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レスコハウスは、高品質なコンクリート住宅で知られるハウスメーカーです。優れた耐久性やデザイン性から、多くの支持を得ています。こうしたレスコハウスでの家づくりを検討している方の中には、コストや坪単価が気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事ではレスコハウスでの家づくりを検討する際に知っておきたい、以下の点を解説します。
- レスコハウスの特徴
- レスコハウスで家を建てる際の坪単価と商品の種類
- レスコハウスでの家づくりの事例
- 注文住宅の建築費用を抑えるポイント
家づくりの第一歩を踏み出すために、ぜひ参考にしてください。
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ハウスメーカーの坪単価について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
1.レスコハウスの特徴
レスコハウスといえば、コンクリートで作られたスタイリッシュで重厚感のある家を思い浮かべる方が多いでしょう。以下では、レスコハウスの具体的な特徴を紹介します。
1-1.コンクリート住宅で寿命が長い
レスコハウスの特徴は、PCパネル(プレキャストコンクリートパネル)を使った住宅であることです。
「PCパネル」とは、工場にて隙間なく充填されたパネルのことで、コンクリートの水分量が少ないため高い強度を誇ります。
現場でコンクリートを流し込み固める際は、現場の天候や気温が影響します。工場ではこうした環境の変化に左右されず、高品質で強度の高いPCパネルを生産可能です。
そもそもコンクリートは、耐久性に優れた材質です。レスコハウスではコンクリートの中でも強度の高いPCパネルを基礎として使うことで、長期にわたって住み続けられます。
レスコハウスは100年住み続けられる家づくりを目指しており、家の資産価値を保ちやすいといえます。
1-2.地震や火事などの災害に強い
レスコハウスでは、工場で生産されたPCパネルをアンカーボルトやプレートセットでしっかりと箱型に組んで固定する「WPC工法」によって、主要な骨組みを作っています。これにより、地震や火事に強い住宅を実現しました。
WPC工法の住宅では、地震の力が1か所に集中せず、面で力を受けます。建物の変形は木造建築の約1/6以下であり、揺れを抑えられます。倒壊しないだけでなく、地震の後も安心して住み続けられる家です。
近隣で火事が起きても燃え移らず、他の家への燃え広がりも防止できます。強力で重厚なコンクリートの基礎によって、洪水や台風による被害も抑えられます。
1-3.建築後のコストが少ない
コンクリート住宅は駆体の強度が高いため、木造建築や鉄骨住宅のように数十年単位での建て直しを必要としません。
また、断熱性や機密性が高いため、冷暖房による温度調節が効率的かつ迅速にできます。
建て直しにかかる費用や、日常的な光熱費などのコストを抑えられる点も、レスコハウスのコンクリート住宅の特徴です。
レスコハウスの建築で使用するPCパネルは水が染み込みにくく、劣化しにくいものとなっています。そのため、建築から長い年月が経ってもそれほど大掛かりなメンテナンスは必要ありません。
また、「心配レス60年保証プログラム」として、以下部分の保証を受けられます。
- 構造躯体(構造耐力上主要な鉄筋コンクリート造):60年
- 雨水侵入を防止する部分:15年
- 6品目の住宅設備機器:10年
長期にわたる複数の保証があるため、万が一の場合に備えられます。
2.レスコハウスの商品ごとの坪単価と特徴
レスコハウスでの家づくりを検討したい場合は、どのような商品があり、建築にどれくらいの費用が必要かを押さえましょう。
商品の種類 | 坪単価 | 特徴 |
---|---|---|
キューブセレクト | 60~80万円程度 | 厳選されたプランから選ぶ企画住宅 |
キューブセレクト | 60~80万円程度 | 厳選されたプランから選ぶ企画住宅 |
キューブフィット | 80~100万円程度 | ハイグレードな注文住宅 |
キューブワン | 80~95万円程度 | 開放的で安全・安心な平屋 |
キューブシェルター | 80~90万円程度 | 災害時も安心の防災企画住宅 |
それぞれの商品について、以下で詳しく紹介します。
2-1.【価格を抑えられる企画住宅】キューブセレクトの坪単価と特徴
キューブセレクトはレスコハウスの企画住宅で、坪単価は60~80万円程度です。
「プランを選択する」「お好みでオプションを追加する」「内装・設備のカラーを選ぶ」の3ステップで、快適で安全な理想の家づくりが実現します。
180のプランから選べるため、納得の家づくりができるでしょう。敷地の条件や家族構成、ライフスタイルなどから、どのような家にするかを考えられます。
2-2.【こだわりを追求できる注文住宅】キューブフィットの坪単価と特徴
キューブフィットはレスコハウスの注文住宅の商品で、坪単価は80万~100万円程度です。
外観のフォルムや風合いにはさまざまな選択肢が用意されており、洗練された理想のたたずまいを実現できます。内装や設備に関しても、機能性やデザイン性に優れたハイグレードなラインナップがあります。
温度の変化を抑えながら家全体の換気ができる空調システム「ココチE」が標準装備されており、室内では快適に過ごせるでしょう。オプションでは、全館空調の「Z空調」も付けられます。
2-3.【平屋を建てたいなら】キューブワンの坪単価と特徴
キューブワンはレスコハウスの平屋の商品で、坪単価は80~95万円程度です。
開放的なリビングや庭との一体感の演出によって、限られた空間であっても広々とした家づくりができます。バリアフリーへの対応がしやすい平屋は、将来的にも安心して暮らせます。
2-4.【防災特化の家が欲しいなら】キューブシェルターの坪単価と特徴
キューブシェルターはレスコハウスの防災企画住宅で、坪単価は80~90万円程度です。
災害に強いコンクリートの住宅だけでなく、太陽光発電システムや蓄電池、貯水タンクを備えています。冷暖房や冷蔵庫での食料の保管に不可欠な電力を、災害時でも利用可能です。貯水タンクには家族4人分の12リットルの水を確保できます。
災害時に停電や断水が起こっても、こうした備えがあることで落ち着いて対処できるでしょう。住宅自体が強固であるため、避難所へ行くことなく在宅避難ができます。
以上で紹介した坪単価は目安です。建築にかかる費用の計算は複雑であり、項目も多岐にわたるため、自分たちだけで立てるのは大変です。
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3.レスコハウスの施工事例
「レスコハウスではどのような家を建てられるの?」「レスコハウスで家を建てた人の感想を知りたい」という方もいるでしょう。以下では、レスコハウスで家を建てた2組の方の施工事例を紹介します。
3-1.災害への強さと自身のこだわりを両立させた事例
地震に強い家にしたいという奥様の希望や、一生ものを長く使いたいというご夫婦の思いから実現した注文住宅です。地震の揺れが軽減されただけでなく、「この家にいれば大丈夫」という安心感も大きかったそうです。
上記のほか、間接照明の有効活用や畳の小上がりなど、お二人のこだわりが細部にも詰め込まれています。
Z空調を活用することで、洗濯物を部屋干ししても臭いが出ることなく、しっかり乾燥可能です。家の中の静かさも実感されているとともに、外部に音が漏れないことにも感激されています。
3-2.自宅・賃貸どちらにでも使える資産として建てた事例
レスコハウスで自宅と賃貸物件を兼ねた建物を建てられたご夫婦は、以前の住まいのよい部分をうまく採り入れた家づくりをされました。
気に入っていた以前の住まいを超える出来栄えに、お二人とも満足されているそうです。
自宅兼賃貸物件であっても、程よい距離感を保てるよう玄関は2つ設けました。入居者と同じ建物で生活するため、必要なときに気軽にコミュニケーションを取れるよう考えられています。
間取りの要望を柔軟に実現できるレスコハウスの家づくりによって、ご夫婦だけでなく入居者にとって魅力的な間取りとなりました。
また、将来的に資産として建物を引き継ぐことも考えられています。木造の建物は修繕が必要ですが、コンクリートであれば耐久性が高く、災害にも強いため、質の高い資産を引き継げると考えたそうです。
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4.注文住宅の建築費用を抑えるコツ
レスコハウスには主に4つの住宅商品があり、中でも注文住宅は費用がかかりやすい傾向にあります。
「理想の注文住宅を建てたいけど、費用が気になる」という方に向けて、注文住宅の建築費用を抑える4つのコツを紹介します。
4-1.水回りは近い場所にまとめる
キッチンや浴室・洗面所、トイレなどの水回りを近くにまとめることで、配管工事にかかる費用を抑えられます。水回りが分散すると、配管が複雑になるため余計なコストがかかってしまいます。
2階建ての場合に、各フロアにトイレを設けるかについては慎重に検討しましょう。トイレを1か所増やすと数十万円の費用がかかり、配管の作業内容によっては100万円を超えることも少なくありません。
十分な必要性がない場合は、トイレの数は最低限にとどめることをおすすめします。
水回りを近くにまとめることで、家事の動線がコンパクトになり、効率的に家事を進められるというメリットもあります。
4-2.ドア・窓・収納の数は最低限にする
ドアや窓、収納を少なくすることで、材料費や施工費を抑えられます。小さな収納スペースを複数作るよりも、大きな収納スペースを1つ設けるほうが多くの場合で経済的です。
また、おしゃれな出窓は通常の窓よりも費用がかかるため、設置する数や場所を厳選しましょう。
ただし、費用を抑えたいがために光の入りにくい部屋になったり、使い勝手の悪い収納となったりすることは避けたいものです。
適度な明るさを保つにはどのような窓が考えられるか、ハウスメーカーの担当者に相談すると具体的なアドバイスを受けられるでしょう。設置したい収納場所の数や広さは、家族の持ち物の量に見合っているかを確認することも必要です。
4-3.設備のこだわりはほどほどにする
家づくりではさまざまな設備の選択肢がありますが、こだわりすぎるとその分費用もかさみます。マイホームへの期待からよりよいものを選びたい気持ちは持ちつつも、冷静に判断することが大切です。
多くの方がこだわりたい設備としては、システムキッチンや食器洗い乾燥機、パントリーや浴槽暖房乾燥機、トイレなどが挙げられます。どの設備にお金をかけたいのか優先順位を付けたり、必要性を十分に検討したりすることが大切です。
4-4.国交省などの補助金を活用する
新築住宅に関する補助金を使うことも、注文住宅の建築費用を抑える方法の1つです。主な補助金や支援制度は以下の通りです。
- 子育てエコホーム支援事業
- 子育てグリーン住宅支援事業
- ZEH支援事業
- サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)
- 給湯省エネ2025事業
補助金や制度の申請をハウスメーカーに任せられる場合もあります。使いたい制度がある場合は、ハウスメーカーの担当者に確認しておくとスムーズに案内を受けられるでしょう。
補助金や制度は年度ごとに募集されるものもあるため、最新情報を確認しましょう。以下のリンクや記事を参考に、自分に合った補助金や制度があるか確認してみてください。
【2024年度最新版】新築住宅に使える補助金一覧|補助金ごとに対象者・補助金額から申請方法まで解説
4-5.ハウスメーカーとの相談を念入りに行う
ハウスメーカーとのやり取りの中で、費用を抑えることも方法の1つです。価格交渉を行ったり、設備の数や場所をしっかりと相談したりすることで、建築費用を抑えることにつながるでしょう。
値引きが難しい場合は、費用はそのままで特典をプラスしてもらう、キャンペーンを利用するなどの方法もあります。
営業担当者との相談は重要ですが、「強引に営業されたらどうしよう」と感じる方もいるでしょう。ハウスメーカーを選ぶ時点では、まず自分の理想の家づくりができるかどうかに集中して検討したいものです。
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5.まとめ
レスコハウスは、災害に強く長期間住み続けられるコンクリートの住宅を提供するハウスメーカーです。
坪単価は60~100万円程度であり、4つの住宅タイプのうちどれを選ぶかによっても費用は異なります。
施工事例においても、コンクリートによる万一の場合の備えや、次の世代へ安心して引き継げる点がメリットとして挙げられていました。
レスコハウスの坪単価には幅があり、注文住宅の「キューブフィット」を選ぶ場合は高くなりやすい傾向にあります。
費用を抑えたい方は、水回りや窓・ドアの設置個所を見直したり、設備の優先順位を決めたりすることが有効です。
補助金や制度もうまく使いながら、担当者と連携することで、納得できる価格で理想の家を建てられるでしょう。