令和に突入し、テレワークや専業主夫など、多様性のある働き方や暮らし方が増えてきました。

新築住宅を検討する際、日常的に家事や育児をこなすママ・パパにとっては、いかに自分たちのライフスタイルに合わせたおしゃれで実用的な間取りにできるかが大きなポイントになるのではないでしょうか。

この記事では、ママに人気の間取りに関する以下の内容を解説します。

ぜひ最後までご覧いただき、家事・育児がはかどる暮らしやすい間取りを完成させてくださいね。

1.ママ・パパに人気の間取りポイント

まずは、ママ・パパにおすすめの間取りづくりのポイントを押さえておきましょう。

以下より、それぞれのポイントについて詳しく見ていきましょう。

1-1.家事動線に配慮している

効率よく家事を済ませることができれば、忙しい日常の中でも自分の時間を確保しやすくなります。

また、共働きやテレワークなどで忙しい世帯にとっても、効率よく家事をこなせる間取りは重要なポイントです。

家事動線に配慮した間取りなら、家事の時間を短縮でき、時間を有効に活用できます。

1-2.育児や介護がしやすい （バリアフリー）

子どもがいる世帯や、これから子どもを育てる計画を立てている世帯なら、育児のしやすい間取りにも注目してください。

たとえばキッチンからリビングが一望できる間取りなら、子どもが安全に遊んでいるか確認しながら調理ができます。

また、バリアフリーの住宅なら、ケガのリスクも減って安心です。
親世代が高齢になって一緒に住むことになった際にもお互い安心して暮らせます。

1-3.収納が多い

無駄なものは買わないように心がけていても、ものは年々増えていきます。
子どもが増えたり、ライフステージが変わったりすることでも、ものは増えます。

収納が多い間取りなら、ものが増えても家の中はすっきりとおしゃれに見せることが可能です。

キッチン用の収納、アウトドア用品関連の収納というように、目的や使う場所ごとに収納スペースを用意すれば、生活動線がシンプルになってさらに暮らしやすくなります。

1-4.休憩する場所がある

家の中にちょっとした休憩スペースがあると、少し疲れた時に一息付けて便利です。

たとえば、家事の合間に腰を掛けられる小上がりや、横になれる和室、オープンフロアに作るヌックなどがあれば、休憩をはさみながら家事やテレワークに取り組めます。

リビングの一角にお気に入りの椅子を置いたり、階段下に小さなソファを置いたりするのもおすすめです。

2.ママ・パパに人気・流行りの間取りアイデア

1章でご紹介したポイントをうまく取り入れるには、どのような空間に注目したらよいのでしょうか？

ここでは、ママ・パパに人気・流行りの間取りアイデアを紹介します。

以下より詳しく見ていきましょう。

2-1.ランドリールーム

ランドリールームとは、洗濯から乾燥、アイロンがけまでまとめてできる部屋のことです。

洗濯ものを干しに行ったり取り入れたりと、家の中を移動する必要がないため、洗濯関連の家事の時間・手間を大幅に軽減できます。

ランドリールームにタオルや下着を片付けるスペースがあれば、洗濯から畳んで片付ける作業までまとめてできるようになり、さらに時短が可能です。

ランドリールームの中に小さなデスクと椅子を置けば、家計簿をつけたり読書をしたりするスペースとして活用でき、家事室（ユーティリティルーム）にもなります。

▶【ランドリールーム】など、ママ・パパの理想を叶える間取りをチェック（無料）
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2-2.ダイニングキッチン

キッチンとダイニングが同じ空間にあれば、配膳や食後の片付けが簡単になります。

広めのキッチンなら2人以上で調理や洗い物ができ、効率よく時間を使えるようになるのも魅力です。

近年LDKタイプの間取りが多いですが、ダイニングキッチンとリビングを分けると、食事や調理の途中でも来客をリビングに呼びやすくなり、さらに過ごしやすい家になります。

▶【ダイニングキッチン】など、ママ・パパの理想を叶える間取りをチェック（無料）
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2-3.広めの洗面脱衣室

洗面室に浴室の入口がある間取りなら、広めの洗面脱衣室が便利です。
ゆったりとしたスペースで着替えられ、気持ちにも余裕が生まれます。

入浴は身体の汚れを落とすだけでなく、一日の疲れを癒す大切な時間です。
大切な時間をより充実させるためにも、住宅面積に余裕があるのであれば、脱衣所は広めに確保しておくとよいでしょう。

▶【広めの洗面脱衣室】など、ママ・パパの理想を叶える間取りをチェック（無料）
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2-4.大型収納スペース

家族との思い出が増えるに従い、ものも増えていきます。
いつまでもすっきりとおしゃれな生活を楽しむためにも、大型の収納スペースを確保しておきましょう。

ちなみに、収納スペースはある程度何を入れるか想定してから作ると、適切な大きさや高さ、棚・ポールなどの設備を取り付けられ、無駄なくスペースを活用できます。

住宅面積に余裕がある場合は、家族用の収納スペースの他に、個室ごとの収納スペースも確保するのが無難です。

▶【大型収納スペース】など、ママ・パパの理想を叶える間取りをチェック（無料）
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2-5.パントリー

日用消耗品や食材などをまとめて収納できるパントリーがあると、買い出しや調理が便利になります。

玄関や勝手口とキッチンの間にパントリーを設置すれば、買ってきたトイレットペーパーや洗剤、米などをスムーズに片付けられます。

また、通り抜けられるタイプのパントリーなら、玄関からパントリー、パントリーからキッチンへの移動がさらに楽になります。

▶【パントリー】など、ママ・パパの理想を叶える間取りをチェック（無料）
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2-6.シューズクローゼット

玄関周りには、細々としたものがあふれがちです。

シューズボックスだけに収まりきらないときは、シューズクローゼットがあると便利です。
収納空間の広さや間取りに合わせて、ウォークインタイプやウォークスルータイプも検討してみましょう。

靴やブーツ、傘だけでなく、アウトドア用品や子どもの外遊び用のおもちゃ、三輪車、コート、バッグなどもまとめて収納できると、便利かつすっきりとした印象に仕上げられるでしょう。

▶【シューズクローゼット】など、ママ・パパの理想を叶える間取りをチェック（無料）
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2-7.リビングに隣接した和室 ・畳コーナー

リビングに隣接した和室や畳コーナーがあると、多様な過ごし方を楽しめるようになります。

家事の合間に少し横になるスペースや子どもの遊び場、来客が泊まる場所としても活用できるでしょう。
小上がりならほこりが溜まりにくく、ちょっと腰を掛けたいときにもぴったりです。

ただし、子どもが小さいときには転落のリスクがあるため、ふすまやドアなどを取り付けて置くとよいです。

▶【和室・畳コーナー】など、ママ・パパの理想を叶える間取りをチェック（無料）
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2-8.ママ・パパのプライベートスペース

家は誰にとっても過ごしやすい場所であるのが理想です。
子どもが遊ぶスペースや勉強するスペースを確保するのはもちろんのこと、ママ・パパ専用の空間にも注目してみましょう。

たとえば、小屋裏空間や中二階、廊下の突き当たりなどのちょっとした空間を、ママ・パパ専用スペースにしてみてはいかがでしょうか。

映画を観たりお酒を飲んだりと、大人だけの時間を過ごせます。

また、共働きでどちらもテレワークの際にも、作業空間を分けやすくなるためお互い集中しやすいでしょう。

▶【プライベートスペース】など、ママ・パパの理想を叶える間取りをチェック（無料）
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2-9.小物を飾る場所

小物を飾る場所も確保しておくと、日常的に使うものを取り出しやすくなったり、子どもの作品を飾れたりして便利です。

特に、玄関や廊下などの空間は殺風景な印象になりがち。
華やかな印象にしたい場合は、オープンシェルフを取り付け、見せる収納空間として活用してはいかがでしょうか。

花や小物、子どもが描いた絵などを飾って、好みの印象に仕上げてみましょう。

▶【小物を飾る場所】など、ママ・パパの理想を叶える間取りをチェック（無料）
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3.【坪数別】ママ・パパに人気！おしゃれで実用的な 間取り 事例

ここでは、ママ・パパに人気の間取り事例を、間取り図とポイントを交えてご紹介します。

おしゃれかつ実用的な間取りなら、満足度の高い家に仕上がります。
ぜひ間取りづくりの参考にしてください。

3-1.【35坪】アップダウンがない平屋 の間取り

家事動線をシンプルにするなら、平屋がおすすめです。
階段を使わずに生活できるため、足腰が動きにくいときでもすべての空間を活かせます。

また、パントリーに勝手口を取り付けたり、クローゼットをウォークスルー型にして廊下なしでも行き来しやすくしたりするなどの工夫で、さらに暮らしやすい家に仕上がります。

▶【平屋】など、ママ・パパの理想を叶える間取りをチェック（無料）
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3-2.【25坪】行き止まりのない回遊動線の間取り

※2階建ての1階部分

家の中に行き止まりの場所があると、動線が複雑になってしまいます。

玄関からリビング、リビングからキッチン、キッチンから脱衣場とスムーズに移動できると、効率よく家事ができるためおすすめです。

また、玄関周りの収納が充実しているのも暮らしやすさのポイントです。
アウトドア用品や大型のスーツケースなどもまとめて片付けられるよう、玄関収納はなるべく大きく取りましょう。

▶【回遊同線】など、ママ・パパの理想を叶える間取りをチェック（無料）
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3-3.【30坪】キッチンから見渡せる間取り

※2階建ての1階部分

キッチンから子どもが遊んだり勉強をしたりしている様子、家族が談笑している様子などが見渡せる間取りもおすすめです。

リビングに面した和室も、ふすまを開放すればキッチンから中が見えるようになります。

ポイントは、リビング内には収納を作らないこと。
キッチンからの視線を遮らないようにしたり、開放感あるLDKを演出したりするために、あえてリビング内には収納スペースを作らないのもよいでしょう。

▶【見渡せるキッチン】など、ママ・パパの理想を叶える間取りをチェック（無料）
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3-4.【30坪】キッチンパントリーがある間取り

※2階建ての1階部分

ストック用の食材や飲用水、日用消耗品など、キッチンにはさまざまなものがあふれます。
パントリーを作り、すっきりとしたキッチン周りを目指してみてはいかがでしょうか。

なお、上図のようにパントリーが玄関から近いと、買い出し後の片付けが楽になります。

パントリーから直接キッチンに行けると、さらに生活動線がシンプルになって便利です。

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3-5.【40坪】雨の日も外出が楽なビルトインガレージがある間取り

ビルトインガレージ（インナーガレージ）があれば、雨の日も濡れずに車の乗り降りができ、購入品の搬入やベビーカーの出し入れも楽になります。

キッチンの勝手口とビルトインガレージがつながっていると、買い出し後の片付けも楽です。

ただし、ビルトインガレージを作るときは、車から排出されるガスが家の中に入らないように注意してください。

また、建築費用が高くなりがちなので、しっかり資金計画を立てたうえで検討しましょう。

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3-6.【30坪】素敵な小上がり和室がある間取り

※2階建ての1階部分

小上がりの和室があると、休憩場所として活用できるだけでなく、子どもの遊びスペースや客間としても使えて便利です。

階段の横に和室を配置すれば、階段下スペースを活かした押入れ収納も作れるため、空間を無駄なく利用しやすくなります。

段差でケガをしないか不安なときは、段差を低めに設定する、あるいは、ふすまやドアなどで別空間として区切れるようにしておくと安心です。

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3-7.【40坪】充実した収納スペース がある間取り

※2階建ての1階部分

先述のとおり、収納スペースが充実していると、ものが増えてもすっきりと見えます。

大きなファミリークローゼットをはじめ、ウォークインクローゼットやシューズインクローゼット、部屋ごとのクローゼットなどもあれば、ものを適切な場所に片付けられて便利です。

また、シューズインクローゼットを土間収納タイプにすれば、自転車やアウトドア用品などの汚れやすいものも片付けやすくなります。

▶【充実の収納】など、ママ・パパの理想を叶える間取りをチェック（無料）
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3-8.【30坪】寝室とつながるインナーバルコニーがある間取り

インナーバルコニーがあると、採光しやすくなるため家の中が明るくなります。

上図のように、寝室とつながるインナーバルコニーなら、布団を干しやすい点もメリットです。

スペースに余裕があれば、ソファを置いてママ・パパのくつろぎの空間としても活用しましょう。

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3-9.【30坪】ママ・パパだけのロフトスペースがある間取り

ロフト部分はママ・パパ専用のくつろぎ空間としてぴったりです。

狭い空間なら、大人の秘密基地のようにわくわく感のある隠し部屋になります。
仕事をしたり、うたたねをしたり、読書をしたり、映画を観たり、趣味部屋にしたり…使い方は自由です。

▶【ロフト】など、ママ・パパの理想を叶える間取りをチェック（無料）
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3-10.【30坪】可変性のある子ども部屋がある間取り

※2階建ての2階部分

子どもが1人のうちは1部屋として、2人になったら2つに分けられる、可変性のある間取りもおすすめです。

子どもが2人いても、小学校低学年のうちはあえて分けずに使うのもよいかもしれません。

なお、ドアが1箇所しかないと個室として使いづらくなるため、事前に2箇所設置しておきましょう。

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以上が、ママ・パパに人気のおしゃれで実用的な間取り例です。

もちろん、最適な間取りは世帯によって異なるため、気に入る間取り図があっても、「キッチンだけは変えたい」「部屋数を増やしたい」と、細やかな要望を付け足していくことになるでしょう。

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4.ママ・パパに人気の間取りが得意なハウスメーカー・工務店３社

ママ・パパに人気の間取りが得意なハウスメーカー・工務店なら、各世帯の多様な働き方や暮らし方に対応した家づくりがスムーズに叶います。

最後に、ママ・パパ世帯におすすめのハウスメーカー・工務店3社の特徴を紹介します。

4-1.一条工務店

一条工務店では、子育て世帯が暮らしやすい家づくりをサポートしています。

まず、床暖房システムが標準仕様なので、子どもの体調管理がしやすいです。

また、リビング学習スペースや、外遊びのおもちゃを無理なく片付けられる土間収納など、子育てしやすい間取りの提案実績も豊富です。

参考：一条工務店 公式HP

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4-2.セキスイハイム

セキスイハイムも、ママ・パパに人気の間取りが豊富です。

特に、敷地が狭い場合でも暮らしやすさを実現するアイデアが豊富で、延床面積が20坪台でも広々としたLDKを確保する間取りや、ウォークインクローゼットやパントリーのある間取りなども実現しています。

参考：セキスイハイム 公式HP

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4-3.セイカホーム

セイカホームも、シンプルな生活動線や、大容量の収納スペースなど、ママ・パパ目線の間取り提案実績が豊富です。

建築費1,000万円台のプランも用意しているローコストハウスメーカーで、年収200万円台の家づくりサポートしてくれる住宅ローン無料相談サービスも用意しているので、予算が少ない世帯も安心です。

すべてオール電化住宅のため、失火のリスクが少ない点も特徴です。

参考：セイカホーム 公式HP

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まとめ

ママ・パパに人気の間取りには、家事や育児のしやすさのアイデアが豊富に詰まっています。

間取りづくりのポイントを押さえながら、自分たちに合った間取りを考えてみてくださいね。