本記事は、新築注文住宅を建てる際にウォークインクローゼットを検討している方に向けて、「ウォークインクローゼットを設置するかどうか」「どこにどのように設置すべきか」を判断するために必要な情報を、できる限り簡潔にまとめています。
- ウォークインクローゼットは、どんな人におすすめか
- ウォークインクローゼットを設置するメリット・デメリット
- ウォークインクローゼットの広さの目安や種類
- ウォークインクローゼットの間取り例【2畳・3畳・4畳】
さまざま収納方法を比較したい方は「収納方法別の間取り」もご覧ください。
Contents
1.ウォークインクローゼットとは
ウォークインクローゼットとは普通のクローゼットと違い、中に入って大人が歩けるサイズのクローゼットのことです。
一般的には2~4畳ほどの広さがあり、ハンガーパイプや棚が設置されています。
間取り図では「WIC」と記載されることが多いです。
- 洋服や荷物が多い人
- 家の中をスッキリした空間にしたい人
- 収納を一か所に集約させたい人
メリット | デメリット |
---|---|
|
|
広さ | 家族の人数 | 収納の目安 |
---|---|---|
2畳 | 2人 | 約120着 |
3畳 | 3〜4人 | 約180着 |
4畳 | 5人以上 | 約240着 |
I型 | |
---|---|
間取り図 | イメージ図 |
おすすめの広さ | 収納量 |
2畳 | 少 |
特徴 | |
|
|
Ⅱ型 | |
間取り図 | イメージ図 |
おすすめの広さ | 収納量 |
2〜3畳 | 中 |
特徴 | |
|
|
L型 | |
間取り図 | イメージ図 |
おすすめの広さ | 収納量 |
2〜3畳 | 中 |
特徴 | |
|
|
U型 | |
間取り図 | イメージ図 |
おすすめの広さ | 収納量 |
3〜4畳 | 多 |
特徴 | |
|
設置場所 | おすすめの理由 |
---|---|
寝室 | 設置する場所として最も一般的なのは寝室。 朝起きてすぐに着替えることができ、クローゼット内に着替えるスペースがなくても、寝室で身支度を整えてからリビングに移動可能。 |
玄関横 | 玄関横に設置すると利便性が高まる。 帰宅後すぐに着替えられ、コートなどを玄関で脱いで収納できる。 また、シューズクロークと併設すれば、靴も含めて一箇所にまとめることも可能。 |
洗面脱衣所 | 洗面脱衣所の横もおすすめ設置場所の一つ。 浴室やランドリーに近いため、衣類のほかにタオル類も一緒に収納可能。外出時の身支度や入浴後の着替えがスムーズに行える。 |
廊下 | クローゼットを家族で共有する場合、どの部屋にも直結させないことがコツ。
廊下から出入りできるようにすることで動線の公平感が保たれ、全員が使いやすくなる。 |
ウォークインクローゼット以外にも注文住宅に収納スペースを設置することができます。
詳しくは下記記事をご覧ください。
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2.【2畳 おすすめ間取り事例】 寝室に設置
ハンガーラックの下にできるデッドスペースに収納ケースを設置するのがコツ
設置場所 | 内容 |
---|---|
おすすめ人数 | 1〜2人用 |
おすすめ 配置タイプ |
Ⅰ型またはL型 |
おすすめの 設置場所 |
寝室または個人の部屋 |
メリット |
|
デメリット |
|
2畳のウォークインクローゼットには、Ⅰ型かL型がおすすめです。
Ⅰ型では上部にハンガーラック、下部に収納スペースを設け、使わない壁面には鏡を設置するとよいでしょう。
L型では1面にハンガーラック、もう1面に収納スペースを設置すると効率的です。
大きなクローゼットではないため各部屋に設置することができ、プライバシーと利便性を兼ね備えたウォークインクローゼットになりますが、大型用品の収納には不向きです。
3.【3畳 おすすめ間取り事例】洗面脱衣所の横に設置
ハンガーパイプを2段にして、収納棚を多く作るのがコツ
【3畳のウォークインクローゼット 概要】
設置場所 | 内容 |
---|---|
おすすめ人数 | 3〜4人用 |
おすすめ 配置タイプ |
Ⅱ型・L型・U型 |
おすすめの 設置場所 |
洗面脱衣所や玄関の横 |
メリット |
|
デメリット |
|
3畳のウォークインクローゼットには、Ⅱ型またはL型がおすすめです。
通常の洋服の量であれば2人用には十分な広さで、洋服だけでなく布団やキャリーバッグなどの大きなものも収納できます。
3畳の広さがあれば、個室ではなく共用部に設置するとよいでしょう。
例えば、洗濯乾燥機のある洗面脱衣所の横に設置することで、「洗濯乾燥から収納」まで一直線につながる効率的な動線設計が可能です。
また、個人の洋服だけでなく、家族で使用するタオル類なども多く収納できます。
洋服以外の収納を検討している場合は、ハンガーラックを多く作るよりも収納棚を多く設置することで、様々な使い方が実現可能です。
4.【4畳 おすすめ間取り事例】廊下やホールなどの共有部から入れる独立型
可動式の棚を設置したり、小型のベンチやドレッサーを置いたり、レイアウトや配置を工夫するのがコツ
設置場所 | 内容 |
---|---|
おすすめ人数 | 4人以上 |
おすすめ 配置タイプ |
Ⅱ型・U型 |
おすすめの 設置場所 |
どの部屋にもつながっていない廊下から入れる独立タイプ |
メリット |
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デメリット |
|
4畳のウォークインクローゼットには、Ⅱ型またはU型がおすすめです。
夫婦と子供2人分の荷物を収納してもスペースにゆとりが生まれます。
大きな荷物だけでなく、小型ベンチや大きな鏡を置いて着替えスペースにしたり、ドレッサーを置いてお化粧したりと、クローゼット以外の用途にも活用した方がよいでしょう。
ただし、基本的に収納に使えるのは壁面だけなので、広いスペースを取った割には思ったより収納できないと感じる方も少なくありません。
そのため、デッドスペースができないように、クローゼット内のレイアウト設計や可動式の棚の設置など工夫が必要です。
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5.ウォークインクローゼットでおすすめのメーカー3社
ウォークインクローゼットがある注文住宅を建てたい方に、おすすめのメーカー3社を紹介します。
- 南海プライウッド
- アイ工務店
- 三菱地所ホーム
それぞれについて詳しく紹介します。
5-1.南海プライウッド
南海プライウッドをおすすめする理由は、お家の収納に強い商品展開と、徹底した品質管理を行っているからです。
お家の中の空間すべてに対応する収納製品をデザインし、快適な「収納生活」を提案してくれます。
ウォールゼットノエル3
デザイン性の高いシリーズです。パーツも豊富で希望や目的にマッチしやすい特徴があります。
施工性も良く強度が強いので使用し続けても破損しにくく、おしゃれで長く使えるウォークインクローゼットとして人気です。
5-2.リクシル
リクシルをおすすめする理由は、インテリア建材やエクステリア製品を取り扱う大手であり、取り扱いハウスメーカーが多いことです。
収納に関してもウォークインクローゼットに限らずリビング、玄関、床下など様々な場所に対応するデザイン性の高い商品が充実しています。
システム収納 フレームタイプ
ウォークインクローゼットに対応するプランがあるタイプです。
アルミフレームと棚板を基本パーツに引き出しやハンガーパイプ、バスケット棚など様々な組み合わせが可能です。
収納システムをリクシルに統一することで整理しやすく見た目も美しいクローゼットになります。
5-3.住友不動産
住友不動産をおすすめする理由は、マンション、木造などのコンクリート造りの施工実績が豊富で、営業担当の1級建築士の有資格者が多いからです。
ウォークインクローゼットを取り入れた間取り例も多数あります。
J・レジデンス
「J・レジデンス」は、2013年にグッドデザイン賞を受賞した高級マンションをイメージさせる上質感のある商品です。
標準仕様でこの上質感が手に入るのがポイントになります。
グレードの高い内装はウォークインクローゼットにも適用され、収納スペース以上の魅力を感じることのできる空間となっています。
以上が、ウォークインクローゼットを取り入れるうえでおすすめメーカーです。
もちろん、今回ご紹介したメーカー以外にも、ウォークインクローゼットのある住宅プランを提案してくれるメーカーはたくさんあります。
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この記事のポイント まとめ
- 洋服や荷物が多い人
- 家の中をスッキリした空間にしたい人
- 収納を一か所に集約させたい人
上記のようにお考えの人は、ウォークインクローゼットの設置を検討しましょう。
ウォークインクローゼットクローゼットを設置した間取り例は、「2畳のウォークインクローゼットを設置した間取り例」「3畳のウォークインクローゼットを設置した間取り例」「4畳のウォークインクローゼットを設置した間取り例」をご確認ください。
広さ | 家族の人数 | 収納の目安 |
---|---|---|
2畳 | 2人 | 約120着 |
3畳 | 3〜4人 | 約180着 |
4畳 | 5人以上 | 約240着 |
詳しくは「1.ウォークインクローゼットとは」をご確認ください。
設置場所 | おすすめの理由 |
---|---|
寝室 | 設置する場所として最も一般的なのは寝室。 朝起きてすぐに着替えることができ、クローゼット内に着替えるスペースがなくても、寝室で身支度を整えてからリビングに移動可能。 |
玄関横 | 玄関横に設置すると利便性が高まる。 帰宅後すぐに着替えられ、コートなどを玄関で脱いで収納できる。 また、シューズクロークと併設すれば、靴も含めて一箇所にまとめることも可能。 |
洗面脱衣所 | 洗面脱衣所の横もおすすめ設置場所の一つ。 浴室やランドリーに近いため、衣類のほかにタオル類も一緒に収納可能。外出時の身支度や入浴後の着替えがスムーズに行える。 |
廊下 | クローゼットを家族で共有する場合、どの部屋にも直結させないことがコツ。
廊下から出入りできるようにすることで動線の公平感が保たれ、全員が使いやすくなる。 |
詳しくは「1.ウォークインクローゼットとは」をご確認ください。