
「間取りが面白い家」の事例としては、
- 変形した土地の間取り
- 扉の数などが一般的な住宅と異なっている間取り
- 屋根裏に隠れ家のようなシアタールームがある間取り
などが挙げられるでしょう。
間取りが面白い家は、個性的な暮らしが実現するため愛着が湧きやすい一方で、生活動線や日当たりなどに影響が出ることもあるため、実用性とのバランスを取ることが求められます。
- 面白い間取りの実例とアイデア
- 面白い間取りと暮らしやすさを両立するためのポイント
- 面白い間取りの家を建てるコツ
ぜひ最後までご覧いただき、面白い家づくりの参考にしてくださいね。
具体的な間取り図を自分で作成してみたいという方は「間取りシミュレーション」の記事もご覧ください。
1.面白い間取りとは
「面白い間取り」とは、例えば、LDKの形が変わっている、一般的な住宅と設備や扉などの数が異なっている、隠し扉や隠し部屋があるなどの間取りを指します。
このうち、LDKの形が変わっている面白い間取りは変形地や狭小地によく見られ、東京をはじめとした土地の少ない都心に多い傾向があります。
また、時代とともに物件に求められるニーズも変化し、用途の変更などに応じて増改築を繰り返す中で、面白い間取りになることも少なくありません。
面白い間取りの主なメリットは、以下の3点です。
- 愛着が湧きやすい
- 価格が安い
- 個性的な暮らしが実現する
面白い間取りは典型的な間取りとは一味違うことから、愛着が湧きやすい点が挙げられるでしょう。万人受けしにくいため、価格が安い傾向にある点もメリットです。
さらに、用途がよくわからないスペースにデスクを置いてリモートワークに使ったり、家具で仕切ってゆるやかにゾーニングしたりするなど、各自のアイデア次第で個性が光る暮らしが実現する可能性もあります。
2.面白い間取り3選
ここからは、面白い間取りの具体例をご紹介します。
「どう使えばいいの?」と思うような面白い間取りばかりですが、一癖ある間取りこそ、工夫を凝らすことでライフスタイルにフィットした、満足度の高い空間になるかもしれません。
- 台形のパズルのような間取り
- 玄関が2つ!? ウッドデッキでつながる不思議な間取り
- 屋根と天井の間に秘密のシアタールームがある間取り
それぞれの間取りについて解説します。
2-1.台形のパズルのような間取り
※WIC…ウォークインクローゼット
敷地の形に合わせて設計された、ユニークな台形の3階建て住宅です。
LDKや和室は鋭角な空間を活かした配置になっており、パズルのように機能的に組み合わされています。
音楽室やウッドデッキ、ウォークインクローゼットなど、余白の空間を活かした趣味や子育てにも対応できる工夫が随所に見られ、家族の時間をゆったりと楽しめる住まいです。
▶【玄関が2つある】など、あなたに合った間取りを比較する方法はこちら
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2-2.玄関が2つ!? ウッドデッキでつながる不思議な間取り
リビングやキッチンなどの室内からウッドデッキを挟んで屋外に行ける間取りです。
屋外への動線が複数あることで、家族と来客で動線を分けたり、仕事とプライベートをゆるやかに分けたりする使い方ができます。
一見癖が強そうに見えて、実は暮らしの幅が広がる、面白い間取りの一例です。
▶【台形の家】など、あなたに合った間取りを比較する方法はこちら
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2-3.屋根と天井の間に秘密のシアタールームがある間取り
※CL…クローゼット
※WIC…ウォークインクローゼット
平屋住宅にスキップフロアを取り入れ、屋根と天井の間の空間をシアタールームとして活用した贅沢な間取りです。
天井の高さをうまく使い、上部にシアタールームを設けた家は、映画好きにとってまさに夢の隠れ家です。
ほどよいこもり感があり、映画に没入するのにぴったりの空間といえるでしょう。
スキップフロアの立体的な構成が、日常に奥行きとワクワクを添えてくれる間取りです。
▶【シアタールーム】など、あなたに合った間取りを比較する方法はこちら
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ここまでの代表例から、
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3.面白い間取りになりやすいアイデア8選
面白い間取りにするには、以下のようなアイデアを取り入れることがおすすめです。
- 土間リビング
- スキップフロア
- セカンドリビング
- 子どもの秘密基地
- ウッドデッキ
- シアタールーム
- アウトドアストッカー
- 中庭活用によるカーテンレス
それぞれの内容を解説します。
3-1.土間リビング
「土間リビング」とは、タイルやコンクリートを取り入れたリビングのことです。
傷や汚れに強いため、子どもやペットが思いきり遊べるほか、野菜の仮置きや趣味の作業をする場としても適した空間です。
床に高低差ができることで空間にアクセントが加わり、素材の違いが視覚的な変化も生み出します。掃除がしやすく水洗いも可能なため、メンテナンス性に優れた点もメリットといえるでしょう。
機能性とデザイン性を両立し、暮らしの幅が広がる面白い間取りになりやすいアイデアとして注目されています。
▶【土間リビング】など、あなたに合った間取りを比較する方法はこちら
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3-2.スキップフロア
「スキップフロア」は、床の高さに変化をつけることで空間に立体的な広がりを持たせる間取りです。
開放感がありながら空間をゆるやかに区切ることが可能であり、圧迫感を抑えつつ部屋数を増やしたい方におすすめです。
スキップフロアを取り入れることで、暮らしにメリハリと遊び心をプラスできます。
▶【スキップフロア】など、あなたに合った間取りを比較する方法はこちら
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3-3.セカンドリビング
「セカンドリビング」は、文字どおり「第2のリビング」を指します。
2〜3畳程度のスペースでも成立しやすい点や、メインリビングとは異なり来客を意識せず自由に使える点が特徴です。
読書や趣味、リラックスする空間として適しており、メインリビングにいる家族の気配を感じながらも、程よい距離感で自分時間を楽しめます。
遊び心と実用性の両立を叶える、面白い間取りになりやすいアイデアの1つです。
▶【セカンドリビング】など、あなたに合った間取りを比較する方法はこちら
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3-4.子どもの秘密基地
デッドスペースになりがちな階段下のスペースを、子ども専用の「秘密基地」にすることも面白い間取りになりやすいアイデアです。
階段下は、収納場所にするには奥行きが深く使いにくい、書斎にすると足音が気になるといった懸念がありますが、子どもの遊び場や隠し部屋にするとそれらのデメリットは気になりません。
リビング階段と組み合わせれば、家族とのコミュニケーションも取りやすく、空間全体を広く使えるでしょう。
▶【子どもの秘密基地】など、あなたに合った間取りを比較する方法はこちら
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3-5.ウッドデッキ
「ウッドデッキ」は、リビングやダイニングとつながることで開放感を生み出し、アウトドアリビングとして活躍する空間です。
バーベキューやおうちキャンプ、園芸やティータイムなど、家族のコミュニケーションの場としても活躍します。
キッチン周りに配置すればテラスダイニングになるほか、洗濯物干しとしても便利な空間になるでしょう。使い道の選択肢が多い点が、面白い間取りとしての魅力をぐっと引き上げてくれます。
▶【ウッドデッキ】など、あなたに合った間取りを比較する方法はこちら
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3-6.シアタールーム
面白い間取りになりやすいアイデアとして、シアタールームも挙げられるでしょう。防音仕様にすれば深夜でも周囲を気にせず映画やドラマ、アニメを楽しめます。
照明も自分好みに設定でき、映画館のような非日常体験を日常の中で気軽に味わえることが魅力です。暮らしにエンタメ性をプラスする、遊び心あるアイデアとして注目されています。
▶【シアタールーム】など、あなたに合った間取りを比較する方法はこちら
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3-7.アウトドアストッカー
「アウトドアストッカー」は、自転車やキャンプ用品などを保管できる、ガレージや半地下などの空間のことです。
雨風をしのぎながら道具の手入れを行えるだけでなく、アウトドアから帰ってきた際も道具を汚れたまま仮置きできるため、掃除を後回しにできる点が嬉しいポイントです。
家の中から直接出入りできる動線にすれば、収納にとどまらず趣味の空間としても活用できます。使い方が広がる、面白い間取りの1つです。
▶【アウトドアストッカー】など、あなたに合った間取りを比較する方法はこちら
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3-8.中庭活用によるカーテンレス
「中庭」を設けることで、カーテンレス生活が実現します。
中庭の存在によって採光や通風を確保しつつ、道路や隣家からの視線を遮られ、視線を気にせず窓を開け放てます。
中庭の存在が暮らしに明るさと安心感をもたらす、面白くて快適な間取りのアイデアです。
▶【中庭】など、あなたに合った間取りを比較する方法はこちら
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4.面白い間取りと暮らしやすさを両立するためのポイント
面白い間取りと暮らしやすさを両立するための主なポイントは、以下の3点です。
- 暮らしやすい生活動線にする
- 日当たりを考慮する
- 風通しや冷暖房効率に配慮する
それぞれのポイントを解説します。
4-1.暮らしやすい生活動線にする
魅力的な面白い間取りであっても、生活動線が不便だと、徐々にストレスが溜まってしまうでしょう。特に、家事動線は慎重に考える必要があります。
例えば、洗濯機から出した濡れたままの洗濯物を干すため違う階のベランダまで運ばなければならなかったり、キッチンからパントリーまでが遠く、使用頻度の低いものしか収納できなかったりすると、何かと不便です。
注文住宅の間取りは、生活動線を具体的にシミュレーションしたうえで、検討することがおすすめです。
▶【暮らしやすい生活動線】など、あなたに合った間取りを比較する方法はこちら
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4-2.日当たりを考慮する
面白く、かつ暮らしやすい間取りにするためには、日当たりに考慮することも大切です。
特に都市部の住宅については、周囲の建物で日光が遮られてしまうケースは珍しくありません。
日当たりが悪いと家全体が暗くなるだけでなく、洗濯物が乾きにくいというデメリットもあります。日当たりを確保するために、高窓や天窓を設けて効率的に自然光を取り込めるように工夫しましょう。
また、リビングやダイニングなど、特に明るくしたい部屋をなるべく南向きにくるような間取りにすることも、開放感にあふれた明るい住まいにするためのポイントです。
▶【日当たりがよい】など、あなたに合った間取りを比較する方法はこちら
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4-3.風通しや冷暖房効率に配慮する
日当たりと同様に、風通しについても十分に考慮しましょう。
部屋の風通しが悪いと湿気が溜まりやすくなり、ダニやカビが発生する要因になりかねません。通風経路を確保できるように、窓やドア、廊下を配置しましょう。
また、間取りの面白さやオリジナリティーを優先した結果、冷暖房効率が低くなってしまうケースにも注意が必要です。
例えば、開放感を出すために大きな吹き抜けや大開口窓を設置する場合に、冷暖房効率が下がってしまうことがあります。
断熱性や気密性の高い窓を採用したり、シーリングファンや空調設備の配置を工夫したりするなど、快適さと間取りへのこだわりのバランスを保つことが大切です。
▶【風通しがよい】など、あなたに合った間取りを比較する方法はこちら
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5.面白い間取りの家を建てるコツ
最後に、面白い間取りの家を建てるコツを解説します。
- 理想のライフスタイルをリアルにイメージする
- 生活するうえでの優先順位を明確にする
- 複数の実例を見て選択肢を増やす
- 面白い間取りに対応してくれるハウスメーカーを探す
それぞれの内容を解説します。
5-1.理想のライフスタイルをリアルにイメージする
面白い間取りの家を建てるためには、まず「どのような暮らしがしたいか」を具体的に思い描くことをおすすめします。
例えば、アウトドア好きならウッドデッキで食事を楽しめる設計にすれば、毎日がさらに楽しくなるでしょう。
今ある趣味はもちろん、これから挑戦したいこともヒントになります。家族全員でライフスタイルを共有しながら家づくりを進めると、理想に近づける面白い間取りが生まれやすくなります。
5-2.生活するうえでの優先順位を明確にする
家づくりを進める際は、生活するうえでの優先順位を明確にしておくことも重要です。
例えば、家事のしやすさや家族とのコミュニケーションの取りやすさ、子どもの様子が見守れることなど、自分たちにとって大事なことを3つほど挙げておくと、間取りの方向性がブレにくくなります。
優先順位を明確にすることで、見た目だけでなく暮らしやすさも兼ね備えた面白い間取りを実現しやすくなるでしょう。
5-3.複数の実例を見て選択肢を増やす
複数の事例を見て、選択肢を増やしておくことも大切です。
多くの情報を集めておくことで、自分たちに合った間取りをイメージしやすくなります。
ハウスメーカーのサイトなどで施工例をチェックし、気に入ったものがあれば保存しておくと、後のプランづくりに役立ちます。難しく考えすぎず、楽しみながら行うとよいでしょう。
5-4.面白い間取りに対応してくれるハウスメーカーを探す
住みやすくて面白い間取りの家づくりを実現するには、自分たちの理想を叶えてくれるハウスメーカーを選ぶことが重要です。
間取りの提案力やコンセプトは会社ごとに異なるため、「楽しそう」「共感できる」と感じるかどうかが判断のポイントになります。
施工事例やモデルハウスを見たり、実際に話を聞いてみたりしながら、イメージや理想に共感してくれるハウスメーカーを探しましょう。
注文住宅は、自分の好きなように家を建てられる点が大きな魅力です。
半面、1からすべてを決めなければならないので、プランを決めるだけでも半年以上かかるのが一般的です。
時には無料サポートサービスも活用しながら、一生に一度あるかないかのマイホーム購入を楽しく進められるよう事前に準備しておきましょう。
まとめ
「面白い間取り」とは、例えばLDKの形が変わっていたり、一般的な住宅と設備や扉などの数が異なっていたり、隠し扉や隠し部屋があるなどの間取りを指すことが多いといえます。
面白い間取りの家は、一般的な住まいとは異なる個性があり、愛着が湧きやすい点が魅力です。土間リビングやスキップフロア、セカンドリビングなどを取り入れることで、面白く個性あふれた間取りに仕上がるでしょう。
ただし、デザイン性を優先しすぎると生活動線や日当たり、冷暖房効率などに影響が出る可能性もあるため、実用性とのバランスを取ることが大切です。
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