坪単価60万円で建てる家のイメージを解説!おすすめの人気ハウスメーカーは?

坪単価60万円の家 人気ハウスメーカーはどこ?

家づくりを前向きに検討しだすと、やはり気になるには費用面ではないでしょうか。
坪単価をベースに、いくらくらいでどのような家が建てられるのかを調べている方も多いことと思います。
そこで今回は、坪単価60万円で建てられる新築住宅のイメージを解説します。

この記事でわかること
  • 外観・設備・間取りのイメージ
  • おすすめのハウスメーカー
  • 新築住宅の総費用の目安

この記事で、坪単価60万円で建てられる家のイメージを固め、自分の予算に合ったマイホームが建てられるよう計画してみましょう。

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家を建てるうえで必要な予算を把握したい方は「注文住宅の相場と費用を抑えるコツ」の記事もご覧ください。

1.坪単価60万円って、高い?安い?平均・目安と比較

初めての家づくりだと「坪単価60万円」と言われても、一般的なイメージと比べて高いのか低いのか、どんなハウスメーカーに頼めばいいのかわからないですよね。
ここでは、坪単価60万円の家が他と比べてどうなのかをイメージしてみましょう。

1-1.全国の平均的な坪単価との比較

坪単価60万円というのは、全国平均から見るとほぼ同等、あるいは若干コストダウンした家といえます。

住宅金融支援機構が行った調査(2020年度)によれば、注文住宅で建物を取得する場合の、資金総額の全国平均は 土地購入なしで3,534万円でした。

資金総額とは、坪単価から割り出される建物本体工事費に加えて、付帯工事費や諸費用を含めたものです。
家づくり全体にかかる費用については、「注文住宅の費用内訳」や「家を建てる費用」の記事で解説しています。

建物本体工事費は資金総額の 70%程度なので、平均的な建物本体工事費は以下のように計算できます。

資金総額3,534万円×70%=建物本体工事費2,473万円

また、同調査での延床面積の全国平均は 124.4平米(37.63坪)なので、注文住宅の平均坪単価は以下のように計算できます。

建物本体工事費2,473万円÷37.63坪=坪単価65.7万円

つまり、注文住宅を建てる方の多くが、坪単価60万円程度で家を建てているということです。

参考:住宅金融支援機構「2020年度 フラット35利用者調査」

1-2.坪単価60万円の家が建てられるハウスメーカー

坪単価の家の建築をしてくれるハウスメーカーは全国に数万社以上ありますが、メーカーによって坪単価は異なります。
坪単価60万円の家を建てる場合は、中堅ハウスメーカー~大手ハウスメーカーを中心に検討するとよいでしょう。

【ハウスメーカー別 坪単価の目安】
ハウスメーカー 坪単価 本体工事費*
ローコストハウスメーカー 20万~55万円 坪単価45万円で1,693万円
中堅ハウスメーカー 45万~95万円 坪単価55万円で2,069万円
大手ハウスメーカー 55万~150万円 坪単価70万円で2,634万円

*延床面積を全国平均の37.63坪に設定した場合

もちろん設備やデザインにこだわれば、どのハウスメーカーを選んでも坪単価は際限なく高くなります。表はあくまで目安と捉えてください。

自身の予算に合ったハウスメーカーを効率よく見つけるには、実際の建築プランを見比べるのが一番。

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2.坪単価60万円で建てる注文住宅の具体的なイメージ

次に、坪単価60万円で建てられる家について、以下の点を具体的にイメージしてみましょう。

  • 間取り
  • 住宅設備
  • 外観

2-1.坪単価60万円で建てる間取りのイメージ

一般的な2階建て住宅から、都心住まいに人気の3階建て、近年おしゃれな間取りが増えている平屋の間取りを解説します。

2-1-1.【2階建て】4LDK:35坪の間取り

【2階建て】4LDK:35坪の間取り1F
【2階建て】4LDK:35坪の間取り2F

坪数 35坪
間取り 4LDK
想定人数 4人程度
建物本体工事費 2,100万円程度

間取り例は、家族4人が余裕をもって暮らせる35坪程度の2階建て4LDKです。
坪単価60万円であれば、各部屋十分な広さを確保しながら、生活動線にも配慮した使いやすい間取りが実現できるでしょう。

キッチン、洗面所、洗濯機、浴室が1箇所にまとめられ、家事が効率的に行えるうえ、リビング階段によって家族間のコミュニケーションがとりやすい設計になっています。
1階にはウッドデッキ、2階には大きなルーフバルコニーがあり、採光や風通しも十分に叶うでしょう。

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建物本体工事費の算出方法は「5-1.建築費の内訳は?いくらぐらい必要?」をご覧ください。

2-1-2.【3階建て】4LDK:50坪の間取り

【3階建て】4LDK:50坪の間取り1F
【3階建て】4LDK:50坪の間取り2F
【3階建て】4LDK:50坪の間取り3F

坪数 50坪程度
間取り 4LDK
想定人数 4~5人程度
建物本体工事費 3,000万円程度

坪単価60万円で3階建ての家を建てる場合は、上下階の移動が少なく済むように、なるべく各階で用事が完結できる間取りにすることもできます。

4つの洋室に加え、1階のビルトインガレージや2階の畳コーナー、3つのバルコニーなど、こだわりを詰め込むことも可能。1階の寝室は来客時にも使えますが、浴室を配置し、1階を親世帯、2階以上を子世帯とした二世帯住宅も検討できるでしょう。

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2-1-3.【平屋建て】3LDK:30坪の間取り

【平屋建て】3LDK:30坪の間取り

坪数 30坪
間取り 3LDK
想定人数 3~4人程度
建物本体工事費 1,800万円程度

坪単価60万円で平屋住宅にするなら、リビングを中心に配置することで、各部屋へのアクセスが容易な間取りが叶うでしょう。
廊下をなくすことで、一般的な2階建住宅よりも割高になりがちな平屋の坪単価を抑えることができます。詳しくは、「新築平屋の坪単価」の記事をご覧ください。

また、平屋は日当たりや風通しが確保しづらい点がデメリットですが、この間取りであればウッドデッキから心地よい光や風が入りやすいです。家の中心に配置されたリビングに吹き抜けや天窓を設置すれば、より開放的な空間になるでしょう。

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2-2.坪単価60万円で建てる住宅設備のイメージ

ハウスメーカーによって、標準仕様で用意されている住宅設備も異なります。
A社のキッチンは食器洗い乾燥機と浄水機能付き混合水栓が標準なのに、B社はそれらがオプションだった、ということはよくある話です。

ここでは、坪単価60万円の注文住宅でよくみられる、標準的な住宅設備の例を紹介します。

住宅設備の標準仕様例
箇所 設備
キッチン 2口コンロ
洗面所 3面ミラーキャビネットタイプ
浴室 0.75坪タイプ(規格:1216サイズ)
トイレ 温水洗浄便座
ペア(複層)ガラス
玄関 カメラ・録画機能付きドアフォン
その他 網戸・雨戸など

ほとんど聞きなれた設備ばかりですが、浴室サイズの規格に関しては知らない方も多いのではないでしょうか。
浴室のサイズには規格が定められており、「1216サイズ」は0.75坪程度の広さになります。最近では「1616サイズ」と言われる1坪タイプの浴室も標準仕様として用意しているハウスメーカーも多いです。

上記の設備はあくまで一例です。
より多くの標準仕様を備えたハウスメーカーもあれば、標準仕様以外の部分を充実させたメーカーもあります。郵便ポストやカーテンレール、天井照明器具、階段下収納、2個目以降のトイレなど、必要なものが標準仕様なのか、オプション扱いなのかは、各ハウスメーカーに確認しましょう。

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2-3.坪単価60万円で建てる外観のイメージ

坪単価60万円で建てられる家の外観については、以下の内容を解説します。

  • 外観デザイン・形状
  • 外壁材

外観デザイン・形状

坪単価60万円の外観デザインは、ナチュラルモダンやシンプルモダンといったシンプルなデザインが多いです。
ローコスト住宅よりも若干予算を多くかけることができるため、総二階やキューブ型でなく、招き屋根で形状に変化をつけてもよいでしょう。

招き屋根

もちろん、シンプルな形状にまとめて、家の中の性能や設備面のグレードを上げるという選択肢もあります。
家の形状やデザインについては、「注文住宅の外観」や「キューブ型住宅」の記事も参考にしてください。

外壁材

外壁材はローコスト住宅でもよく採用されるサイディングが主流です。
ただし、外壁材は外観の印象を大きく左右する要因の1つ。坪単価60万円であれば、予算を上げて、より質感がよく、耐久性の高いものを選んでもよいでしょう。

特に、無垢材やレンガや漆喰・珪藻土といった「自然素材」と呼ばれる建材は、景観とのなじみがよく、見た目にも高級感があるため人気です。

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注文住宅の費用相場がいまいち掴めていない方や、坪単価が似ているハウスメーカーの具体的な違いを知りたい方は、実際に住宅プランを複数比較してみるのがおすすめです。

似たような坪単価なのに、実際の総額は異なったり、標準で提供してくれる設備や建材の違いから、まったくイメージの異なる家が完成したりするということはよくあります。

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一般的なカタログ請求と異なり、疑問やお悩みが出てきたらすぐにコーディネーターに相談できるのもポイントです。
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3.坪単価60万円の人気・おすすめハウスメーカー5社

ここでは、坪単価60万円台で家づくりができるハウスメーカーを5社ご紹介します。

3-1.タマホーム
3-2.一条工務店
3-3.トヨタホーム
3-4.住友不動産
3-5.三井ホーム

それでは、以下より1社ずつ解説します。

3-1.タマホーム

タマホーム

タマホームは「適正価格」で付加価値の高い家を提供しているハウスメーカーです。
別の現場管理会社を経由せず、自社で直接管理し、コスト削減と工期の短縮を実現しています。

日本の暮らしに合った、良質な国産の木の家

タマホームは創業以来ずっと「木の家づくり」にこだわり、国内の森林環境の維持管理のために、国産材を構造躯体に使用しています。日本の気候風土で生まれ育った国産材は、強くて調湿性能が高いので、日本の家づくりの建材として適しています。

平屋住宅商品の「GALLERIART」であれば、ビルトイン浄水器、リビング収納、床下収納など、高機能な設備が標準仕様でついています。
もちろん、2階建て住宅の対応も可能です。

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参考:タマホーム 公式HP

3-2.一条工務店


一条工務店


出典:建築実例|性能を追求する住宅メーカー【一条工務店】

一条工務店では、「家は、性能」の信念のもと、コストパフォーマンスに優れた快適な家づくりに取り組んでいます。

モデルハウスが標準仕様のハイクオリティ住宅

多くのハウスメーカーでは、モデルハウスを非現実的なハイクオリティ住宅に設計する中、一条工務店は「モデルハウスが標準仕様」。住み始めてからのイメージがつかみやすいよう工夫しています。

工法は、業界最高レベル※の快適性と省エネ性を実現する、一条工務店オリジナルの「超断熱」構法を採用しています。外壁だけでなく、天井や床も含めた家全体を高性能断熱材で包み、魔法瓶のような高断熱を実現。

2021年度省エネ大賞「経済産業大臣賞」といった最高賞を受賞しており、住み始めてからのランニングコストが抑えやすいのも特徴です。
※メーカー調べ

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参考:一条工務店 公式HP

3-3.トヨタホーム


トヨタホーム


出典:シンセ・カーダ | 住宅・ハウスメーカーのトヨタホーム

トヨタホームは、自動車メーカーで名高いトヨタグループのハウスメーカーです。
自動車で培ったテクノロジーや経験を住まいづくりに活かし、グループ17社で支えてくれます。

耐震装置と強い構造体で耐震等級は最高ランク

住宅商品シリーズの「シンセシリーズ」であれば、耐震等級の最高ランク、等級3が標準仕様です。

メーカー独自の耐震装置「T4システム」を強靭な構造体である「パワースケルトン」と組み合わせ、万が一の地震時にも、内外装の損傷を低減させます。

シリーズのデザインは10個もあるため、豊富なテイストから選べるのもうれしいポイントです。

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参考:トヨタホーム 公式HP

3-4.住友不動産


住友不動産


出典:実例紹介「庭と調和した美しい外観デザイン。全館空調や考えられた動線で快適な家に」|住友不動産の注文住宅

住友不動産は、卓越したデザイン力と確かな技術力、安心のトータルサポートで家づくりを提案しています。

羨望の高級設備が標準仕様の木造住宅

住友不動産は、高級設備が標準仕様で用意されています。
工法は、地震や火に強い「ウッドパネル工法」や「2×4(ツーバイフォー)工法」、「2×6(ツーバイシックス)工法」、100年先にも受け継がれる「ウッドパネルセンチュリー」があります。

揺れに耐える構造用接合金物、揺れを抑える制震システム、火に強い省令準耐火構造などが搭載され、耐震等級、断熱等性能等級などの住宅性能は最高ランク。標準で長期優良住宅に対応しています。

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参考:住友不動産 公式HP

3-5.三井ホーム


三井ホーム


出典:SCALA(スカーラ) | 戸建住宅 |〈公式〉三井ホーム

三井ホームは共働き家族・子育て家族・多世帯家族など、さまざまな家族のカタチに寄り添ったプランを提案してくれます。

ハイレベルの住み心地を実現する家

三井ホームの住宅は、標準仕様で長期優良住宅に対応しています。
独自に開発した「プレミアム・モノコック構法」を採用し、耐震、断熱、耐久のすべてがハイレベル。

設計に関しては、開放感を演出するための吹き抜けや、収納やセカンドリビングとして使えるロフト、テレワークがはかどるプライバシー重視の間取りなど、ご家族みんなが快適に暮らせるプランが満載です。

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参考:三井ホーム 公式HP

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4.坪単価60万円のハウスメーカーと工務店を比較

新築の依頼先を探していると、ハウスメーカーのほかに「工務店」と名乗る企業もあり、混乱してしまいますよね。
以下の表で、ハウスメーカーと工務店を比較してみましょう。

ハウスメーカーと工務店の比較表
ハウスメーカー
  • 全国展開している企業が多い
  • プランの自由度が限られている
  • アフターサービスや住宅性能に優れている
  • 坪単価が高い
工務店
  • 地域密着型の企業が多い
  • プランの自由度が高い
  • ちょっとした困りごとにすぐ対応してくれる
  • 最新の設備や技術に疎い
  • 坪単価が安い

ハウスメーカーでも工務店でも、坪単価60万円の家は建てられますが、おすすめは、全国展開していて実績も豊富なハウスメーカーに依頼することです。

一般的に、工務店のほうがハウスメーカーよりも建築費が安くなると言われていますが、これは、ハウスメーカーが工務店よりも広告宣伝や社員の教育、モデルハウスの運営、最新技術への研究などに費用をかけているから。
また、アフターサービスの充実についても、ハウスメーカーに軍配が上がるため、総合すると工務店よりも施主の予算やニーズを把握したうえでベストな提案をしてくれる可能性が高いです。

工務店であっても、家づくりにたくさんのこだわりを盛り込んで設備のグレードを上げていくと、ハウスメーカーより高額になることはよくあります。

さらに、工務店を検討する際には、最新技術の独自商品がなかったり、画一的な提案でバリエーションが少なかったり、モデルハウスのように施工された実物の参考住宅が少なくイメージがつきにくかったりもするので、念頭に置いておきましょう。

ハウスメーカーと工務店の違い」の記事も参考にしながら、ご自身の希望とすり合わせて検討してみてください。

建築依頼先を決める際には、何を優先したいかを事前に整理し、複数のハウスメーカーを比較・検討して決めることが大事です。

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5.坪単価60万円の建築費はいくら?土地込みの総費用は?

では実際に、坪単価60万円で注文住宅を建てるなら建築費はいくらかかって、その他の費用を含めるといくらくらい必要なのか、計算してみましょう。

家を建てるために必要な費用と手順!5つの注意点とローンの組み方

5-1.建築費の内訳は?いくらぐらい必要?

家の建築費は、主に3つの費用項目に分類することができ、内訳は以下が目安です

  • 建物本体工事:70%
  • 付帯工事費用:20%
  • 諸費用 :10%

2-1.坪単価60万円で建てる間取りのイメージ」を例にすると、建物本体工事費は以下のように計算できます。

坪単価60万円×延床面積35坪=建物本体工事費2,100万円

建物本体工事費2,100万円は、家の建築費の70%なので、そのほか2項目は以下が目安となります。

建物本体工事費(70%) 2,100万円
付帯工事費(20%) 600万円
諸費用(10%) 300万円
全体の費用 3,000万円

5-2.土地の購入費用と建築費で総費用を考えよう

土地を購入する必要がある方は、土地の購入費も含めて計算してみましょう。
PDF住宅金融支援機構の「2020年度 フラット35利用者調査」によると、建築費の全国平均は約2,961万円、土地取得費は約1,436万円となっています。

土地の価格は地域によって異なるため、以下ではエリア別の土地購入費の平均をまとめ、総費用を計算しています。

【エリア別・土地購入の平均価格と総費用のシミュレーション】
エリア 土地購入費の平均 総費用※
全国 1,436万円 4,436万円
首都圏 2,310万円 5,310万円
近畿圏 1,655万円 4,655万円
東海圏 1,300万円 4,300万円
その他地域 932万円 3,932万円

※坪単価60万円で35坪の家を建てた場合の建築費3,000万円を加算
参考:PDF住宅金融支援機構「2020年度 フラット35利用者調査」

まだ家を建てるための土地が見つかっていない方は、ぜひ一度、無料オンライン相談サービス「HOME4U 家づくりのとびらにご相談ください。
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5-3.建築費に大きく影響するものとは?

建築費に大きな影響を与えるものは、主に延床面積建築面積施主のこだわりです。

延床面積とは、1階や2階といった、家全体の総面積のことです。
建物本体工事費は「坪単価×延床面積」で計算されるため、延床面積が大きくなれば建築費は大きくなります。

建築面積とは、1フロアの面積です。
延床面積が同じ2階建て住宅と平屋があった場合、平屋は1フロアの建築面積が2階建て住宅の約2倍になります。これに伴い、土地の面積、土台基礎の面積、屋根の面積も2倍近く増えるでしょう。

施主のこだわりはさまざまですが、例えば以下のようなものがあるでしょう。

  • 建物の形状
  • 複雑な間取り
  • 収納の数
  • 水回り位置の分散
  • 設備のグレード
  • 凝った装飾 など

せっかく注文住宅を建てるのですから、こだわりをたくさん持つことは大事です。
しかし、全部詰め込もうとすると、予算オーバーになってしまうこともあるでしょう。こだわりを2つ実現したいなら、延床面積を少し減らすなど、全体の費用バランスを考えながら検討することが大事です。

自分の場合だとどのくらいの総額になるのか、また、具体的にはどのような家になるのかが知りたい方は、ぜひ一度HOME4U(ホームフォーユー)プラン作成依頼サービスをご利用ください。

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お家のいろは コラム
坪単価50万円・70万円にしたらどうなる?

坪単価を50万円に減らしたり、70万円に増やしたりしたら、どのような家が建てられるのでしょうか?
それぞれの

間取り・住宅設備・外観

を見てみましょう。

坪単価50万円・70万円の間取り

坪単価60万円の間取りと比較すると、50万円では、畳コーナーや和室をなくしたり、廊下部分や収納を減らしたりといった制約が出てくるかもしれません。

坪単価70万円であれば、吹き抜けや広いバルコニー、土間・パントリーなどの収納など、こだわりを2~4個増やすことができます。

坪単価50万円・70万円の住宅設備

坪単価50万円だと、住宅設備は坪単価60万円よりもグレードを下げる必要があります。
坪単価70万円であれば、住宅設備メーカーが出している製品の中でも、浴室暖房乾燥機能や床暖房など、中級グレードのものを導入できます。

坪単価50万円・70万円の外観

坪単価50万円の外観は、坪単価60万円よりも、シンプルなデザイン、形状にする必要があります。
坪単価70万円であれば、部分的に無垢材やタイルで装飾したり、外構にシンボルツリーと植栽を設置したりと、よりこだわりを詰め込んだデザインに仕上げることができます。

坪単価50万円・70万円の家づくりについてもっと詳しく知りたい方は、「坪単価50万円で建てる家」「坪単価70万円で建てる家」もご覧ください。
また、上記はあくまで目安なので、契約するハウスメーカーの話を聞いて、マイホームのこだわりを叶えてくださいね。

まとめ

坪単価60万円で建てられる注文住宅の、標準的な間取り・設備・外観、そして費用について解説しました。

この記事のポイント まとめ

坪単価60万円・30坪の平屋の間取りは?

坪単価60万円で30坪の平屋を建てるなら、間取りは3LDKが可能です。
リビングを中心に配置し、廊下をなくすことでスムーズな生活動線が叶うと同時に、費用も抑えられるでしょう。

間取り画像は「2-1-3.【平屋建て】3LDK:30坪の間取り」をご覧ください。

タマホームで坪単価60万円の家を建てるなら?

タマホームは、ビルトイン浄水器、リビング収納、床下収納などの高機能な設備が標準仕様でついている住宅商品もあります。
詳しくは、「3-1.タマホーム」で解説しています。

坪単価60万円で家を建てる際の総額は?

例えば、坪単価60万円、土地購入ありで35坪の家を建てる際には、4,436万円が総額の目安です。
坪単価は建物本体工事費しか算出できないため、「坪単価×坪数」では総額を出すことはできません。

詳しい計算方法や考え方は「5.坪単価60万円の建築費はいくら?土地込みの総費用は?」で解説しています。


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