
住宅の購入を検討している方の中には、おしゃれなイメージのあるスキップフロアに興味を持っている方も多いのではないでしょうか。
スキップフロアにすることで、通常の住宅と一味違ったおしゃれなデザインになるだけでなく、機能性も豊かになります。しかし、スキップフロアには注意点もあるため、事前にスキップフロアのメリット・デメリットを把握する必要があります。
- スキップフロアのメリット
- スキップフロアの間取り事例
- 後悔する原因や注意点、ポイント
スキップフロアの特徴を把握し、住宅を建てる際に導入するかどうかの判断材料にしてみてくださいね。
Contents
1.スキップフロアを取り入れる5つのメリット
スキップフロアとは、1階と2階、あるいは2階と3階など、主要な階の間につくられた空間のことを指します。これは、フロアの高さ(床の高さ)を変えることにより、主要階との高さの差分でつくることができます。
そのため、同じ2階でもフロアの高さが異なる複数の部屋が存在することになります。
スキップフロアには以下の5つのメリットがあります。
- デザインがおしゃれ
- 限られた床面積を有効活用でき、狭小住宅でも空間を広く見せることができる
- デッドスペースを有効活用でき、収納や居住スペースとして活用できる
- 吹き抜けと組み合わせることで明るい空間になる
- 家族を身近に感じながらもプライベートな空間にできる
それぞれについて解説します。
1-1.デザインがおしゃれ
室内にスキップフロアを作ることで、同じ室内に高さが生まれるため視覚的に広くなることに加え、デザインにメリハリがつきます。
また、建物全体に一体感が生まれるため、よりおしゃれな空間をデザインできるでしょう。
1-2.限られた床面積を有効活用でき、狭小住宅でも空間を広く見せることができる
スキップフロアは高さ制限があるエリアなど、建物を上に伸ばしにくい場合に有効活用できます。
「フロアを重ねる」と考えるとイメージしやすいでしょう。同じ高さの建物であっても1階と2階だけでなく、中二階があることで床面積が増えます。
1-3.デッドスペースを有効活用でき、収納や居住スペースとして活用できる
スキップフロアを作ることで、室内に高低差ができるためデッドスペースが生まれてしまいますが、そのスペースは収納や本棚などに有効活用できます。高低差が大きい場合はクローゼットやテレワークスペースとしても利用できるでしょう。
敷地が狭く、収納スペースや個人スペースが不足している住宅におすすめです。
1-4.吹き抜けと組み合わせることで明るい空間になる
スキップフロアと吹き抜けを組み合わせることで、建物全体に大きなつながりが生まれ、開放感がある明るい空間を生み出します。
2階や天井からの光が1階にも届くため、周辺が建物に囲まれている立地であっても、採光に配慮した住宅にできるでしょう。
1-5.家族を身近に感じながらもプライベートな空間にできる
スキップフロアは壁で空間を区切らない構造であるため、家族を身近に感じられるメリットもあります。
上手に高低差をつけることで、家事をしながら子どもの様子を確認できるため、小さな子どもがいる家庭でも安心です。
また、あえて目線の合わない高さにすることで、プライベートな空間になります。家族のニーズに合わせて使い方を変えられるため、間取りの選択肢も増えるでしょう。
2.スキップフロアを取り入れたおすすめの間取り8選
スキップフロアのメリットがわかったところで、ここからはスキップフロアの代表的な間取り事例について紹介します。
- 2-1.【30坪】リビングがスキップフロアの間取り
- 2-2.【38坪】スキップフロアのある平屋の間取り
- 2-3.【40坪】階段の途中にスキップフロアを設けた間取り
- 2-4.【30坪】キッチン・ダイニングをスキップフロアにした間取り
- 2-5.【35坪】リビング近くにスキップフロアがある間取り
- 2-6.【40坪】幅広い用途に使えるフリースペースがある間取り
- 2-7.【35坪】プライバシーと収納を確保した平屋の間取り
- 2-8.【20坪台】スキップフロアが叶える大開口の平屋の間取り
実際の間取りを見ることで、間取り作りのイメージも膨らむため、ぜひ参考にしてください。
2-1.【30坪】リビングがスキップフロアの間取り
リビングで集中しながらテレワークが可能!
世帯(想定) | 3人 |
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延床面積 | 30坪程度 |
間取り | 2SLDK |
1階は、スキップフロアとして中二階をリビングにし、キッチンやダイニングと同じ階層にワークスペースがある間取りです。
テレワーク時に家族がリビングでくつろいでいる時でも、お互いに気を遣うことなく過ごすことができるでしょう。
さらに、リビングから2階は吹き抜けになっているため、採光が叶いやすいだけでなく、子ども部屋からリビングの様子がわかります。スキップフロアを中心に作ることで、空間を立体的に利用できる間取りになっています。
2-2.【38坪】スキップフロアのある平屋の間取り
収納に困りがちな平屋もスキップフロアで解決!
世帯(想定) | 3~4人 |
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延床面積 | 38坪程度 |
間取り | 3SLDK |
平屋は1階部分しかないため生活動線がフラットで使いやすい一方、家族同士のプライバシーの確保が難しいというデメリットがあります。
平屋にスキップフロアがある間取りでは、以下のようなスペースが作りやすくなります。
- テレワークスペース
- 学習スペース
- 趣味のスペース
デザインのアクセントにもなるため、よりおしゃれな空間に設計しやすいのもポイントです。
また、収納の確保が難しい平屋であっても、スキップフロアの下のスペースを活用することで収納を増やせるため、平屋で収納を確保したい方はスキップフロアを取り入れてみましょう。
2-3.【40坪】階段の途中にスキップフロアを設けた間取り
何かと使い勝手のよい階段途中のフリースペース
世帯(想定) | 4人 |
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延床面積 | 40坪程度 |
間取り | 3SLDK |
1階から2階へ上がる階段の途中にスキップフロアを設けることで、大人も子どもも自由に使える空間が生まれます。
机や本を並べることで、大人の仕事場、子どもの勉強部屋にもできるでしょう。スキップフロアを丸ごと本棚にし、2階のフリースペースで読書をする動線を築くのもおすすめです。
2-4.【30坪】キッチン・ダイニングをスキップフロアにした間取り
機能的かつ、LDKにメリハリが生まれる工夫
世帯(想定) | 3~4人 |
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延床面積 | 30坪程度 |
間取り | 4SLDK |
キッチン・ダイニング部分がスキップフロアになっているため、同じ空間にいながらもメリハリのある生活が可能です。
さらにキッチン・ダイニング部分の下は、大規模な蔵収納が確保できています。大きな収納があることで、各部屋の収納は最低限の大きさにし、生活空間を優先的に設計することができます。
2-5.【35坪】リビング近くにスキップフロアがある間取り
子供の勉強する姿を見守りやすい動線
世帯(想定) | 4人 |
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延床面積 | 35坪程度 |
間取り | 3SLDK |
リビングから2階に上がる途中にスキップフロアとしてスタディルームを設けることで、子どもが勉強している姿をリビングから確認できます。すぐにコミュニケーションが取れる距離にいるため、親子の会話も増えるでしょう。
スキップフロアの下は収納として有効活用していることに加え、リビング・スキップフロアの上は吹き抜けになっているため、明るく開放感のある空間となっています。
2-6.【40坪】幅広い用途に使えるフリースペースがある間取り
使用用途が広がる広々としたスキップフロア
世帯(想定) | 4~5人 |
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延床面積 | 40坪程度 |
間取り | 4SLDK |
1階から2階に上がる途中にスキップフロアとしてフリースペースを設けています。5畳を超える広さを確保することで、ライフスタイルの変化に応じたさまざまな用途で利用できるでしょう。
目的を決めずにスキップフロアを作ってしまうと持て余してしまう場合もありますが、一定の広さがあることで使い道が広がります。
各部屋のクローゼット、パントリーに加え、フリースペースの下は蔵収納としても利用できるため、収納力も抜群の間取りと言えます。
2-7.【35坪】プライバシーと収納を確保した平屋の間取り
程よい距離感が生まれるスキップフロア
世帯(想定) | 4人 |
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延床面積 | 35坪程度 |
間取り | 3SLDK |
リビング奥の洋室をスキップフロアにすることで、各洋室に距離間を確保させた間取りです。
各部屋リビングとはつながっているものの、洋室間のプライバシーは守られているため、程よい距離感を保ちながら生活ができるでしょう。
2-8.【20坪台】スキップフロアが叶える大開口の平屋の間取り
採光・風通しに優れた開放的な平屋
世帯(想定) | 2人 |
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延床面積 | 25坪程度 |
間取り | 2SLDK |
壁で仕切られた部屋は寝室と水まわりのみの、大開口の平屋の間取りです。
吹き抜けや、デッキ、スキップフロアを取り入れることで、平屋でありながら十分な採光が叶い、なおかつ収納にも申し分ない面積を割いているため、広々とした空間を演出することができます。
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3.スキップフロアを取り入れた家の失敗例と失敗しないコツ
ここでは、実際にスキップフロアのある間取りの家を建てた際に生じたよくある失敗例と、失敗しないコツを6つ紹介します。
よくある失敗例は下記のとおりです。
- 空調の効きが悪い
- 掃除に手間がかかる
- バリアフリーにできない
- 音や匂いが広がる
- 上手に活用するのが難しい
- おしゃれにするにはセンスが必要
それぞれの詳細と対策について解説します。
3-1.空調の効きが悪い
失敗しないコツ:断熱性・気密性を高める
スキップフロアにすることで、空調の効きが悪くなります。
なぜなら、スキップフロアにすることで建物が広いワンルームのような形になるからです。壁やドアが減る分、暖房や冷房が隅々まで行き届くのに時間がかかるため、光熱費を抑える工夫が必要です。
スキップフロアにする、吹き抜けを作るといった場合には、建物の素材にこだわり断熱性・気密性を高めるほか、シーリングファンや床暖房を取り付けましょう。
3-2.掃除に手間がかかる

掃除のたびに階段の上り下りが発生して疲れてしまった
テレワーク中に使えるよう、ちょっとした作業スペースとしてスキップフロアを導入しました。程よく視線を回避できるので集中できるのですが、掃除をするときにわざわざ階段の上り下りをしなければならないので、そこが手間だなと感じてしまいました。
失敗しないコツ:掃除道具を各スペースに準備しておく
スキップフロアはおしゃれなデザインですが、掃除に手間がかかってしまいます。
掃除の際には掃除機を持って、頻繁に階段を昇り降りしなければなりません。また、段差が多いため全自動のお掃除ロボットを活用するのも難しいでしょう。
掃除機を持って動き回らなくてもいいように、各スペースに掃除の小道具をセットしておくとよいです。
3-3.バリアフリーにできない

寝室やトイレを2階に設置してしまった
寝室やトイレを2階にまとめてしまったので、将来足腰が弱まってしまったときのことを考えると、階段の上り下りに不安を感じています。
失敗しないコツ:水まわりや寝室は1階にまとめておく
スキップフロアを導入してしまうと、後々建物をバリアフリー住宅にすることは難しいです。
スキップフロアは階段が多いため高齢になってからが心配な方も多いでしょう。将来のことを踏まえて住宅を建てる場合は、生活に必要な水まわりや寝室を1階にまとめるのがおすすめです。
将来的に2階は物置にするなど、普段の生活は1階だけで完結するようにしましょう。
3-4.音や匂いが広がる

思っていたよりも音や匂いが気になってしまった
家族のコミュニケーションを図ろうと、スキップフロアを導入したのですが、思っていたよりもテレビの音や作業音が家全体に響き、集中の妨げになってしまうことがありました。
失敗しないコツ:寝室や作業部屋の壁は作っておく
スキップフロアは、壁やドアで空間が区切られていないため、音や匂いが広がってしまいます。
そのため、勉強や仕事に集中したい時になかなか集中できないこともあります。テレワークが多い方や、受験を控えた子どもにとってはストレスがかかってしまうでしょう。
スキップフロアの住宅であっても、最低限の寝室や作業部屋は壁で区切るなど、対策を考える必要があります。
3-5.上手に活用するのが難しい

物を雑多に置くスペースになってしまった
使い勝手が良さそうだと思い、なんとなくスキップフロアを取り入れることにしました。広さや動線などをちゃんと考えていなかったので、取り入れたは良かったもののどう活用したらいいかわからず、すぐに使わないものを雑多に置くスペースになってしまいました。
失敗しないコツ:スキップフロアの使い方を明確にする
スキップフロアは考えなしに作ってしまうと上手に活用するのが難しいです。
デザイン面でおしゃれという理由だけで作ってしまうと、スペースが狭い・天井が低いなど使い勝手がよくないことも。建築プランを考える段階でスキップフロアの使い方を明確にしておきましょう。
3-6.おしゃれにするにはセンスが必要

もっと見た目にこだわりたかったのに、中途半端な出来になってしまった
おしゃれな家にしたくてスキップフロアを導入したものの、完成したものを見るとイメージと違って地味な仕上がりになっていました。もっとできることはなかったのかなと、少し後悔しました。
失敗しないコツ:理想に近い写真資料を確保しておく
スキップフロアを活用しておしゃれな空間にするにはセンスも必要です。
ハウスメーカーよって差が出る部分であるため、実績豊富なハウスメーカーに依頼しましょう。また、おしゃれな空間を作るためには、自分の思い描く理想の間取りを正確に伝える必要があります。
イメージを言葉だけで伝えるのは難しいため、インターネットで見かけたイメージに近い画像などを保存しておくのがおすすめです。
以上が、スキップフロアを間取りに取り入れる上で注意したい点です。夢のマイホームを建てるなら「絶対に後悔したくない」ですよね。
こうした失敗・後悔を避けるためにも、ぜひ「HOME4U 家づくりのとびら 間取り作成依頼サービス」で、実際にハウスメーカーから間取りプランを提案してもらい、具体的なイメージを持ってプランニングを進めてみてください。
モデルハウスや営業所の訪問前に間取りプランを検討できるため、失敗のリスクを大きく軽減することができます!
4.スキップフロアの住宅新築における「費用面」の注意点3つ
スキップフロアの住宅を建てるにあたり、費用面の注意点が3つあります。
- スキップフロアの判断は自治体によって異なる
- 固定資産税が高くなる可能性がある
- 一般的な二階建てに比べて建築費用が高くなる
それぞれについて解説します。
4-1.床面積に含まれるかの判断は自治体によって異なる
スキップフロアを作る際に注意しなければならないのは、自治体によって「スキップフロアが床面積に含まれるかどうか」の判断が異なる点です。
通常であれば、天井までの高さが1.4m以下かつ、設置されている階の床面積の1/2未満であれば、床面積として算入されないケースが多いですが、最終的な判断は自治体によって異なります。
スキップフロアが床面積に含まれると、以下の可能性があります。
- 間取りプランが固まった後に、プランを修正しなくてはいけない
- 住み始めてからの固定資産税が思った以上にかかる
床面積には含まないと思っていた部分が床面積として算入されてしまうと、建物全体の容積率に影響します。容積率はエリアごとに上限が決められているので、間取りプランを見直す必要があるかもしれません。
プランを作成した後に自治体からNGを受けないためにも、その地域で実績のあるスキップフロアを得意としたハウスメーカーに依頼しましょう。
固定資産税については、次に解説します。
参考:東京都国分寺市公式ホームページ「小屋裏物置等の取扱いについて」
4-2.固定資産税が高くなる可能性がある
前述のとおり、スキップフロアが床面積と判断されれば、一般的な2階建てよりも固定資産税が高くなる可能性があります。
理由は大きく分けて2つです。
- 床面積が増える分、課税対象床面積が増える
- 天井高によって固定資産税評価額の算出方法が変わる
外から見ると似たような建物であっても、間取りなどによって固定資産税が異なります。固定資産税についてもハウスメーカーであれば内容を理解しているため、相談してみましょう。
4-3.一般的な二階建てに比べて建築費用が高くなる
スキップフロアの住宅は、一般的な2階建てに比べて建築費用が高くなります。
なぜなら、階段や各フロアを上手に活用するためのデザインの工夫が必要なことに加え、壁が少ない構造であるため、外壁や使用している素材で耐震性を確保する必要があるからです。
5.スキップフロアの間取りを検討する際のポイント2つ
スキップフロアの費用面における注意点について解説しましたが、実際にスキップフロアを検討する際にはどのように進めるべきか悩んでいる方も多いでしょう。
具体的な間取りを検討する際には、以下の2つのポイントを押さえましょう。
- 事前にスキップフロアのイメージを掴む
- 実績豊富なハウスメーカーに依頼する
それぞれについて解説します。
5-1.事前にスキップフロアのイメージを掴む
インターネットやハウスメーカーのパンフレットなどでスキップフロアの間取りを見たことがあるものの、実際にスキップフロアの住宅に入ったことがある方は少ないのではないでしょうか。
そのような方は、まずはスキップフロアの住宅を見学し、スキップフロアのイメージを掴みましょう。ハウスメーカーのモデルハウスや、実際に注文住宅を建てた知人の家に行ったりするとよいです。
ハウスメーカーによっては、先輩オーナーの完成見学会に行くこともできますよ。
一番のおすすめは、実際にハウスメーカーからあなただけのプランを提案してもらうことです。
5-2.実績豊富なハウスメーカーに依頼する
スキップフロアの住宅を建てる際には、実績豊富なハウスメーカーに依頼しましょう。
ハウスメーカーによって得意不得意が異なります。ハウスメーカーの建築実績や商品を参考にスキップフロアの住宅を得意としているかを確認しましょう。
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まとめ
本記事ではスキップフロアの間取り例をもとに、スキップフロアで後悔してしまう原因と対策、検討時の注意点について解説しました。
スキップフロアはおしゃれなデザインかつ、限られた床面積を有効に使えるためメリットがある一方で、掃除に手間がかかる、バリアフリーにできないなど、実際に生活をしてから後悔してしまうことも多いです。
そのため、スキップフロアを導入する際には憧れだけでなく、実際の生活をイメージしたうえで判断しましょう。モデルハウスや完成見学会に行くことで、具体的なイメージが膨らみます。
一般的な二階建て住宅よりも費用がかかる傾向にあるため、資金計画の段階から実績豊富なハウスメーカーと相談をしながら進めていきましょう。
この記事のポイント
本記事で解説した内容のポイントは以下の通りです。
- デザインがおしゃれ
- 限られた床面積を有効活用でき、狭小住宅でも空間を広く見せることができる
- デッドスペースを有効活用でき、収納や居住スペースとして活用できる
- 吹き抜けと組み合わせることで明るい空間になる
- 家族を身近に感じながらもプライベートな空間にできる
詳細は「1.スキップフロアを取り入れる5つのメリット」をご参照ください。
間取り事例については「2.スキップフロアを取り入れたおすすめの間取り8選」にて解説しています。
- 空調の効きが悪い
- 掃除に手間がかかる
- バリアフリーにできない
- 音や匂いが広がる
- 上手に活用するのが難しい
- おしゃれにするにはセンスが必要
それぞれの対策について知りたい方は「3.スキップフロアを取り入れた家の失敗例と失敗しないコツ」をご一読ください。
- スキップフロアの判断は自治体によって異なる
- 固定資産税が高くなる可能性がある
- 一般的な二階建てに比べて建築費用が高くなる
詳細は「4.スキップフロアの住宅新築における「費用面」の注意点3つ」をご参照ください。
【厳選特集】こだわりから
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空調の効き目が悪いのは想定外だった
空間にメリハリがつき、おしゃれな見た目になるスキップフロアを取り入れたものの、空調の効き目を悪く感じてしまい、夏・冬の電気代が高くついてしまいました。