本記事は注文住宅の間取りを検討している方が、自分に合った間取りをイメージできる様に、「おすすめ間取り例の一覧」やユーザーアンケート結果に基づいた「みんなが間取り設計でこだわったポイント ランキング」等を解説しています。
- おすすめの「間取り例」
- みんなが間取り設計でこだわったポイント
- 注文住宅の間取りの決め方
- 間取り設計の成功例、失敗例
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Contents
1.注文住宅のおすすめの間取り例 一覧
世帯構成や土地形状別に「注文住宅のおすすめの間取り例」を、一覧形式で5つご紹介します。
1-1.常に子どもが目の届くところにいる、「ワンフロア(平屋)」の間取り例
「子育て世代」におすすめの平屋の間取り
ずばり!
世帯(想定) | 夫婦+子供1人 |
---|---|
延べ床面積 | 約30坪 |
間取り | 平屋2LDK |
子育て世代におすすめの注文住宅の間取りは平屋の「ワンフロアデザイン」です。
部屋と部屋、室内と室外が横に広がっていくような間取りで、室内部分が廊下を挟まず、すべて平面でつながった作りになっています。
室内のどこにいても家族同士の距離が近く、常に目の届くところに子どもがいるという安心感もポイントです。
家族の「会話」が自然に生まれるため、コミュニケーションが円滑になります。
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1-2.ライフスタイルやライフステージに応じた「生活しやすい」間取り例
「共働きの若い夫婦」におすすめの2階建ての間取り
ずばり!
世帯(想定) | 夫婦+子供1人 |
---|---|
延べ床面積 | 約35坪 |
間取り | 2階建て3LDK |
共働きの若い夫婦が間取りを検討する場合、「家事動線」と「部屋数」を重視することで、ライフスタイルやライフステージに応じた「生活のしやすい家」を建てることができます。
家事動線を重視した間取りを取り入れると、「移動のしにくさ」や「家事のしにくさ」といったストレスを軽減できるでしょう。
例えば、「洗濯する→干す→収納する」という一連の流れを考慮した洗濯動線を取り入れると、家事の負担が大幅に減ります。
また、将来的に世帯人数が増えることも考慮して主寝室を広めに設計しておけば、仕切りを設けることで子どもの成長過程に応じて、部屋数を調整することが可能です。
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1-3.狭い土地であっても「十分な居住空間を確保できる」間取り例
「狭い土地」におすすめの3階建ての間取り
ずばり!
世帯(想定) | 夫婦+子供2人 |
---|---|
延べ床面積 | 約40坪 |
間取り | 3階建て3LDK+ラウンジ |
狭い土地に注文住宅を建てる場合は、3階建てのように「高さ」を活かした間取りにするとよいでしょう。
1階部分に設ける部屋としておすすめするのは、ゲストルームです。
ゲストルームが1階にあることで、リビングや寝室などのプライベート空間を来客に見られることがありません。
2階部分は生活空間としてリビングやキッチンを配置し、3階には各自の居室や収納をメインにするのがおすすめです。
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1-4.お互いのプライバシーを尊重した「二世帯住宅」の間取り例
「二世帯住宅」におすすめの2階建ての間取り
ずばり!
世帯(想定) | 夫婦+子供2人 |
---|---|
延べ床面積 | 約50坪 |
間取り | 2階建て4LLDDKK+2ワークスペース |
二世帯住宅の間取りの種類は、大まかには「完全分離型」「部分共有型」「完全同居型」の3タイプに分けられます。
上図は「完全分離型」の間取りで、玄関・バス・キッチンなど生活に必要な空間のすべてが世帯ごとに分けられています。
居住空間を上下で完全に分けているので、同居している感覚があまりないかもしれません。
お互いのプライバシーを尊重したい方にはおすすめの間取りです。
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1-5.少人数世帯に調度良いサイズ感の「コンパクト住宅」の間取り例
「シニア世代・夫婦・単身者向け」におすすめの平屋の間取り
ずばり!
世帯(想定) | 夫婦 |
---|---|
延べ床面積 | 約30坪 |
間取り | 平屋 1LDK+畳コーナー |
少人数で暮らすのに合理的なサイズである「コンパクト住宅」の間取り例です。
コンパクト住宅は必要な設備が効率よく配置されており、生活動線が非常にスムーズです。
そのため、家事や掃除の負担も軽減されます。
また建築コストが低く、さらに光熱費や固定資産税といったランニングコストも抑えられるため、経済的なメリットが大きいのも特徴です。
上図のようなウッドデッキと大きめの窓を取り入れると、コンパクトな住宅ながら明るく開放的な印象を与えられます。
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坪数別に間取りを比較したい方は、以下の記事も参考にしてください。
2.「みんなが間取り設計で1番こだわったポイント」ランキング解説
「HOME4U」の独自アンケート調査をもとに、実際に注文住宅を建てた人が「間取り設計で1番こだわったポイント」のランキングを解説します。
これを参考に、自分自身の間取り検討時の「着目点」を決めてみる事をお勧めします。
2-1「みんなが間取り設計で1番こだわったポイント」 ランキング
順位 | 1番こだわったポイント |
---|---|
1位 | リビング |
2位 | キッチン(アイランドキッチン、カウンターキッチン) |
3位 | 収納(ウォークインクローゼット) |
4位 | ダイニング |
5位 | 収納(パントリー、キッチンクローク) |
6位 | 室内干しスペース・ドライルーム・ランドリールーム・洗濯室 |
7位 | 2階リビング |
8位 | ウッドデッキ・インナーバルコニー・インナーテラス |
9位 | 収納(屋根裏部屋・階段下収納) |
10位 | リビング階段 |
11位 | パティオ・中庭 |
12位 | 玄関まわり(シューズクローク、玄関収納) |
13位 | 書斎・テレワーク環境 |
注文住宅を建てる方が最もこだわるのは、リビングやキッチン、収納、ダイニングなど、滞在時間や利用頻度が高い場所や設備であることがわかります。
- 調査対象:有名・大手ハウスメーカーで注文住宅を建てた方(建て替え含む)
- 調査人数:1,812人
- 調査期間:2022年3月11日~3月21日
- 調査企業:株式会社マクロミル
2-2.こだわった結果どうだったか?
下記5つの間取りについて、「こだわった結果どうだったか」について、実際のお客様の声を紹介します。
- 2位:アイランドキッチン・カウンターキッチン にこだわった感想
- 3位:ウォークインクローゼット にこだわった感想
- 5位:パントリー収納 にこだわった感想
- 6位:ランドリールーム にこだわった感想
- 13位:書斎 にこだわった感想
【お客様の声】2位:アイランドキッチン・カウンターキッチン
【お客様の声】3位:ウォークインクローゼット
家族の服を一か所に収納できるため、洗濯のあとが楽になりました!
家族全員分の衣服を1箇所にまとめて収納できるだけで、家事動線がスムーズになりました。
また、ウォークインクローゼットがあることで限られたスペースもすっきりし、家中を広々と見せることができます。
【お客様の声】5位:パントリー収納
非常食などの防災グッズをたくさん保管できて安心です!
パントリー収納があると、乾物や缶詰、常温保存ができる食材などをたくさん保管できるので便利です。
非常食やストック用品も安い時にまとめ買いできます。
収納場所に困らず、楽々収納できるのがうれしいですね。万が一の災害時に備えられるので、安心です。
【お客様の声】6位:ランドリールーム
1箇所で洗濯家事が全てできるので疲れにくい
ランドリースペースで洗濯、乾燥、アイロンがけをすべて行えます。
雨の日はここで洗濯物を干せるので、部屋干しをお客さんに見られることもありません。
洗濯周りの家事の効率が上がり、その分を趣味の時間に費やせるようになったのがうれしいです。
【お客様の声】13位:書斎
テレワークですぐオンオフの切り替えができる
書斎は主にテレワーク時の仕事部屋として活用しています。
もともとテレワークではなかったのですが、妻がちょっとした調べ物のためにリビングの一角に書斎を設けてくれ、今ではほとんど私が使っています。
ちょっとした空間を設けるだけで一気に集中力が上がるので、作ってもらってよかったです。
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3.注文住宅の間取りの決め方|5つのポイント
注文住宅の間取りを決める際に考える手順とポイントは、下記のとおりです。
手順 | 間取りを決める ポイント |
内容 |
---|---|---|
1 | 部屋数・こだわりたいポイントを決める |
|
2 | 間取り図を集める |
|
3 | 動線に注意して配置を決定する |
|
4 | 収納やコンセント、窓の位置を決める |
|
5 | ライフステージの変化に対応可能か確認する |
|
注文住宅の間取りを決めるための手順やポイントは、下記の記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
4.注文住宅の間取り設計の成功事例とよくある失敗事例
この章では、注文住宅の間取り設計の成功事例と、実際によくある失敗事例について説明します。
4-1.注文住宅の間取り設計の成功事例
間取りに成功した事例として以下の3つのケースを紹介します。
成功事例 | 内容 |
---|---|
「可変性がある 間取り」 を取り入れた |
大きな部屋を仕切ったり、完全に独立させたりできる「可変性」を持たせることで、ライフステージや用途に応じた間取りにすることができた。 |
「動線に配慮した 間取り」 を取り入れた |
「勝手口 ⇔ パントリー ⇔ キッチン」のように、生活・家事動線を意識した間取りにすることで、生活しやすく満足度の高い住宅になった |
「流行の間取り」を 上手に取り入れた |
「小上がり和室」や「シューズクローク」など、流行りの機能性の高い設備を間取りに取り入れたことで、利便性が高まった |
注文住宅の間取り設計の成功事例は、下記の記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
4-2.注文住宅の間取り設計のよくある失敗事例
間取りの失敗した事例として以下の5つのケースを紹介します。
失敗事例 | 内容 |
---|---|
思ったより部屋が 狭かった |
部屋数を確保することを優先しすぎて、必要な家具が置けないなど使い勝手が悪くなってしまった |
振動・騒音で 眠れない |
寝室がリビングに近く、生活時間の異なる家族の生活音やテレビの音、話し声などが気になる |
採光や風の 通りが悪い |
寝室の採光や通風を気にせずに間取りを決めたので、部屋に湿気がこもり換気もよくない |
水回りの位置が 良くない |
寝室の隣にトイレや浴室を配置してしまい、排水や音が気になる |
収納が少ない・ 位置が不便 |
収納スペースが少なく、別途収納家具を設置することになり、収納物と使う場所が離れてしまって不便 |
注文住宅の間取り設計の失敗事例は、下記の記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
この記事のポイント まとめ
世帯構成や土地形状別に以下5つのおすすめ間取り例を紹介しています。
- 常に子どもが目の届くところにいる「ワンフロア」の間取り例
- ライフスタイルやライフステージに応じた「生活しやすい」間取り例
- 狭い土地であっても「十分な居住空間を確保できる」間取り例
- お互いのプライバシーを尊重した「二世帯住宅」の間取り例
- 少人数世帯に調度良いサイズ感の「コンパクト住宅」の間取り例
詳細の内容は「1.注文住宅のおすすめの間取り例 一覧」をご覧ください。
「HOME4U」の独自アンケート調査によると、注文住宅を建てる人は以下の点にこだわって間取りを検討しています。
- 1位:リビング
- 2位:キッチン(アイランドキッチン、カウンターキッチン)
- 3位:収納(ウォークインクローゼット)
- 4位:ダイニング
- 5位:収納(パントリー、キッチンクローク)
詳細の内容は「2.「みんなが間取り設計で1番こだわったポイント」ランキング解説」をご覧ください。
注文住宅の間取りを決める際は、以下の順番で検討していくとスムーズに決めることができます。
- 部屋数・こだわりたいポイントを決める
- 間取り図を集める
- 動線に注意して配置を決定する
- 収納やコンセント、窓の位置を決める
- ライフステージの変化に対応可能か確認する
詳細の内容は「3.注文住宅の間取りの決め方|5つのポイント」をご覧ください。
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リビングは開放的になりましたし、おしゃれなので、友人からの評判も高いです。
子どもが大きくなったら一緒に料理するのが楽しみです。