ハウスメーカー・工務店の選び方!満足いく注文住宅のためのチェックポイント

ハウスメーカーの選び方 流れやチェックポイント解説

「注文住宅で新築の家を建てたい!」と思って情報収集をしていると、ハウスメーカーや工務店のバリエーションの多さに、どこのハウスメーカー・工務店で家を建てればよいか、選び方に迷ってしまうという方も少なくないでしょう。

ハウスメーカー・工務店選びの流れ

ステップ1:ハウスメーカー・工務店の方向性を決める
ステップ2:ハウスメーカー・工務店を複数社選ぶ
ステップ3:住宅展示場でモデルハウスを見学し、複数社の住宅プランや見積もりを比較する

家づくりの成功の秘訣は「ハウスメーカー・工務店選びが成功するか」にかかっていると言っても過言ではありません。

この記事では、注文住宅のハウスメーカー・工務店選びでなかなか決断できず困っている方に向けて、ハウスメーカー・工務店を選ぶ際の流れやフローチャート、チェックポイントなどについて詳しく解説します。

せっかく理想のマイホームを手に入れるのですから、ハウスメーカー・工務店の選び方のコツを知って、楽しみながら家づくりの計画を進めてくださいね。

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なお、注文住宅でおすすめの大手・中堅・ローコスト別について知りたい方は「ハウスメーカーを比較」の記事もご覧ください。

1.注文住宅やハウスメーカー・工務店選びの流れ

まずは、注文住宅を建てる際のハウスメーカー・工務店の選びの流れを把握しておきましょう。

ハウスメーカー・工務店を選ぶ際には、以下の流れを意識してください。

注文住宅やハウスメーカー・工務店選びの流れ

ステップ1:ハウスメーカー・工務店の方向性を決める
ステップ2:ハウスメーカー・工務店を複数社選ぶ
ステップ3:住宅展示場でモデルハウスを見学し、複数社の住宅プランや見積もりを比較する

多くの場合、実際の住宅プランや見積もりをもらうには、住宅展示場や電話・メールなどで直接ハウスメーカー・工務店の営業担当者にコンタクトを取る必要があります。

しかし、一度ハウスメーカー・工務店の営業担当者とコンタクトを取ると、その後の営業トークやしつこい電話がないか心配になってなかなか踏み切れないという方も多いです。

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お家のいろは コラム
土地はいつ探すべき?

家を建てるための土地がない場合は、土地の探し方にも気を配る必要があります。

土地探しのタイミングは、ハウスメーカー・工務店選びと同時がよいです。

土地探しとハウスメーカー・工務店選びを同時進行すべき理由
  • ハウスメーカー・工務店の中には、注文住宅用の土地を取り扱っていることがあるから
  • 土地を先に決めると「土地に予算を割きすぎて、住宅の工事費にお金がかけられなくなってしまう」という失敗事例もあるから
  • ハウスメーカー・工務店の中には、「建築条件付土地」を用意していることがあるから

希望の住宅プランに合った土地をハウスメーカー・工務店側が提案してくれることもあるため、土地購入予定の方はハウスメーカー・工務店にも相談してみましょう。

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2.ハウスメーカー・工務店の方向性を決める方法【フローチャート】

ここでは、1章でご紹介したハウスメーカー・工務店選びの流れ「ステップ1:ハウスメーカー・工務店の方向性を決める」について、具体的な方法を解説します。

ハウスメーカー・工務店は全国に数万社あるといわれているため、ある程度方向性を絞って探し出したほうが、スムーズに自分に合ったハウスメーカー・工務店を見つけられますよ。

まず押さえておきたいのが、優先する内容によって、建築依頼先に選ぶべきハウスメーカー・工務店の方向性が異なるということ。

優先する内容とハウスメーカー・工務店の方向性例
  • 「安心感」を優先したい → 大手ハウスメーカー
  • 「性能」を優先したい → 高性能ハウスメーカー
  • 「トータルバランス」を優先したい → 中堅ハウスメーカー
  • 「予算」を優先したい → ローコストハウスメーカー

以下のフローチャートを参考に、自分たちの要望と向いているハウスメーカー・工務店の方向性を整理してみてください。

ハウスメーカー・工務店の方向性フローチャート

以下より、各方向性の特徴や向いている方の特徴、実際のハウスメーカー・工務店例をお伝えします。

2-1.「安心感」を優先したい:大手ハウスメーカーの注文住宅

「安心感」を優先したい:大手ハウスメーカーの注文住宅 イメージ

大手ハウスメーカーの特徴

大手ハウスメーカーに分類されるようなハウスメーカー・工務店は、企業としての安定感が家づくりにも感じられる点が魅力です。

例えば、大手ハウスメーカーによっては自社工場である程度の工程を済ませ、現場での作業を最小限にとどめていることがあります。
これにより、工事の進行が天気によって左右されにくくなり、完成が予定よりも遅れてしまうリスクを抑えることができます。
また、人件費を抑えられるので、より高いコストパフォーマンスを実現することもできます。

資材の品質を管理する人がいることも多いので、1邸ごとに住宅品質が大きく異なるということも少ないでしょう。

アフターサービスが充実している企業も多いです。
新築住宅を建てる際には、どのハウスメーカー・工務店にも「瑕疵担保責任」が課せられ、引き渡し後10年間は、欠陥や不具合に対し売主に適切な修繕あるいは損害賠償を請求できます。

しかし、多くの大手ハウスメーカー・工務店では、20~60年以上など、瑕疵担保責任以上の保証期間を設けています。

大手ハウスメーカーに向いている人の特徴

  • 企業としての安定感に安心できる
  • 住宅建築のノウハウが豊富
  • 間取りや外観などプランの自由度は高いほうがよい
  • 充実したアフターサービスを受けたい

大手ハウスメーカー・工務店例と坪単価・価格相場

ハウスメーカー 坪単価 本体価格相場
積水ハウス 93.0万円 2,790万~3,720万円
セキスイハイム 87.6万円 2,628万~3,504万円
三井ホーム 89.2万円 2,676万~3,568万円
ミサワホーム 84.4万円 2,532万~3,376万円
ヘーベルハウス 101.0万円 3,030万~4,040万円

※延床面積30~40坪あたりの目安です

坪単価は80万~100万円以上が目安です。

住宅金融支援機構の調べによると、フラット35利用者の平均延床面積は122.8平米(約37坪)、平均建設費が3,715万円だったので、多くの方が建築依頼先に大手ハウスメーカーを選択していると考えられます。

参考:住宅金融支援機構「 PDF 2022年度 フラット35利用者調査

予算を抑えたい方で大手ハウスメーカー・工務店を検討したい方は、注文住宅よりも安い規格住宅やセミオーダー住宅も検討しましょう。

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2-2.「性能」を優先したい:高性能ハウスメーカーの注文住宅

「性能」を優先したい:高性能ハウスメーカーの注文住宅 イメージ

高性能ハウスメーカーの特徴

高性能ハウスメーカーであれば、住宅の耐震性能や断熱性能、遮音性、省エネ・創エネ性への対応力が高く、快適で安心感のある家を建てることができます。

全館空調やIoTなど、住宅の最新設備の標準搭載や、自社製品の研究開発に力を入れているハウスメーカー・工務店が多いので、オプションなしでも高機能な住宅プランを立てやすいのが魅力です。

住宅だけでなく、設備に対して保証期間を設けている企業もあるため、万が一設備が故障した際にも早急な対応が期待できます。

なお、ZEH長期優良住宅など、一定の基準を満たした高性能な住宅は、国から補助金を受け取ることができます。

住宅性能を優先するためデザイン性や間取りに関して融通が利かないケースもありますが、お得に快適な家を建てたい方にはぴったりのハウスメーカー・工務店といえます。

高性能ハウスメーカーに向いている人の特徴

  • デザイン性や間取りよりも住宅性能に関心がある
  • 災害・騒音の多いエリアに家を建てる予定
  • 子供や高齢者、ペットと一緒に住む予定
  • 最新テクノロジーや自社実験などによって建てられた家に安心感を持てる

高性能ハウスメーカー例と坪単価・価格相場

ハウスメーカー 坪単価 本体価格相場
住友不動産 81.8万円 2,454万~3,272万円
パナソニック ホームズ 87.7万円 2,631万~3,508万円
トヨタホーム 87.0万円 2,610万~3,480万円
アキュラホーム 80.0万円 2,400万~3,200万円
桧家住宅 86.7万円 2,601万~3,468万円

※延床面積30~40坪あたりの目安です

坪単価は80万円台と、大手ハウスメーカーよりも安めなので、「大手ハウスメーカーは予算オーバーだけど、暮らし始めてからの安心感は諦められない」という方の選択肢にもなるでしょう。

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2-3.「トータルバランス」を優先したい:中堅ハウスメーカーの注文住宅

「トータルバランス」を優先したい:中堅ハウスメーカーの注文住宅 イメージ

中堅ハウスメーカーの特徴

中堅ハウスメーカーなら、住宅の間取りやデザイン、性能、予算の総合的なバランスを重視することができます。

知名度の高いハウスメーカー・工務店は少ないものの、保証期間や住宅性能、プランの自由度に配慮したハウスメーカー・工務店が多く、限られた予算内でさまざまな要望を少しずつ取り入れられるのが魅力です。

構造は木造対応の企業がほとんどですが、木造の弱点といわれがちの「耐震性」や「耐火性」に対して、自社オリジナルの技術や資材を採用することで克服しているケースもあります。

中堅ハウスメーカーに向いている人の特徴

  • 予算は高くないが、実現したい要望がたくさんある
  • 断熱材や収納、スキップフロア・ダウンフロアなど細かいこだわりがある
  • 何かに特化した家というより、バランスのよい家に仕上げたい

中堅ハウスメーカー例と坪単価・価格相場

ハウスメーカー 坪単価 本体価格相場
クレバリーホーム 74.9万円 2,247万~2,996万円
アイ工務店 68.5万円 2,055万~2,740万円
木下工務店 73.9万円 2,217万~2,956万円
ヤマダホームズ 77.5万円 2,325万~3,100万円

※延床面積30~40坪あたりの目安です

坪単価は60万円台後半~70万円台と、これまでにご紹介したハウスメーカーよりも安いです。

大手ハウスメーカーや高性能ハウスメーカーよりも、アフターサービスや住宅性能に物足りなさを感じることがあるかもしれませんが、木造住宅ならではの「間取りへの細やかな対応」はメリットといえます。

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2-4.「予算」を優先したい:ローコストハウスメーカーの注文住宅

「予算」を優先したい:ローコストハウスメーカーの注文住宅 イメージ

ローコストハウスメーカーの特徴

4つの方向性の中でもっとも価格が安いのが、ローコストハウスメーカーの最大の特徴です。

「価格が安い」と聞くと、住宅の安全面やプランの自由度に不安を感じる方もいるかもしれません。

しかし、昨今では建築基準法によって新築住宅の耐震基準が「震度6強~7に達する程度の大規模地震でも倒壊・崩壊するおそれのない建築物」とするよう定められています。
住宅を新築すること自体に高い耐震基準が設けられているため、ある程度の安心は確保できるでしょう。

また、注文住宅はゼロからプランを考えなくてはいけないため、人によっては「選択肢が多すぎて決められない」という場面もあるでしょう。
ローコストハウスメーカーの住宅プランは、ある程度プランのベースが固まった商品が多いため、初めて注文住宅を建てる方にもプランを立てやすいといえます。

参考:林野庁「木造住宅の耐震性について

ローコストハウスメーカーに向いている人の特徴

  • 月々のローン支払いの負担を軽くしたい
  • 住宅購入以外に大きな出費がありそう
  • 住宅に対してのこだわりが少ない
  • 住宅をなるべく早く完成させたい

ローコストハウスメーカー例と坪単価・価格相場

ハウスメーカー 坪単価 本体価格相場
タマホーム 68.4万円 2,052万~2,736万円
アイダ設計 57.8万円 1,734万~2,312万円
アイフルホーム 59.3万円 1,779万~2,372万円
アエラホーム 64万円 1,920万~2,560万円

※延床面積30~40坪あたりの目安です

坪単価は50万円台後半~60万円台。
先述のとおり、建設費の平均が3,715万円であることを踏まえると、一般的な住宅の半分以下の費用で建てられるケースもあるといえます。

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以上が、ハウスメーカーの4つの方向性の特徴です。

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3.ハウスメーカー・工務店を選ぶときのチェックポイント

注文住宅の優先順位が決まり、ハウスメーカーの方向性が固まってきたら、「ステップ2:ハウスメーカー・工務店を複数社選ぶ」に移っていきましょう。

ここでは、ハウスメーカー1社ごとに比較すべき項目をお伝えします。

ハウスメーカー・工務店の比較項目
  1. 構造・工法
  2. デザイン
  3. 価格・費用
  4. 住宅性能
  5. サービス体制
  6. 営業担当者の人柄

これらは、各社の公式ホームページや、ハウスメーカー比較の記事などで確認することができます。

以下より、上記比較項目の詳細を確認し、実際に気になるハウスメーカー・工務店を比較してみましょう。

3-1.構造・工法

住宅の構造・工法は、「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造」と大きく3つに分けられます。

各社によってさまざまな構造・工法を採用しており、それぞれにメリット・デメリットがあります。

各構造の特徴は次のとおりです。

木造の特徴と工法

日本の気候風土に合った構造で、一戸建て住宅の約8割が木造で建てられています。

木造住宅の工法の種類例
在来工法(木造軸組工法) 日本の伝統的な建物の建て方
2×4(ツーバイフォー)工法
2×6(ツーバイシックス)工法
断面サイズ2×4インチあるいは2×6インチの角材を使用して壁・床・天井6面を組み立てる
木質系プレハブ工法 工場生産の部材を現場で組み立てる

耐久性はほかの構造と比べても遜色ありませんが、耐火性や耐震性、遮音性や防音性でやや劣る場合があります。

木造の注文住宅を建てたい方は、木造住宅に対応したハウスメーカーに建築を依頼しましょう。

鉄骨造の特徴と工法

工業製品である鉄骨を使用するため、品質が安定しています。

鉄骨造住宅の工法の種類例
鉄骨系プレハブ工法(軽量鉄骨造) 鉄骨(おもに軽量鉄骨)を軸組みに工場生産の部材を現場で組み立てる
重量鉄骨造 高い強度で空間がとりやすく間取りの自由度が高い

耐震性の高さや害虫の少なさがメリットである一方、高温時の耐火性はやや劣ります。

鉄骨造の注文住宅を建てたい方は、鉄骨造住宅に対応したハウスメーカーに建築を依頼しましょう。

鉄筋コンクリート造の特徴と工法

鉄筋とコンクリートで構成された強度の高い構造です。
耐震性や防火・防音性に優れており、大空間にも対応できます。

柱と梁で構成されている「ラーメン構造」、柱・梁なしで、面(壁・床)で構成されている「壁式構造」があります。

鉄筋コンクリート造の注文住宅を建てたい方は、鉄筋コンクリート造住宅に対応したハウスメーカーに建築を依頼しましょう。

以上3つが住宅の構造・工法ですが、以前に比べ技術が飛躍的に進歩・向上しているため、構造・工法による「耐久性の違い」は、それほど大差がなくなってきています。

ハウスメーカー・工務店によっては、各構造のデメリットをカバーする工夫がとられていたり、メリットを最大限に活用した住み心地が実現したりすることも少なくありません。

しかし構造・工法の選択によってはリビングを広くできないなど、ある程度は制約がかかることがあります。
また、価格も構造・工法によって異なります。

予算や間取りの希望を気にしながら、構造・工法を検討してください。

3-2.デザイン

ハウスメーカー・工務店によって得意なデザインに違いがあります。

ハウスメーカー・工務店が得意なデザイン例
  • シンプルモダン
  • 和モダン
  • ナチュラルモダン
  • 和風
  • 西洋スタイル
  • 耐久性などのハード面も気になりますが、見た目のデザインをこだわらない方はいないと思います。展示場のモデルハウスを見たときの印象が決め手になることも少なくありません。

    とはいえ、デザイン面だけが独り歩きしてしまうのも避けたいところです。これから長く暮らしていく住まいですから、デザインとともに建物の性能も併せて検討してください。

    3-3.価格・費用

    家づくりには、それぞれの家庭に「予算」があります。そのため、住宅の建築費用が予算内におさまるかどうかも、ハウスメーカー・工務店を選ぶ重要な判断項目のひとつです。

    よい家をできるだけ費用を抑えて建てることができれば理想的ですが、現実的になかなかそうはいかないこともあるかもしれません。しかし、ただ単に価格だけでハウスメーカー・工務店を決めることは避けたいところです。

    なぜなら、住宅建築のプランの作り方には決まった形式がなく、各社が自由に作成できるためです。

    家づくりでお金をかけたい「こだわり箇所」と「削ってもかまわない部分」を整理しながら価格や費用を比較・検討することは、家づくりをする上で必要な過程です。

    その際、費用の内訳に何が含まれるのかもしっかり確認して検討することをおすすめします。価格の根拠はどのような部分なのか、オプションの扱いはどのようになるかなど、しっかりと理解することが大切です。

    複数のハウスメーカー・工務店の設計プランや見積書を比較するには、内訳についてもきちんと担当者に確認し、詳細を把握してから価格を比べるとよいでしょう。

    3-4.住宅性能

    ハウスメーカー・工務店によって、力を入れている住宅性能も異なります。

    ハウスメーカー・工務店が力を入れている住宅性能例
    • 耐震性
    • 耐水害性
    • 太陽光発電システム
    • 全館空調
    • ZEH
    • 長期優良住宅

    住宅の快適性や耐久性にかかわってくるので、永く暮らしやすさを求める方はよくチェックしてみてください。

    なお、住宅性能に重点を置きすぎると、間取りやデザイン性の自由度が下がるケースもあるので念頭に置いておきましょう。

    3-5.サービス体制

    アフターサービス体制や保証内容などもチェックしておきましょう。

    保証期間をはじめ、決まった期間で確実に定期点検を行うシステムや、顧客が気軽に連絡できる専用の窓口があるなど、ハウスメーカー・工務店によって提供しているサービスにはそれぞれ違いがあります。

    また、実際に営業担当者と話す機会があれば、「着工後のプラン変更」は可能かどうかも確認してみてください。
    初めての注文住宅だと、建築が始まってから「やはりこうしたい」と感じるケースも多いです。

    建てるまでの期間はもちろん、建ててからの長い年月も安心して任せられる会社を選びましょう。

    3-6.営業担当者の人柄・相性

    実際に注文住宅を建てた多くの方が、建築依頼先の決め手を「営業担当者」と答えています。

    その会社や住宅商品は気に入っているけれど、営業担当者が苦手な場合、なかなかその先に進めないという方も多いのではないでしょうか。

    後悔したケース・事例

    カタログ請求の流れで、新人の営業担当者をつけられた

    気になるハウスメーカーのカタログを請求したら、入社したての新人営業が担当になったので、とても不安に。結果的に満足いく家づくりができなくて後悔した。

    「担当者を変更してほしい」と途中で言い出せなかった

    自社の良いところしか説明してくれず、担当者を信頼できなくなったが、変更希望もその担当者本人に伝えなければならず、最後まで変更してほしいと言えなかった。

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    4.住宅展示場見学のポイント

    住宅展示場見学のポイント イメージ

    ある程度気になるハウスメーカー・工務店がピックアップできたら、「ステップ3:住宅展示場でモデルハウスを見学し、複数社の住宅プランや見積もりを比較する」に移ります。

    ここでは、住宅展示場見学のポイントを見ていきましょう。

    4-1.メーカー名だけで決めない

    モデルハウス1棟の見学にかかる時間は30分程度といわれていますが、気になるハウスメーカー・工務店があれば、営業担当者との話も長くなり、1時間以上かかることもあるでしょう。

    住宅展示場に行く際には、ある程度見たいハウスメーカー・工務店を絞っておいたほうがよいです。

    後悔したケース・事例

    展示場にある大手メーカーだけで選んでしまった

    住宅展示場にモデルハウスのある大手メーカーのみで検討。もう一度建てるなら今度は、相談窓口でいろいろなハウスメーカー・工務店を紹介してもらったうえで選びたい。

    地元でよく聞く工務店という理由だけで安心してしまった

    地元では有名な工務店だったので安心しきって、よく調べもせず契約してしまいました。実際はアフターサービスが手薄で少し不安…。ほかのハウスメーカーも調べればよかった。

    テレビCMでよく見かけるハウスメーカーだったり、地元の工務店だったりすると親近感を持ちやすいですが、それだけでは「自分に合ったハウスメーカー・工務店である」とは判断できません。

    他のハウスメーカーよりも目にする機会が多いという点だけで決めることは避けましょう。

    4-2.モデルハウスだけで判断しない

    モデルハウスが素敵だからと言って、それだけで契約することは避けましょう。

    なぜなら、住宅展示場に建てられているモデルハウスは、家自体のスケールが大きく、住宅性能のグレードも高く設定されていることがほとんどだからです。

    後悔したケース・事例

    現実とのギャップが激しすぎ!

    住宅展示場のモデルハウスを見てひとめぼれ!でも実際にはモデルハウスのような家を建てられる土地の広さもお金もなく…。イメージと全然違う家になりました。

    標準仕様だと思っていたのに違った

    地元では有名な工務店だったので安心しきって、よく調べもせず契約してしまいました。実際はアフターサービスが手薄で少し不安…。ほかのハウスメーカーも調べればよかった。

    モデルハウスに惹かれることも大事ですが、見学時の営業担当者への質問はもっと大事です。

    実物を見ながらハウスメーカー・工務店の家へのこだわりや強みを聞くチャンスでもあるので、「どこまでが標準仕様なのか」「どのような構造なのか」など、気になることはしっかり質問し、メモを取って判断材料を増やしていきましょう。

    4-3.値引き額で決めない

    気になるハウスメーカー・工務店が見つかったら、複数社にプランや見積もりを作ってもらい、比較していきます。

    このとき、競合他社がいることで、ハウスメーカーが互いに値引きし合うこともあります。ここで注意したいのが、契約を取りたいがために、多額の値引きをしてくる会社があるということです。

    もちろん、ある程度の値引き幅をもっていることはありますが、百万円単位の値引きを申し出た場合、以下のようなケースも考えられます。

    値引き額が多額だった場合の注意点
    • そもそも最初の建築費用が高すぎる設定だった可能性がある
    • 契約前に安いプランを見せているだけで、オプションで追加費用がかかる可能性がある

    上記が疑わしい場合には、いったん時間を置いて再検討してみるとよいでしょう。

    以上が、住宅展示場見学の際のポイントです。

    多くの場合、モデルハウス見学をしたハウスメーカー・工務店が気になれば、その場で営業担当者と話をし、プラン提案や見積もり作成を依頼することになります。

    しかし、これから住宅展示場へ行く方の中には、「各社の費用相場や大まかな予算を把握しておきたい」「展示場の回り方を押さえておきたい」という方もいらっしゃるでしょう。

    また、すでに住宅展示場に行った方の中には「家は気に入ったけれど、営業担当者だけが気に入らなくて契約に踏み切れなかった…」という方もいるかもしれません。

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    5.【Q&A】ハウスメーカー・工務店の選び方でよくある質問

    Q1.ハウスメーカー・工務店に迷った時の決め手は?

    先述のとおり、実際に注文住宅を建てた多くの方が、建築依頼先の決め手を「営業担当者」と答えています。

    家を建てるには、土地選びから設計打ち合わせ、現場施工、引き渡しまで半年以上かかることもあります。
    また、家を建てた後もアフターサービスは続いていき、営業担当者とは非常に長い付き合いになります。

    一生のお付き合いができると思える営業担当者かどうかは、ハウスメーカー・工務店を決める際の大きなポイントとなるでしょう。

    Q2.やめた方がいいハウスメーカー・工務店の特徴は?

    どのハウスメーカー・工務店でも、1棟でも多く「契約を取りたい」と考えるのが自然です。
    しかし、契約を優先しすぎて、「オーナーのための家づくりである」ことを忘れてしまうようなハウスメーカー・工務店はおすすめできません。

    時には注文住宅の相談窓口も活用しながら、第三者のプロの意見も交え、オーナーのことをしっかり考えてくれるハウスメーカー・工務店がどうかを判断してください。

    Q3.大手ハウスメーカーと工務店の違いは?どちらがいい?

    ハウスメーカーと工務店の違いは、主に「家を作るプロセス」や「商売規模」にあります。

    ハウスメーカーと工務店の主な違い
    依頼先 プロセス 規模
    ハウスメーカー カタログの中から好みのデザインや設備を持った住宅商品を選び、カスタムする 全国規模
    工務店 打ち合わせを行い、ゼロから設計図を作る 地域密着

    どちらがよいかは、建てたい家やオーナーの要望によって異なります。
    両者にメリット・デメリットがあるので、しっかり比較して検討しましょう。

    Q4.3階建て住宅を建てるならどのようなハウスメーカーがいい?

    3階建て住宅には以下のような注意点があるため、これらに工夫を凝らしてくれるハウスメーカー・工務店がよいでしょう。

    3階建て住宅の注意点
    • 階段の昇り降りが負担になる
    • 動線が複雑になりやすい
    • 採光計画が難しい
    • 家の中の温度差が大きくなる
    • 建築基準法の規制に注意が必要

    Q5.ハウスメーカー・工務店選びに疲れたら?

    ハウスメーカー・工務店選びに疲れたら、注文住宅のプロに今ある疑問や不安、要望を伝え、整理をサポートしてもらいましょう。

    効率的な注文住宅で重要なのは、疑問や不安を放置しないことです。
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    まとめ

    注文住宅のハウスメーカー・工務店の選び方について解説しました。
    この記事を参考に、信頼できるハウスメーカー・工務店を探してみてくださいね。

    この記事のポイント

    ハウスメーカーを選ぶときのチェックポイントは?
    • 構造・工法
    • デザイン
    • 価格・費用
    • 住宅性能
    • サービス体制
    • 営業担当者の人柄

    詳細は「3.ハウスメーカー・工務店を選ぶときのチェックポイント」をご覧ください。

    家を建てるならどこのメーカーがいい?

    人によって最適なハウスメーカー・工務店は異なるため、まずは「2.ハウスメーカー・工務店の方向性を決める方法【フローチャート】」で、自分たちに合った方向性のハウスメーカー・工務店を探してみてください。

    住宅展示場でのハウスメーカーの見極め方は?
    • メーカー名だけで決めない
    • モデルハウスだけで判断しない
    • 値引き額で決めない

    詳しくは「4.住宅展示場見学のポイント」をご覧ください。

    【厳選特集】こだわり・目的から
    ハウスメーカーを選ぶ

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    ほとんどの方の方にとって、初めての家づくり。聞いたことのない専門用語に戸惑っている方も多いと思います。

    そんな「何から進めていいのかわからない方」におすすめなのが「HOME4U 家づくりのとびら」の無料オンライン相談サービスです。

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