家は完成すれば終わり、というわけではありません。
完成後、数十年にわたって住み続けるため、引き渡し後に問題が見つかったり、経年劣化で修繕が必要になったりするでしょう。
長く、快適に暮らせるよう、住み始めてから生じる問題に対して十分な対応をしてくれるハウスメーカーを選びたいものです。
注文住宅を建てるハウスメーカーや工務店を選ぶときは、保証期間やアフターサービスの内容も確認し、複数社を比較しましょう。
- ハウスメーカーの保証期間と保証の種類
- 保証・アフターサービスでおすすめのハウスメーカー9社の特徴
- 保証・アフターサービスでハウスメーカーを比較するポイント
この記事では、保証・アフターサービスでおすすめハウスメーカー・工務店の各特徴だけでなく、大手ハウスメーカー・ローコストハウスメーカー・工務店ごとのアフターフォローの傾向についても解説します。
ぜひ最後までご覧いただき、「自分たち合ったハウスメーカー・工務店探し」の参考にしてくださいね。
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※本記事の内容は、2024年3月27日時点の情報です。
Contents
1.ハウスメーカーには法律で定められた10年の保証期間がある
「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」により、ハウスメーカーをはじめとする新築住宅の売主には、10年間の瑕疵担保責任があります。
住宅の構造耐力上主要な部分と、雨水の浸入を防止する部分について、ハウスメーカーは10年間保証しなければなりません。
さらに、2020年(令和2年)の民法改正では、従来の瑕疵担保責任に代わる契約不適合責任が定められました。
これにより、売主が負う責任の範囲が広がったほか、住宅の不具合が発生した際に買主がとれる手段も増えました。
2.新築住宅の保証は大きく2種類
新築住宅の保証には、法律上の決まりがある保証と、ハウスメーカーが独自に用意する保証の2種類が存在します。
家の保証の種類 | |
---|---|
(1) 法律上の決まりがある保証 |
構造耐力上において主要な部分への保証(基礎や壁、柱、床版、梁など) 雨水の浸入(雨漏り)を防止する部分への保証(屋根、外壁、開口部など) |
(2)ハウスメーカーが独自に用意する補償 |
構造部分や雨水浸入を防止する部分などへの独自の長期保証・延長保証 設備や内装、建具などへの独自保証 |
以下より1つずつ詳細を見ていきましょう。
2-1.法律上の決まりがある保証
家の建築を請け負ったハウスメーカーや販売した売主は、「構造耐力上において主要な部分」と「雨水の浸入(雨漏り)を防止する部分」について、10年間の瑕疵担保責任を負うことが法律で定められています。
- 家を支えている基礎や壁、柱、床版、梁など
- 雨水の浸入を防ぐ屋根や外壁、開口部など
新築で引き渡された家に、柱の傾きや雨漏りなどの不具合があれば、売主へ対応を求めるのは当然です。
しかし、法整備されていない時代では、売主となるハウスメーカーや工務店が必要な対応をしてくれないケースもありました。そうなると、買主は泣き寝入りせざるを得ません。
そこで、2000年(平成12年)より「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」が施行され、ハウスメーカーや工務店などの売主は先述の箇所について、10年間の保証が義務付けられました。
参照:国土交通省「住宅の品質確保の促進等に関する法律」
施工会社が倒産しても最低10年は保証される
ハウスメーカーには10年間の保証が法律で義務付けられていますが、保証期間中に倒産した場合の対策もとられています。
買主が確実に保証を受けられるよう、「特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律(住宅瑕疵担保履行法)」により、売主は「保証金の供託」または「保険への加入」が義務付けられています。
万が一、ハウスメーカーが倒産した場合でも、供託している保証機関や保険会社から、住宅の損失に対する保証を受けることが可能です。
また、供託金や保険加入の費用は売主が支払うため、買主に負担はありません。
参考:国土交通省「住宅瑕疵担保履行法について」
2-2.ハウスメーカーが独自に用意する保証
構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分は、どのハウスメーカーで家を建てても法律で定められた10年間の保証を受けられます。
しかし、ハウスメーカーのなかには、30年や60年など独自の長期保証や、法律で定められていない箇所への保証を用意しているところもあります。
ハウスメーカー独自の長期保証・延長保証
法律で定められた10年間の保証に加え、ハウスメーカー独自の長期保証や延長保証を用意しているところもあります。
保証期間が長いほど、家を購入するうえで大きなメリットが得られるでしょう。
なお、長期保証の期間や内容、延長保証の条件などは、ハウスメーカーごとに異なります。
保証やアフターサービス面でハウスメーカーを比較する際は、期間や内容だけでなく、保証を受けられる条件なども確認しておきましょう。
設備や内装、建具などの保証
水回りなどの設備や建具、クロスなどの内装には、法律で定められた保証責任が存在しません。
そのため、家を建てたハウスメーカーや設備機器を収めたメーカーが独自で対応することになり、保証期間や内容はまちまちとなります。
例えば、新築住宅の内装に不具合があった場合、ハウスメーカーの定める保証の範囲内であればハウスメーカーが補修や修繕対応します。
一方、トイレなどの設備に不具合があった場合は、設備メーカーが対応するケースもあるでしょう。
アフターサービスを手厚くしている大手ハウスメーカーでは、住宅内の設備にも5年・10年と、長い保証を用意している場合があります。
家づくりを検討しだしたら、まずは、無料のHOME4U(ホームフォーユー)プラン作成依頼サービスで、スマートフォンやパソコンからあなたに合ったハウスメーカー・工務店をピックアップすることから始めましょう。
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3.ハウスメーカー独自の保証・アフターサービスがある2つのメリット
法律で決められた保証だけでなく、ハウスメーカー独自の保証やアフターサービスがあると、安心感が高まり、家の寿命も延ばせます。
この2つは、家を建てるうえで大きなメリットといえるでしょう。
3-1.法律で決まっている保証に上乗せされて安心できる
法律で定められた保証期間を超えて、保証やアフターサービスを受けられれば、その家に安心して住み続けられるでしょう。
保証やアフターサービスが手厚い大手ハウスメーカーでは、最長60年の長期保証や、家がある限り対応してくれる永年保証制度を備えているところもあります。
また、アフターサービスの相談・依頼ができる専用窓口やアプリを用意しているハウスメーカーもあります。
住宅のことで何かあった際の窓口が明確で、気軽に問い合わせできる体制が整っていれば、些細な不安や疑問もすぐに解決できるでしょう。
3-2.適切なメンテナンス実施で家の寿命が延びる
独自の保証・アフターサービスがあると、定期的に住宅をメンテナンスする機会を得られます。
そのため、劣化や不具合を早期発見でき、問題が大きくなる前の対処が可能です。
大きな修繕が必要となるケースを減らせるため、自宅の寿命が延び、お気に入りの家に長く住めるでしょう。
4.保証・アフターサービスでおすすめのハウスメーカー9社《比較一覧表》
安心して長く暮らせる家を建てるなら、保証・アフターサービスに強みのあるハウスメーカーに相談しましょう。
保証・アフターサービスに強みのある、おすすめのハウスメーカー9社を比較する表を作成しました。それぞれのハウスメーカーによってどのような違いがあるのか、また希望するアフターサービスにどの程度マッチしているかなどを確認して、注文住宅の建築を依頼するハウスメーカーを比較検討しましょう。
ハウスメーカー | 初期・最長 | 延長条件 | アフターサービス |
---|---|---|---|
アイフルホーム | 10年・30年 | 10年ごとの有償点検・補修 | 引き渡し後20年間の「長期継続点検」 他 |
ユニバーサルホーム | 10年・30年 | 10年ごとの有償点検・補修 | 生涯地盤保証 他 |
一条工務店 | 10年・30年 | 10年ごとの無償点検と有償補修 | 専用アプリ |
クレバリーホーム | 10年・30年 | 10年目、20年目の有償メンテナンス | 加盟店によって異なる |
タマホーム | 10年・30年 | 5年ごとの無償点検と有償補修 | 引き渡し後10年間の「地盤保証」 他 |
ミサワホーム | 35年・永年 | 10年ごとの有償点検・補修 | 5年間の無償設備保障 他 |
積水ハウス | 30年・永年 | 10年ごとの有償点検・補修 | 住宅履歴情報の蓄積・更新台帳 他 |
ダイワハウス | 30年・永年 | 5年ごとの有償点検・補修 | 10年間のシロアリ初期保証 |
セキスイハイム | 10年・30年 | 保証延長はない | 60年間無償の定期診断 他 |
※エリア・プランにより異なる
なお、ここで示す「初期保証」「最長保証」「延長条件」は以下のように位置付けています。
- 初期保証…引き渡しから無料で保証をしてくれる期間
- 最長保証…条件付きで保証期間を延長した場合の最長保証期間
- 延長条件…初期保証以降で延長保証を行なう場合の条件
なお、先述したとおり、新築住宅の場合、ハウスメーカー・工務店には「瑕疵担保責任」が法律で義務付けられており、どのハウスメーカー・工務店で家を建てても、最低10年間は対象住宅の欠陥が保証されます。
参考:国土交通省「 瑕疵担保責任について」
また、次章より1社ずつ詳細な特徴を見ていきますが、実際にハウスメーカー・工務店を選ぶ際には、アフターサービス・保証面のほか、予算やその他こだわりに対応したハウスメーカー・工務店に建築を依頼したいという方がほとんどでしょう。
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情報整理に困ったらコーディネーターに相談できるため、各社の特徴を明確に理解しながら比較できます。
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5.アフターサービス・保証でおすすめのハウスメーカー9社の特徴
5-1.アイフルホーム
引用元:アイフルホーム 公式HP
初期保証 | 10年(構造耐力上の主要な部分は20年) |
---|---|
最長保証期間 | 30年 |
延長条件 | 10年ごとの有償点検・補修が必要 |
アフターサービスの内容 |
|
※エリア・プランにより異なる
アイフルホームの初期保証は、構造耐力上主要な部分は20年間、雨水の浸入を防止する部分は10年間が保証期間です。
どちらも10年ごとの「有償点検」を実施すれば、最長30年まで保証延長が可能です。
これらとは別に長期継続点検が20年目まで無料で受けられ、以降は有償で継続できます。これは最長60年間、長期的に家の状態を見てもらえるアフターサービスです。
また、シロアリの対策について初期保証が10年間あるほか、住宅設備機器に対しても10年間のロングサポートを実施しています。
住宅設備機器メーカーの保証期間が終わっても、故障や不具合があった場合に条件を満たせば無償修理してもらえて安心です。
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5-2.ユニバーサルホーム
引用元:ユニバーサルホーム 公式HP
初期保証 | 10年 |
---|---|
最長保証期間 | 30年(構造体) |
延長条件 | 10年ごとに有償点検・補修が必要 6ヵ月、1年、2年、5年、10年、15年、20年、25年の合計8回の定期点検が実施される。 |
アフターサービスの内容 |
|
※エリア・プランにより異なる
ユニバーサルホームのアフターサービスでは、地盤や構造体(基礎・構造軸組)、外壁への保証を用意しています。初期保証は地盤・構造体が10年間、外壁が20年間です。
地盤・構造体は10年・20年の経過日直前に有償メンテナンスを実施することで、それぞれ保証期間が10年間延長され、構造体は最長30年間、地盤は永年保証されます。
ただし、有償メンテナンスを実施しなければ、保証期間が延長されないだけでなく、以降の定期点検も終了するため注意しましょう。
ほかにも、最高2,500万円の地熱床システム保証や、最高1,500万円の外壁品質保証など、独自の保証制度を用意しています。
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5-3.一条工務店
引用元:一条工務店 公式HP
初期保証 | 10年 |
---|---|
最長保証期間 | 30年 |
延長条件 | 10年ごとの無償点検と有償補修が必要 無償の定期点検は10年目、15年目、20年目のみ実施 |
アフターサービスの内容 |
|
※エリア・プランにより異なる
一条工務店の初期保証は、法律で定められた最低期間となる10年間が保証期間です。
保証継続の条件を満たすと、最長で30年間保証されます。
30年間の長期保証を受けるために必要な条件は、10年目・15年目・20年目に所定の点検やメンテナンスを実施することです。
その他、10年目以降にシロアリ予防工事の無償実施、水道管や給湯器などへの短期保証もアフターサービスとして用意されています。
入居後のメンテナンスをサポートする「一条工務店 住まいのサポートアプリ」が用意されているため、家に関する消耗品の購入や修理依頼などが簡単にできる点が特徴です。
そのため、アフターサービスや保証制度に満足する声が上がっており、依頼して良かったこととして「アフターサービスがいい」(茨城県・40歳・男性)といった意見が実際に寄せられています。
5-4.クレバリーホーム
引用元:クレバリーホーム 公式HP
初期保証 | 10年 |
---|---|
最長保証期間 | 30年 |
延長条件 | 10年目、20年目の有償メンテナンスが必要 引き渡しから6ヵ月、1年、2年、5年目に専門スタッフが訪問して点検 |
アフターサービスの内容 | ※フランチャイズのため、各加盟店によって異なる |
※エリア・プランにより異なる
クレバリーホームの初期保証は、構造躯体、防水機能、シロアリ防除でそれぞれ10年間です。
初期保証は法律で定められた最低期間ですが、10年ごとの有償メンテナンス(シロアリ防除は5年ごと)を実施すれば、保証期間が最長30年まで延長されます。
また、アフターサービスとは異なりますが、万が一、建築を依頼した加盟店が工事を続けられなくなった場合でも、完成まで保証される「住宅完成引渡保証制度」を設けている点が特徴です。
さらに、第三者機関による瑕疵保証も実施しており、専門検査員が現場調査を2回行ない、引渡保証にしたがって10年にわたり瑕疵を保証してくれます。
設備延長保証として「住宅設備DX保証サービス」もあり、受託設備メーカーの保証期間が終了したあとも、メーカーとほぼ同等の保証を15年間提供してくれるので安心です。
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5-5.タマホーム
引用元:タマホーム 公式HP
初期保証 | 10年 |
---|---|
最長保証期間 | 60年(長期優良住宅認定外は30年) |
延長条件 | 5年ごとの無償点検と有償補修が必要 引き渡し時から5年ごとに、60年間の無償点検を実施 |
アフターサービスの内容 |
|
※エリア・プランにより異なる
タマホームの初期保証は、法律で定められた最低期間となる10年間です。
定期点検と必要な有償メンテナンスを実施すれば、10年ずつ延長され、最長60年間保証されます。ただし、長期優良住宅認定外の場合は最長30年間のため、注意しましょう。
なお、無償点検が行なわれるのは、保証期間内だけになります。保証延長が終われば、無償点検の実施も終了です。
また、着工前に地盤の強度不足が判明すれば、強度を確保するための工事を実施し、地盤沈下による建物の損害に対する保証が引き渡し後10年間可能な地盤保証制度も用意しています。
住宅瑕疵担保責任保険、シロアリ10年補償もあり、ローコストハウスメーカーのなかでは、アフターサービスが充実しています。
5-6.ミサワホーム
引用元:ミサワホーム 公式HP
初期保証 | 35年(構造体。防水は30年) |
---|---|
最長保証期間 | 60年~永年 |
延長条件 | 10年ごとの有償点検・補修が必要 「定期巡回サービス」と、引き渡し後、11ヵ月、23ヵ月の3回分の無償定期メンテナンスを実施 20年目までは5年ごとの「無償定期点検サービス」を実施 |
アフターサービスの内容 |
|
※エリア・プランにより異なる
ミサワホームの初期保証は、構造体が35年間、防水が30年間です。
10年間のシロアリ保証もあり、保証期間終了後は耐久性診断・耐久工事を受けることで、10年ずつの延長が可能です。
構造体部分や防水部分の保証延長も可能ですが、定期点検や耐久診断などの条件があります。
また、住宅内の設備には5年間、仕上げ付属部品には2年間の保証制度も用意しています。
設備に対しては、有料の設備サポートプランに加入することで、引き渡しから10年間、無償修理が可能です。
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5-7.積水ハウス
引用元:積水ハウス 公式HP
初期保証 | 30年(構造躯体と雨水の浸入を防止する部分) |
---|---|
最長保証期間 | 60年~永年 |
延長条件 | 10年ごとの有償点検・補修が必要 3ヵ月、1年、2年、5年、10年、15年、20年、25年目に専任スタッフが訪問し、それぞれの時期に合わせた定期点検を実施 |
アフターサービスの内容 |
|
※エリア・プランにより異なる
積水ハウスは、構造躯体と雨水の浸入を防止する部分の初期保証が30年間です。
さらに、10年ごとの有料点検と有償工事の実施で、建物が存続する限り保証延長できます。
また、途中で保証が切れても、必要な有償の点検や補修を行なえば、いつでも保証を再開できる「ユートラストシステム」が特徴です。
実際に積水ハウスで家を建てた方からも、アフターサービスや保証制度が良いという評価が寄せられています。
「アフターケアが昔から良かったので決めた」(神奈川県・50歳・男性)
「アフターサービスの巡回員も有能」(茨城県・59歳・女性)
「テラスのきしみ音がしたが、ちょっとした不具合にも即座に対応してくれた」(広島県・65歳・男性)
5-8.ダイワハウス
引用元:ダイワハウス 公式HP
初期保証 | 30年(構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分) |
---|---|
最長保証期間 | 60年~永年 |
延長条件 | 5年ごとの有償点検・補修が必要 30年間の無料点検と診断実施 30年目以降は、5年ごとの有償点検 |
アフターサービスの内容 |
|
※エリア・プランにより異なる
ダイワハウスは、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分の初期保証が30年間あり、以降は有料メンテナンス工事をすれば15年間の延長保証を受けられます。
60年目以降の保証については、耐久性能調査(試験)を行なって耐久性能診断書を作成し、部位ごとに必要な有料メンテナンス工事の項目と保証年限を提示することで延長ができます。
長期的なメンテナンスプログラムがあるため、劣化した箇所に素早く対処でき、修繕費用を抑えることが可能です。
また、住宅設備10年保証制度もあり、住宅設備機器7品目に対して、無償の出張修理や部品の交換に対応しています。
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5-9.セキスイハイム
引用元:セキスイハイム 公式HP
初期保証 | 10年 |
---|---|
最長保証期間 | 30年 |
延長条件 | 保証延長はないが、60年間の長期無料サポートあり 30年間の無料点検と診断実施 引き渡しから2年目までに計3回の定期点検、5年目から5年ごとの定期診断を無料で実施 |
アフターサービスの内容 |
|
※エリア・プランにより異なる
セキスイハイムは、構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分に対して、所定の定期点検・診断を受けて必要な補修・メンテナンスを実施すれば、最長30年間の長期保証を用意しています。
外壁の下地および仕上げ材にも、10年間の保証期間後、所定の点検・診断とメンテナンス実施で最長30年間保証されます。
ただし、商品によっては30年間の適用がされません。あらかじめ確認しておくようにしましょう。
また、保証の延長はありませんが、引き渡しから2年目までの3回の定期点検と、5年目から5年ごとの定期診断を無償で60年間行なってくれる点が特徴です。
実際にセキスイハイムで家を建てた方からも、アフターサービスや保証制度を評価する声が寄せられています。
「アフターサービスもしっかりしている(中略)そこが、工務店との違いだと思う」(茨城県・45歳・男性)
「豪雨災害のとき、こちらから依頼していないのに点検に来て無料で床下浸水のケアをしてくれた」(東京都・63歳・女性)
「(セキスイハイムに依頼して良かったことは)アフターサービスの良さや施工後の変わらないスタッフの対応の良さ」(茨城県・40歳・男性)
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以上が、保証・アフターサービスでおすすめのハウスメーカー9社です。
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6.ハウスメーカーのアフターサービス・保証内容を比較するポイント
ここでは、実際にハウスメーカーが展開している保証期間の延長やアフターサービスの内容を比較する際のポイントを説明します。
ハウスメーカーによるアフターサービス比較のチェックポイント一覧は、次のとおりです。
(1)初期保証と最長保証 | 法律で10年と定められている保証期間が、どれくらい無償・有償で延長されるのか。 |
---|---|
(2)保証延長の条件 | 保証の延長にはどのような条件を満たす必要があるのか。 |
(3)アフターサービスの内容 | どのようなアフターサービスがあるのか。 |
これらはたいていの場合、各社の公式ホームページで確認できます。
それぞれのチェックポイントと比較する内容について、詳しく見てみましょう。
6-1.【比較ポイント1】初期保証と最長保証
1つ目のチェックポイントとして挙げられるのが、初期と最長の保証期間です。
先述のとおり、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(住宅品質確保法、品確法)」で定められている保証期間は10年間ですが、ミサワホームや積水ハウスのように、無償で保証を受けられる期間を独自で長期に定めているハウスメーカーもあります。
メンテナンスや点検を有償で依頼することで、さらに保証期間を延長してくれることもあるため、住み始めてからの安心を考慮すると保証期間は長いほうが無難でしょう。
ただし、保証期間が長ければ長いほど良いというわけではありません。
保証される内容や保証の延長を適用するために必要な条件をしっかりと確認しておくようにしましょう。
6-2.【比較ポイント2】保証延長の条件
ハウスメーカーによっては、条件を満たしていないと保証期間が延長されないことがあります。
保証延長の条件例
- 定期的な点検および有償補修の実施
- 品確法で定められた部分の保証延長の場合は有償メンテナンス工事の実施
6-3.【比較ポイント3】アフターサービスの内容
ハウスメーカーによって、さまざまなアフターサービスが用意されています。
内容や特徴、条件が異なるため、必要なアフターサービスがあるかどうかしっかりと調べておくことが大切です。
アフターサービスの内容例
- キッチンをはじめとした水回りの設備
- 電気設備
- シロアリによるトラブルの点検や保証
- 定期点検
特に定期点検は「何年に一度なのか」また「どこまでが無料で、どこからが有料なのか」という点もしっかりと比較しておく必要があります。
以上が、ハウスメーカー・工務店の保証・アフターサービスを比較する際のポイントです。
先述のとおり、これらはたいてい各社の公式ホームページで確認できますが、どこに何の情報が載っているのかわかりにくかったり、あえて情報を伏せていたりするハウスメーカー・工務店もあります。
住宅展示場であれば直接営業担当者に質問できますが、「気になるハウスメーカー・工務店」の目星が付いていないのに住宅展示場へ行くことはおすすめしません。
時には注文住宅のプロの手も借りながら、疑問点や不安はすぐに解決し、スムーズな家づくりを行ないましょう。
7.大手・中堅・ローコストハウスメーカーと工務店とのアフターサービスの違い
特徴 | |
---|---|
大手・中堅ハウスメーカー |
|
ローコストハウスメーカー |
|
工務店 |
|
ハウスメーカー・工務店の規模やタイプによって、特徴やメリット、デメリットは異なります。
また、家の保証内容やアフターサービスにもハウスメーカーの規模やタイプによって傾向が異なるため、あらかじめどのような違いがあるのかを比較検討する前に把握しておくことが大切です。
ここでは、大手・中堅・ローコストのハウスメーカー、工務店の保証内容やアフターサービスにどのような違いがあるのか、一般的な傾向について解説します。
7-1.「大手・中堅ハウスメーカー」のアフターサービス
大手ハウスメーカーのアフターサービスの特徴は、保証期間を延長する「長期保証」を展開しているところが多い点です。
また、会社の規模が大きく知名度や信用度が高いため、保証期間やアフターサービスの内容に安心感がある点もメリットだといえるでしょう。
一方で、大規模であるがゆえに、担当部門が細分化されているため、アフターメンテナンスは、新築のプランを考えた営業担当者とは別の担当者がつくケースも多く見られます。
7-2.「ローコストハウスメーカー」のアフターサービス
ローコストハウスメーカーのメリットは、何といっても家を建てる際のコストパフォーマンスが高い点です。
その分、保証内容が中堅・大手ハウスメーカーに劣ってしまうのは、仕方のないことです。
保証の延長期間については、大手ハウスメーカーよりも短く設定されており、アフターサービスの内容も有償になっている割合が多く見られます。
建築費用の安さとアフターサービスの充実、どちらをとるかという選択が必要になるケースが多いでしょう。
7-3.「工務店」のアフターサービス
工務店には、地元密着型の小規模なところから大手ハウスメーカーのフランチャイズ加盟店まで、さまざまなタイプがあります。
工務店の規模やタイプによってアフターサービスの内容や対応は異なりますが、一般的に小回りが利き、フットワークの良い対応をしてもらえることが多いといわれています。
しかし、実際には一人の営業担当者がアフターサービスも行なっていることから、多忙な際には対応が遅れるケースも少なくありません。
また、大手ハウスメーカーよりも事業の廃止や倒産の危険性がどうしても高くなるため、長期保証に対応していない場合もある点もデメリットといえます。
アフターサービスや保証面に重点を置くのであれば、大手ハウスメーカーが無難でしょう。
まとめ
新築で引き渡した家に対しては、法律で定められた保証期間があります。
構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防止する部分に不具合が見つかった場合、ハウスメーカーや売主は引き渡しから10年間保証しなければなりません。
また、ハウスメーカーや工務店は、法律で定められた最低限の保証期間に加えて、独自の保証・アフターサービスを展開しています。
ハウスメーカーごとに保証期間や内容、適用される条件が異なるため、注文住宅の建築依頼先を探す際には、こういったハウスメーカー・工務店ならではの保証・アフターサービスにも注目して検討しましょう。
この記事のポイント
義務付けられているものと、そうでないものがあります。
- 建物の基礎と雨漏りに関しては、10年間保証される
- 内装や建具の保証はハウスメーカーや設備メーカーによる
詳細は、「2.新築住宅の保証は大きく2種類」をご覧ください。
- 保証期間の延長がいつまであるのか
- どのようなアフターサービスがあるのか
- 保証期間やアフターサービスの条件の有無
詳しくは「6.ハウスメーカーのアフターサービス・保証内容を比較するポイント」で解説しています。
- 大手・中堅は保証期間を30年以上に設定していることが多い
- ローコストのハウスメーカーは保証面が弱い。延長する場合も、有料の条件が絡むことが多いため、注意が必要
- 工務店は保証内容が少ない危険性がある
「7.大手・中堅・ローコストハウスメーカーと工務店とのアフターサービスの違い」で、ハウスメーカー・工務店の規模やタイプによる違いを確認しましょう。
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