おしゃれで落ち着く寝室にするためのポイントとしては、あらかじめ配置する家具を決めておいたり、収納計画を立てておいたりすることが挙げられます。
この記事では、おしゃれで落ち着ける寝室にするための情報を集めている方に向けて、寝室に関する以下の内容を解説します。
- 寝室のレイアウトのポイント
- 落ち着く寝室づくりのコツ
- おしゃれな寝室のアイディア
ぜひ最後までご覧いただき、理想の家づくりの参考にしてください。
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注文住宅の間取りを決める前にやるべきことを知りたい方は「注文住宅の間取りの決め方」の記事もご覧ください。
Contents
1.寝室の間取りの決め方
注文住宅を設計する際、寝室の間取りは、ベッドを基準に決めるとよいでしょう。設置する予定のベッドの台数やサイズ、向きを基準として、どの程度の間取りが必要かを決めます。
寝室に窓を設ける場合は、ベッドの位置や向きから逆算して、日光の影響を受けにくいように工夫しましょう。日光の影響が大きい東向きの窓や大きな窓は、寝室にはあまり適していません。
また家の中で寝室の配置を決める際は、駐車場やお風呂・トイレ・キッチンなどの水回りのスペース、リビングなど、音が出る場所から離すこともポイントです。
2.【広さ別】寝室のレイアウトのポイント
寝室の広さ別に、それぞれのレイアウトのポイントをご紹介します。
2-1.寝室に最低限必要なのは4.5畳
4.5畳の寝室には、シングルベッド2台もしくはダブルベッド1台が入るものの、ベッドだけでスペースがいっぱいになってしまう広さです。
その他の家具を置くのは難しく、場合によってはドアの開閉もスムーズにできない可能性があります。ベッドの大きさや配置によっては、引き込み戸など引き戸にすることを検討する余地があるでしょう。
▶【4.5畳寝室の間取り】など、自分の理想を叶える方法をチェック
2-2.6畳の寝室はベッドのみなら十分な広さ
シングルベッド1台やダブルベッド1台など、ベッドのみを置く場合は十分な広さです。シングルベッド同士をくっつける場合は両側に小さなサイドテーブルも置けますが、大型の家具やインテリアを置くにはやや手狭でしょう。
しかし、ベッド以外の家具をほとんど置かない場合は若干の余白が生まれるため、リラックスして過ごせます。
本来、ベッドは壁から離して部屋の中央に置いたほうが、就寝中に開放感を得られます。ただし、6畳とあまり余白がない寝室では、ベッドを壁の部屋の中央ではなく、壁につけたほうがゆとりのある配置になるでしょう。とくに、部屋の奥のコーナーにベッドを配置すると全面に余裕ができ、部屋が広く感じられます。
また、部屋の面積に対してベッドの面積が占める割合が高いため、ベッドの高さはなるべく抑えることがポイントです。ベッドの高さが低いと、寝室に入ったときに室内を見渡せるため、わずかですが部屋を広く見せられます。
▶【6畳寝室の間取り】など、自分の理想を叶える方法をチェック
2-3.2人で使うなら8畳以上の寝室がおすすめ
夫婦2人で寝室を使う際は、8畳以上の広さがおすすめです。シングルベッド2台あるいはダブルベッド1台に加えて、収納家具も余裕を持って配置できます。2台のシングルベッドを離して配置しても通路のスペースは確保できます。必要な生活動線を、しっかりと確保したレイアウトにしましょう。
大きなベッドと小さめの家具という組み合わせや、コンパクトなベッドとワークスペースの設置など、自分たちのライフスタイルや好みに応じてレイアウトを考えられます。
▶【8畳寝室の間取り】など、自分の理想を叶える方法をチェック
2-4.10畳の寝室なら複数の家具を置いても余裕がある
寝室に書斎やリビングのような用途を求める場合は、10畳以上の広さが適しているといえるでしょう。10畳の広さがあれば、ベッド以外に小さめのソファーやテーブルなどの複数の家具を置いても余裕があります。ただし、寝る以外の使い方をしない場合は、広さを持て余す可能性が高いでしょう。
10畳の寝室で広さがあるがゆえに寂しい空間に見えてしまうときは、ラグを敷くことをおすすめします。ラグを敷くことで全体がまとまった印象になったり、ゾーニングが明確になったりします。
▶【10畳寝室の間取り】など、自分の理想を叶える方法をチェック
3.快適な寝室のポイント
寝室を快適な状態に保つために、以下の3点のポイントを押さえておきましょう。
- 風通しがよく快適な室温が保たれている
- 適度に明るい
- 外の音や室内の音が気にならない
各ポイントを解説します。
3-1.風通しがよく快適な室温が保たれている
風通しがよく快適な室温が保たれていることは、過ごしやすい寝室の条件の1つです。
質のよい眠りのためには、室内をちょうどよい風が通り、温度や室温が適切に保たれている必要があります。
ベッドが窓際に置かれていると、外の暑さや寒さの影響を大きく受けてしまうため、窓とベッドは少なくとも50センチは離したほうがよいでしょう。
また、寝室は湿気が溜まりやすい場所であるため、通気性にも気を配る必要があります。
3-2.適度に明るい
適度に明るいことも、快適な寝室には欠かせないポイントです。窓から入る日光がまぶしすぎたり、室内の照明が明るすぎたりすると睡眠の質が低下する原因となり得ます。
寝室の窓については、ベッドに直射日光が強く差し込まないように、位置や形を慎重に検討する必要があるでしょう。
3-3.外の音や室内の音が気にならない
寝室は、外や室内の音が気にならないことも重要です。寝室の隣にリビングがあったり、廊下と寝室が近すぎる位置にあったりすると、部屋の外の話し声や雑音が気になってしまう可能性があります。
寝ている間に、何かしらの音が聞こえていると、入眠が妨げられてしまうでしょう。寝室の音が外に筒抜けになるのも防ぐ必要があります。
外の音が聞こえにくく、室内の音が外に漏れにくい、寝室の間取りを意識することをおすすめします。
ここまで、快適な寝室のポイントをご紹介しましたが、実際に家を建てる際には
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- 経験豊富なプロと会話して、間取りのバランスを決めたい
という方もいるのではないでしょうか。
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4.落ち着く寝室づくりのコツ
落ち着く寝室づくりのコツは、主に以下の4点です。
- 寝室はリビングなどの人が集まる場所から離す
- あらかじめ配置する家具を想定しておく
- 給気扇の位置を工夫する
- 収納計画を立てる
それぞれの内容を解説します。
4-1.寝室はリビングなどの人が集まる部屋から離す
寝室は、リビングなどの人が集まる部屋からは離すことが鉄則です。寝室がリビングから近い場所にあると、生活リズムが異なる家族がいる場合、寝室で寝ようとしたときにリビングから聞こえる話し声やテレビの音などで眠れないことがあります。
家の間取り的に仕方のない場合もあるものの、基本的には、団らんの場であるリビングと、プライバシー性の高い寝室の距離は離すことが望ましいでしょう。
家の間取りの都合上、どうしても寝室とリビングが隣り合ってしまう場合は、壁に遮音材を入れたり、部屋と部屋の間に収納を設けたりするなど対策することをおすすめします。
2階建ての場合、寝室の真下や真上にリビングや子ども部屋となるのも避けたほうがよいでしょう。とくに上の階の足音は下の階に響きやすく、寝るときに気になってしまうことがあります。
4-2.あらかじめ配置する家具を想定しておく
ベッドを含め、あらかじめ寝室に配置する家具のサイズなどを想定しておくことも大切です。寝室にベッドを搬入する際、寝室までの搬入経路が確保できていないと、「ベッドのフレームを寝室に入れられなかった」というような事態になりかねません。
またベッド以外の家具についても、搬入の順番や配置場所を事前に計画しておく必要があります。
4-3.収納計画を立てる
落ち着く寝室にするためには、家の設計段階から収納計画もしっかり立てておくことが必須です。
寝室は、着替える行為と連動した空間であるため、収納スペースがしっかり確保できていないと寝室に衣服が山積みになったり、市販のハンガーラックを入れたりして、雑然とした空間になってしまいかねません。
収納計画を幅広く検討されたい方、ロフトや屋根裏の有効活用を検討される方へ、収納としても活躍するロフトと屋根裏部屋のメリット&デメリット、おすすめ間取りを以下の記事にて紹介しています。
4-4.給気扇の位置を工夫する
給気扇の位置を工夫することも、落ち着く寝室づくりにおいては欠かせないポイントです。給気扇は外気を取り入れるため、ベッドの近くにあると冬の寒い日には頭や足下が冷えてしまいます。給気扇が壁の高い位置にある場合でも、冷たい空気は重く下りてくるため、寒さを感じることに変わりはありません。
設計段階から、寝室に置くベッドの大きさや向きを考慮し、影響が少ない場所に給気扇を設置するようにしましょう。
また、寝室の下にトイレやキッチン、浴室などがある場合、その換気扇が寝室の給気扇の真下にこないようにすることも重要です。トイレやキッチンの匂いや浴室の湿気が寝室に入ってきてしまうと、気になってよく眠れない可能性があります。
検討する間取り、条件だと、実際の予算はどのくらいになるだろうか、と考える方もいるかもしれません。
そんなときは、複数のハウスメーカーや工務店のプランを比較するなどして、相場感をまずは見てみることをオススメします。ご心配ごとをハウスメーカー出身のアドバイザーに相談してみることもできますよ。
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5.おしゃれな寝室レイアウトのアイディア
ここからは、おしゃれな寝室レイアウトの具体的なアイディアをご紹介します。
5-1.圧迫感のない目隠しの壁でゾーニングする
寝室に小型のデスクと椅子を置くような場合、圧迫感のない高さの目隠し壁でゾーニングするのがおすすめです。なんらかの目隠しがないと、ベッドで横たわっていても、パソコンなどが目に入り、落ち着かない気分になることも考えられます。
しかし、このように緩やかに領域を分けることで、完全に別の部屋にしなくてもベッドに入るときには眠ることに集中できます。
5-2.床の材質を変えて空間を切り替える
寝室の横にウォークインクローゼットがあるような場合、床の材質を変えることで空間を切り替えられます。それぞれ、空間としては続いているものの、床の仕上げを変えることで、空間の違いを明確にすることが可能です。
たとえば、寝室の床は落ち着いた色味のフローリングを用いて、クローゼット側は明るいタイルで仕上げるといったように、床材も色味も変えると違いがわかりやすくなります。
5-3.中庭に面した開放感ある空間にする
中庭がある注文住宅の場合、寝室を中庭に面した配置にすると、開放感に溢れたおしゃれな空間になります。中庭に面した掃き出し窓からは青々とした芝生が見え、まるで屋外にいるかのような雰囲気を味わえるでしょう。
5-4.ワークスペースを設けて多機能な部屋にする
寝室にワークスペースを設けて、多機能な部屋にするのも人気です。プライベート空間である寝室の一角のワークスペースでは、リラックスしながら読書をしたりパソコンで作業をしたりすることが可能です。
寝室との間に壁を設け、仕切りをつくることで、それぞれのスペースの切り替えもできます。
ワークスペースの配置、間取りを検討されている方に、「寝室の一部にデスクを設置する間取り例」も以下の記事内でご紹介しています。
6.寝室オプション費用の目安
ここからは、寝室にウォークインクローゼットを設置したり、可動式間仕切りを取り入れたりするような場合のオプション費用の目安を確認しましょう。
6-1.ウォークインクローゼット
- ウォークインクローゼット:約20万円〜
ウォークインクローゼットとは、大人が歩けるスペースのクローゼットのことで、大容量の衣類を収納できます。
普通のクローゼットでは、クローゼットから洋服を取り出し寝室で身支度をする必要があります。寝室で家族が寝ている場合、起こさないように気を遣わなければなりません。
しかし、ウォークインクローゼットであれば、クローゼット内で着替えが完結します。なお、ウォークインクローゼットの設置にはスペースとコストがかかることに注意が必要です。
ウォークインクローゼットを詳しく知りたい方へ、以下の記事でウォークインクローゼットのメリット&デメリットと、おすすめの間取りをご紹介しています。
6-2.可動式間仕切り
- 可動式間仕切り:約2万〜8万円
可動式間仕切りとは、自由に取り外したり動かしたりできる、部屋と部屋とを区切るものです。簡単に間仕切りを移動でき、1つの大きな部屋を2部屋に分けられたりレイアウトを変えられたりします。
可動式間仕切りのもう1つのメリットとしては、プライバシーの確保ができる点が挙げられます。可動式間仕切りの活用によって個人の空間が生まれ、家族に気を遣わずに過ごせるようになるでしょう。
寝室の一部にワークスペースや書斎などを設ける際も、可動式間仕切りを使うと寝室とワークスペースを簡単に区切ることが可能です。
6-3.間接照明
- 間接照明:約8万円〜
間接照明とは、壁や天井に反射した光で部屋を照らす照明のことです。空間全体を直接照らす直接照明とは違い、ムードのある部屋を演出するのが特徴です。
また、部屋の一部のみを照らすことにより空間に陰影が生まれ、部屋を広く感じる効果もあるとされます。
6-4.トリプルガラス
- トリプルガラス:8畳の寝室の場合、約4万円~
3枚のガラスと2層の空気層でできている複層ガラスを、トリプルガラスと呼びます。2枚のガラスで構成されたペアガラスよりも空気層が多くなるため、高い断熱性能を持つほか、結露を解消する効果もある点が魅力です。とくに、寒冷地でよく使用されるガラスです。
ここまでの代表例から、
好みのイメージは見つかりましたか?
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まとめ
注文住宅を建てる際、寝室の間取りはベッドの台数やサイズなどを基準に決めることが一般的です。その上で、寝室を純粋に寝るための場所とするか、書斎やセカンドリビングのような用途を求めるかによって、それぞれの家族に適した広さを決めることをおすすめします。
落ち着くおしゃれな寝室にするには、事前に配置する家具を決めておく、収納計画を立てておくといったことが大切です。どのような家具が置かれた寝室で、どのように過ごしたいかを、明確にイメージしておきましょう。ぜひこの記事を参考に、快適に過ごせる寝室づくりを実現してくださいね。
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