40坪は畳にすると「80畳」。
平米に換算すると「約132平米」の広さです。
国土交通省によると、40坪あれば6人が都市で多様なライフスタイルを送ることができると報告しており、余裕を持った暮らしが可能です。
40坪なら趣味の部屋や書斎など、自分だけの空間を作ることができるでしょう。
しかし、何も考えずに間取りを決めてしまうと、後悔することもあります。この記事では延床面積40坪を建てる際に知っておきたい間取り例、失敗例を紹介します。
40坪の家のメリット |
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40坪の家のデメリット |
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40坪の家の特徴とおすすめの間取り
坪数別に適した間取りを比較したい方は「理想の間取り」もご覧ください。
Contents
1.40坪とはどれくらいの広さ?
1-1.40坪の土地の広さ
はじめに、40坪とはどれくらいの広さでしょうか。
1坪が約 3.31 平米であることから、40坪は約132.4平米です。畳みに換算すると、およそ80枚分の広さになります。
ただし、建物を建てる際には、土地の面積(敷地面積)をすべて使えるわけではありません。敷地面積に対して建てられる建物の規模は、施主や近隣住民の安全などを考慮し、おもに「建ぺい率」や「容積率」によって制限されています。
建ぺい率と容積率の意味と計算式は、以下のとおりです。
建ぺい率:敷地面積における建築面積(建物が建っている土地全体の面積)の割合
建築面積÷敷地面積×100
容積率:敷地面積における述べ床面積(すべての階の床面積を合計した面積)の割合
述べ床面積÷敷地面積×100
例えば、40坪(132.4平米)の土地があるとします。建ぺい率と容積率を変えて、どのような規模の家が建つかを計算してみましょう。
建ぺい率・容積率 | 建築面積 | 述べ床面積 | 例 |
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50%・100% | 20坪(66.2平米) | 40坪(132.4平米) | 1階20坪+2階20坪など2階建ての家 |
60%・200% | 24坪(79.44平米) | 80坪(264.8平米) | 1階24坪+2・3階は20坪など3階建ての家 |
このように、同じ広さの土地でも、建ぺい率や容積率によって建てられる建物が異なります。
なお、建ぺい率や容積率はエリアごとに定められています。エリアによっては別途、建築制限がある場合もあるため、実際に家を建てる際にはご注意ください。
1-2.40坪の家の広さ
述べ床面積が40坪の家の場合、間取りは4LDK~5LDKを中心に、6LDKも可能な広さです。
ちなみに国土交通省の「令和4年度 住宅市場動向調査報告書」によると、新築注文住宅の述べ床面積の全国平均(令和4年度)は、123.5平米(37坪)です。
40坪の広さの家は、平均的な住宅よりやや広いといえます。
参考:国土交通省 住宅局「令和4年度 住宅市場動向調査報告書」
1-3.40坪の広さに適した人数は?
40坪の広さの家に住むにあたり、適した人数は何人でしょうか。
国土交通省の「住生活基本計画における居住面積水準」では、世帯人数ごとの住まいの目安面積(平米)を、以下のように算出しています。
世帯人数別の面積(平米) | ||||||
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単身 | 2人 | 3人 | 4人 | 5人 | ||
最低居住面積水準 | 25 | 30 【30】 |
40 【35】 |
50 【45】 |
60 【55】 |
|
誘導居住面積水準 | 都市居住型 | 40 | 55 【55】 |
75 【65】 |
95 【85】 |
115 【105】 |
一般型 | 55 | 75 【75】 |
100 【87.5】 |
125 【112.5】 |
150 【137.5】 |
※【 】内は、3~5歳児が1名いる場合
最低居住面積水準とは、健康で文化的な住生活のために欠かせない住宅の面積を表します。
対して誘導居住面積水準とは、豊かな住生活の実現のために求められる住宅の面積です。なお、誘導居住面積水準には、都市居住型(都心とその周辺での共同住宅を想定)と、一般型(郊外や都市部以外での戸建て住居を想定)があります。
上記の表を参考に、40坪の家では、誘導居住面積で4~5人程度が適しているといえるでしょう。
2.40坪のおすすめ間取り例10選
40坪に適した代表的な間取り例を、世帯人数やこだわりとともにご紹介します。
家事動線と収納のポイントもわかりやすく解説しているので、参考にしてください。
- 2-1.【アイランドキッチンあり】40坪のおすすめ間取り例
- 2-2.【中庭を楽しむ】40坪のおすすめ間取り例
- 2-3.【吹き抜けあり】40坪のおすすめ間取り例
- 2-4.【ビルトインガレージ】40坪のおすすめ間取り例
- 2-5.【ゆとりのある平屋】40坪のおすすめ間取り例
- 3-1.ゆったりランドリースペース
- 3-2.広々カウンターキッチン
- 3-3.おしゃれな和室
- 3-4.用途いろいろワークスペース
- 3-5.趣味に活用できる土間
2-1.【アイランドキッチンあり】40坪のおすすめ間取り例
子供とも愛犬とも楽しく暮らせる間取り
こんな方に人気 | キッチンの開放感や家事動線を優先したい方 |
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世帯(想定) | 夫婦+子供2人+犬 |
延床面積 | 40坪 |
間取り | 2階建2LDK(+シューズクローク+フリースペース+ウォークインクローゼット+バルコニー) |
本体価格 | 約2,300万円 |
子育てだけでなく、愛犬との暮らしも楽しめるように設計されています。
キッチンはアイランドキッチンを採用。料理しながら周りを見渡せるので、子供や愛犬たちの様子を常に見ることができて安心です。
家事動線を意識して、キッチンから洗面所、お風呂までを一直線に配置しています。
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2-2.【中庭を楽しむ】40坪のおすすめ間取り例
夏はウッドデッキでBBQが楽しめる家
こんな方に人気 | 庭で家族や友人とパーティーをしたい方 |
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世帯(想定) | 夫婦+子供2人 |
延床面積 | 41坪 |
間取り | 2階建て2LDK(+シューズクローク+ウォークインクローゼット+パントリー+ウッドデッキ+バルコニー+小屋裏収納) |
本体価格 | 約2,650万円 |
広々したウッドデッキが特徴の間取りです。
夏はビニールプールで水遊びやBBQなどを楽しめます。ウッドデッキと洗面室がつながっているので、外で遊んで汚れてしまっても安心です。リビングからもウッドデッキにつながっており、庭からの自然光が家の中を明るくしてくれます。
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2-3.【吹き抜けあり】40坪のおすすめ間取り例
ダイナミックな吹き抜けが魅力の40坪の間取り
こんな方に人気 | 吹き抜けで開放感を作りたい方 |
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世帯(想定) | 夫婦 |
延床面積 | 42坪 |
間取り | 3階建て3LDK(+シューズクローク+ウォークインクローゼット+バルコニー) |
本体価格 | 約2,600万円 |
明るい空間で家族団らんやリラックスした時間を楽しめるよう、2階をLDKにしてダイナミックな吹き抜けを設置した総3階建ての間取りです。
2階のリビングは、昼間、太陽の光のみでも明るいため電気をつける必要がありません。敷地を無駄なく活用し、のびのび快適な生活を送りたい方におすすめの間取り例です。
2-4.【ビルトインガレージ】40坪のおすすめ間取り例
こだわりの趣味が楽しめるガレージのある間取り
こんな方に人気 | 趣味を詰め込んだガレージが欲しい方 |
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世帯(想定) | 夫婦 |
延床面積 | 41坪 |
間取り | 2階建3LDK(+ ガレージ+ウッドデッキ+ウォークインクローゼット+小屋裏収納) |
本体価格 | 約2,250万円 |
ビルトインガレージがあれば、いつでも趣味や愛車のメンテナンスができます。悪天候からも愛車を守ることが可能なため、車やバイクが好きな方にぴったりの間取りです。
2階へ続く螺旋階段からもガレージが見え、好きなものに囲まれた空間を作ることができました。
暮らしやすさだけではなく、趣味を楽しむ場所にもこだわった間取りになっています。
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2-5.【ゆとりのある平屋】40坪のおすすめ間取り例
土間を趣味室として活用する平屋
こんな方に人気 | 自分だけの趣味の部屋を持ちたい方 |
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世帯(想定) | 夫婦+子供1人 |
延床面積 | 40坪 |
間取り | 3LDK(+土間+ランドリールーム+ウォークインクローゼット+納戸+小上がり+小屋裏収納) |
本体価格 | 約2,780万円 |
土間を2つ作り、1つは趣味室にしています。このような間取りを作れるのも40坪ならでは。
LDKには畳の小上がりを作ることで、リビングとは違うリラックス空間を設けています。
家の中央にあるウォークインクローゼットはランドリールームと並んでおり、キッチンからも廊下からも出入り可能です。
家事動線も便利なつくりになっています。
3.40坪に取り入れたいおすすめな間取り
3-1.ゆったりランドリースペース
ランドリースペースを設置すると、洗濯機から物干しまでの移動が少なくなるなど、洗濯の時短につながります。
雨風の強い日でも洗濯物を干す場所に困らない点や、花粉やPM2.5など外気の影響を気にしなくてよい点もメリットでしょう。
十分なスペースがとれない場合は、2階の廊下を広げることで、ランドリースペースとして使用する方法もあります。
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3-2.広々カウンターキッチン
床面積に余裕があるなら、見渡しの良いカウンターキッチンはいかがでしょうか。
カウンターキッチンを設置することで開放感や採光性が高くなるほか、部屋のアクセント効果も期待できます。
実用性も高く、料理をしながら子供の様子を見られるなど、家族とのコミュニケーションがとりやすくなります。
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3-3.おしゃれな和室
小上がりスペースとして和室を設けると、室内の雰囲気を変えられるほか、家族構成や状況に応じて多彩な利用方法が可能です。
例えば、子供が遊んだりお昼寝をしたりできるキッズスペースとして利用できます。子供が小さいうちは、開閉可能な仕切りを付けておくとより安心でしょう。
書斎や応接間として利用したい場合は、和モダンのデザインやインテリアを取り入れることもおすすめです。
3-4.用途いろいろワークスペース
部屋の広さに余裕がある場合は、家族みんなで使えるワークスペースの設置も選択肢の一つです。個室型のワークスペースであれば、日中のテレワークなど集中したいときに使えるでしょう。
リビング付近に設置すれば、子供の勉強などを近くで見守りたいときに、スタディルームとしても活用できます。
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3-5.趣味に活用できる土間
リビングに土間を作ることで、趣味の幅を広げることが可能です。例えば、土間でDIY作業を行なったり、アウトドア用品を置いたりとガレージとしての使い方もあります。観葉植物やオブジェを飾るスペースにしてもよいでしょう。
現代の土間は、三和土(たたき)以外にもコンクリートやタイルなど、さまざまな素材を利用しています。デザイン性を高めることで、隣人とのティータイムの場としても活用できます。
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ここまでの代表例から、
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4.40坪の家の費用相場とシミュレーション
4-1.40坪の家の費用相場は?
40坪の家といっても、坪単位により費用は大きく変わってきます。
例えば坪単価40万円なら費用は1,760万円ですし、坪単価70万円なら3,080万円です。
まずは大まかな予算を考えてから、どのハウスメーカー・工務店にお願いするか考えましょう。
4-2.40坪の家を建てる際の費用シミュレーション
全国平均の坪単価68万円で40坪の家を建てるときの費用をシミュレーションしてみましょう。
40坪、木造2階建て3LDKの注文住宅の費用シミュレーションです。
建築本体工事費:約1,904万円
付帯工事費、別途工事費:約544万円
その他諸費用:約272万円
ただし、費用相場やシミュレーションはあくまで目安です。
注文住宅は1戸1戸住宅プランが異なるため、人によって総額が異なる点は念頭に置いておきましょう。
「思った以上に費用がかかった」「予算オーバーした」など、せっかく建てるマイホームで後悔しないためにも、注文住宅を検討する際には、注文住宅のプロに資金計画を相談しておきましょう。
5.40坪の家を建てるときに気を付けるポイント
5-1.建物構造で気を付けるポイント
建物を建てる際の注意点として、構造上の安全には十分に留意しましょう。
例えば、開放感のある広いリビングや吹き抜けは魅力的ですが、構造上の安全を考え外せない柱もあります。
柱と柱の間を広くとるなら、木造よりも鉄筋コンクリート造(RC造)が適しています。ただし、木造よりコストがかさむ傾向にあるため、十分に比較検討して判断しましょう。
5-2.土地の選定で気を付けるポイント
「1-1.40坪の土地の広さ」でも解説したとおり、土地に建てられる建物の規模は、建ぺい率や容積率によって制限されています。建ぺい率や容積率はエリアごとに異なるため、自治体に問い合わせて確認してみてください。
建ぺい率や容積率以外にも、絶対高さ制限や斜線制限、日影規制など、建築制限が定められている場合があります。
土地を選定する際には、「40坪の土地があれば、40坪の家を建てられる」わけではないことを念頭に置き、しっかり確認するようにしましょう。
5-3.屋外設計で気を付けるポイント
注文住宅の場合、門扉や庭など屋外のデザインによって、建物全体のイメージが決まります。
見た目の美しさはもちろん、門扉から玄関への導線が使いやすく安全であるか、防犯面やプライバシー保護の面なども、よく検討する必要があります。
車やバイクを保有するのであれば、駐車スペースは必須です。また、意外と忘れがちなのが、自転車用のスペースです。雨風に当たる場所では傷みも早いため、 カーポートのサイズなどに留意することをおすすめします。
5-4.税金対策で気を付けるポイント
続いて、家を新築する際の税金対策を紹介します。
一定の要件を満たした新築一戸建てについては、建物の固定資産税を一定期間、減額する措置があります。ただし、適用される範囲は床面積120平米相当分までです。
新築戸建てに関する要件は、以下のとおりです。
- 2024年(令和6年)3月31日までに建てられた新築一戸建て※
- 居住部分の床面積の割合が2分の1以上であること
- 居住部分の床面積が50平米以上280平米以下であること
※2026年(令和8年)3月31日まで延長予定
減額される期間は、住宅の種類によって異なります。
住宅の種類 | 期間 | 軽減措置 |
---|---|---|
一般の住宅 | 3年間 | 2分の1 |
長期優良住宅 | 5年間 | 2分の1 |
参考:国土交通省「新築住宅に係る税額の減額措置」
参考:国土交通省「認定長期優良住宅に関する特例措置」
参考:国土交通省「令和6年度 国土交通省税制改正概要」
参考:東京都主税局「固定資産税・都市計画税(土地・家屋) | 税金の種類」
5-5.ランニングコストで気を付けるポイント
家は広くなるほど、光熱費などランニングコストがかかります。リビングやダイニングを広くとっている場合は、特に冷暖房効率が悪くなりがちです。
対策としては、気密性や断熱性を考慮した住宅を建てることや、太陽光発電を利用することなどが挙げられます。ハウスメーカーのなかには省エネ性能に対応した会社もあるため、選択肢の一つに加えるとよいでしょう。
一戸建てでは、外壁の塗装やクロスの貼り替えなどのリフォームも、定期的に行なう必要があります。大規模な修繕に備えて費用を貯めておくほか、日頃からこまめにメンテナンスをしておくことがポイントです。
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6.40坪の家を建てる前に!失敗例からわかる注意点
6-1.【計画段階】家事動線を考えて間取りを設計しなかった
朝の時間は洗面所が大渋滞……
40坪の広さを活かし、ランドリールーム、洗面所、脱衣所を同じ場所に作りました。ところが実際生活し始めると、朝の時間は洗面所と脱衣所に家族が集中します。使い勝手を考え、水回りを同じ場所に作ったのですが、人数が多いと後ろが通りにくい。家事動線だけでなく、家族の生活動線もしっかり考えてから間取りを決めれば良かったです。
注意点:家族全員の生活パターンを考えて検討する
家族の行動パターンをイメージしながら間取りを考えましょう。
特に家族が同じ生活サイクルで活動している場合、洗面台や脱衣所は混雑します。その場合は洗面所・脱衣所を分けた間取りがよいでしょう。
逆に生活サイクルがバラバラなら、洗面所や脱衣所は同じ場所にするほうがスペースをうまく使えます。
家に住む方全員の生活サイクルを洗い出し、どのような間取りならスムーズなのかをハウスメーカー・工務店や設計士と入念に打ち合わせすることが大切です。
6-2.【設備】視線が気になる
オープンキッチンにしたら物を出しっぱなしにできなくなった
40坪と余裕があるため、憧れのアイランドキッチンを導入しました。しかしキッチンが常に見える状態になってしまったので、来客時には片付けが大変。ズボラな私にはオープンキッチンは向いていない気がします……。
注意点:パーテーションなどで目隠しも可能
オープンなアイランドキッチンは開放感があるものの、その分いろいろなものが見えてしまいます。
そのため、散らかっているところを見られたくない方はきれいな状態を保っておく必要があるでしょう。
しかし、どうしても外部からの視線が気になる場合は、パーテーションを作ったり棚を設置したりすることで目隠しできます。
左右に壁がある場合は、突っ張り棒などでカーテンを設置することも可能です。
6-3.【設備】冷暖房効率が悪くなった
吹き抜けにしたら温まるのに時間がかかるように……
家全体を明るくしたくて吹き抜けを作りました。明るさや開放感は出せたのですが、暖房効率の悪さに後々気付きました。最近はテレワークで家にいることが多くなったこともあり、光熱費が割高に。暖房効率を考えるべきでした。
注意点:断熱性・機密性が高い家を選ぶ
冷暖房効率が悪いと、光熱費が高くなるだけでなく空調の効きも悪くなります。
開放感だけを求めてしまうと、夏や冬に過ごしにくくなるので注意しましょう。
冷暖房は間仕切りを作ったり、吹き抜けにシーリングファンを設置したりすることで解決できます。年間を通して快適に過ごせる空調換気システムのあるハウスメーカー・工務店も多いので、相談するとよいでしょう。
6-4.【予算】予算がオーバーしてしまった
家づくりにかかる費用を把握してなかった
坪単価だけを見ていたら、予算オーバーしました。住宅ローンの諸費用や解体工事費なども必要です。本体価格だけでなく、そのほかにかかる費用も入念に調べる必要がありました。
注意点:詳細な査定依頼・プラン請求を複数のハウスメーカー・工務店 から出してもらう
ハウスメーカー・工務店によって本体価格以外にかかる費用は異なります。複数のハウスメーカー・工務店から詳細な査定依頼・プラン請求を出してもらい、入念な比較検討を行ないましょう。
こだわりを持つことは良いですが、予算を大幅にオーバーしてしまいローン返済に苦労しては意味がありません。おさえたい予算を明確に決め、ハウスメーカー・工務店の担当者にもしっかり伝えましょう。
以上が、40坪の注文住宅に関する失敗例と注意点です。夢のマイホームを建てるなら「絶対に後悔したくない」ものです。
注文住宅を理想に近い形で建てられるかどうかは、ハウスメーカー・工務店選びにかかっているといっても過言ではありません。
しかし、ハウスメーカー・工務店は全国に数万社あるといわれており、自分たちだけで情報を集め、整理しながら比較していくのは非常に大変です。
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7.40坪の家を建てるのにおすすめのハウスメーカー3社
7-1.セキスイハイム
セキスイハイムは耐震耐熱構造の家づくりを行なうハウスメーカーです。
いつ起こるかわからない地震や火災から家族を守るために、高い耐久性は欠かせません。
また、「あったかハイムが待っている」は秋冬の暮らしは暖かく快適です。四季の変化にも対応し、気持ち良く暮らせる住まいを提供してくれます。
グランツーユー平屋
40坪あれば、人気の平屋でもゆったりした暮らしを実現できます。
「グランツーユー平屋」は、絵画のような窓から庭の緑とつながれるゆとりの住まいづくりに最適な商品です。和風、洋風、和モダンなど外観デザインもいろいろ選べます。
7-2.三菱地所ホーム
三菱地所ホームは、人の一生を思う住まいづくりに向き合うハウスメーカーです。
自由設計で、住む方の暮らしや見えないニーズまで考えた家を、最新技術と多くの実績から得たノウハウでかなえてくれます。高品質なサービスで、ずっと安心して暮らせる家を提供しています。
EXTRA(エクストラ)
三菱地所ホームの「エクストラ」は、世界一つの特別な住宅づくりを行なう三菱地所のこだわりの商品です。
工法にこだわらず、お客様の要望によって最適な工法を提案です。強さと美しいデザイン性を兼ね備えた上質なオンリーワンを提供してくれます。
工法からフルオーダーができるので、最上のこだわりを住まいに求める方におすすめです。
7-3.三井ホーム
参考:三井ホーム ホームページ
三井ホームは、おしゃれな外観が人気のハウスメーカーです。
欧米のクラシカルなデザインと現代の技術を混ぜ合わせた洋風デザインは女性からの人気があります。
また、耐震性・断熱性・耐久性にも優れており、デザイン性と耐久性を重視したい方におすすめです。
chouchou(シュシュ)
「シュシュ」は、「あったらいいな」をかなえる家がコンセプトです。家族の暮らし方や思いを考え、時間の使い方も含めた空間づくりを提案してくれます。
毎日にゆとりを生むヌックや、広々快適なアイランドキッチンを設置したい方にもおすすめです。
まとめ
40坪の土地は、平米に換算すると約132平米、畳にすると80畳の広さがあります。40坪の家の間取りは4LDK~5LDKが中心で、家族4~5人で暮らすのに適しています。
注文住宅なら、さまざまなこだわりを詰め込める可能性がたくさんあります。いろいろな間取りを見て、自分の理想や家族の暮らしをイメージした設計をしていくことが大切です。
この記事では、40坪の間取り例10選を紹介しました。さらに、費用相場や失敗からわかる注意点、おすすめのハウスメーカーもお伝えしています。ぜひ参考に、理想の住まいづくりを実現してください。
この記事のポイント
40坪の土地と40坪の家、それぞれの広さをご紹介します。
40坪におすすめの間取り例10選をご紹介します。
40坪の家といっても、依頼先の坪単位により費用は大きく変わってきます。例えば、坪単価40万円なら費用は1,760万円、坪単価70万円なら3,080万円です。
この記事では、実際の40坪の注文住宅の費用シミュレーションをご紹介しています。
これらの失敗例と、その注意点と対策は「6.40坪の家を建てる前に!失敗例からわかる注意点」で解説しています。
おすすめの理由と、なかでもおすすめの商品は「7.40坪の家を建てるのにおすすめのハウスメーカー3社」で解説しています。
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