「自宅や土地の資産価値が知りたい」と思っていませんか?
そんなときに利用すると物件の概算価格が簡単にわかるのが「不動産簡易査定」です。
なかでもインターネットから受けられる不動産簡易査定は、以下のような方にとても便利なサービスです。
不動産簡易査定がおすすめの人
- 今すぐ物件の概算が知りたい
- 今すぐ売る予定はないけれど、もし高く売れるなら売却を検討したい
- 遠方の不動産を査定してほしい
今回は家や土地の売却を検討している方に向けて、不動産簡易査定について詳しく解説し、実際に査定サイトを利用する方法までご紹介します。
不動産売却について基礎から詳しく知りたい方は『不動産売却の基本』を併せてご覧ください。
Contents
1.不動産簡易査定とは?
不動産簡易査定とは、不動産会社が実際の物件を見ずに査定価格の概算を算出することを指します。
不動産会社の担当者が現地で実際の物件を見て査定価格を出す「訪問査定」に対して、「机上査定」とも呼ばれます。
そのため、活用すれば手間や時間をかけずに不動産査定の相場やおおよその資産価値がわかるのです。
不動産簡易査定は通常1日あれば算出できるため、査定を依頼してから数日もかからずに結果を教えてくれます。
不動産簡易査定の概算は、以下の項目をもとに算出されます。
- 住所
- 面積
- 間取り
- 築年数
上記の情報から下記のポイントをもとに査定金額を予想していきます。
- 公示価格(地価)
- その物件と似た物件が、今いくらで売り出されているか?【周辺の売り出し事例】
- その物件と似た物件が、過去に実際にいくらで取引されたか?【過去の取引実績】
- 市場の動向
不動産簡易査定を検討しているなら、インターネットから一度に複数の不動産会社へ査定依頼が出せる一括査定サービス「不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」の利用がおすすめです。
「HOME4U」はNTTデータグループが厳しい審査を行い、約2,100社の優良企業から査定価格をまとめて取り寄せられます。
1社1社、不動産会社を探して申し込む手間がかからないので、今すぐ不動産の資産価値が知りたい場合はぜひ「HOME4U」をご利用ください。
“簡易査定と訪問査定の違いは?”
「訪問査定」とは、不動産会社の担当者が物件のある場所まで足を運び、現地調査をして査定価格を出すことを指します。
おおよその査定価格を出す簡易査定に比べ、周辺環境や部屋の方角、経年劣化や隣接する道路の状況などを考慮した緻密な査定価格が算出されます。
また、訪問査定は、不動産会社の担当者が本当に信頼できるかどうかを判断する機会にもなります。
じかに会って人柄を見て「安心して任せられる」と思えたら、正式に仲介の契約をするといいでしょう。
簡易査定は書類がなくても行えますが、訪問査定では以下の書類が必要です。
- 登記事項証明書
- 登記権利証または登記識別情報
- 印鑑証明書
- 身分証明書
- 固定資産税納税通知書
- 土地の測量図または図面
訪問査定を依頼するときは、これらを事前に用意しておきましょう。
物件の概算価格を「簡易査定」で把握した上で、「訪問査定」でより正確な査定額を見積もるのが一般的です。
2.不動産簡易査定のメリットとデメリット
ここでは、不動産簡易査定を利用する前に押さえておきたいメリットとデメリットをご紹介します。
- 【メリット】時間と手間がかからない
- 【メリット】売りたい物件の概算がわかる
- 【メリット】近所に査定を受けたことを知られない
- 【デメリット】あくまで概算のため正確な査定額ではない
詳しく見ていきましょう。
2-1.【メリット】時間と手間がかからない
不動産簡易査定は物件の情報をインターネットで入力するだけでできるため、手間と時間がかかりません。
早ければ数時間で査定価格の概算が出ます。
一方で訪問査定の場合は、結果が出るまでに数日かかることもあります。
余計な手間・時間が省ける点が簡易査定の大きなメリットです。
2-2.【メリット】売りたい物件の概算がわかる
不動産簡易査定を受けると、物件の概算価格がわかります。
似た物件が今までにいくらで売れたか、現在いくらで売り出されているかといった事例をもとに価格を算出するため、概算であっても大いに参考になります。
「訪問査定を受ける前におおよその価格を知っておきたい」と思った場合は、簡易査定の利用が最適です。
2-3.【メリット】近所に査定を受けたことを知られない
訪問査定を受けると、隣近所に「○○さんが家を売ろうとしている」といった噂が立つおそれがあります。
それに対して、簡易査定はインターネット経由で完結するため、近所に査定を受けたことを知られません。
周囲の目を気にせずに物件の資産価値を知りたい場合は、簡易査定の利用をおすすめします。
2-4. 【デメリット】あくまで概算のため正確な査定額ではない
不動産簡易査定のデメリットは、正確な査定額が出ないことです。
簡易査定は実際の物件を見て査定をするわけではありません。物件情報のデータだけで物件のおおよその価格が算出されるのです。
一方、現地で不動産会社の担当者が査定額を出す「訪問査定」では、以下のポイントを見て評価が下されます。
- 内壁・外壁の傷み具合
- 内装・設備の状態
- リフォームの有無
- 部屋の方角
- 部屋からの眺望
- 物件の構造
- 周辺環境
- 隣接する道路の状況
データだけで査定額を出す「簡易査定」は上記のポイントを反映した価格が算出されません。
簡易査定の査定額はあくまで概算価格です。正確な価格とは異なるので注意しましょう。
3.無料で査定できるおすすめの不動産一括査定サイトを紹介
持っている家や土地を今すぐ売りたい場合や、近い将来に売却を検討している場合は、インターネットから手軽に不動産簡易査定をしてみましょう。
不動産簡易査定には過去の査定データをもとに売却価格を瞬時に算出する「査定シミュレーションサイト」や、複数の不動産会社に査定を依頼できる「不動産一括査定サイト」があります。
まだ売るかどうか決まっていない物件の資産価値を今すぐに知りたい場合は「査定シミュレーションサイト」の利用がおすすめですが、あくまでシミュレーションのため、実際の査定を受けたことにはなりません。
もし売却を前向きに検討していて簡単に査定を受けたいなら、複数の結果を比較できる「不動産一括査定サイト」の利用がおすすめです。
NTTデータグループが運営する不動産一括査定サイト「不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」なら、厳選した全国約1,800の不動産会社の中から、最大6社を選んで査定依頼できます。
複数の優良企業から査定価格をまとめて取り寄せることができるので、1社1社、不動産会社を探す時間と労力がかかりません。
物件の住所や種類(マンション、戸建てなど)などをインターネット上で入力すると、入力内容に応じて、査定対応できる不動産会社を自動で選定してくれます。
その中から気になる不動産会社を選べば、無料で査定を申し込むことができるのです。
- 今すぐ物件の概算が知りたい
- 今すぐ売る予定はないけれど、もし高く売れるなら売却を検討したい
- 遠方の不動産を査定してほしい
といった思いをお持ちなら、「HOME4U」のご利用がおすすめです。
4.こんな時どうすればいい?不動産簡易査定へのよくある質問と答え
ここからは、不動産簡易査定をする際のよくあるお悩みや疑問点をQ&A形式でご紹介していきます。
4-1.査定依頼した会社と契約しないといけないの?
必ずしも査定を依頼した会社と契約を結ぶ必要はありません。
何社かに査定を依頼して、契約する不動産会社を比較してから選ぶことは一般的に行われていることです。例えば、引っ越しなどで見積価格やサービス内容を比較してお願いする会社を選ぶのと同じです。
複数の会社に査定を依頼して、価格や営業マンを比較してみましょう。価格が同じ程度のときは、何社かの営業マンと話をして、「この人なら任せてもいいかな?」「この人なら売ってくれるだろう」と思った方と契約をしましょう。
4-2.不動産簡易査定は無料?費用はかからない?
不動産会社に依頼する形の簡易査定は無料でできます。
ただし、不動産会社ではなく「不動産鑑定士」に査定を依頼する簡易鑑定もあり、この場合は費用が発生します。
不動産鑑定士は、不動産の「鑑定評価」を行う国家資格を持つ専門家です。
マンションや戸建てなど一般住宅の場合は不動産会社が査定できるため、不動産鑑定士に鑑定してもらう必要はありません。
病院やホテル、ゴルフ場といった不動産会社で簡易査定が難しい特殊な物件や、財産分与をする際などは不動産鑑定士の評価が必要です。
4-3.不動産簡易査定で相場はわかる?
不動産簡易査定でも相場の把握は可能です。
一括査定などで複数社に査定額を出してもらえば、その結果から物件の相場感はつかめます。
4-4.不動産簡易査定は匿名でできる?
不動産簡易査定は依頼者の情報が必要となるため匿名では受けられません。
もし匿名で物件の査定を受けたいなら、物件名を入力するだけで査定額の概算がわかる「マンションプライス」などの査定シミュレーションサイトを利用しましょう。簡易査定よりも手軽に概算の把握ができます。
4-5.無料の不動産査定でトラブルの心配はない?
不動産簡易査定も人と人とのやりとりがあるため、トラブルは皆無ではありません。
無料の簡易査定では、ときどき極端に高額な査定価格が出されるケースがあります。
不動産会社の入力ミスで査定額が1桁まちがっているなどで、おかしな査定価格が出る可能性があるのです。ありえないほどの価格が出た場合は、仲介の依頼をしてから簡易査定の結果が誤っていたとわかってトラブルになるおそれがあります。
あまりにも相場より高すぎると思ったら、不動産会社に問い合わせて査定額を確認しましょう。
4-6.査定後にしつこい営業電話を受けることはない?
利用する不動産簡易査定のサービスによっては、多くの不動産会社から営業電話がかかってくる可能性があります。
査定を依頼したあと、どの不動産会社からも電話をかけてほしくない場合は、備考欄に「査定結果はメールで連絡してください」といった一言を添えましょう。
なお、一括査定サービス「不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」であれば、ご自身で選んだ6社以外から電話がかかってくることはありません。
4-7.財産分与の場合も無料査定を受けられる?
財産分与をする場合は、不動産会社の行う無料査定では価格がわかりません。
別途不動産鑑定士による鑑定が必要です。
不動産鑑定士への査定依頼は有料となるため注意しましょう。
4-8.不動産簡易査定後の流れは?
不動産簡易査定で概算価格を把握した後、売却は以下の流れで進みます。
訪問査定で正確な査定価格を算出してもらう
↓
契約する不動産会社を決める
↓
売り出し価格を決める
↓
不動産会社が広告などを使って物件を売り出す
↓
購入希望者が物件を見学にくる
↓
購入希望者と価格や条件交渉をおこなう
↓
条件がおりあったら売買契約をして引き渡す
不動産が売れるまで、通常3〜6か月程度かかります。もし少しでも早く売却したいなら、売却価格と販売活動にかける期間を明確に設定するのが大切です。
不動産売却の全体的な流れは、以下の記事で詳しく解説しています。
- 「不動産を売りたいけど、どうしたらいいか分からない方」は、まず不動産会社に相談を
- 「不動産一括査定」なら複数社に査定依頼でき”最高価格(※)”が見つかります ※依頼する6社の中での最高価格
- 「NTTデータグループ運営」のHOME4Uなら、売却に強い不動産会社に出会えます
この記事のポイント
不動産簡易査定とは「不動産会社が実際の物件を見ずに査定価格の概算を算出すること」。「机上査定」とも呼ばれます。
なお、不動産簡易査定の概算は、以下の項目をもとに算出されます。
- 住所
- 面積
- 間取り
- 築年数
詳しくは「1.不動産簡易査定とは?」をご覧ください。
不動産簡易査定のメリットとデメリットは以下の通りです。
- 【メリット】時間と手間がかからない
- 【メリット】売りたい物件の概算がわかる
- 【メリット】近所に査定を受けたことを知られない
- 【デメリット】あくまで概算のため正確な査定額ではない
詳しくは「2.不動産簡易査定のメリットとデメリット」をご覧ください。
おすすめの不動産一括査定サイトは、NTTデータグループが運営する不動産一括査定サイト「不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」です。
持っている不動産の資産価値が気になった場合や、売却を検討していて物件の概算を押さえておきたい場合はぜひご活用ください。
詳しくは「3.無料で査定できるおすすめの不動産一括査定サイトを紹介」をご覧ください。
不動産簡易査定をする際に疑問点がある場合は、「4.こんな時どうすればいい?不動産簡易査定へのよくある質問と答え」をご覧ください。