ホテルのような非日常感と高級感、そして、過ごしやすさを兼ね備えた、ホテルライクな注文住宅を建てたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
実際のところ、ホテルライクな注文住宅を建てることは、そう難しいことではありません。次のコツを押さえることで、ホテルのような家づくりを実現できます。
内装 | 余裕のある空間を確保する |
---|---|
色や質感を統一する | |
大容量の収納スペースを確保する | |
照明の種類と数を増やす | |
専門家に相談する | |
リビング | 家電は最低限のもののみ配置 |
寝室 | ローアングルを活かした家具配置 |
玄関 | 縦横に余裕のある空間とアートを演出 |
階段 | スケルトン&カーブを採用 |
水回り | 間接照明と設備グレード |
外観 | 外壁にタイルやレンガを使う |
凹凸の少ないシンプルな形状を選ぶ | |
外構とトータルコーディネートする |
また、ホテルライクな住宅に仕上がるハウスメーカーや住宅商品を知っておくことも大切です。
この記事では、ホテルのような注文住宅を建てる際に知っておきたいコツを、内装・空間・外観別に解説し、おすすめのハウスメーカー・住宅商品の特徴までご紹介いたします。
ぜひご覧になり、ホテルライクな注文住宅を完成させてください。
家づくりの際のイメージの決め方について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
Contents
1.【内装】ホテルライクな注文住宅を完成させるコツ
まずは、内装に関するコツを見ていきましょう。
- 余裕のある空間を確保する
- 色や質感を統一する
- 大容量の収納スペースを確保する
- 照明の種類と数を増やす
- 専門家に相談する
それぞれの詳細を説明します。
1-1.余裕のある空間を確保する
ホテルによっても異なりますが、ラグジュアリークラスのホテルなら、天井は高めで、床や壁も広々としていることが一般的です。
注文住宅をホテルライクに仕上げる場合も、ラグジュアリーホテルと同じく、天井は高めをセレクトし、床は半分以上に家具を置かずに空けておくようにしましょう。
また、玄関やリビングに吹き抜けをつくることでも、天井や壁に余裕が生まれ、ラグジュアリーホテルのように演出できます。床には余計なものを置かず、必要な家具やフロアライトだけに限りましょう。
1-2.色や質感を統一する
家具の色や質感を統一することも、大切なポイントです。
統一するとスタイリッシュに見えるだけでなく、空間がすっきりと見え、実際以上に広く感じられます。
たとえば、マホガニーやオークなどのダークブラウンの家具を置くときは、室内のすべての家具をダークブラウンで統一しましょう。
木材の種類も統一すると、すっきりとした空間に仕上がります。
また、木製家具を置く場合は、フローリングの色も統一することで、さらにおしゃれな空間が完成します。
1-3.大容量の収納スペースを確保する
ホテルライクな空間には、生活感のあるものはできるだけ置かないことが大切です。
たとえば、掃除機や室内干し用のハンガースタンドなどの家事用品は、生活に欠かせないアイテムですが、生活感が出てしまいます。
大容量の収納スペースを確保し、生活感のあるものはすべて収納できるようにしておきましょう。
収納スペースは、空間ごとに必要です。玄関には十分数の靴類と傘などが入るシューズクローゼット、キッチンには広めの収納棚やパントリー、寝室にはすべての衣類を収納できる大型クローゼットやウォークインクローゼットがあるとよいでしょう。
1-4.照明の種類と数を増やす
従来の日本家屋では、ひとつの部屋にひとつの照明がスタンダードでした。現在でも、部屋の中央に大きなペンダントライトやシーリングライトを取り付け、昼白色や昼光色のホワイト系の明るさに仕上げることがあります。
しかし、ホテルライクな家づくりを目指すなら、照明器具はひとつのみという状態や、ホワイト系の照明のみという状態は望ましくありません。天井埋め込み型のダウンライトや、壁に取り付けるブラケット照明などの間接照明も導入し、照明の種類と数を増やしてください。
フロアスタンドやミニスタンド、卓上ランプなども置けば、さらに照明の種類と数が増え、よりスタイリッシュでホテルのような空間に仕上がります。間接照明の電球には、電球色や温白色などのオレンジ系の色味のものを選ぶと、さらにおしゃれ度がアップします。
1-5.専門家に相談する
一般的に、家は3回建てないと理想どおりには仕上がらないといわれています。
しかし、多くの人が家を建てるのは人生で一度きり。多くても2回程度でしょう。
「注文住宅全体をホテルライクに仕上げたい」という願望があるのであれば、自分たちだけで考えるのではなく、経験豊富な注文住宅のプロに意見をあおぐことも重要です。
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2.【空間別】ホテルライクに見せるポイント
ホテルライクな注文住宅を実現するためには、空間ごとにポイントを押さえて生活感を排除していくことも重要です。
ここでは、リビング、寝室、玄関、階段、水回りに分けて解説します。
2-1.【リビング】家電は最低限のもののみ配置
リビングがホテルライクなら、住宅の内装全体がホテルライクに見えます。リビングの内装を、ラグジュアリーホテルの内装に近づけてみましょう。
たとえば、ラグジュアリーホテルの室内には、必要最低限の家電しか置かれていません。自宅のリビングも、エアコンやテレビ、ビデオデッキなどの最低限の家具だけ厳選してください。
リモコンやスマホの充電ケーブルといった小物もホテルのように引き出しに入れたり、専用ボックスを用意して1箇所にまとめたりしてはいかがでしょうか。
2-2.【寝室】ローアングルを活かした家具配置
天井高を高く見せることで、空間をラグジュアリーに演出できます。
しかし、実際に天井を高くする必要はありません。
ベッドなどの低い家具を置く寝室なら、ローアングルにまとめることで、天井を高く見せることが可能です。
たとえば、衣類やこまごまとしたものはすべてクローゼットに収納し、ベッドやサイドテーブルなどの必要最低限の家具は、すべて低いものを選びましょう。
視線が低くなることで、相対的に天井が高く見え、ホテルのようなゆとりのある空間に仕上がります。
2-3.【玄関】縦横に余裕のある空間とアートを演出
玄関は住宅の顔です。
玄関に入った瞬間に広々とした空間が広がるなら、それだけでラグジュアリーな印象を与えるでしょう。
建物の床面積にもよりますが、できれば広い玄関ホールを確保するようにしてください。
横に広いだけでなく、縦の広がりも大切なポイントです。玄関ホールが吹き抜けなら、スペースが狭くても空間に余裕が生まれ、ホテルライクな印象に仕上がります。
また、シューズクローゼットを設置すれば、玄関に靴や傘などの生活感が出るものを置かずに済みます。ウォークインタイプのシューズクローゼットなら、アウトドア用品や外遊びグッズも片付けられ、玄関の印象をさらにホテルライクに仕上げられるでしょう。
玄関ホールや玄関から続く廊下に、絵画や陶器などの美術品を飾るのもおすすめです。おしゃれで家の雰囲気にあったポスターや造形に優れた花瓶などでも、玄関まわりの空間が華やぎます。
2-4.【階段】スケルトン&カーブを採用
スケルトン階段を設置すると、一気に屋内がホテルライクな雰囲気になります。
ストレートタイプでもよいのですが、らせん階段やカーブがあるデザインの階段のほうが、よりスタイリッシュな印象になるでしょう。
スケルトン階段は蹴込板(けこみいた)がないため、光を遮りにくく、空間の明るさを維持できるメリットがあります。アイアンの手すりを取り付ければ、スタイリッシュさと安全性を両立でき、さらにホテルらしい雰囲気に仕上がります。
2-5.【水回り】間接照明と設備グレード
水回りに昼光色の電球を選ぶと、青白い空間が完成します。清潔感のある印象になりますが、ホテルらしいラグジュアリーな雰囲気からはかけ離れてしまいます。
水回りの照明を選ぶときは、温白色などの暖かみのある電球を選択しましょう。メインライトとして昼白色などの白っぽい電球を選ぶときは、間接照明として電球色・温白色などのオレンジ系の電球を組み合わせるようにしてください。
また、洗面台や便器、ユニットバスなどの水回り設備は、ハイグレードなものを選ぶとホテルライクに仕上がります。
とりわけ洗面台ユニットは、グレードが高ければ高いほどスタイリッシュなデザインが多いです。好みのデザインが見つからないときは、洗面ボウルと水栓、収納を別々に組み合わせることもおすすめです。
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3.【外観】高級ホテルのような家にするコツ
次のコツを実践することで、内装だけでなく外観もホテルライクに仕上がります。
- 外壁にタイルやレンガを使う
- 凹凸の少ないシンプルな形状を選ぶ
- 外構とトータルコーディネートする
それぞれのコツを解説します。
3-1.外壁にタイルやレンガを使う
外壁に、サイディングボードを選択する方は多いです。工事が短期間で済むだけでなく、費用も抑えやすいというメリットがありますが、ホテルの重厚感を表現するのは難しいかもしれません。
重厚感と高級感を併せ持つ外観を目指すなら、外壁にタイルやレンガを採り入れてみましょう。外壁全体でなくても、玄関まわりなどの一部にのみタイルやレンガを使うだけでも、ホテルライクに仕上がります。
3-2.凹凸の少ないシンプルな形状を選ぶ
都会のアーバンシックで、ハイクラスなホテルを思い浮かべてみてください。細部のデザインは異なるものの、全体的に凹凸の少ない四角いフォルムであることが多いのではないでしょうか。
ホテルライクな外観を目指すなら、建物の形状は凹凸の少ないシンプルなものを選びましょう。凹凸を減らすことでコストを抑えられるため、その分、タイルやレンガなどの外壁や、次に紹介する外構に費用をかけるのもおすすめです。
3-3.外構とトータルコーディネートする
ホテルライクに仕上げるなら、内装は色味や質感、デザインに統一感を持たせることが基本です。
エクステリアも同様です。外構と建物はトータルコーディネートして、統一感のある住宅に仕上げましょう。
注文住宅の設計段階で、担当者と何度も話し合い、外構と建物のデザインも決めておくことが大切です。
内装や建物自体も大切ですが、ぜひ外構にもこだわり、バランスの取れた外観に仕上げてください。
4.ホテルライクな注文住宅の間取り例
各空間にゆとりを持たせた3LDKの間取り例
延床面積 | 約98平米(約30坪) |
---|---|
部屋数 | 3LDK+土間収納+インナーバルコニー |
世帯人数(想定) | 夫婦、子供1人 |
ホテルライクな間取りにするなら、床面積に対して少なめの部屋数にすることがポイントとなります。
とりわけ玄関や廊下、リビングはゆったりとした空間を確保してください。また、各部屋にも収納スペースを設け、すっきりと片付けられるようにしておくことも大切です。
ホテルライクな間取り図を集めるなら、実際にハウスメーカー・工務店があなたのために作成した間取り図を集めるのが一番!
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5.ホテルライクな注文住宅を仕上げるハウスメーカー&商品
ホテルライクな内装・外観が標準仕様となっている住宅商品を選ぶと、簡単にホテルライクな住宅に仕上げられます。
最後に、ホテルのような内装・外観の住宅商品を持つハウスメーカーとおすすめ住宅商品を3つ、厳選して紹介します。
5-1.三菱地所ホーム「ORDER GRAN」
三菱地所ホームの「ORDER GRAN」は、世界にひとつだけの住宅をつくるオーダーメイドの商品です。
生活感を排除しつつも暮らしやすさを追及し、ホテルライクでスタイリッシュなライフスタイルを実現します。
たとえば生活感の出やすいキッチンや浴室も、海外メーカーなどの設備を導入することで、おしゃれに仕上げます。こだわりを形にしたい方は、ぜひ相談してみましょう。
引用元:三菱地所ホーム 公式HP
5-2.積水ハウス「鉄骨1・2階建て」
積水ハウスの「鉄骨1・2階建て」は、伝統とモダンを無理なく融合させたデザインが特徴の商品です。
セラミックの外壁基材を、強く柔軟な鉄板と鋼製フレームで補強した「セラブリッド」が用いられ、おしゃれさと強靭さを両立しています。
窓が大きく、採光に優れるのも特徴です。大きく張り出した庇が、プライバシーを守ってくれるため、開放感と安全性も両立できます。
引用元:積水ハウス 公式HP
5-3.ミサワホーム「CENTURY Primore」
美しさと普遍性の調和を実現したのが、ミサワホームの注文住宅「CENTURY Primore」です。
優れた耐震性と耐久性で、百年先を見据えた住宅を完成させます。
ホテルらしい重厚感のある内装・外観にこだわる方も、ぜひ「CENTURY Primore」をチェックしてみてください。
引用元:ミサワホーム 公式HP
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まとめ
建売住宅や分譲マンションと比べると、注文住宅は自由度が高く、家族の好みを反映しやすい点が特徴です。
しかし、自由度が高い分、どのような設備やデザインを選べばよいのか迷うポイントも多く、ホテルライクを目指しても生活感あふれる仕上がりになることがあります。
紹介したポイントに注目すると、コストを抑えつつもホテルらしいラグジュアリーな内装・外観に仕上げることが可能です。
また、ホテルライクな内装・外観を得意とするハウスメーカーや住宅商品を選ぶことでも、ホテルらしいスタイリッシュな注文住宅を完成できます。
この記事のポイント
たとえば、内装を考える際には以下の点に注目しましょう。
- 余裕のある空間を確保する
- 色や質感を統一する
- 大容量の収納スペースを確保する
- 照明の種類と数を増やす
- 専門家に相談する
この記事では、内装、空間、外観別に、ホテルライクな注文住宅を完成させるコツをご紹介しています。
ホテルライクな間取りにするなら、床面積に対して少なめの部屋数にすることがポイントとなります。
具体的な間取り例は「4.ホテルライクな注文住宅の間取り例」で紹介しています。
この記事では、以下のハウスメーカーと住宅商品をおすすめとしてピックアップしています。
ぜひ「5.ホテルライクな注文住宅を仕上げるハウスメーカー&商品」で詳細を確認してみてください。
- 三菱地所ホーム「ORDER GRAN」
- 積水ハウス「イズ・ロイエ」
- ミサワホーム「CENTURY Primore」
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