中堅ハウスメーカーとは、大手ハウスメーカーのように全国規模ではないものの、ローコストハウスメーカーや地元工務店より営業エリアの広いハウスメーカーを指すことが多いです。

住宅性能にこだわっているハウスメーカーが多いため、費用を抑えつつ、快適性や安全面は追及したい方におすすめです。

ハウスメーカー・工務店はそれぞれ強みが異なるため、建築依頼先として選ぶ際には必ず複数社を比較検討する必要がありますが、中堅ハウスメーカーを選ぶときは、次のポイントに注目しましょう。

上記のような項目を「どのように比較していったらよいかわからない」という方に向け、この記事では、中堅ハウスメーカーに関する以下の内容を解説します。

この記事を参考に、理想の注文住宅が建てられる中堅ハウスメーカー・工務店を見つけてくださいね。

大手・中堅・ローコスト別に建築依頼先を選びたい方は「ハウスメーカーの比較」の記事もご覧ください。

1.おすすめの中堅ハウスメーカー

冒頭でもお伝えしたとおり、中堅ハウスメーカーを選べば、建築費用を抑えながら高性能な家を建てることができます。

知名度は大手ハウスメーカーよりは低いものの、実績のある実力派の会社が多いため、「費用は押さえたいけれど、性能は落としたくない」という方は前向きに検討してみましょう。

おすすめの中堅ハウスメーカーのスペックは、以下の比較一覧表をご覧ください。

※プランやエリアによって異なる
* モデルハウスのあるエリアを記載

以下より、1社ずつ詳しい特徴を見ていきますが、あらかじめ自分に合ったハウスメーカー・工務店を絞り込んでおきたい方は、無料のHOME4U（ホームフォーユー）プラン作成依頼サービスをご利用ください。

スマホやパソコンから簡単に、あなたに合ったハウスメーカー・工務店が絞り込めます。

1-1.住友不動産

※プランやエリアによって異なる
* モデルハウスのあるエリアを記載

旧三大財閥「住友グループ」の不動産会社である住友不動産は、不動産会社ならではのネットワークで土地探しから家づくりまでをトータルでサポートしてくれます。

ウッドパネル工法や2×4工法・2×6工法により、地震と火に強い木の家を実現しつつ、高級マンションのような洗練された高品質の住宅設備、グッドデザイン賞を多数受賞したデザイン性の高い住宅を提案してくれます。

参考：住友不動産 公式HP

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1-2.トヨタホーム

※プランやエリアによって異なる
* モデルハウスのあるエリアを記載

トヨタホームは、トヨタグループの総合力で安心して暮らせる家づくりを実現します。

鉄骨ラーメン構造により耐震性能を高め、割れにくい窓ガラスや外れにくい面格子などを組み合わせたり、電子錠「ラ・ロックⅡ」をドアに設置したりして、防犯性にも配慮した家を実現しています。

また、厳正な資格制度のもとに選び抜かれたトップデザイナーが設計をサポートしてくれるので、デザイン性の高さにも期待できます。

初期保証40年間は大手ハウスメーカーと比べても長く、暮らし始めてからの安心感にも定評があるハウスメーカーです。

参考：トヨタホーム 公式HP

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1-3.クレバリーホーム

※プランやエリアによって異なる
* モデルハウスのあるエリアを記載

クレバリーホームでは、見た目が美しく、メンテナンス性に優れた外壁タイルを標準仕様としています。

コストをかけずに外観や性能を維持できるため、ランニングコストを抑えやすいです。

また、建築家が暮らしたい家を形にした「クレバリーディーズ」なら、独創的なプランが可能。

住宅性能だけでなく、外観のデザイン性にも凝りたい方におすすめです。

参考：クレバリーホーム 公式HP

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1-4.アイ工務店

※プランやエリアによって異なる
* モデルハウスのあるエリアを記載

アイ工務店では、家族と過ごせる時間が長いときにマイホームを手に入れられるように、適正価格にこだわっています。

理想の暮らしを実現するデザイン、長く安心して暮らせる品質にもこだわり、2010年の創業以来10年以上にわたって国内ハウスメーカーの中で成長率1位を実現してきました。

参考：アイ工務店 公式HP

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1-5.桧家住宅

※プランやエリアによって異なる
* モデルハウスのあるエリアを記載

桧家住宅は、全館空調と高気密・高断熱を特徴とするハウスメーカーです。

グッドデザイン賞を受賞した「Z空調」やWバリア工法により、1年中快適な温度を保ち、冷暖房費を大幅に削減します。

モデルハウスは40坪台の現実的なサイズなので、実際の生活をイメージしやすいでしょう。

また、独自開発のアイテムブランド「プレミアムワン」には、上質なデザインのキッチンや収納家具、洗面化粧台、宅配ボックスなどがあり、快適でデザイン性の高い暮らしを支えてくれます。

参考：桧家住宅 公式HP

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1-6.木下工務店

※プランやエリアによって異なる
* モデルハウスのあるエリアを記載

木下工務店では、強くやさしい木の魅力を引き出し、心地よさを感じられる住まいづくりを目指しています。

木造住宅だと耐震性が気になる方もいるかもしれませんが、木下工務店では制震システム「DUOフレーム工法」を標準採用。
高層ビルの制震技術を木造住宅に応用し、地震の揺れを最大70％低減^※します。

また、独自の基準を満たす「キノシタ マイスタークラブ」の職人による確かな技術で、外観・内装ともに完全自由設計でプランを立てられます。

※メーカー調べ

参考：木下工務店 公式HP

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1-7.アキュラホーム

※プランやエリアによって異なる
* モデルハウスのあるエリアを記載

アキュラホームは愛される家づくりを実現するために、「完全自由設計・高性能なのに、適正価格」を磨いてきました。

耐震性や耐久性、断熱性にもこだわり、ZEH基準を上回る暮らしやすさと地球環境へのやさしさを実現します。

参考：アキュラホーム 公式HP

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1-8.ヤマト住建

※プランやエリアによって異なる
* モデルハウスのあるエリアを記載

ヤマト住建は、社外デザイナーにも発注できる柔軟性で、暮らしが楽しくなるプランを多数用意しています。

たとえば、インナーガレージや屋上庭園、2.5階建てスキップフロアなど、一人ひとりの考え方に寄り添い、暮らしやすい住宅を目指します。

また、金物工法＋パネル工法で耐震性は耐震等級3（最高）を確保。
地震の揺れを抑える「制振ダンパー」とあわせ、地震に強い家を実現しています。

参考：ヤマト住建 公式HP

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1-9.東急Re・デザイン

※プランやエリアによって異なる
* モデルハウスのあるエリアを記載

東急Re・デザインは、中堅ハウスメーカーにしては珍しく、さまざまな構造に対応している点が強みです。

賃貸住宅や店舗・オフィス建築、戸建住宅施工・リフォームなど幅広く手掛けているノウハウを生かし、土地活用計画の設計から施工管理・アフターフォローまで、一貫体制でサポートしてくれます。

高級マンションのようなおしゃれな内装や、海外住宅のような外観にも対応しているので、デザイン性が高い家にしたい方にもおすすめです。

参考：東急Re・デザイン 公式HP

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1-10.ヤマダホームズ

※プランやエリアによって異なる
* モデルハウスのあるエリアを記載

家電量販店チェーンで知られるヤマダ電機と同じく、ヤマダホールディングスの子会社であるヤマダホームズ。

防虫効果、耐水効果、強度など、すべての面において高い水準を誇るヒノキ集成材を、柱・土台に採用し、2×6工法で建てることで、耐震性と快適性を高い基準で実現します。

断熱仕様はハイグレードな「高性能グラスウール断熱」と「吹付断熱」から選べ、太陽光発電や貯水タンク、2階バルコニーなどが付いた「水害対策仕様」は全商品にオプション追加可能です。

住まいの名門「小堀住研」の企業建築家集団が在籍しているので、デザイン力にも期待ができます。

参考：ヤマダホームズ 公式HP

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以上が、中堅ハウスメーカー・工務店でおすすめの10社です。

「気になるハウスメーカーがいっぱいあって迷う！」
「自分に合うハウスメーカーはどれだろう？」

という方は、無料のHOME4U（ホームフォーユー）プラン作成依頼サービスをご利用ください。

スマホやパソコンから簡単にあなたに合ったハウスメーカー・工務店が絞り込めるうえ、ハウスメーカー・工務店があなたのために作成した住宅プラン（間取り図・資金計画含む）を最大5社分まで手に入れることができます。

実際の住宅プランがあれば、具体的なプラン内容や見積もりがイメージしやすいため、より着実にハウスメーカー・工務店比較を進めることができますよ。

予算やこだわりに合ったハウスメーカー・工務店を効率よく探せる完全無料・営業なしのサービスなので、ぜひお気軽にご利用ください！

2.中堅ハウスメーカーの比較ポイント

「自分に合ったハウスメーカー・工務店」は、人によって異なります。

中堅ハウスメーカーを検討する際には、次のポイントに注目し、必ず複数社比較しながら検討しましょう。

それぞれの詳細を説明します。

2-1.坪単価

坪単価とは、1坪あたりの建築費のことです。
建物の本体価格を、延床面積で割って求めます。

坪単価には本体価格しか含まれていないケースが多いため、正確な資金計画が立てられるわけではありませんが、おおよその坪単価がわかると、家づくりの予算を立てやすくなります。

2-2.性能

冒頭でもお伝えしたとおり、中堅ハウスメーカーは、特定の性能に特化している傾向にあります。

家づくりにおいて重視したいポイントを強みとしているかどうか、チェックしておきましょう。

2-3.信頼・実績

長期保証を謳っているハウスメーカーでも、会社が倒産すると建築途中で工事ができなくなったり、建てた後に保証を受けられなかったりする可能性があります。

大手グループ企業傘下であったり、老舗、多くのノウハウがあったりするようなハウスメーカーなら、万が一のときにも安心です。

2-4.デザイン

住宅は安い買い物ではありません。
長く暮らすためにも、デザインが気に入らないのは困ります。

公式ホームページやカタログ、SNSなどで実例画像を確認し、好みに合うデザインかチェックしてみてください。

2-5.アフターサービス

アフターサービスが充実しているかも確認しておきましょう。

初期保証期間はもちろん、最大どのくらいの期間サポートを受けられるのか、他のサービス内容はどうなのかなどを事前に調べておくと、より安心して暮らせるでしょう。

2-6.対応エリア

中堅ハウスメーカーは全国対応でないケースも多いです。

希望するハウスメーカーがお住まいのエリアに対応しているのかもチェックしてください。
多くの場合、公式ホームページではモデルハウスがある場所を掲載しています。

一般的には、モデルハウスがある場所＝施工対応リアととらえてよいでしょう。
詳しく知りたい方は、実際にモデルハウス見学に行って、営業担当者に確認するとよいです。

以上が、複数の中堅ハウスメーカーを比較する際にチェックしたい比較ポイントです。

しかし、全国に数万社あるといわれているハウスメーカー・工務店の中から、これらのポイントを1つずつ確認し、自分たちに合ったハウスメーカー・工務店を絞り込んでいくのは大変です。

おすすめは、早めに注文住宅の相談窓口を利用し、アドバイザーに「自分に合ったハウスメーカー・工務店がどこなのか」を相談してみること。

無料オンライン相談サービス「HOME4U 家づくりのとびら」なら、専門アドバイザーが全員ハウスメーカー出身なので、ハウスメーカー・工務店の商品ごとの特徴・強みはもちろん、各社の住宅商品や坪単価なども詳しく聞くことができます。

一般的なカタログ請求と異なり、ハウスメーカー・工務店へのご案内の際に新人の営業担当者が付きにくいのもポイント。

また、オンラインからテレビ会議システムで相談できるため、同居者全員が集まりにくい際にも複数拠点から一緒にご相談いただけます。
他の相談窓口よりも平日の受付時間が長いので、家事や仕事で忙しい方にも利用しやすいですよ。

営業トークは一切なく、完全無料のサービスなので、ぜひお気軽にご相談ください。

3.大手ハウスメーカーと中堅ハウスメーカーの違い

中堅ハウスメーカーと大手ハウスメーカーは、主に価格や対応エリア、アフターサービスに違いがあるといわれています。

中堅ハウスメーカーは大手ハウスメーカーよりも安く高性能な家が手に入る傾向にある一方、アフターサービスやデザイン性は大手ハウスメーカーよりも劣るケースもあります。

ちなみに、大手ハウスメーカーでも「セミオーダープラン」や「規格住宅」を選択すれば、中堅ハウスメーカーよりも建築コストを抑えられることがあります。

重視したいポイントを整理しながら、自分たち合った選択をしましょう。

やめたほうがいいハウスメーカーの特徴

建築依頼先として避けたほうがよいハウスメーカー・工務店の特徴があります。
それは、営業担当者の変更ができないハウスメーカー・工務店です。

営業担当者は建築依頼先を決めるうえで決定打になることが多く、プランニング中はもちろん、家を建てた後にもメンテナンスやリフォームなどで関わり続ける相手なので、非常に重要です。

多くのハウスメーカー・工務店では、オーナー側から申し出があれば営業担当者の変更を受け入れてくれます。
以下のような対応が目立つ営業担当者の場合には、早々に変更を申し出ましょう。

• オプション追加の提案がしつこい
• 要望どおりのプランを提案してくれない
• 値引きの話ばかりする
• 身だしなみがだらしない
• レスポンスが遅い

変えてもらった営業担当者も上記のような行動が目立つ、あるいは、そもそも変更ができないといったハウスメーカー・工務店の場合は、企業自体に問題があるかもしれません。

他のハウスメーカー・工務店を検討してみましょう。

自分に合った営業担当者を見つけるには？

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ハウスメーカーとコンタクトを取る際、一般的にはオーナー側が営業担当者を指名することはできません。
しかし、本サービスなら平屋や二世帯住宅、こだわりのインテリア・外観など建てたい住宅の知識・提案経験が豊富な営業担当者へご案内できます。

要望に沿ったハウスメーカーのピックアップからサポートいたしますので、家づくりを着実に進められますよ！

4.中堅ハウスメーカーを選ぶメリットと注意点

中堅ハウスメーカーを選ぶことには、以下のようなメリットがあります。

最後に、中堅ハウスメーカーを検討するメリットを、注意点とともに紹介します。

4-1.価格を抑えて注文住宅を建てられる

中堅ハウスメーカーは、大手ハウスメーカーほど住宅商品ごとの価格帯の幅が広すぎず、価格を抑えながら家を建てられる点が魅力です。

ただし、住宅商品ごとの価格帯の幅が狭いということは、裏を返せば大手ハウスメーカーほど選択肢が広くないとも考えられます。
予算に合わない場合は他のハウスメーカー・工務店を検討する必要があるので、注意してください。

4-2.こだわりたい部分にお金がかけられる

中堅ハウスメーカーは、ローコストハウスメーカーや地元の工務店と比べると自由度が高い傾向にあるため、こだわりたい部分にだけお金をかけられます。

ただし、こだわりすぎると大手ハウスメーカーよりも坪単価が高くなることもあります。

4-3.特殊な形の土地でも住宅を建てられる

完全自由設計に対応している中堅ハウスメーカーなら、変形地や旗竿地など、特殊な形の土地でも住宅が建てられます。

ただし、設計の提案力は営業担当者やデザイナーによって異なるため、複数社のプランを見比べながら決めましょう。

まとめ

中堅ハウスメーカーなら、性能の高い住宅を大手ハウスメーカーよりも安く手に入れられる傾向にあります。

今回ご紹介した比較ポイントを確認しながら、複数のハウスメーカー・工務店を比較してみてくださいね。