注文住宅の全国平均坪単価は約104万円|様々な切り口(建物・土地、構造・工法、ハウスメーカー)から坪単価相場を比較・検討

建築費用の坪単価 タイプ別に相場と違いを解説

坪単価とは、1坪あたりの建物本体価格を判断する基準になります。
坪単価の計算方法は下記計算式で求められます。

・建物:坪単価=建物の本体価格(建築費)÷延べ床面積(建物の床面積の合計)
坪単価の計算方法

・土地:坪単価=土地価格÷敷地面積

※延べ床面積・敷地面積が㎡で出された場合、1坪(約3.3㎡)にしてから計算します。
※より詳しい算出方法が知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

坪単価をしっかり理解することで、予算内でどう家をつくるか具体的にイメージしやすくなります。

この記事を読んでわかること!
  • 全国の坪単価の平均(建物・土地)
  • ハウスメーカーごとの坪単価
  • 坪単価を抑える6つのポイント

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家の全国費用平均や予算別の目安、費用項目の内訳を知りたい方は「家を建てる費用」もご覧ください。

1.注文住宅の全国平均坪単価(建物・土地)

全国の平均坪単価(令和4年基準)は下記の通りです。

1-1.建物

【表 全国・地域別の平均本体価格・延べ床面積・坪単価】
平均
本体価格
平均
延べ床面積
平均
坪単価
全国 新築 3,866万円 123.5㎡
(約37坪)
約104万円
建て
替え
4,487万円 138.8㎡
(約42坪)
約107万円
首都圏 4,015万円 123.4㎡
(約37坪)
約109万円
近畿圏 3,990万円 126.1㎡
(約38坪)
約105万円
東海圏 3,788万円 125.2㎡
(約38坪)
約100万円
その他の
地域
3,502万円 121.3㎡
(約37坪)
約95万円

参考:国土交通省「令和4年度 住宅市場動向調査報告書」
参考:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2022年度)」

全国的に見て、建物の平均坪単価は約104万円前後です。

平均本体価格には、

  • 建物本体の価格(本体工事費)
  • 付帯工事費
  • 諸経費

が含まれています。
坪単価を計算する際には、「建物本体の価格(本体工事費)」のみから算出されているか、もしくは他の費用も含めた価格となっているか確認しておきましょう。

建物の坪単価が安くなる場合・高くなる場合

一般的に建物の坪単価は、下記の要素で「安くなったり・高くなったり」変動します。

【表 建物の価格が安くなる場合・高くなる場合】
安くなる場合 高くなる場合
  • 木造など、構造躯体に安い素材を使用している
  • 標準設備を選んでいる
  • 建物のデザインの凹凸がなくシンプルである
  • 企業努力による
  • コンクリート造など、構造躯体に高い素材を使用している
  • 標準設備ではなく、ハイグレードの設備を選んでいる
  • 建物のデザインがシンプルではない
  • 素材や形状など、セミオーダーの部分が多い
  • 搬入が難しいなど、立地条件が悪い
  • 狭小地など、施工が難しい場所に建てる必要がある
  • 広告宣伝費がかかっている

本体価格は面積だけではなく、使用する素材や住宅の形状などによっても変わってきます。
一般的に坪単価80万円以上の住宅は、平均よりもグレードの高い住宅とされます。

1-2.土地

【表 全国・地域別の平均土地価格・敷地面積・坪単価】
平均
土地価格
平均
敷地面積
平均
坪単価
全国 1,499万円 201.6㎡
(約61坪)
約25万円
首都圏 2,288万円 149.9㎡
(約45坪)
約51万円
近畿圏 1,760万円 153.8㎡
(約47坪)
約37万円
東海圏 1,299万円 214.8㎡
(約65坪)
約20万円
その他の地域 927万円 244.8㎡
(約74坪)
約13万円

参考:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2022年度)」

全国的に見て、土地の平均坪単価は約25万円前後です。
土地を購入する場合は、建物代とは別に土地代が必要になります。
地域や家を建てる場所によって、土地の価格は大きく変動します。

土地の坪単価が安くなる場合・高くなる場合

一般的に土地の坪単価は、下記の要素で「安くなったり・高くなったり」変動します。

【表 土地の価格が安くなる場合・高くなる場合】
安くなる場合 高くなる場合
  • 不整形地
  • 旗竿地(L字型の土地)
  • 傾斜地
  • 道路より低い土地
  • 敷地の一部を道路にしなければならない、道路負担がある
  • 心理的瑕疵(事件があった場所など)
  • 相続などで期限内に売却しなければならない
  • 整形地
  • 土地に面した道路が広い
  • 利便性がいい
  • 生活環境がいい

特に

  • 土地の形が悪い
  • 建物を建てる前に傾斜を削るなど、別途工事が必要になる
  • 駅近や公共施設が近いなど、人気のあるエリアから離れている

といった場合、価格が安くなる傾向があります。
逆にこういった土地を「ねらい目」とみることもできます。

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2.構造・工法別の平均坪単価

次に構造・工法による坪単価の違いを比較していきます。

2-1.構造

構造別の平均坪単価は下記の通りです。

【表 全国の構造別平均坪単価】
構造 平均坪単価
木造 約68万円
鉄骨造 約97万円
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造) 約105万円
鉄筋コンクリート造(RC造) 約100万円
コンクリートブロック造 約85万円

参考:e-Stat「建築着工統計調査(2023年度)」

一般的に一戸建ての構造に使われるのは「木造」、「鉄骨造」、「鉄筋コンクリート造(RC造)」の3つです。
その中で木造が一番安く、鉄筋コンクリート造(RC造)が一番高いことがわかります。

木造

木造とは、建物の柱や壁、骨組みといった主要構造部に木材を使用して造る方法です。
家づくりの際に最も多く選ばれています。

鉄骨造

鉄骨造とは、梁や柱などの骨組みに鉄骨を使用して造る方法です。
鉄骨造には

  • 軽量鉄骨造:鋼材の厚さが6ミリ未満、2階建て未満のアパートや戸建て住宅などで採用される
  • 重量鉄骨造:鋼材の厚さが6ミリ以上、マンションやビルなどで採用される

の2種類があります。

鉄筋コンクリート造(RC造)

鉄筋コンクリート造とは、柱や梁などの骨組みに、組み上げた型枠に鉄筋を配置して、コンクリートを打ち込んで造る方法です。

2-2.工法(木造)

工法によっても坪単価は異なります。
ここでは、木造建築で使われる「木造在来工法」と「2×4工法」の2つの工法での坪単価を比較します。

<図 木造2種類の工法>
図 木造2種類の工法

【表 木造2種類の工法の特徴と坪単価】
2×4工法
(ツーバイフォー工法)
木造在来工法
平均
坪単価
約30万円~90万円 約50万円~90万円
特徴
  • 木質パネルの「面」で壁をつくり支える工法
  • 耐震性・気密性・断熱性が高い
  • ハウスメーカーにより性能が異なる
  • 柱と梁、筋交いで家を支える工法
  • 間取りの自由度が高い

構造や工法は各ハウスメーカーによって、得手・不得手が異なります。
より理想にあった家にするためには、各ハウスメーカーの特徴を比較すると失敗がありません。

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3.坪単価から計算!坪数ごとの予算の目安・相場

坪単価から坪数ごとの予算の目安を算出します。
算出する項目は下記の通りです。

  • 建物のみ
  • 土地のみ
  • 建物と土地両方
【表 坪数ごとの予算の目安】
建物のみ 土地のみ 建物と土地両方
20坪 約2,080万円 約500万円 約2,580万円
30坪 約3,120万円 約750万円 約3,870万円
40坪 約4,160万円 約1,000万円 約5,160万円
50坪 約5,200万円 約1,250万円 約6,450万円

※「1-1.建物」、「1-2.土地」で求めた全国(新築)の坪単価をもとに算出しています。『建物と土地両方』の場合は、各項目の坪単価を合算してから求めています。
※予算はあくまでも目安です。

建物の形状や使用する素材、土地の形状などによって価格は変動します。

なお、住宅を購入する際は、自己資金の他に住宅ローンを組み購入する方法が一般的です。
国土交通省の調査では、購入金額のうち「27.5%以上」を皆さん頭金(自己資金)として用意されていました

参考:国土交通省「令和4年度 住宅市場動向調査報告書」

4.各ハウスメーカーの坪単価と、値段に差がついてくる理由

ハウスメーカーによって、坪単価は異なります。
人気があるおすすめのハウスメーカーを坪単価別に紹介したあとに、坪単価に差がついてくる理由を解説します。

4-1.各ハウスメーカーの坪単価

ハウスメーカーの坪単価や特徴は以下の通りです。

【表 ハウスメーカーの坪単価比較一覧表】
坪単価:50万円台
タマホーム(低価格帯商品)
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • 多くの住宅商品が長期優良住宅に対応
  • 国産木材にこだわっている
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レオハウス
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • 健康と省エネに配慮した造り
  • 耐震・制震構造を標準仕様で搭載
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アイフルホーム
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • 床のたわみ・床鳴り等の軽減を実現する「剛床工法」
  • 優れた断熱性
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クレバリーホーム
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • 高性能な各部材や構造が標準仕様
  • 耐久性に優れた外壁タイルを標準仕様で搭載
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ユニバーサルホーム
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • 一般的な木造軸組工法よりも約2倍の接合強度を持つ家づくりが得意
  • 床暖房を標準仕様で搭載
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アエラホーム
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • 環境に優しくデザイン性も高い家を提供
  • 優れた高気密・高断熱
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アイダ設計
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • コスト・優れた設計力が魅力
  • 自社プレカット工場で資材をミリ単位で調整し、品質管理を行う
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坪単価:60万円台
タマホーム(高価格帯商品)
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • 多くの住宅商品が長期優良住宅に対応
  • 国産木材にこだわっている
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トヨタホーム
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • 自動車メーカーのトヨタグループのハウスメーカー
  • 安心の耐震性と保証体制
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住友不動産
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • 標準仕様でハイグレードな設備・内装を実現
  • 地震による揺れを約50%低減する制震システム
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三井ホーム
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • おしゃれな高性能木造住宅が得意
  • 標準仕様で全館空調システム・高性能断熱材が用意
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一条工務店(低価格帯商品)
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • モデルハウスが標準仕様
  • トップクラスの住宅性能
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坪単価:70万円台
アキュラホーム
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • 壁倍率5倍の耐力壁「ストロングウォール」を採用
  • 住宅性能表示7項目が最高等級
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一条工務店(中価格帯商品)
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • モデルハウスが標準仕様
  • トップクラスの住宅性能
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セキスイハイム(低価格帯商品)
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • 住宅用太陽発電システムが得意
  • スマートハウス商品のラインナップが豊富
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パナソニック ホームズ(低価格帯商品)
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • ほぼ標準仕様でパナソニック製の設備が設けられている
  • 多層階の都市型住宅が得意
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坪単価:80万円台
ミサワホーム
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • 木造
  • 優れた制震性
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三菱地所ホーム
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • 高耐久・省エネルギー・長寿命の住宅が得意
  • 全館空調システム「エアロテック」を標準搭載
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一条工務店(高価格帯商品)
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • モデルハウスが標準仕様
  • トップクラスの住宅性能
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セキスイハイム(高価格帯商品)
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • 住宅用太陽発電システムが得意
  • スマートハウス商品のラインナップが豊富
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パナソニック ホームズ(高価格帯商品)
ハウスメーカーの特徴 公式サイトと口コミ
  • ほぼ標準仕様でパナソニック製の設備が設けられている
  • 多層階の都市型住宅が得意
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※坪単価は目安です。
※坪単価は「建物本体の価格(本体工事費)」のみから算出されています。

なお、標準設備で坪単価50万円台の住宅でも、オプションとしてグレードの高い設備を取り入れた場合や家の形状が複雑な場合など、家を建てる条件によって坪単価は上昇・下降します。

4-2.「坪単価に差がついてくる」代表的な理由5つ

坪単価に差がついてくる代表的な理由は下記です。

ハウスメーカーごとで坪単価に差がついてくるポイント
  1. 保証期間
  2. 家の性能
  3. デザイン性
  4. サービス面の充実
  5. 対応エリア

上記5項目の「差」が、そのまま値段の違いになってきているケースが多いようです。
以下、解説します。

【表 ローコストとハイコストで坪単価が異なる5つの理由まとめ】
ローコスト
(坪単価50万以下)
ハイコスト
(坪単価80万以上)
1.保証期間の違い
  • 初期保証10年のみと短い
  • 初期保証30年以上と保証期間が長い
2.家の性能の差
  • 必要最低限の仕様になっている可能性が高い
  • 研究や開発に基づいた技術力を持ち、標準設備として、高い数値になっている可能性が高い
3.デザイン性の違い
  • 建材を大量生産してコストを抑えているため、デザインの自由度が低い
  • ブランド力をアピールできる、自社オリジナル部材を外観・内観に使用しており、デザインの自由度が高い
4.サービス面の差
  • コストカットの一環で人員を制限している可能性がある
  • 工事の際に現場監督が少ないため、工期が長くなる
  • アフターサービスに時間がかかる
  • 24時間対応など、迅速な対応が見込める
  • 分譲地を持ったハウスメーカーや不動産会社と提携しており、土地探しもしやすい
5.対応エリアの違い
  • 広告費の削減から、小規模で地元密着型のスタイルが多い
  • インターネットを中心に集客するケースもある
  • ほぼ全国エリアで展開している
  • カタログや公式サイトにも力を入れている
  • 住宅展示場での展開が多い

ハウスメーカーによっても異なるため、あくまでも目安として参考にしてください。

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5.坪単価を検討する際の注意点

坪単価を検討する際に、注意する点は下記の3つです。

<坪単価を検討する際の注意点>
  • 坪単価はあくまでも「目安である」こと
  • 坪単価に含まれていない「外構工事費なども別途必要になる」こと
  • 初期費用だけではなく「メンテナンス費も考える」こと

坪単価はあくまでも「目安である」こと

坪単価は家づくりの費用の目安を知るうえで参考にはなりますが、比較するには坪単価をどのような基準で計算しているかをしっかり確認する必要があります。

中には坪単価を安く見せるために、あえて建築費用から一部の工事費用を抜いて計算する会社もあるかもしれません。

坪単価に含まれていない「外構工事費なども別途必要になる」こと

坪単価の計算の際は「建物本体の価格(本体工事費)」のみから算出されているか、外構工事など付帯工事費や諸経費が含まれているか確認しましょう。

「建物本体の価格(本体工事費)」のみから算出されている場合、一見すると坪単価が安く見えますが、そのほか工事費用を加算すると予算内に収まらない可能性が出てきます。

初期費用だけではなく「メンテナンス費も考える」こと

初期費用が安く抑えられたとしても、

  • 耐用年数が浅く壊れやすい素材を使っている
  • 定期的なメンテナンスが必要である

など、将来的にメンテナンス費が必要になる可能性があります。

初期費用だけではなく、その後のメンテナンス費も考えながら家づくりをしましょう。

6.坪単価を抑える6つのポイント

坪単価を抑えるポイントは下記の6つです。

<坪単価を抑える6つのポイント>
  1. 外観:できるだけ凹凸を減らす
  2. 階数:平屋より2階建て
  3. 間取り:壁を減らしたシンプル設計
  4. 水回り:1箇所にまとめる
  5. 設備:グレードは低めのものを選ぶ
  6. 収納:屋根裏のスペースを活用する
  7. 外構:家を建てたあとに整える

詳しく下記記事で解説しているので、あわせてご確認ください。

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この記事のポイント まとめ

全国の平均坪単価は建物は約104万円前後、土地は約25万円前後

全国的に見て、建物の平均坪単価は約104万円前後です。

【表 全国・地域別の平均本体価格・延べ床面積・坪単価】
平均
本体価格
平均
延べ床面積
平均
坪単価
全国 新築 3,866万円 123.5㎡
(約37坪)
約104万円
建て
替え
4,487万円 138.8㎡
(約42坪)
約107万円
首都圏 4,015万円 123.4㎡
(約37坪)
約109万円
近畿圏 3,990万円 126.1㎡
(約38坪)
約105万円
東海圏 3,788万円 125.2㎡
(約38坪)
約100万円
その他の
地域
3,502万円 121.3㎡
(約37坪)
約95万円

参考:国土交通省「令和4年度 住宅市場動向調査報告書」
参考:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2022年度)」

全国的に見て、土地の平均坪単価は約25万円前後です。

【表 全国・地域別の平均土地価格・敷地面積・坪単価】
平均
土地価格
平均
敷地面積
平均
坪単価
全国 1,499万円 201.6㎡
(約61坪)
約25万円
首都圏 2,288万円 149.9㎡
(約45坪)
約51万円
近畿圏 1,760万円 153.8㎡
(約47坪)
約37万円
東海圏 1,299万円 214.8㎡
(約65坪)
約20万円
その他の地域 927万円 244.8㎡
(約74坪)
約13万円

参考:住宅金融支援機構「フラット35利用者調査(2022年度)」

詳細は「1.注文住宅の全国平均坪単価(建物・土地)」で解説しています。

構造別の平均坪単価

構造別の平均坪単価は下記の通りです。

【表 全国の構造別平均坪単価】
構造 平均坪単価
木造 約68万円
鉄骨造 約97万円
鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造) 約105万円
鉄筋コンクリート造(RC造) 約100万円
コンクリートブロック造 約85万円

参考:e-Stat「建築着工統計調査(2023年度)」

一般的に一戸建ての構造に使われるのは「木造」、「鉄骨造」、「鉄筋コンクリート造(RC造)」の3つです。
その中で木造が一番安く、鉄筋コンクリート造(RC造)が一番高いことがわかります。

詳細は「2.構造・工法別の平均坪単価」で解説しています。

坪単価から計算する坪数ごとの予算の目安・相場

坪単価から坪数ごとの予算の目安・相場を算出します。
算出する項目は下記の通りです。

  • 建物のみ
  • 土地のみ
  • 建物と土地両方
【表 坪数ごとの予算の目安】
建物のみ 土地のみ 建物と
土地両方
20坪 約2,080万円 約500万円 約2,580万円
30坪 約3,120万円 約750万円 約3,870万円
40坪 約4,160万円 約1,000万円 約5,160万円
50坪 約5,200万円 約1,250万円 約6,450万円

※「1-1.建物」、「1-2.土地」で求めた全国(新築)の坪単価をもとに算出しています。『建物と土地両方』の場合は、各項目の坪単価を合算してから求めています。
※予算はあくまでも目安です。

詳細は「3.坪単価から計算!坪数ごとの予算の目安・相場」で解説しています。

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