不動産売却の「相場」とは?高く確実に売るために知っておくべきこと

知らないと失敗する!不動産を売る時、知っておくべき「相場」とは?

転勤や転職、家庭の事情などで今住んでいる家やマンションを売却することが決まったとき、誰もが「少しでも高く売りたい」と思うことでしょう。

不動産を高く売却するには、まず持っている不動産がいくらで売れるのか相場価格を知り、その上で査定してもらうことが非常に大切です。相場を知らないと、「もっと高く売れたかもしれないのに安い価格で売ってしまった…」と、後悔することになるかもしれません。

この記事では、不動産の相場価格の調べ方、査定の方法や良い不動産会社の選び方について説明します。不動産の相場価格の調べ方を知って、より高い価格での売却につなげてください。

不動産売却について基礎から詳しく知りたい方は『不動産売却の基礎』『不動産売却の流れ』もご覧ください。

「不動産を売りたい」と悩んでいる方へ
  • 「不動産を売りたいけど、どうしたらいいか分からない方」は、まず不動産会社に相談を
  • 「不動産一括査定」なら複数社に査定依頼でき”最高価格(※)”が見つかります
  • ※依頼する6社の中での最高価格
  • 「NTTデータグループ運営」のHOME4Uなら、売却に強い不動産会社に出会えます

1.相場とは何か?なぜ最初に知っておくべきなのか?

不動産の価格を「決める」のは、実は難しいことです。なぜなら、まったく同じ不動産は存在しません。

例えば一戸建てなら、土地の形や面積、住宅の間取りやデザインなど、家ごとに千差万別です。区分マンションの場合でも、階数や部屋の方位、位置、間取りなどが違えば、相場価格はそれぞれの部屋ごとに変わってきます。

そのため、不動産の相場価格を知るには、「自分が売りに出したい物件の条件(地域や面積や築年数などの条件)が似ている物件が、実際にどのくらいの価格で取引されているのか」を調べる必要があります。実際に取引された類似物件の価格を知ることで、おおよその自分の物件の価格も見えてきます。

これを最初に知っておくべき最大の理由は、少しでも「高く売る」ためです。不動産について詳しくない人が、不動産の適正価格を常に把握しているはずがありません。もし相場が3,000万円の物件を持っているのに、知らずに2,500万円で売ってしまったら、500万円も損してしまいます。
売却を考えたら、まず近年に行われた類似物件の取引金額を見て、「だいたいこのくらい」と見当をつけておくことがとても重要です。

また、高く売ることと同様に「確実に売る」ことも重要です。相場をきちんと理解して売却価格を設定すれば、買い手が見つかる可能性も高くなります。反対に、相場がよく分からないまま売主の事情や希望だけを考慮した価格設定をしてしまうと、周辺の不動産と価格がかけ離れてしまい、売却に結びつかないリスクがあります。

不動産の相場を理解することは、自分の不動産を納得いく価格で売却するためのファーストステップといえるでしょう。

売却をスムーズに進めていきたい方は、先に査定の依頼をしておきましょう。
訪問調査を伴う査定を実施する場合は、不動産会社とのスケジュール調整や、査定結果の送付まで1~2週間ほどかかるためです。
査定結果が出る前には、自身で相場を調べておくと安心です。

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2.不動産の相場のもっとも簡単な調べ方

ここでは、相場のもっとも簡単な調べ方を説明します。以下のようなサイトで自分の物件に似た条件の不動産の価格をチェックします。

2-1.土地総合情報システム

土地総合情報システム

土地総合情報システムは、不動産の取引価格(過去に実際に売買された価格)、地価公示・都道府県地価調査の価格を検索できる、国土交通省のWEBサイトです。不動産取引の透明性や信頼性を高めること、円滑化と活性化を促すことを目的として運営されています。

地域ごとの相場、自分が知りたい地域で実際に取引が行われた成約価格を知ることができます。不動産の形態とエリアまたは沿線・駅を選ぶことで、簡単に、誰でも調べることができます。

土地総合情報システムには、主に「不動産取引価格情報検索」「地価公示・都道府県地価調査」「不動産取引価格アンケート回答」の3つの機能があります。このうち、「不動産取引価格情報検索」では「宅地」(「土地」、「土地と建物」)「中古マンション等」など、不動産の実際に行われた取引価格を確認できます。

2-2. REINS Market Information(レインズマーケットインフォメーション)

REINS Market Information

REINS Market Information(レインズマーケットインフォメーション)は、国土交通大臣指定の不動産流通機構が運営・管理している不動産流通標準情報システムです。不動産会社によって実際に取引が行われた金額などの情報を、地域別に見ることができます。直近の取引データがグラフで表示され、相場価格帯を一目で把握できる利点があります。こちらも、土地総合情報システム同様、誰でも利用できます。

上記のサイトを使えば、おおよその相場を知ることができます。ただし、あくまでも類似物件をもとにした「相場」です。

価格を知りたい不動産について、セールスポイントや気になる箇所がある場合は、相場よりも高くなる可能性も低くなる可能性もあります。そのため、「個々の物件の具体的な価格」を知るために「査定」が必要となります。次の章で説明します。

3.簡単便利な「一括査定」で不動産の査定をしよう!

相場がわかったら、実際に自分の物件が大体いくらで売れそうなのか、一括査定を依頼してみましょう。

不動産の査定は、不動産会社が無料で行ってくれる場合がほとんどです。不動産を売りたいと考えているのであれば、査定額などを比較するため、大都市エリアなら最低3社、地方エリアでも2社以上の不動産会社で査定してもらうようにするのが一般的です。

しかし、何社もの不動産会社に連絡をとるのは、面倒ですし、時間もかかってしまいます。そんな時に簡単に利用できるのが不動産の一括査定サービスです。

一括査定とは、インターネットで複数の会社にまとめて査定を依頼できるサービスです。簡単な情報を入力するだけで、何社にも査定してもらえるため、時間がかからずとても便利です。

一括査定サービスの中でも「不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」は、初めて不動産の一括査定サービスを利用する方にぜひおすすめしたいサイトです。

不動産売却 HOME4U」は、大手企業から地域密着の中小企業まで、審査を通過した約2,100社の信頼できる不動産会社と提携しています。簡単な入力だけで、売却したい不動産のエリアや種類ごとに最適な不動産会社を最大6社、マッチングしてくれます。

情報サービス業界の最大手であるNTTデータグループが運営しており、セキュリティは万全です。また個人情報の取り扱いについても、安心して利用することができます。

査定したからといって「絶対にその不動産会社と有料の取引をしなければならない」という訳ではありません。安心して「不動産売却 HOME4U」で査定を依頼してみてください。実際に査定を受けて条件の合う不動産会社が見つかったら、売り出しに向けて、より具体的な話を聞くとよいでしょう。

不動産一括査定って何?サイト選びのポイントや手順を解説!

なお、財産分与や遺産分割などで不動産会社が査定額を判断できない場合は、不動産鑑定を利用します。

4.調べた不動産相場の活かし方

不動産相場を調べることは、その後の流れにどのように役立つのでしょうか。ここでは具体的に活かせる点について説明します。

4-1.実際の価格を決めるために役立てる

実際に不動産を売り出す場合、売出価格は相場を参考にして不動産会社の営業担当者のアドバイスなどを受けながら、最終的には売主が決定します。この際、相場だけではなく、できるだけ早く売却したいのか、あるいは遅くても希望の価格で売るのかという点も考慮して価格設定します。

最初に売り出すときは、希望する売却価格よりも少し高い価格で販売するのが一般的です。これは、購入希望者からの値下げ交渉があることを見込んで、価格に値下げ分の幅をもたせておくためです。

また、社会情勢などで相場は絶えず変動しているため、売り出し期間が長引く場合は不動産会社の営業担当者と相談して売却プランを見直すことも必要です。

4-2.信頼できる不動産会社の見極めに利用する

不動産売却は不動産会社と営業担当者に導かれて進めていくものです。そのため、より高値で早期の売却を実現できる不動産会社を見極めることが大切です。

高値での早期売却の鍵を握るのは、査定と不動産会社の販売力・対応力です。販売力と対応力は査定する際に営業担当者とコミュニケーションする中で確認できます。

査定が一番高い不動産会社が必ずしも良いわけではありません。本当にその不動産を高値で早期に売却する能力があれば問題ないのですが、媒介契約を取る目的だけで、実態を無視して査定している可能性もあります。

高値で売りに出しても買い手が付かずに値下げが続くと、購入を検討している方から「何か売れない事情があるようだ」と捉えられることもあり、かえって売れなくなってしまう恐れさえあります。このため、他社に比べて高い査定額が提示された場合は根拠を確認した方がよいでしょう。

4-3.高く売るか、早く売るかの目的別目安にする

不動産売却には「高く売りたい」とは別に、「早く売りたい」事情が伴うことがあります。

「高く売りたい」だけなら、買い手がつくまで希望額を維持したまま待てば良いかもしれません。しかし、急いで売る必要があるなら、相場を正確に把握した上で少しだけ低く価格設定する必要があります。

なお、不動産会社にもよりますが、「買取制度」を利用すれば査定額の7割前後で確実に売ることができ、仲介手数料も発生しません。所定の期日までになるべく高く売りたいならば、売却プランを作成し、それに従って価格調整する方法もあります。買取については、詳しくは以下の記事を参考にしてください。

不動産の「買取」とは?「仲介」との違いやメリット・デメリットを比較

まとめ

いかがでしたか?この記事では、不動産の相場の調べ方について説明しました。

  • 不動産をできるだけ高く売るため、損をしないように売るためにも、ぜひ相場を知っておくようにしてください。
  • 自分の持っている不動産の価格を知りたいと思ったら、実際に不動産会社に査定をしてもらうことをおすすめします。
  • 実際の売却額は、売主の希望が「高く売る」ことか「早く売る」ことかで左右されます。最終的には買主との交渉で決まりますが、査定額が売却額の大枠を決めることに違いはありません。
  • サイトに必要事項を入力するだけで依頼できる一括査定サービスを利用すれば、手軽に査定額を知ることができます。

不動産の適切な相場価格を知るために「不動産売却 HOME4U」を上手に活用してくださいね。

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