
ワンフロアで暮らしが完結する平屋住宅。利便性の高さや開放的な空間演出に定評があり、近年では高齢の方から若年層、新婚夫婦まで幅広い世帯に人気です。
しかし、建築例が一般的な2階建てよりも少ないため、「平屋の間取りのイメージがつかない‥」「おしゃれな平屋の間取りを考えたいけど、どうすればいい?」と悩みや疑問を抱えている方も多いはず。
そこで、この記事ではさまざまな平屋の間取り例を、坪数別、部屋数別にご紹介します。
- 【坪数別】20坪~50坪以上の平屋間取り例
- 【部屋数別】1LDK~4LDKの平屋間取り例
- その他平屋間取り例
平屋の間取りは、家族構成や暮らし方、立地条件などによって変わります。
多くの間取り例を見ておくことで、自分の暮らしやこだわりに合った間取りがイメージしやすくなるので、ぜひこの記事を間取りプラン作成の参考にしてください。
Contents
1.【坪数別】の平屋間取りプラン
この章では、延べ床面積の坪数ごとにおすすめの平屋間取りをご紹介します。大体の広さの目安が決まっている方は以下のリンクより、該当の間取り図をご覧ください。
1-1.【20坪】の平屋間取りプラン
延べ床面積 | 20坪(約66平米) |
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費用目安 | 1,500万~2,000万円 |
部屋数 | 2LDK |
ポイント | リビングにつながる和室 |
延べ床面積が20坪の平屋間取りでおすすめなのが、2LDK・1人暮らしや夫婦向けの平屋間取りです。リビングには和室がつながり、さらに広く活用することができます。
洗面所は物干しスペースにもつながっているため、家事効率もよく、コンパクトな暮らしを希望される方におすすめの間取りです。
1-2.【25坪】の平屋間取りプラン
延べ床面積 | 25坪(約83平米) |
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費用目安 | 1,800万~2,300万円 |
部屋数 | 1,800万~2,300万円 |
ポイント | 寝室からウッドデッキに出られる |
25坪の平屋間取りでおすすめなのが、2LDK・2人~3人暮らし向けの間取りです。
寝室から出られるウッドデッキは、気分転換にもぴったり。リビングからやもう一つの個室からも中庭を通じてウッドデッキに移動することができます。
また、寝室の奥には作業スペースがあり、小さな書斎として活用することも可能です。
1-3.【30坪】の平屋間取りプラン
延べ床面積 | 30坪(約99平米) |
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費用目安 | 1,800万~2,300万円 |
部屋数 | 3LDK+ウッドデッキ+玄関収納 |
ポイント | 玄関収納・玄関ポーチ・ウッドデッキ |
30坪の平屋間取りとして、おすすめなのは3LDKで3人~4人のファミリー向け間取りです。
玄関には広めの玄関収納があり、ポーチ・ウッドデッキがつながります。アウトドアなど趣味の道具を整理したり、作業したりしやすいのがうれしいポイント。ウッドデッキはLDKにもつながっているため、バーベキューを楽しむ際にも便利です。
1-4.【35坪】の平屋間取りプラン
延べ床面積 | 35坪(約116平米) |
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費用目安 | 2,300万~2,800万円 |
部屋数 | 3LDK+ウッドデッキ+玄関収納+ウォークインクローゼット |
ポイント | 個室のプライバシー確保とコミュニケーション |
35坪の平屋間取りで人気のものは、3LDK・ファミリー(3人~4人暮らし)向けです。リビングダイニングにはウッドデッキテラスがあるため、開放的で明るい空間が広がります。
子供部屋と主寝室が離れているため、互いのプライバシーを守ることができます。一方で、子供部屋に行くにはキッチン横を通る必要があるため、行き来の際に、ちょっとしたコミュニケーションが生まれるのもポイントです。
1-5.【40坪】の平屋間取りプラン
延べ床面積 | 40坪(約132平米) |
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費用目安 | 2,800万~3,300万円 |
部屋数 | 4LDK+ウッドデッキ+ウォークインクローゼット |
ポイント | LDK・和室・ウッドデッキの大空間 |
40坪の平屋間取りとしておすすめなのが、4LDK・4人暮らし向けの間取りです。
1世帯のファミリー向けであれば、十分に広い延べ床面積を確保できるため、開放的な空間とそれぞれの個室を両立させることができます。
2か所のウッドデッキの間に和室を置き、障子を開けると、広いLDKの空間もつながり、とても開放的な空間となります。
ウォークインクローゼットも大きく作っておくことで、収納不足にも対応でき、住みやすい空間づくりにも気配りされています。
また、延べ床面積が40坪以上あれば、エリアを上手に区切ることで、共有型の2世帯住宅も可能です。
1-6.【50坪以上】の平屋間取りプラン
延べ床面積 | 50坪(約165平米) |
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費用目安 | 3,500万~4,125万円 |
部屋数 | 6LDK+ウォークインクローゼット+広縁 |
ポイント | LDK・和室・書斎・広縁 |
50坪以上であれば、6LDKの広い平屋間取りを実現することが可能です。
客間、書斎、趣味の部屋など、各個室以外にも部屋を作ることができます。もちろん、2世帯住宅も可能です。広い平屋を建てるためには、まず広い土地を購入する必要があるため、土地探しが大切なポイントとなります。
以上が、坪数別の平屋の間取りプランです。
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2.【1LDK】の平屋間取りプラン
1LDKの平屋は1人暮らしやご夫婦やパートナーとの2人暮らし向けの間取り。小さな平屋暮らしやローコストで小さなマイホームの新築を検討している方におすすめです。
2-1.【1LDK】20坪・ウッドデッキのある小さな平屋間取りプラン
延べ床面積 | 20坪(約66平米) |
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費用目安 | 1,500万~2,000万円 |
部屋数 | 1LDK+収納2つ |
ポイント | ウッドデッキ付き |
リビングと寝室にそれぞれウッドデッキをつけた1LDKの間取りです。最低限の部屋数でコンパクトながら、収納スペースも間取りに組み入れています。
壁を減らしてワンルーム感覚で暮らす
1LDKの平屋の場合、面積を最大限活用するために、壁をできるだけ少なく配置し、空間を区切らない間取りにすることがおすすめです。
リビング・ダイニング・キッチンがつながるオープンな空間です。寝室も廊下を利用することなく直接行き来ができるため、無駄なスペースが生まれません。実際の坪数よりも視覚的に広がりを感じることができます。
また、車いすや足腰が弱くなっても、動線がコンパクトのため、日々の移動がしやすいのもポイントです。老後を意識した家づくりとしても、廊下のないシンプルな平屋の間取りはとても効果的です。
2-2.【1LDK】25坪・広々したリビングと収納の平屋間取りプラン
延べ床面積 | 25坪(約83平米) |
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費用目安 | 1,800万~2,500万円 |
部屋数 | 1LDK+収納1つ |
ポイント | ウォークインクローゼット付き |
広いLDKと寝室の間に大きなウォークインクローゼットを挟む平屋間取りです。ウォークインクローゼットの空きスペースには小さな書斎スペースを作り、家としての機能を充実させています。
大きなウォークインクローゼットは多機能で便利
ウォークインクローゼットは平屋でも人気の間取りです。特に大きくすることで、収納だけでなく、別のスペースとしても活用することが可能になります。書斎だけでなく、趣味のスペースや本棚など取り入れたい要素を組み込みましょう。
3.【2LDK】の平屋間取りプラン
2LDKの平屋は、1人暮らしから子供1人から2人暮らし、ご夫婦・パートナーの3人暮らしまでカバーできる間取りです。コンパクトな暮らしの平屋を目指している方、ゆったりと1人暮らし・2人暮らしをしたい方におすすめです。
3-1.【2LDK】22坪・リビングがウッドデッキとつながる平屋間取りプラン
延べ床面積 | 22坪(約73平米) |
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費用目安 | 1,500万~2,500万円 |
部屋数 | 2LDK+収納1つ |
ポイント | 広いリビング・ウッドデッキ付き |
ご夫婦(パートナー)とお子様1人で暮らす2LDKの平屋間取りです。広いリビングに、さらにウッドデッキをつなげることでさらに開放感ある空間を演出しています。リビングが広い分、個々の行動を邪魔せず、動線もぶつかりません。
ウッドデッキで内と外をつなぐ大空間に
リビングと中庭・ウッドデッキをつなげる平屋間取りは、今とても人気のスタイルです。
大きな窓を通じて、リビングとウッドデッキに一体感が生まれ、内と外を自由に行き来できる空間が生まれます。
収納スペースがある寝室からもウッドデッキに出られるようにすることで、家全体の回遊率や家事効率も上がるというメリットがあります。
3-2.【2LDK】18坪・コンパクトな平屋間取りプラン
延べ床面積 | 18坪(約60平米) |
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費用目安 | 1,000万~2,000万円 |
部屋数 | 2LDK |
ポイント | コンパクトに個室を実現 |
コンパクトに2LDKを実現する平屋間取りです。1人暮らしや2人暮らしの場合は、書斎や仕事部屋にも活用可能のため、テレワークがある方にもおすすめの間取りといえます。
個室のプライバシーが尊重できる
2つの部屋にリビングを挟むことで、それぞれの部屋の機能を分け、個室としてプライバシーを守ることが可能になります。廊下部分がなくなるため、最大限に延べ床面積を居住スペースに活用することができます。
ただ、玄関から個室に行くまでに必ずリビングを通る間取りにすることで、家族間のコミュニケーションを生み、日々の様子を見守ることができるのもこだわりのポイントです。
3-3.【2LDK】35坪・ロの字で中庭が映える平屋間取りプラン
延べ床面積 | 35坪(約116平米) |
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費用目安 | 2,500万~3,000万円 |
部屋数 | 2LDK+ビルトインガレージ+ランドリースペース+収納 |
ポイント |
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平屋を建てたいという方の中には、中庭をおしゃれに活用したいという方もいらっしゃるでしょう。この間取りは、ロの字型で中央に中庭を置いた平屋間取りです。
ビルトインガレージは玄関から行き来ができ、ランドリースペースも確保されているため、雨の日でも安心です。
家の中心に中庭を置いて明るい間取りに
ロの字型の平屋では、中庭を中央に置くことで、採光をおしゃれにとることができ、部屋や廊下スペースを自然光で明るくすることができます。道路から見えないようにしながらも、採光が取れ、風通しがよくなるため、防犯やプライバシー保護の観点以外にも効果的な手法です。
4.【3LDK】の平屋間取りプラン
3LDKの平屋は、主に3人~4人のファミリー向けの間取りが人気です。
コの字型やロの字型など中庭やウッドデッキなどを活用した間取り、ファミリー層に対応できる収納力をもった間取りなどの成功例があります。
4-1.【3LDK】32坪・コの字型で中庭・ウッドデッキがある平屋の間取りプラン
延べ床面積 | 32坪(約106平米) |
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費用目安 | 2,400万~3,000万円 |
部屋数 | 3LDK+収納2つ+ランドリースペース |
ポイント | ウッドデッキと中庭 |
ウッドデッキと中庭のあるコの字型の平屋間取りです。子供部屋が2つあります。
道路に面していない側面にウッドデッキと中庭を作ることで、安心して子どもを遊ばせたり、洗濯物を干したりすることができます。パントリーやウォークインクローゼットなど収納スペースを間取りに取り入れているのも、便利なポイントです。
ウッドデッキ・中庭は外からの視線をカット
コ型の間取りにすることで、道路側からの視線を防ぎつつ、中庭から採光を取ることができるため、プライバシーや防犯を考慮したくつろぎの空間が生まれます。
また、建物の中央にスペースをつくることで、平屋のデメリットとなりやすい「日当たりが確保しづらい」という問題も解決できます。
4-2.【3LDK】30坪・アイランドキッチンとパントリーがあるI型の平屋間取りプラン
延べ床面積 | 30坪(約99平米) |
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費用目安 | 2,300万~3,000万円 |
部屋数 | 3LDK+玄関収納+クローゼット+パントリー |
ポイント |
|
アイランドキッチンにこだわったファミリー向けの平屋間取りです。I型の平屋で、土地を無駄なく使って、広い平屋を実現しています。
アイランドキッチンとダイニング
アイランドキッチンがダイニングテーブルに直接つながることで、会話やコミュニケーションが生まれやすく、すぐそばにワークスペースも作ることで、家事効率を上げることができます。
また、パントリーがあるため、収納をしながら、おしゃれな空間を保つことができます。
LDKからウッドデッキの開放感とプライバシーの両立
アイランドキッチンからダイニング、リビングが連なるLDKの広い空間はそのままウッドデッキにつながり、大きな空間を作り出します。また、広く取っているポーチから直接ウッドデッキに移動することもできます。
一方で、子供部屋のゾーンと夫婦の寝室の間にリビング・キッチンを置くことで、互いのプライバシーを区切ることができるのもポイントです。家族といっても、1人の時間は大切。コミュニケーションとプライバシーをバランスよく組み込んだ間取りと言えます。
5.【4LDK】の平屋間取りプラン
4LDKの平屋間取りは、ファミリー層を中心に3~5人暮らしを検討する方に人気の間取りです。
3~4人暮らしの場合、書斎・ワークスペースや和室、趣味や共有スペースなどにひと部屋を当てることができるため、生活のクオリティもぐんと上げることができます。
5-1.【4LDK】30坪・コの字型の平屋間取りプラン
延べ床面積 | 30坪(約99平米) |
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費用目安 | 2,500万~3,000万円 |
部屋数 | 4LDK+ウォークインクローゼット |
ポイント | L字のウッドデッキと中庭 |
コの字型を使ったL字のウッドデッキ・中庭の空間が広々と感じられる平屋間取りです。中央にLDKを置くことで、個室のプライバシーも守られます。
コの字型でウッドデッキを上手に活用
コの字型を使ったウッドデッキ・中庭の自然光がLDKと和室を明るい空間にしてくれます。和室と自然光の相性はよく、リビングとは別にくつろいだり、作業したりする空間として多彩に機能します。
コの字型は道路からウッドデッキ・中庭を目隠しすることができるため、気軽に子供を遊ばせたり、洗濯物を干したりすることができるのも魅力のひとつです。
5-2.【4LDK】35坪・ロフトとスキップフロア付き平屋間取りプラン
延べ床面積 | 35坪(約116平米) |
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費用目安 | 2,700万~3,200万円 |
部屋数 | 4LDK+ロフト+ウッドデッキ |
ポイント | リビングからのスキップフロアとロフト |
スキップフロアとロフト付きの平屋間取りです。2つの子供部屋とは別に置かれたスキップフロア・ロフトは収納や遊び部屋、共有作業スペースとしても活用することができます。
ロフト・スキップフロアにこだわり
ただロフトを作るだけでなく、間にスキップフロアを挟むことで、空間に変化を作っています。
スキップフロアにカウンターを設置し、家族が共有できるスタディールーム・ワーキングスペースとしても活用できます。フロアの高さが少し変わるだけで目線の位置が変わり、他の部屋とは違う空間となるため、趣味や勉強に集中できるでしょう。
また、さらにロフトをつけることで収納力もアップし、リビングの整頓がしやすくなります。
5-3.【4LDK】30坪・ウッドデッキと和室がつながる平屋間取りプラン
延べ床面積 | 30坪(約99平米) |
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費用目安 | 2,500万~3,000万円 |
部屋数 | 4LDK+ウッドデッキ |
ポイント | 和室とウッドデッキがつながる |
和室とウッドデッキが映えるファミリー向け平屋間取りです。リビングの延長にある和室がウッドデッキにつながっています。自然光で明るい和室はセカンドリビングとして活用することができます。
個室ゾーンとリビングを分ける
玄関から直接各個室に行けるため、それぞれのプライバシーを守ることができます。また、来客時もリビングを通る必要がないため、互いに気にすることなく過ごすことができます。
また、リビングを個室から離すことで、夜にリビングからのテレビ音・話し声が個室に漏れることも防いでくれるのもうれしいポイントです。生活時間の違いにも対応することができます。
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6.【連棟型】の平屋間取りプラン
延べ床面積 | 50坪(約165平米) |
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費用目安 | 3,500万~4,000万円 |
部屋数 |
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ポイント | 玄関共有の2世帯住宅 |
連棟型の平屋は2つの平屋をつなげる間取りで、2世帯住宅におすすめです。上記の間取りでは、玄関のみ共有となりますが、それ以外は互いにプライバシーを守りながら一緒に暮らすことができます。
生活スペースは完全に分かれていますが、必要に応じて行き来することが可能です。介護や見守り、育児などで助け合いながら、ストレスを感じさせない平屋間取りと言えます。
7.【ユーザーアンケート】おしゃれな平屋間取りの成功ポイントは?
実際に平屋を新築した方のユーザーアンケートから、おしゃれな平屋間取りの成功ポイントをまとめてみました。
集計期間:2022年3月11日~3月21日 当社調べ
- リビング
- キッチン・ダイニング(アイランドキッチン、カウンターキッチン)
- ウォークインクローゼット収納
- 室内干しスペース・ドライルーム・ランドリールーム・洗濯室
- ウッドデッキ・インナーバルコニー・インナーテラス
アンケートから見えてきた「平屋間取りでこだわってよかった場所」から、おしゃれな平屋間取りにするためのこだわりポイントを解説します。
なお、アンケート結果は「HOME4U」が行った以下の独自アンケート調査をもとに作成しました。
- 調査対象:有名・大手ハウスメーカーで注文住宅を建てた方(建て替え含む)
- 調査人数:1,812人
- 調査期間:2022年3月11日~3月21日
- 調査企業:株式会社マクロミル
- 開放感あるリビング
-
おしゃれな平屋の間取りを考えるにあたり、一番こだわりが多くみられるのが「リビング」です。家族の団らんを大事にしたい、過ごす時間が長いリビングに力を入れたいという方が多く、おしゃれで開放感がある空間にする工夫を凝らしています。
平屋でリビングをおしゃれに広く見せる工夫
- リビングの面積を広くとる
- 庭やウッドデッキとつなげてリビングを広く見せる
- 天井を高くする
- 天窓を設置する
- アイランドキッチン・カウンターキッチン・ダイニングへのこだわり
-
平屋で、リビングと同じくらいにこだわる方が多いのが「キッチン」と「ダイニング」の間取りです。
特に、アイランドキッチン・カウンターキッチンを設置して、ダイニングとつながる空間にこだわった方が多くみられました。そうすることで、ダイニングとキッチンがつながり、家事をしながら話をしたり、勉強をしている子どもとコミュニケーションを取ったりすることができます。 - 収納スペースの確保
-
おしゃれな平屋ですが、間取りを考えるうえで多くの方が気にかけるのが「収納スペース」です。ワンフロアで全体の面積が小さくなるため、以下のように収納スペースをおしゃれに間取りに組み入れることで、成功している方が多くみられます。
平屋間取りで収納スペースの作る方法
- 玄関に土間収納を作る
- ロフトを作る
- 大きめのウォークインクローゼットを作る
- 室内干しスペース・ランドリールームの設置
-
平屋を建てるにあたり、家事効率を上げたい方が注目しているのが「室内干しスペース・ランドリールーム」です。
平屋は、できるだけ無駄なスペースを省くケースが多いため、室内干しスペースを取り忘れてしまうと後で困ってしまいます。また、室内干しスペースは共有スペースとは別に確保しておくと便利でおしゃれです。
室内干しスペースとなる部屋を確保する、広めのランドリールームを使ってひと部屋で完結できる間取りにするなど、工夫した間取りを検討しましょう。洗濯・物干しスペースのポイント
- 洗面所と隣接して室内干しスペースを作る
- ランドリースペースを広くとる
- ウッドデッキの設置
-
近年、特に人気なのが「ウッドデッキのある平屋間取り」です。リビングとつなげることでセカンドリビングとしても活用することができます。目線が変わらない高さに設置することで、気軽に子どもを遊ばせることができます。
また、屋根を付けることで、雨でも活用できるスペースとなります。平屋×ウッドデッキの活用方法
- 子供の遊び場
- BBQなどができるセカンドリビング
- 洗濯を干すスペース
- DIYや趣味の作業スペース
- コの字やロの字で中庭を作ること
-
コの字・ロの字型の平屋間取りにこだわる方の多くは、「中庭のある平屋間取り」を実現しています。
中庭は、セキュリティ面でも安心して子どもを遊ばせることができるというメリットがあります。
また、中庭の空間を通じて、平屋全体に採光がとれるため、明るい空間を作ることができる間取りでもあります。
以上が、実際に平屋を建てた方の成功ポイントです。
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8.平屋の間取りづくりの成功実例
ここでは、平屋の間取りづくりで成功した方の実際の声をご紹介します。
平屋は狭いぶん、どこにこだわりを置くかという点が、住んだ後の満足度を大きく左右します。
そこで大事なのが、実際に間取りを考えてくれるハウスメーカー・工務店選びです。
しかし、間取りの設計能力は相性もありますし、複数の会社のプランを比較しなくては、なかなか判断するのが難しいのが実情です。
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9.平屋の間取り検討時の注意点
平屋を建てる際は、間取りを考える際に注意しておきたい点があります。ここでは平屋を立てる際の5つの注意点を解説します。
9-1.廊下など無駄なスペースに注意
まず気を付けたいのは、「廊下」などを余計に配置してしまうことです。平屋はワンフロアであるぶん、できるだけ部屋部分を広く取る必要があります。廊下など無駄なスペースを減らし、最大限に土地の面積を住環境に活用できるような間取りにしましょう。
間取りプランを比較する際には、無駄なスペースをしっかりと削減した間取りを提案してくれるハウスメーカーかどうかも、しっかりと確認することが大切です。
9-2.日当たりに注意
日当たりは平屋の間取りで注意したいポイントです。
平屋は、立地条件によっては、高い建物に隠れて日当たりが悪くなる可能性があります。
周囲に建物がない、または高台に建っている場合はそれほど問題ありませんが、密集した住宅地や高いビルが周りに建っている場合などには注意が必要です。
採光が足りない場合、屋根に天窓を付けたり、天井付近の高い場所に窓を設けたりするなど、窓の位置を工夫してみてください。
9-3.防犯対策をする
平屋の間取りを考える際には、防犯対策にもしっかり気を遣いましょう。警視庁の調べによると、住宅の空き巣の侵入場所で最も多いのが窓といわれています。
平屋はワンフロアで、防犯面で外部からの侵入リスクが上がるため、窓の高さや位置、大きさには注意が必要です。
また、ガラスを破って侵入される可能性もあるので、窓に格子枠を取り付けたり、人感センサーを取り付けたりすることで、防犯意識が高い住宅であることを視覚的にアピールする家づくりを行うとよいです。
9-4.道路や隣家からの視線に注意
平屋は生活空間が1階に集中しているため、道路からの視線が気になりやすいです。
日当たりを求めると大きな窓などを道路から見える場所に設置するケースもあり、プライバシーが心配な方もいるかもしれません。
外部からの視線を避ける工夫としては、以下のような方法が考えられます。
- 塀をつくる
- 植栽で目隠しをする
とはいえ、極端に高さのある塀や植栽をつくると、防犯の視点でいうと空き巣犯や不審者の隠れ場所になってしまう恐れもあります。家の周辺に死角ができないよう注意してください。
9-5.土地の大きさと建てられる限度を確認
平屋に限らず、土地に建物を建てる際には、その土地に建てられる大きさの限度を確認する必要があります。その土地に建てられる建物の大きさの限度を知るために、「建ぺい率」や「容積率」を確認しましょう。
例えば、建ぺい率とは、敷地面積に対し、建築できる面積の割合を指し、地域によって定められていますが、以下のように計算して考えます。
例:地域の建ぺい率が60%と定められており、50坪の土地に家を建てる場合
50坪 × 60% = 30坪までの家を建てることが可能
平屋は一般的な2階建て住宅よりも建築面積が大きくなりがち。事前に土地の建ぺい率や容積率を確認しておくと安心です。
まとめ
平屋の間取りはワンフロアで使い勝手が機能的でおしゃれな暮らしに向いているため、高齢者だけでなく子育て世代にも人気が高まっています。
今回ご紹介した平屋の間取りの成功例には、日当たりや風通し、防犯など、平屋ならではの注意点を解決するヒントが含まれています。
こうした工夫がなされた家づくりをするためには、平屋を得意とするハウスメーカーを見つけることが何より大切です。
この記事のポイント まとめ
- 開放感あるリビング
- アイランドキッチン・カウンターキッチン・ダイニングへのこだわり
- ウッドデッキの設置
- コの字やロの字で中庭を作ること
- 収納スペースの確保
詳細は「7.【ユーザーアンケート】おしゃれな平屋間取りの成功ポイントは?」をご覧ください。
- 廊下など無駄なスペースに注意
- 日当たりに注意
- 防犯対策をする
- 道路や隣家からの視線に注意
- 土地の大きさと建てられる限度を確認
詳しい内容は、「9.平屋の間取り検討時の注意点」をご確認ください。
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