【実例】ファミリークローゼットのメリット・デメリットは?失敗&後悔を防ぐ対策やおすすめ間取りも

ファミリークローゼット メリット&デメリットは?

ファミリークローゼットとは、家族全員の衣類や荷物を収納できるクローゼットのこと。生活動線や家事動線の短縮も見込めるため、近年人気が高まっています。この記事では、注文住宅を建てる際に、ファミリークローゼットの設置を検討している方に向けて、以下の内容を詳しく解説します。

この記事でわかること
  • ファミリークローゼットの特徴
  • ファミリークローゼットのメリット・デメリット
  • ファミリークローゼットのおすすめ設置場所・間取り

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1.ファミリークローゼットとは?

ファミリークローゼットとは、家族全員分の衣類や荷物を収納できるクローゼットのこと。一般的なクローゼットが各部屋に備え付けられ、それぞれ自分の衣類や小物を収納するのに対し、ファミリークローゼットは、共用スペースからアクセスできるのが特徴です。

近年は、共働きの家庭が増えたこともあり、家事効率を重視した間取り人気の傾向にあります。ファミリークローゼットの設置場所はそれぞれの家で異なりますが、設置場所によっては、家事効率の大幅な向上が見込まれるでしょう。たとえば、洗濯に関わる一連の家事を効率化するために、ファミリークローゼットを洗濯動線の近くに配置する間取りもみられます。

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1-1.広さの目安

ファミリークローゼットの広さの目安は、たとえば4人家族であれば3畳程度のスペースが必要といわれています。4人家族で3畳程度のスペースが必要なのは、個人の衣類に加え、家族みんなが使用する物を収納する場合です。持ち物が多い家庭の場合、1人につき1畳程度スペースが必要なこともあります。

個人の衣類は各部屋に収納し、寝具やタオルなどを中心に収納する場合は、4人家族でも2畳程度確保できれば十分でしょう。収納する物は少なくても、ファミリークローゼット内で着替えることを想定する場合は、やはり3~4畳程度の広さがあるとゆとりを持って使用できます。

ただし、ファミリークローゼットの広さを優先してしまい、リビングをはじめとした生活スペースが狭くなってしまわないよう、全体の広さと、必要なファミリークローゼットの広さのバランスを考慮する必要があるので注意しましょう。

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1-2.種類

ファミリークローゼットには、2種類の動線タイプに分かれ、さらに4種類の配置型に分類されます。

動線タイプは、「ウォークインタイプ」と「ウォークスルータイプ」の2種類です。ウォークインタイプは出入口が1つで通り抜けができず、行き止まりになっており、ウォークスルータイプは出入口が2つあり、通り抜けが可能です。

ファミリークローゼットの種類|ウォークインタイプ・ウォークスルータイプ|I型・II型・L型・U型

配置型は、さらに4種類に分かれます。それぞれ、収納スペースの形が異なることが特徴です。通り抜けできないウォークインタイプと通り抜けできるウォークスルータイプのいずれにも、4種類の配置型があるため、合計8種類のタイプに分かれます。

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2.ファミリークローゼットのメリット

近年人気が高まっている、ファミリークローゼットのメリットは主に以下の4点です。

2-1.家事動線・生活動線を短縮できる

ファミリークローゼットの設置場所を工夫すれば、家事動線や生活動線を短縮できます。

たとえば、ファミリークローゼットがない間取りの場合、洗濯物を取り込んだ後、収納するためにそれぞれの部屋に運ばなければなりません。しかし、ファミリークローゼットをサニタリーや室内干しスペースに近い場所に設置することで、洗濯後の移動をかなり短縮する動線を実現できます。このように、設置場所を工夫することで、暮らしの効率を高める動線を作ることが可能です。

また、ファミリークローゼットが玄関に近い場所にあると、帰宅後に靴を脱ぎ、すぐにクローゼット内で着替えができるでしょう。このように家事動線や生活動線を短縮し、よりスムーズな暮らしを望んでいる方は、ファミリークローゼットの設置を検討することをおすすめします。

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2-2.少ない面積で多くの収入場所を確保できる

ファミリークローゼットは収納を一箇所に集約できるため、各部屋にウォークインクローゼットを設置するよりも、面積効率が良い点もメリットです。

ウォークインクローゼットはそれぞれ通路のスペースが必要です。そのため、各部屋にウォークインクローゼットを設置すると、収納スペースとは別に通路のスペースを必要としてしまい、ファミリークローゼットと比較して面積効率が劣ってしまいます。しかし、ファミリークローゼットであれば、各部屋にウォークインクローゼットをつくるケースよりもトータルでは少ない面積で、より多くの収納場所を確保できます。

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2-3.各部屋を広く使うことができる

各部屋を広く使えることも、ファミリークローゼットのメリットの1つです。ファミリークローゼットに衣類や季節用品などをまとめて収納できるため、各部屋にそれらを収納する必要がなく、個室の収納にそこまでの広さを確保しなくて済みます。その結果、居住空間が広がり、各部屋を広々と使えるでしょう。

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2-4.生活感が出にくい

家族全員がファミリークローゼットで身支度をする場合、各部屋やリビングに衣類を置く必要があり、散らかりにくくなります。衣類だけでなく、鞄もファミリークローゼット内に片付けるようにすることで、家全体がすっきりと片付き、快適に生活ができます。

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3.ファミリークローゼットのデメリット

家事動線や生活動線が短縮されたり、部屋がすっきりと片付いたりとメリットの多いファミリークローゼットですが、以下のようなデメリットもあることを知っておく必要があるでしょう。

3-1.適切な広さの設定が難しい

ファミリークローゼットを設置するには、ある程度の広さを確保しなければなりません。中で着替えをしたりアイロンがけをしたり、ファミリークローゼットに収納以外の機能を求める場合、さらに広いスペースが必要になります。ファミリークローゼットの広さを確保するために、生活スペースが狭くなってしまうケースもあります。家全体の広さと家族構成、収納物の量などを考慮し、適切な広さにすることが大切です。

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3-2.着替えをする場合は工夫が必要

ファミリークローゼットに着替えをするスペースとしての機能を持たせる場合、朝の時間はクローゼット内が混み合ってしまう可能性があります。そのため、一定以上の広さが必要ですが、それ用のスペースを確保できない場合は、スムーズに着替えられるように、ファミリークローゼット内で家族それぞれの収納場所を分け、取り出しやすくする工夫が求められるでしょう。

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3-3.子どもがいる場合、今後使わなくなる場合も

子どもが大きくなったら、ファミリークローゼットを使わなくなる可能性もあり、デメリットの1つと言えるでしょう。成長するにつれて、同じ空間で着替えることや、衣類を家族でまとめて収納することを嫌がるようになるかもしれません。思春期以降の対策として、あらかじめ子ども部屋にクローゼットをつくっておくという選択肢もあります。

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3-4.湿気やにおい対策が必要なケースも

ファミリークローゼットに衣類や寝具などを収納する場合は、一般的なクローゼット以上に湿気やにおいがこもりやすくなる可能性が。さらに、洗面所やランドリースペースなどの近くに備える場合は、より湿気がこもりやすくなるでしょう。湿気がこもった状態のまま放置しておくとカビが生えたり、衣類がダメージを受けたり、家族の健康に影響を及ぼしたりするリスクもあります。そんなときは、こまめに換気をするために、換気扇や小窓を設置することをおすすめします。

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4.ファミリークローゼットで失敗&後悔しないための対策

ファミリークローゼットで失敗しないために、押さえておきたいポイントは、主に以下の3点です。

4-1.収納量や長期的な用途に合った広さを確保する

ファミリークローゼットの広さの目安は、4人家族の場合は3畳程度です。収納する物の量や使い方に応じて必要な広さは異なる物の、せっかくファミリークローゼットをつくったのに収納量が足りず、結局各部屋に物を置かざるを得ないという事態は避ける必要があります。

そのためには、家族全員の収納量を見極めなければいけません。子供の成長や将来的に家族数が変化する可能性も考慮して、ある程度長期的な視点で考えることがポイントです。収納以外の用途を求める場合は、その分のスペースも確保します。事前に、ファミリークローゼットをどのように使うのかを決めておくことが大切です。

4-2.家事・生活動線を考慮した配置にする

ファミリークローゼットのメリットを最大限に活用するためにも、家事・生活動線を考慮した配置にすることは重要です。洗濯に関する一連の家事を効率化したい、外出の準備や帰宅後の着替えなどをスムーズに行いたいなど、なぜファミリークローゼットを設置したいのかは居住者によって異なるでしょう。

このようにファミリークローゼットを設置したい背景や、普段の生活を振り返り、実際に設置する場所をどこにするとよいのか、事前に住むメンバー全員で話し合いをしておくことをおすすめします。各メンバーの時間帯ごとの動きを整理しながら、これから目指す暮らしに少しでも近づくように、ファミリークローゼットの配置をしっかり検討しておくことが失敗&後悔しないためのポイント。

4-3.収納・クローゼット以外でも使える汎用性の高い作りに

状況の変化に応じて、ファミリークローゼットを別の用途にも使えるようにしておくことも、ファミリークローゼットの設置を後悔しないようにするためには重要。

たとえば、子どもが独立した後は、ファミリークローゼットの広さを持て余してしまう可能性があります。そのような状況を見据えて、将来的に用途を変更しやすいように、汎用性の高いつくりにしておくことが重要です。他の用途に使えるようにするには、クローゼット内の収納をつくり込むことは避け、棚やバーを取り外し可能な物にしておくことなどがおすすめです。

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5.【間取り実例】ファミリークローゼットのおすすめの設置場所

ファミリークローゼットは、設置場所によって生活動線や家事動線が大きく変わります。実際に設置をする際に、おすすめの場所・配置は、主に以下の3つです。

5-1.「1階洗面脱衣室の横」

洗面脱衣室の横にファミリークローゼットを配置すると、帰宅後の手洗いから着替えの動線が短縮されます。ランドリーが近くにある間取りであれば、洗濯した後に洗濯物を干す、畳み、収納するという一連の動作をスムーズに行えるでしょう。

1階洗面脱衣室の横にファミリークローゼットがある間取り

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5-2.「1階リビングの横」

リビングの横にファミリークローゼットを配置した場合、朝食後すぐに着替えられるため、出かけるまでの時間が短縮されます。家族が長い時間を過ごすリビングの横にファミリークローゼットがあると、使い勝手もよいでしょう。

1階リビングの横にファミリークローゼットがある間取り

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5-3.「2階寝室の近く」

2階寝室や子ども部屋の近くにファミリークローゼットを配置する間取りは、家族間のプライバシーが程よく確保できることが利点です。ファミリークローゼットに収納した衣類を自室に運び、自室で着替えられるため、子どもが思春期を迎えた後も使い続けることが可能です。2階にファミリークローゼットを備えることで、1階のリビングの広さを確保できるため、部屋を広々と使える点もおすすめポイントです。

2階寝室の近くにファミリークローゼットがある間取り

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まとめ

ファミリークローゼットを備えることで、家事動線や生活動線を短縮できたり、各部屋を広々と使えたり、多くのメリットを得ることができます。また、衣類や寝具など、さまざまな物をファミリークローゼットにまとめて収納できれば、家全体がすっきりと片付き、生活感が出にくいことも魅力です。

その一方で、ファミリークローゼットを設置するにはある程度の広さが必要になることや、子どもの成長に伴い、使わなくなる場合があるといったデメリットも。ファミリークローゼットを設置する際には、何をどれだけ収納する必要があるのかを、ある程度長期的な視点でイメージすることが大切です。そのうえで、家全体の広さとのバランスを考慮しながら、ファミリークローゼットに割り当てられるスペースを決めていきましょう。

ファミリークローゼットの設置を検討している方は、ぜひ本記事を参考に、理想の家づくりを実現させてください。

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