
注文住宅で二階建ての間取りを考える際、「せっかく1からプランを立てるのだから、自分たちに合ったおしゃれな住まいにしたい」と考える方は多いでしょう。
二階建て住宅の間取りは、ライフスタイルや家族構成にあわせて検討することが大切です。
本記事では、おしゃれな二階建ての間取り例を紹介します。
- 二階建てのおしゃれな間取りの例
- 二階建ての種類と必要な面積の目安
- おしゃれな二階建ての家づくりに役立つ間取りのアイデア
- ハウスメーカー選びのポイント
限られた坪数でも、さまざまなアイデアを取り入れることで理想の暮らしが実現できるでしょう。
ぜひ最後までご覧いただき、家づくりの参考にしてください。
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定番のおすすめ間取りについて知りたい方は「家のおすすめ間取り」もご覧ください。
Contents
1.【坪数別】おしゃれな二階建ての間取り図
まずは二階建ての間取り図を見ながら「理想のイメージ」を膨らませていきましょう。
- 【25~30坪】家事動線がスムーズな二階建て間取り
- 【20~30坪】ゆったりとしたリビングを設けた二階建て間取り
- 【30~35坪】ルーフバルコニーを設けた二階建て間取り
- 【30~35坪】二階建て二世帯住宅の二階建て間取り
- 【35~40坪】インナーガレージがある間取り
具体的な間取り図を見ることで、「自分だったらこんな風にしたい」とイメージしたり、家族の意見を引き出したりすることが楽になります。
以下より1つずつポイントとともに解説します。
1-1.【25~30坪】家事動線がスムーズな二階建て間取り
※CL…クローゼット
※WIC…ウォークインクローゼット
キッチン・洗面室・浴室の水回りを一直線に配置し、スムーズな家事の動線を実現した間取りです。
キッチンからはダイニングとリビングが見渡せ、広々としています。
リビングとその隣の洋室は吹き抜けとなっており、二階建てならではの開放感も魅力です。
2階には8帖のウォークインクローゼットがあり、家族の衣類などを十分に収納できるでしょう。
1-2.【20~30坪】ゆったりとしたリビングを設けた二階建て間取り
※CL…クローゼット
家族みんながくつろげる、広々としたリビングを2階に設けた間取りです。
キッチンからはダイニングとリビングのほか庭の様子も見られるため、外で子どもが遊んでいても安心です。
1階の洋室にはそれぞれ収納があり、どの部屋でもすっきりと暮らせるよう考慮されています。
広い庭も魅力の1つで、プールやバーベキュー、ガーデニングなどを家族で楽しめるでしょう。
1-3.【30~35坪】ルーフバルコニーを設けた二階建て間取り
※CL…クローゼット
※WIC…ウォークインクローゼット
2階からさらに上へつながるルーフバルコニーを設けた、ワクワク感あふれる間取りです。
外部からの視線を気にする必要のない家族のプライベート空間は、どう使おうか考えるだけでも楽しいでしょう。
1階は回遊性のある間取りで、効率的な家事動線に考慮しています。
2階には主寝室のほか、バルコニーに出られる2つの洋室を設けています。
子ども部屋や趣味・仕事の部屋などライフスタイルによって幅広く使えそうです。
▶ルーフバルコニーががある2階建ての間取りを叶える方法はこちら
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1-4.【30~35坪】二階建て二世帯住宅の二階建て間取り
※CL…クローゼット
玄関を2つ設けて、各世帯のプライバシーを確保した二世帯住宅の間取りです。
生活スペースは、1階が親世帯、2階が子世帯となっており、2階建てであることをうまく利用しています。
子世帯の浴室や洗面室は1階に設けることで、限られたスペースをうまく利用し、2階の生活スペースを広々と使える設計となっています。
2階の子ども部屋はつなげて使うことも、仕切りを入れて2部屋に分けることも可能です。
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二階建て注文住宅を建てるにはどのくらいの坪数が必要?
住宅金融支援機構の「2023年度 フラット35利用者調査」によると、2023年度の注文住宅における平均面積は119.5平米(約36坪)です。
約30~40坪で実現できる間取りは3LDK~4LDKが一般的です。
この面積は、家族が集まるリビングやダイニングのほか、寝室や子供部屋を確保するにも十分といえるでしょう。
ただし、必要な面積は住む人の家族構成やライフスタイルによって異なります。
確保できる土地の広さや形状、建築条件や建築基準によっても変わるため、上記の面積は目安程度に捉えましょう。
2.二階建てには「総二階建て」と「部分二階建て」がある
二階建ての間取りを考える際には、二階建てには大きく分けて「総二階建て」と「部分二階建て」といったパターンがあることを念頭に置いておきましょう。
総二階建て | 1階と2階の面積が同じで外周が揃っている |
---|---|
部分二階建て | 2階の床面積が1階よりも小さい |
総二階の場合は、部分二階に比べると外観の形状がシンプルになりやすい一方で、安定した構造を作りやすい点がメリットです。耐震性や防犯性の高さも魅力です。
部分二階の場合は、リビングやダイニング、水回りなど生活に必要な空間を面積の広い1階にまとめることで、高齢となっても生活しやすい家を実現できます。
2階に部屋のない部分の天井に勾配をつけるなどして、空間の開放感を高めることも可能です。
両者のメリットとデメリットを踏まえて、どちらのパターンがよいか考えてみましょう。
3.注文住宅で実現!おしゃれな二階建て間取りのアイデア
せっかく注文住宅を建てるなら、自分の思い描く理想のマイホームを実現したいものです。
性能だけでなく、デザインにもこだわるには、以下の4つのアイデアを押さえておきましょう。
- スキップフロア
- 吹き抜け・スケルトン階段
- インナーガレージ
- 土間
以下より1つずつ見ていきましょう。
3-1.スキップフロアで空間に立体感をもたせる
スキップフロアとは、空間の一部に段差を設けることです。
壁や仕切りを使うことなく部屋を区切り、立体感とメリハリのある空間を作れます。
- 部屋の一角に小上がりの畳のスペースを設ける
- 一段下がった空間に子どもが遊ぶスペースを作る
スキップフロアは、住宅の構造を活かして設けることが一般的です。
具体的には、屋根裏のスペースを利用したロフトや、地盤よりも下に床を設ける半地下などがあります。
二階建ての家なら、1階と2階の中間に設ける中二階を設けるなど、スキップフロアのアイデアも広がります。
ただし、自治体によってスキップフロアの広さや高さに関する制限があるため、希望する場合は事前にハウスメーカーに相談しましょう。
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3-2.吹き抜けやスケルトン階段を設ける
開放感やデザイン性を重視するなら、吹き抜けやスケルトン階段がおすすめです。
1階の天井と2階の床を作らず、1階と2階を1つの空間とする方法
リビングや玄関を吹き抜けにすることで、平屋では実現が難しい縦方向への開放感を演出できます。
2階の部分に窓を設置すると、光を採りこみやすく明るい印象の空間となるでしょう。
1階と2階をつなぐ斜めの「ささら桁」と、足を置いて上り下りする「段板」のみで構成された階段
階段が視線をさえぎらず、下にスペースができるため、開放感を確保しながら階段を設けられます。
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3-3.インナーガレージを設置する
インナーガレージは「ビルトインガレージ」とも呼ばれ、家の内部に確保された駐車スペースを指します。
室内からガレージが見える間取りにする、愛車を含めてコーディネートした趣味の空間にするなどのアイデアがあります。
外部にカーポートなどを設置する必要がないため、敷地全体がすっきり見えます。
インナーガレージを設置することで容積率の条件が緩和される場合もあり、限られた広さの土地で車庫を確保し、有効利用できるでしょう。
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3-4.土間スペースを活用する
室内に土間のスペースを設けることで、実用性を備えたおしゃれな空間を作れます。
アウトドア用品やサイクリング用品を収納したり、子どもやペットの遊び場としたりと、活用のアイデアはさまざまです。
家族の趣味にあわせて、ワクワクするような空間を作りましょう。
土間のメリットは、汚れても掃除がしやすいことや、床に傷がつきにくいことなどが挙げられます。
自転車の修理やDIYなど、天気がよければ屋外でできることでも、雨の日や夜間には難しいでしょう。
天気や時間を気にすることなく趣味に没頭できることも、土間スペースの魅力です。
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4.二階建て住宅を建てるときのハウスメーカー選びのポイント
自分の思い描く家を作るには、ハウスメーカー選びが一番大切です。
ハウスメーカー選びで、特に重視したいポイントは以下のとおりです。
- 得意とするデザインの特徴を確認する
- 施工会社や職人の質をチェックする
- アフターサービスの充実度を確認する
以下より詳細を確認し、自分に合った信頼できるハウスメーカーを見つけましょう。
4-1.得意とするデザインの特徴を確認する
カタログやホームページの施工事例を見て、ハウスメーカーが得意とするデザインの特徴を確認しておきましょう。
自分の希望するデザインが得意なハウスメーカーであれば、理想的な住まいを実現できる可能性は高くなります。
ハウスメーカーとしても、自社の物件であれば施工内容や材料などを把握しているため、施工しやすいでしょう。
希望を反映して、より理想的な家にするための提案をしてもらえる可能性もあります。
住宅展示場やモデルルームを見学し、どのような家になるのかを実際に確認しておくこともおすすめです。
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4-2.施工会社や職人の質をチェックする
ハウスメーカーを検討する際には、家の品質を左右する施工会社や職人についてもチェックしておくことが大切です。
実際に家を建てるのはハウスメーカーではなく、ハウスメーカーと契約した施工会社や職人であるためです。
まずは、ハウスメーカーが「指定工事店制度」を設けているかどうかを確認しましょう。
ハウスメーカーが建築の知識や技術における基準を設け、適切な工事ができると認める制度
指定工事店制度がなければ、ハウスメーカーが施工会社の質を把握していない場合もあります。
指定工事店制度がある場合は、認定基準についてもハウスメーカーに確認しておくとより安心です。
実際の施工現場を見学すると、個々の職人の仕事ぶりや現場の雰囲気、安全対策や整理整頓の状況などを確認できます。
疑問点を気軽に質問できるかどうかも、安心して家づくりを任せるためには重要なポイントです。
気になる方は、ハウスメーカーの担当者に、現場を見学したい旨を伝えてみましょう。
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4-3.アフターサービスの充実度を確認する
アフターサービスの内容や期間なども、ハウスメーカー選びに重要なポイントです。
家に関するトラブルや修理には高額な費用がかかり、入居後数年経ってからトラブルが起こる可能性もあるため、長期間にわたって手厚いアフターサービスがあれば安心です。
新築住宅であれば、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」によって10年の保証が義務付けられています。このほか、ハウスメーカー独自のアフターサービスや保証についても確認が必要です。
参考:国土交通省「住宅瑕疵担保履行法および住まいの安心総合支援サイト」
- 20年・30年といった長期間の保証や無償の点検サービス
- 24時間365日相談できるコールセンター
安心して長く住み続けるために、アフターサービスについてしっかりと確認しておきましょう。
以上がハウスメーカー選びのチェックポイントです。
注文住宅を成功させるには、最初から1社に絞り込むのではなく、複数社のプランを比較・検討することが大事です。
しかし、全国に数万社あるといわれているハウスメーカー・工務店を自分たちだけで1社ずつ調べ、情報整理していくのは非常に手間や時間がかかり大変…。
特に、入居日に希望があったり、補助金申請の都合上ある程度スケジュールが決まっていたりする方は、段取りよくマイホーム購入を進める必要があります。
そこでおすすめなのが、無料のHOME4U(ホームフォーユー)間取り作成依頼サービスです。
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間取りづくりや土地探し、資金計画などを各分野のプロに相談すると、さらに連絡先が増え、情報整理が困難になってしまいます。
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相談先を一本化できるため情報が整理しやすく、ハウスメーカーやプラン比較に専念して家づくりを進められますよ。
完全無料、営業トークは一切ないため、ぜひお気軽にご活用ください。
まとめ
二階建ての家では、縦方向の広がりを活かした広々とした空間や、家族構成にあわせた間取りを確保できます。
ルーフバルコニーやインナーガレージなど、家族みんなが楽しめるような空間づくりも可能です。
スキップフロアや吹き抜け、土間の活用など、理想の家についてのイメージが固まってきたら、必要な面積を考えて土地を探しましょう。
ハウスメーカーに依頼する際には、デザイン面や技術面、アフターサポートや保証などの安心も考えることが大切です。
家族が満足して長く住み続けるために、どのような二階建てにするべきか、時には無料サポートサービスも活用しながらじっくりと検討を進めていきましょう。