パントリー・キッチンの動線が確保されているウォークインタイプの間取りです。買い物帰宅後に大量の食品や日用品を楽に運び収納することができます。

1-5.【ライフスタイルに合わせるタイプ】パントリー・キッチンクロークの間取り例

ライフスタイルに合わせて用途が変えられる

こんな人に人気 お子さんがいる人
世帯(想定) 夫婦2人+子供3人
坪数(延べ床面積) 45坪
間取り 2階建て4LDK(+パントリー+小屋裏収納+ウォークインクローゼット+シューズインクローゼット)
費用 約2,200万円

キッチン横に配置されたパントリーはお子さんが小さい頃は学習スペースとしても使えるようになっています。キッチンで調理しながらお子さんを見守ることができます。パントリーの広さによってはライフスタイルに合わせて違う用途としても使うことができます。

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2.パントリー・キッチンクロークの費用相場

2-1. パントリー・キッチンクロークの費用相場

一般的に1畳分のスペースに棚板・仕切り、ドアをつけると約15万円程度で設置することが出来ます。

できるだけ費用を抑えたい場合は、パントリーのスペースだけを確保し自身で収納棚はDIYし、ドアはカーテンで代用するなど工夫することで設置費用を抑えることもできます。

2-2. パントリー・キッチンクロークの費用シミュレーション

【例】ウォークインタイプのパントリー(棚・ドア付き)

約2畳のドア付きウォークインタイプ。全ての壁面に棚を設置。

合計:約30万円
  • 内装費 約3万円
  • 内部造作費 約15万円
  • 棚 約4万円
  • ドア 約5万円

3. パントリー・キッチンクロークを選ぶ前に!失敗例からわかる注意点

3-1.【計画段階】パントリー内で物が取り出しにくい

奥行きのある棚にしたら、収納したものが取りづらい

1畳分の広さのパントリー壁面奥行きのある棚を設置したら、作業するスペースがあまりなく物が取り出しにくくなってしまいました。また棚の奥にある物が探しづらく、使わないまま忘れてしまうことが多々あります。

注意点:坪数や間取りにあった広さのパントリー・棚を選ぶ

パントリーは、場所に対してぎりぎりに設置すると通路が狭くなり、ものの出し入れに支障が出てしまう可能性もあるので、大きなものでも出し入れしやすいスペースを事前に確保しましょう。棚を設置するためのスペース分と、それにプラスして60cmの空間を確保しておくのが目安です。

パントリーの広さの目安は、主に何をしまいたいのかと、どのように使いたいかにより変わります。

純粋に食品庫として使い、扉を閉めても中で作業できるウォークインタイプのパントリーをつくりたい場合、4人家族なら1畳以上が目安となります。冷蔵庫を収納したり、作業台を取り入れたりしたい場合はその大きさに合わせて広く取ると良いでしょう。

3-2.【設備】換気がうまくされず、パントリー内に湿気や匂いが充満

パントリー内に湿気や匂いがこもり消えない

キッチン裏にドアなしのウォークインタイプのパントリーを設置したのですが、調理後の匂いや湿気がパントリー内に溜まり、なかなか消えなくて困っています。

注意点: 大きさや場所によっては換気扇や窓を付ける

キッチンに隣接しているドアなしタイプの場合、料理後の匂いなどが充満することがあります。また、冷蔵庫をパントリー内に置いた場合、パントリーの外に置いた時よりも熱気がこもりやすくなります。

こういった場合にはパントリー内に換気扇または窓を付けることでパントリー内の空気を入れ替えることができます。

3-3.【お金】棚や扉を付けたら費用が高くなる

便利だけど費用は高くなってしまった

ウォークインタイプのパントリーに扉や棚を設置したのですが、意外と費用がかかりました。

注意点:DIYで理想な棚を設置する

パントリー内の棚の設計・設置をハウスメーカー・工務店でしてもらうとその分の費用がかかってしまいます。

費用をなるべく抑えてパントリーを設置したい場合、収納棚は自身でDIYし、ドアを付けずにカーテンで代用するなど、工夫することをおすすめします。

4.パントリー(キッチンクローク)おすすめのハウスメーカー3つ

4-1.積水ハウス株式会社

積水ハウス株式会社をおすすめする理由は、多様なパントリー建築例があるからです。自由設計にこだわった理想の暮らしを実現することができます。パントリーを取り入れた実績も多く、住宅展示場でも見学することができます。

HIRAYAの季(ひらやのとき)

積水ハウスの「HIRAYAの季 」は、快適さを求めた平屋の住まいづくりが実現できます。庭を感じられるウッドデッキや窓を設け、四季を感じる暮らしが実現できます。平屋の各部屋を回遊できるつくりにも対応してくれるので、ウォークスルーパントリーにするのもおすすめです。

積水ハウス ホームページ

積水ハウスの平均坪単価は93.0万円!実際の費用内訳とやばい口コミ・評判、選んだ理由を大公開!

4-2.住友不動産株式会社

住友不動産株式会社をおすすめする理由は、卓越したデザイン力と技術力があるからです。

数多く経験から他にはない斬新なデザインを提案してくれるので、デザインにこだわりたい方におすすめです。

PREMIUM・J(プレミアム・ジェー)

住友不動産の「PREMIUM・J 」は、美しく研ぎ澄まされた個性が魅力の注文住宅です。キッチンの横に作業台付きのユーリティースペースを設置すれば、パントリーとしても、アイロンがけなどの家事作業スペースとしても活用できます。

住友不動産 ホームページ

住友不動産の平均坪単価は81.8万円!実際の費用内訳とやばい口コミ・評判、選んだ理由を大公開!

4-3.株式会社アイ工務店

株式会社アイ工務店をおすすめする理由は、高品質・高性能を備えた「的質価格」で思い描く理想の暮らしをデザイン・プロデュースしてくれるからです。

大手メーカー約70%の価格を目指しつつ、1mm単位の自由設計で理想の家づくりを実現しています

Ees(イエス)

アイ工務店の「Ees」は、次世代住宅基準「長期優良住宅」に標準対応しています。Ees + αでスキップフロアや太陽光オール家電にもできます。また、限られたスペースでも、大容量の収納力を誇るパントリーの設置も可能。コストパフォーマンスに満足できる注文住宅です。

アイ工務店 ホームページ

アイ工務店の平均坪単価は69万円!実際の費用内訳とやばい口コミ・評判、選んだ理由を大公開!

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まとめ

パントリーがあると、食料品を大量にストックできたり、キッチンをすっきり見せることができたりとても便利で使い勝手が良いキッチンになります。メリットだけでなく、デメリットや注意点もしっかり確認して、理想の住まいづくりを実現してくださいね。

それではおさらいです。

この記事のポイント まとめ

パントリーのある間取りが知りたい
パントリー・キッチンクロークを設置する費用相場は?

一般的に1畳分のスペースに棚板・仕切り、ドアを付けると15万円程度で設置できます。実際のシミュレーションや安く抑える方法は「2.パントリー・キッチンクロークの費用相場」をご覧ください。

パントリー・キッチンクロークの失敗例や注意点は?
  • 【計画段階】パントリー内で物が取り出しにくい
  • 【設備】換気がうまくされず、パントリー内に湿気や匂いが充満
  • 【お金】棚や扉を付けたら費用が高くなる

上記の失敗例からわかる対策を「3. パントリー・キッチンクロークを選ぶ前に!失敗例からわかる注意点」でご紹介しています。

パントリー(キッチンクローク)をつけるならおすすめのハウスメーカーは?
  • 積水ハウス株式会社
  • 住友不動産株式会社
  • 株式会社アイ工務店

おすすめポイントは「4.パントリー(キッチンクローク)おすすめのハウスメーカー3つ」で詳しくご紹介しています。

あなたの住まいづくりの成功に、ぜひこの記事をお役立てください。

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