
「マイホームはおしゃれなツートンカラーにしたい」と考える方は多いですが、「ダサい外壁」になるのは避けたいものです。
周囲の環境と調和していなかったり、色の組み合わせが悪かったりすると違和感のある外壁になりやすいため、注意が必要です。
この記事では、「ツートンカラーにしたいが、ダサい外壁にはしたくない」という方に向けて、おしゃれな外壁の家づくりをするポイントを紹介します。
- ツートンカラーの外壁がダサくなる失敗ケース
- ダサいツートンカラーにしないコツ
- ツートンカラーで人気のある色の組み合わせ
ツートンカラーの注文住宅を建てるときに押さえたいポイントも解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
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Contents
1.ツートンカラーの外壁がダサいといわれるケース
外壁のツートンカラーは配色を間違えると、「ダサい」と思われる可能性があります。
ダサいといわれやすいのは、次のようなケースです。
ツートンカラーで「ダサい」といわれやすいケース
- 周囲の環境と調和していない
- 色の組み合わせが悪い
- トレンドを意識しすぎている
- 素材の質感が不自然
ここでは、「ダサい」ツートンカラーの例を解説します。
1-1.周囲の環境と調和していない
周囲の環境と調和していないツートンカラーの外壁は、街並みから浮いて見えてしまい、違和感を与える原因となります。その結果、見る人によっては「ダサい」といった印象を持たれる可能性もあります。
外壁の色を選ぶ際には、自分の好みや理想だけで決めるのではなく、住んでいる地域の風土や周辺の建物との調和を考慮することが大切です。
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1-2.二色の組み合わせが悪い
たとえ一つひとつの色が魅力的であっても、その組み合わせ方によっては「ダサい」といったマイナスの印象を与えてしまうことがあります。
特に、全体の統一感がない配色や鮮やかな色と暗い色を無理に組み合わせたような、バランスの悪い配色はちぐはぐで落ち着きのない印象を与え、「センスのない外壁」と思われやすいでしょう。
外壁における配色は、トーンや明度、彩度のバランスも重要です。
例えば、暖色と寒色を不自然に組み合わせたり、コントラストが強すぎたりすると、視覚的に不快感を覚えやすくなります。
美しく見せるためには、同系色や補色の使い方を工夫したり、全体の雰囲気に一貫性を持たせたりすることが大切です。
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1-3.トレンドを意識しすぎている
センスの良い外壁に仕上げるためには、トレンドを適度に取り入れることも重要な要素です。トレンドカラーを上手に使うことで、現代的で洗練された印象を与えられます。
しかし、トレンドに偏りすぎた配色には注意が必要です。特定の時代にのみ流行した色の組み合わせは、数年後には「古くさい」「時代遅れ」と感じられ、「ダサい」と見られてしまう可能性があります。
ファッションと同様に、住宅の外観も時間とともに印象が変わっていくため、慎重な色選びが必要です。長く愛される外観にするには、時代の流れに左右されにくい、ベーシックで汎用性の高い色の組み合わせを選ぶとよいでしょう。
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1-4.素材の質感が不自然
外壁の色選びでは、色味そのものだけでなく、「質感」や「光沢感」といった素材の特徴にも注意が必要です。
見た目の色が調和していても、質感が大きく異なる色同士を組み合わせると、外観全体に違和感を与えることがあります。
例えば、ツヤのある光沢仕上げのカラーと、落ち着いたマット仕上げのカラーを隣り合わせで使うと、表面の質感の差が目立ちすぎて、不自然な印象になることがあります。
特に、広い面積で使う場合、違和感がより顕著になります。
統一感のある外観を作るためには、色の明度や彩度だけでなく、塗装の仕上げ方法や素材の質感もトータルで考慮することが大切です。
同じ質感でまとめるか、質感の差があっても自然に調和するような配置や分量を工夫することが、外壁をセンスよく仕上げるポイントです。
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2.外壁をダサいツートンカラーにしないコツ
外壁のツートンカラーをセンス良く仕上げるためには、色の比率や同系色でまとめるなど、いくつかのポイントがあります。
- 二色の比率を工夫する
- 同系色でまとめる
- セパレーションカラーを入れる
- 凹凸に合わせて色を変える
- 全体のバランスを考える
ここでは、外壁をダサいツートンカラーにしない工夫について解説します。
2-1.二色の比率を工夫する
外壁をツートンカラーにする場合は、二色の「色の比率」に注意しましょう。
どちらの色をメインにするか、どのくらいの面積をそれぞれに使うかによって、建物全体の印象が大きく変わります。
一般的には、「6:4」から「7:3」程度の割合が良いとされています。メインカラーが全体を引き締め、サブカラーがアクセントとして程よく存在感を出すことで、まとまりのあるデザインになります。
反対に、「5:5」のように色の面積を完全に同じにすると、どちらが主役かわからなくなり、全体がぼやけた印象になりやすいでしょう。また、極端に偏った比率もアンバランスな印象を与えることがあります。
色の組み合わせだけでなく、色の見え方や印象は面積比によっても左右されるため、計画的にデザインすることが大切です。
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2-2.同系色でまとめる
外壁の配色で失敗しないためには、同系色でまとめるのがおすすめです。同系色とは色合いが近い色同士の組み合わせのことで、調和しやすく統一感のある印象に仕上がります。
例えば、「クリーム色とブラウン」や「グレーと黒」「白とグレー」といった組み合わせは、落ち着いたトーンでまとまりが出やすく、洗練された印象を与えます。
このような配色は流行に左右されにくく、年月が経っても飽きにくいでしょう。
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2-3.セパレーションカラーを入れる
同系色の組み合わせだけでは全体の印象がぼやけてしまう場合には、「セパレーションカラー(境界色)」を取り入れる方法があります。
これは、二色の切り替え部分に、幕板(外壁の1階と2階の間に設置する装飾的な横板)や雨樋(屋根からの雨水を排水するための設備)などの構造物を利用し、そこに別の色を使って境界線を強調する方法です。外観にメリハリが生まれ、より引き締まった印象になります。
セパレーションカラーには、白や黒といった中立的で周囲の色と調和しやすい色を選ぶのが一般的です。
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2-4.凹凸に合わせて色を変える
建物の凹凸に合わせて外壁の色を切り替えることで、奥行きのある洗練された印象を演出できます。
特に、バルコニーや玄関ポーチなどの突出した部分に異なる色を用いると、自然なツートンカラーとなり、視覚的なメリハリが生まれます。
こうした工夫によって建物全体に立体感が加わり、実際の大きさ以上に見せる視覚効果も期待できるでしょう。
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2-5.全体のバランスを考える
ツートンカラーを取り入れる際は、色の組み合わせだけでなく、全体のバランスを意識することも大切です。
特に、どのように色を分けるかによって、建物の印象が大きく変わります。
ツートンカラーの主な分け方には、次のようなパターンがあります。
- 上下で水平に分ける
- 縦で垂直に分ける
- 凹凸のある箇所の色を変える
- 一部のみ色分けをする
どのパターンを選ぶかは、住宅の外観デザインや選ぶ色との相性によって異なります。
重要なのは、色の切り替え位置や配色が全体と調和し、自然に見えるよう工夫することです。
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3.外壁のツートンカラーで人気のある組み合わせ
外壁のツートンカラーで特に人気の高い組み合わせについて、表にしました。
配色例 | 特徴 |
---|---|
白×チャコールグレー | 都会的で引き締まった印象 |
ベージュ×グレー | 同系色のベーシックカラーを組み合わせ、上品な仕上がり |
オフホワイト×ネイビーブルー | 清潔感があり、落ち着きのある配色 |
グレージュ×木目調 | 北欧風の建物に合い、温かみのある印象 |
ベージュ×ダークブラウン | ナチュラルで親しみのあるイメージ |
白×ネイビーグレー | モノトーン調でトレンドも意識したスタイル |
ブルー×グレー | メリハリがあり、濃淡で存在感のある印象 |
家づくりを検討する際の参考にしてください。

“外壁をツートンカラーにするとコストが高くなる?”
ツートンカラーを検討する際、気になるのが塗装費用です。
「1色よりも高くなるのでは?」と不安に思うかもしれませんが、実際にはそれほど大きく料金が変わるわけではありません。
塗装工事にかかる足場代や作業費は、1色でも二色でもほとんど差がないため、ツートンカラーでも追加費用が発生しないケースがほとんどです。
ただし、使用する色の数が増えると、それに伴って塗料の準備や手間が増えるため、業者によっては費用がやや高くなることもあります。
また、紫外線の影響を受けやすい色を使う場合は、耐久性を高めるためにハイグレードな塗料を選ぶことがあり、その分コストが上がる可能性もあるでしょう。
4.外壁をツートンカラーにする際のポイント
外壁をツートンカラーにするときは、住宅のデザインや周辺環境に合うかを考えることも大切です。また、経年によりカラーがどのように変化するかも把握しておきましょう。
ツートンカラーにする際に押さえておきたいポイントを解説します。
4-1.住宅のデザインに合うか
ツートンカラーを取り入れる際には、住宅のデザインや建築様式に調和した配色を選ぶことが大切です。
いくら自分の好みに合った色でも、家の外観や雰囲気に合っていなければ、全体としてちぐはぐな印象になり、かえって「ダサい」と思われてしまう可能性があります。
例えば、和風の落ち着いた住宅に赤や青など鮮やかな色を使うと、外観に不自然さが生まれ、周囲の景観とも調和しにくくなります。
一方で、アースカラーやくすみ系の落ち着いた色味を選ぶと自然に馴染み、上品で洗練された印象になるでしょう。
住宅のデザインに合った色を選ぶことで、ツートンカラーを効果的に活かし、センスの良い外観を実現できます。
4-2.周辺環境に合うか
ツートンカラーの配色は、住宅のデザインだけでなく、周囲の街並みや環境との調和を考慮することが大切です。
落ち着いたトーンの住宅が多い地域では、原色などの強い色を使うと違和感を与えてしまう可能性があります。
周囲とのバランスを大切にしながらも、自分らしさを感じさせる工夫を取り入れることで、周囲に溶け込みながらも個性的な外観を実現できます。
4-3.経年によりカラーがどのように変化するか
ツートンカラーの外壁にする際は、経年による色の変化にも注意が必要です。
外壁は常に雨風や紫外線にさらされるため、年月の経過とともに汚れがついたり、色あせが生じたりします。選ぶ色によっては、そうした変化が特に目立ちやすくなることがあります。
一般的に、濃い色ほど色あせが目立ちやすく、逆に薄い色は色あせや汚れが目立ちにくい傾向があります。美観を長く保ちたい場合は、耐候性の高い塗料を選ぶことや、色あせしにくい色を選ぶこともポイントです。
ツートンカラーの色を選ぶときは、ハウスメーカーのアドバイスも参考にするとよいでしょう。
ハウスメーカーを選ぶ際に決め手の1つが「営業担当者」です。
しかし、一般の方が営業担当者をあらかじめ指定することはできません。そこでおすすめなのが、無料のHOME4U(ホームフォーユー)プラン作成依頼サービスです。
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まとめ
ツートンカラーの外壁は、配色バランスや色の組み合わせによっては「ダサい」と思われることがあります。
周囲の環境や建物との調和を無視した原色や派手な色、質感の異なる色同士の組み合わせは、不自然な印象になりがちです。また、トレンドを意識しすぎると経年により時代遅れに見えることもあります。
周囲や住宅のデザインも考慮し、時にはプロの力も借りながら、全体的に統一感のある「ダサくない」ツートンカラーを選びましょう。