せっかく注文住宅を建てるなら、自分たちらしい間取りにこだわりたいですよね。
しかし、初めての家づくりだと「どの部分にこだわれば自分たちらしい間取りになるのかわからない」と悩んでしまう方も多いです。
この記事では、間取りを考える際にこだわりたいポイントについて、空間別に解説します。
空間 | こだわりたいポイント |
---|---|
玄関 | 広さ(ポーチ、ホール、土間など)/収納 |
リビング | 採光性/開放感 |
和室 | 隣接する空間とのつながり/デザイン(純和風、和モダン、エスニックなど) |
キッチン | システムキッチンの形状/収納 |
階段 | 設置場所/階段下の活用 |
個室、寝室 | 数/位置/収納 |
収納スペース | 位置/広さ(収納量) |
浴室 | 設備/位置 |
洗面所 | 洗濯機の配置/洗面ボウルの数 |
ランドリールーム | 洗濯物を干す場所/洗濯や他の家事の動線 |
店舗空間 | 居住スペースとの区分け/駐車場、バックヤード |
そのほか、間取り以外でこだわりたい家づくりのポイントや、こだわりのマイホームを実現するコツについてもお伝えします。
ぜひ最後までご覧いただき、こだわりのマイホームの参考にしてくださいね。
間取りをつくるコツや、人気の間取りランキングを知りたい方は「注文住宅の間取り」もご覧ください。
Contents
1.【空間別】間取りのこだわりポイント11選
家全体で考えると、どこから間取りを決めればよいのか迷ってしまうかもしれません。
迷ったときは、空間別に考えてみると、こだわりたいポイントが見えやすくなります。
まずは、住宅を構成する11の空間と、それぞれのこだわりたいポイントを解説します。
空間 | こだわりたいポイント |
---|---|
玄関 | 広さ(ポーチ、ホール、土間など)/収納 |
リビング | 採光性/開放感 |
和室 | 隣接する空間とのつながり/デザイン(純和風、和モダン、エスニックなど) |
キッチン | システムキッチンの形状/収納 |
階段 | 設置場所/階段下の活用 |
個室、寝室 | 数/位置/収納 |
収納スペース | 位置/広さ(収納量) |
浴室 | 設備/位置 |
洗面所 | 洗濯機の配置/洗面ボウルの数 |
ランドリールーム | 洗濯物を干す場所/洗濯や他の家事の動線 |
店舗空間 | 居住スペースとの区分け/駐車場、バックヤード |
以下より 1つずつ解説します。
1-1.玄関
- 広さ(ポーチ、ホール、土間など)
- 収納
住宅の顔とも呼ばれる「玄関」は、住宅全体の印象を左右する部分です。
ポーチや玄関ホールが広いと、来客に建物全体が広い印象を与えます。
スペースがあまり広くないときは、吹き抜けを作ったり天井高を高くしたりすることで高さを確保しましょう。
スペースが広くても、靴や傘などが雑然と置かれているのでは狭く見えてしまいます。
シューズクロークや土間収納なども検討し、玄関周りのものやアウトドア関連のグッズを片付けられるようにすると整頓されたイメージに仕上がります。
▶【こだわりの玄関】など、自分の理想を叶える間取りをチェック
▶【こだわりの玄関】など、自分の理想を叶える間取りをチェック
1-2.リビング
- 採光性
- 開放感
日差しがたっぷりと入るリビングは、気持ちを明るくします。
隣家や道路と近く、大きな窓の設置が難しい場合は、吹き抜けも検討してみてください。
また、リビングにお客さまを迎えることが多いなら、開放感のある広い空間を確保したいものです。
スペース的に余裕がないときは、吹き抜けや天井高を高くすることで高さを確保するか、ウッドデッキや庭などにアクセスできるようにして、屋外もリビングの一部にしてしまいましょう。
▶【こだわりのリビング】など、自分の理想を叶える間取りをチェック
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1-3.和室
- 隣接する空間とのつながり
- デザイン(純和風、和モダン、エスニックなど)
和室があると、お昼寝の場所や客間としても活用できます。
ソファや椅子のように座席が決まっていないため、大勢でしゃべったり食事をしたりするスペースとしても適しています。
和室として独立させるのもよいですが、一面あるいは二面をふすまで区切り、開け放てば隣接する空間の一部となる「畳コーナー」になるよう設計してみてはいかがでしょうか。
なお、リビングの一角に和室を作るときは、琉球畳でモダンなテイストに仕上げたり、ラタンの家具を置いてエスニック調にしたりするとおしゃれです。
▶【こだわりの和室】など、自分の理想を叶える間取りをチェック
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1-4.キッチン
- システムキッチンの形状
- 収納
独立したキッチンもよいですが、配膳のしやすさを考慮するならLDKやDKの間取りがおすすめです。
アイランド型やペニンシュラ型のシステムキッチンなら、調理台と食卓の距離を調整でき、配膳や後片付けが簡単になるだけでなく、大勢で調理や洗い物がしやすくなります。
リビングを見渡せるよう配置すれば、子育て中の世帯も、リビングにいる子供の見守りがしやすくなります。
キッチンには食器や調理器具、食材などの細々としたものが多くあるため、収納スペースを確保しておくことも大切です。
広めのパントリーを設置すれば、収納量が増え、買い置きした飲用水やティッシュペーパーなどもまとめて片付けられます。
▶【こだわりのキッチン】など、自分の理想を叶える間取りをチェック
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1-5.階段
- 設置場所
- 階段下の活用
階段をどこに設置するかによって、玄関から各個室への動線が変わります。
お客さまをリビングに迎えることが多いなら玄関や廊下、コミュニケーションを重視したいならリビング階段を検討しましょう。
また、階段下のスペースの活用方法についても決めておきましょう。
収納スペースやアートスペース、小さなソファを置いて1人用のくつろぎ空間としても活用できます。
▶【こだわりの階段】など、自分の理想を叶える間取りをチェック
▶【こだわりの階段】など、自分の理想を叶える間取りをチェック
1-6.個室、寝室
- 数
- 位置
- 収納
主寝室を設ける場合は「世帯人数-1」、主寝室がない場合は「世帯人数分」の個室があると、プライバシーを確保しやすくなります。
将来的に子供ができて世帯人数が増えたり、テレワークの可能性があったりする場合は、間仕切りで分けられるようにした広めの部屋を1~2個作っておくとよいでしょう。
なお、主寝室を階下に配置すると階段を使わずに出入りできるため、足腰にトラブルを抱えたときも暮らしやすさを維持できます。
個室単位で整理整頓を行いたい場合は、各個室に収納を設けましょう。
居住面積を広くしたい場合は、全員のものを収納できる大容量のファミリークローゼットを1つ設置するのもよいです。
▶【こだわりの個室、寝室】など、自分の理想を叶える間取りをチェック
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1-7.収納スペース
- 位置
- 広さ(収納量)
個室内以外にも、収納スペースは必要です。
適切な場所に適切な容量の収納スペースを確保するためにも、片付けるものの量を事前に確認しておきましょう。
例えば、靴や傘、ベビーカー、外遊びグッズなどの玄関周りに片付けるほうがよいものが多い場合、シューズクロークや土間収納など大容量の収納スペースを確保する必要があります。
また、まとめ買いをよくする場合は、キッチンのそばにパントリーを設置するとよいでしょう。
▶【こだわりの収納スペース】など、自分の理想を叶える間取りをチェック
▶【こだわりの収納スペース】など、自分の理想を叶える間取りをチェック
1-8.浴室
- 設備
- 位置
入浴にこだわりたい方は、浴室の設備にもこだわってみましょう。
ミストサウナやジェットバスなどの機能があれば、さらに入浴時間が楽しいものになります。
室内干しが多い場合なら、浴室乾燥機も検討してみましょう。
浴室の位置も吟味が必要です。
例えば、個室→リビング→浴室という動線なら、来客中に気まずい思いをするかもしれません。
また、浴室を1階に配置したり、バリアフリー構造にしたりすることで、将来的に介護をすることになった際にも備えられます。
▶【こだわりの浴室】など、自分の理想を叶える間取りをチェック
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1-9.洗面所
- 洗濯機の配置
- 洗面ボウルの数
洗面所と脱衣所を同じ場所にするか、ランドリールームとしても活用するか考えてみましょう。
洗面所の用途によって、洗濯機の配置も変わります。
脱衣所やランドリールームとしても使う場合は、少し広めにスペースを取ってください。
朝や夜に洗面所が混雑する場合は、洗面ボウルを2つにしたり、洗面所を2箇所以上に設置したりするのもおすすめです。
また、寝室が2階にある場合なら、洗面所やトイレも2階にあると便利です。
▶【こだわりの洗面所】など、自分の理想を叶える間取りをチェック
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1-10.ランドリールーム
- 洗濯物を干す場所
- 洗濯や他の家事の動線
ランドリールームとは、洗濯物を「洗う・干す・畳む・アイロンがけをする」スペースです。
洗濯関連の作業が1つのスペースにまとまることで、洗濯にかかる時間や手間を軽減できます。
洗濯物の量に合わせて、ハンガーポールの長さや数も調整してください。
ランドリールームの近くにベランダがあれば、天気のよい日には屋外でも洗濯物を干せます。
また、洗濯以外の家事の動線にもこだわってみましょう。
ランドリールームとキッチンが近いなら、洗濯と調理を同時にできるかもしれません。
特に共働きや1人暮らしの方は、家事の時間を短縮するためにも、家事動線と家事ごとのスペースの距離に注目してください。
▶【こだわりのランドリールーム】など、自分の理想を叶える間取りをチェック
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1-11.店舗空間
- 居住スペースとの区分け
- 駐車場、バックヤード
店舗や事務所を開業する場合は、仕事のスペースと居住スペースを分けておくと、防犯面だけでなく暮らしやすさの面でも安心です。
特に不特定多数の人が訪れる飲食店やサロンなどを開業するなら、誤って居住スペースに入られることがないよう、屋内だけでなく玄関も分けておくとよいでしょう。
店舗・事務所のスペース以外にも、倉庫や従業員のスペース、お客さま向けの駐車場なども必要になることがあります。予算や敷地の広さとの兼ね合いもあるため、慎重に決めてください。
なお、用途地域によっては店舗兼住宅を建てられないこともあります。
建築プランを建てる前に、ハウスメーカーの営業担当者に確認しておきましょう。
▶【こだわりの店舗空間】など、自分の理想を叶える間取りをチェック
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2.間取りのこだわり以外から考える家づくり
家づくりにおいてこだわるべきなのは、間取りだけではありません。
- 採光、風通し
- 外観デザイン
- 住宅性能、設備
- ペットの暮らしやすさ
- 将来的な過ごしやすさ(バリアフリー)
以下より1つずつ解説します。
2-1.採光、風通し
家の中の雰囲気が明るくなるよう、採光にこだわることが大切です。
日当たりを確保しにくい空間は、天井を高くしたり吹き抜けを作ったりして対策してみましょう。
逆に、洗面所や浴室など日当たりが必要ない場所には、あえて窓をつけずに建築費用を抑えるのもよいでしょう。
風通しも重要な要素です。
風通しが悪いと屋内に湿気がこもり、カビやダニが発生しやすくなります。
風が通り抜けられるよう、どの部屋も2方向に窓を設置することがおすすめですが、難しい場合は、ファンで強制的に空気の流れを作る「換気システム」も導入しましょう。
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2-2.外観デザイン
外観デザインにもこだわりましょう。
ハウスメーカー・工務店によって得意なデザインは異なるので、まずはどのようなデザインが好みなのか整理しておくことが大事です。
- シンプル
- 和モダン
- ナチュラル
- プレーリー
- 純和風
- 北欧風
- 南欧風
同居する人全員で話し合ってテイストや色、素材を決めることも重要ですが、周囲の景観とマッチしていることも大切です。外観を決める前に、周辺の住宅を観察してみましょう。
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2-3.住宅性能、設備
住宅性能も重要です。
耐震性や耐久性、断熱性なども確認しておきましょう。
建築依頼先の候補には地元工務店や設計事務所など複数ありますが、中でも「大手ハウスメーカー」では住宅性能にこだわって独自に資材や工法を開発しています。
コストパフォーマンスを重視しながら高性能な住宅を検討したい場合には、積極的に大手ハウスメーカーの情報を集めてみましょう。
なお、設備が充実していると暮らしやすさは向上しますが、建築価格も高くなるため、その場合は間取りをシンプルにするなどして調整する必要があります。
優先度を吟味して取捨選択することが大切です。
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2-4.ペットの暮らしやすさ
ペットと暮らしている場合は、ペットにとっての暮らしやすさにもこだわりましょう。
例えば、室内犬なら、散歩した後に足を洗うスペースがあると屋内を美しく保ちやすくなります。
家の中で過ごす猫の場合は、キャットタワーやキャットウォークなどを壁に造り付けておくと、倒れる心配がありません。
猫が衛生的に暮らせるように、トイレの位置や入浴場所にもこだわってください。
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2-5.将来的な過ごしやすさ(バリアフリー)
マイホームは「一生に一度の大きな買い物」と言われています。
つまり、今だけでなく、将来のことも考えながら住みやすい家に仕上げる必要があるのです。
例えば、バリアフリー住宅を検討してみるとよいでしょう。
年代を問わず暮らしやすいのがバリアフリー住宅です。
将来的にも快適に暮らすためにも、屋内の段差を減らし、廊下や浴室などの滑りやすい場所には手すりを付けておきましょう。
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3.こだわりのマイホームを実現するコツ
自分たちらしいこだわりのマイホームを実現するためには、間取りや設備を慎重に選ぶことが大切です。
最後に、こだわりを実現するためのコツをお伝えします。
- ライフスタイルに合う間取り・設備を選ぶ
- 一緒に暮らす人全員で話し合う
- 提案力に優れたハウスメーカーを選ぶ
以下より、1つずつ確認しましょう。
3-1.ライフスタイルに合う間取り・設備を選ぶ
ライフスタイルによって、適した間取り・設備が異なります。
例えば、生活時間帯が異なる場合なら、一人で食事をしやすいようにDKやLDKのある間取りにしたり、プライバシーに配慮して主寝室ではなく一人ひとり別の寝室にしたりするとよいです。
また、アウトドアが趣味なら、玄関土間や倉庫のように屋外用グッズを片付けるスペースがあると便利です。
3-2.一緒に暮らす人全員で話し合う
同居人全員で話し合い、全員が満足できる家づくりを目指しましょう。
とはいえ、誰一人として同じ人間はいないため、全員の意見をすべて反映することは不可能です。
外観やリビングは多数決にしたり、「玄関ドアはお母さん」「ガレージはお兄さん」のように部分ごとに担当者を決めたりしてもよいかもしれません。
3-3.提案力に優れたハウスメーカーを選ぶ
提案力に優れたハウスメーカーの担当者なら、自分たちらしい家づくりを実現しやすくなります。
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まとめ
自分たちらしいマイホームを実現するためには、間取りはもちろん、採光性やデザイン、住宅性能などにこだわってみましょう。
時には無料サポートサービスも活用しながら、理想の間取り・住宅プランを完成させてくださいね。
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