予算4,000万円台の注文住宅は、土地代込みと考えると全国でも平均的です。
この記事では、注文住宅を検討する中で、すでに土地を持っているため建築費のみで4,000万円台を予算に設定している方と、これから土地を買い、総額で4,000万円台を予算に設定している方の2パターンに分けて、建てられる家のイメージを解説します。
- 2パターン別 家の特徴
- 2パターン別 間取り例・費用内訳
- 予算4,000万円台でおすすめのハウスメーカー
代表的な間取り例や費用内訳の目安を参考に、予算4,000万円台で建てられる注文住宅のイメージを膨らませてみてくださいね。
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実際にかかる費用を調べたり、見積もりをしたい方は「予算をシミュレーションしよう」の記事もご覧ください。
Contents
1.【パターン別】予算4,000万円台で建てる注文住宅の特徴
まずは、建築費の予算が4,000万円台のパターンと、総額で予算4,000万円台のパターンに分けて、それぞれの価格帯でどのような注文住宅が建てられるのかを解説します。
1-1.建築費4,000万円台の家の特徴
土地別の予算が4,000万円台の場合、他予算と比べ、以下のようなイメージの家づくりが可能になります。
本体価格 | 特徴 |
---|---|
1,000万円以下~1,000万円台 |
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2,000万円台 |
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3,000万円台 |
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4,000万円台 |
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5,000万円台・以上 |
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構造は木造の他、耐震性に優れた鉄骨造も十分に検討できるでしょう。より地震に強い重量鉄骨造を選択できることもあります。
住宅性能は、1年中快適に暮らすための床暖房や全館空調が付けられることもありますし、暮らし始めてからの省エネ性を重視して、ZEHや太陽光発電システムを検討する余裕もあります。
デザインにおいては、シンプルテイストはもちろん、洋館風や純和風、北欧風など、こだわりのテイストを実現することもできるでしょう。
流行りのスキップフロアや土間収納、階段下収納を取り入れ、家族が暮らしやすい間取りを考えることも可能です。
1-2.土地込み・総額4,000万円台の注文住宅の特徴
冒頭でもお伝えしたとおり、土地代込みと考えると予算4,000万円台の注文住宅は全国でも平均的です。
土地付注文住宅の所要資金:全国平均4,455万円
なお、注文住宅を建てる際には、大きく分けて本体工事費、付帯工事費、諸費用の3つの費用がかかり、それぞれの費用内訳は以下のとおりです。
- 本体工事費:70~80%
- 付帯工事費:15~20%
- 諸費用:6~10%
上記に加え、必要に応じて土地の購入費用がかかります。
土地代はエリアや面積によって費用相場が異なりますが、東京・埼玉・神奈川の3エリアだと以下の費用が相場となります。
エリア | 土地相場(/平米) | |
---|---|---|
東京 | 23区 | 62万600円 |
全域 | 38万9,100円 | |
神奈川 | 18万600円 | |
埼玉 | 11万4,100円 |
参考:東京都 「令和4年 東京都基準地価格」/神奈川県政策局 「地価調査の概要(令和3年地価調査)」/埼玉県企画財政部土地水政策課 「令和3年度地価調査「価格一覧」と「あらまし」」
例えば、神奈川県で30坪(およそ99平米)の敷地面積の注文住宅を建てる場合、土地代は最低でも1,700万円以上を見ておくとよいでしょう。
18万600円×99平米=1,787万9,400円
総額予算4,000万円台の場合、残りの2,300万~3,200万円程度を家づくりにあてられるため、1-1表の2,000万円台~3,000万円台あたりが建てられる家のイメージになります。
ただし、田舎や郊外であれば土地代の相場は低くなる傾向にあるので、4,000万円程度のイメージも叶えられることもあります。
事前に自分が住みたいエリアの土地相場を確認し、家づくりにあてられる予算を把握しておくことをおすすめします。
参考: 住宅金融支援機構「2021年度 フラット35利用者調査」
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2.【パターン別】注文住宅4,000万円台の新築間取り実例
予算4,000万円台の代表的な間取り例を、建築費の予算が4,000万円台のパターンと、総額で予算4,000万円台のパターンに分けて、4つご紹介します。
自分たちの予算の場合、どのような間取りが合うのか、実際に検討する際の参考にしてくださいね。
- 【建築費4,000万円台】2階建て注文住宅の間取り
- 【建築費4,000万円台】3階建て二世帯注文住宅の間取り
- 【総額4,000万円台】平屋注文住宅の間取り
- 【総額4,000万円台】流行を取り入れた注文住宅の間取り
以下より、間取り図を見ながら詳しく解説します。
2-1.【建築費4,000万円台】2階建て注文住宅の間取り
想定世帯 | 3~4人程度 |
---|---|
間取り | 4LDK |
延床面積 | 約30坪 |
各部屋に収納をたっぷり備えた4LDKの間取りです。
玄関にはシューズクロークや玄関収納、キッチンにはパントリー、各部屋には押入れ・クローゼットが設けられているため、収納が足りなくなるリスクを軽減できます。
また、南側にはフラットルーフや洋室2つをつなぐバルコニーがあるため、採光にも優れています。
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2-2.【建築費4,000万円台】3階建て二世帯注文住宅の間取り
想定世帯 | 親世帯:2人 子世帯:3~4人程度 |
---|---|
間取り | 6LLDDKK |
延床面積 | 約45坪 |
世帯人数が多くてもプライバシーを確保しながら住める、3階建て6LLDDKKの二世帯住宅の間取りです。
無駄な廊下をなくすことで、個室を多く設けることができます。
この間取りでは、1階を親世帯がメインで使い、1階の右側と2階以上を子世帯が使うことが一般的でしょう。
完全分離型の間取りですが、右側の子世帯が使う玄関付近に、親世帯の居住空間につながる内ドアを設置すると、お互いの居住空間への行き来が便利になります。
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2-3.【総額4,000万円台】平屋注文住宅の間取り
想定世帯 | 2~3人程度 |
---|---|
間取り | 3LDK |
延床面積 | 約30坪 |
居住空間に広がりやゆとりを持たせたいのであれば、3LDK程度の平屋がおすすめです。
階段移動がなくなるため、バリアフリーを考慮したい方や、将来的な身体の負担を軽減したい方にもぴったりです。
平屋の間取りでは「収納が少なかった」という失敗談が多いですが、この間取りでは土間収納や廊下の収納、各部屋の収納がたくさん備えられているので安心です。
2-4.【総額4,000万円台】流行を取り入れた注文住宅の間取り
想定世帯 | 4人程度 |
---|---|
間取り | 5LDK+セカンドリビング |
延床面積 | 約60坪 |
テレワークスペースやスタディコーナー、セカンドリビングなど、流行のスペースを取り入れた間取りです。
個室以外の空間が多く設置されているため、リビング以外での家族のコミュニケーションが増えるうえ、テレワークや勉強などの気分の切り替えにもうってつけです。
また、各居室にはバルコニーが設けられているため、布団を干したり空気を入れ替えたりするのにも便利です。
ここまでの代表例から、
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3.注文住宅4,000万円の費用内訳と住宅ローン
ここでは、建築費の予算が4,000万円のパターンと、総額で予算4,000万円のパターンに分けて、費用内訳と住宅ローンの返済シミュレーションについて解説します。
どのような項目にどのくらいの費用がかかるのかを把握し、実際の資金計画の際の参考にしましょう。
3-1.建築費用4,000万円の注文住宅の場合
本体工事費 | 3,400万円 |
---|---|
付帯工事費 | 600万円 |
諸費用 | 370万円 |
土地代 | 1,900万円 |
総額 | 6,270万円 |
頭金 | 800万円 |
---|---|
金利 | 1% |
返済年数 | 35年 |
毎月の返済額 | 15万円 |
※いずれも家づくりのとびら「予算シミュレーション」で計算
本体工事費とは、建物自体のメインの工事にかかる費用です。
付帯工事費は、外構工事や車庫の取り付けなど、本体工事費に含まれない項目の費用で、こちらも建築費用に含まれます。
諸費用は印紙税や手数料など、事務的な費用を指します。
なお、4,000万円台の注文住宅を検討するのであれば、世帯年収は700万~800万円程度あると安心です。
ただし、将来的な出費や、今すでに抱えているローンの返済などは人によって異なるため、上記は目安にとどめてください。
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3-2.総額4,000万円台の注文住宅の費用内訳
本体工事費 | 1,860万円 |
---|---|
付帯工事費 | 270万円 |
諸費用 | 240万円 |
土地代 | 1,900万円 |
総額 | 4,000万円 |
頭金 | 800万円 |
---|---|
金利 | 1% |
返済年数 | 35年 |
毎月の返済額 | 9万円 |
※いずれも家づくりのとびら「予算シミュレーション」で計算
いずれもあくまで目安なので、本格的に資金計画を立てる際にはもっと綿密に費用を計算していく必要があります。
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注文住宅の費用相場がいまいち掴めていない方や、坪単価が似ているハウスメーカーの具体的な違いを知りたい方は、実際に住宅プランを複数比較してみるのがおすすめです。
似たような坪単価なのに、実際の総額は異なったり、標準で提供してくれる設備や建材の違いから、まったくイメージの異なる家が完成するということはよくあります。
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4.予算4,000万円台の注文住宅でおすすめのハウスメーカー
予算4,000万円台の注文住宅が「自分に合っている」と感じたら、実際に建築を依頼するハウスメーカーを探してみましょう。
最後に、予算4,000万円台で注文住宅が建てられるおすすめのハウスメーカー3社をご紹介します。
4-1.積水ハウス
積水ハウスは国内ハウスメーカーではトップクラスの知名度があり、展示場は全国に展開しています。
木造と鉄骨造の両方に対応しており、累計建築戸数は250万棟以上と世界一なので、オーナーのこだわりにも柔軟に対応しながら、高品質の家づくりを行ってくれます。
4-2.セキスイハイム
セキスイハイムも全国に拠点があり、知名度は積水ハウスと並んで業界トップクラスといえます。
外壁を含め、部材のほとんどは工場で生産しているため、高品質・短工期の家づくりに期待ができます。
また、太陽光発電システムを得意としているため、住み始めてからの省エネ性や地球環境に配慮した暮らしができるのも魅力です。
4-3.住友不動産
住友不動産は大手ハウスメーカーであると同時に、超高層ビルやマンションなどの集合住宅を全国で手掛ける総合ディベロッパーでもあります。
不動産部門と連携し、土地探しと家づくりの両方を一括で相談できるため、まだ土地が見つかっていない方には特におすすめです。
また、高級設備や高いデザイン力にも定評があるため、強いこだわりにとことん寄り添ってくれるでしょう。
以上が、予算4,000万円台でおすすめのハウスメーカー3社です。
他にも、全国には数万社のハウスメーカーがあるため、いろんなハウスメーカーの特徴を調べてみましょう。
なお、ハウスメーカーから見積もりを取る際には、必ず複数社から入手し、比較してください。
同じような内容でプラン作成を依頼しても、ハウスメーカーによって見積もり内容や金額は大きく異なることが多いです。
「A社が第一候補だったけど、見積もりを見てみたらB社のほうが断然いい!」など、思いがけないハウスメーカーとの出会いもあるかもしれません。
おすすめは、コーディネーターが間に入って情報の整理をしてくれるHOME4U(ホームフォーユー)プラン作成依頼サービスで複数社の住宅プランを手に入れること。
疑問点やお悩み事にすぐ対応できるため、家づくりへの不安が解消しやすく、自分たちだけで進めるよりも効率よく家づくりが行えますよ!
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まとめ
予算4,000万円台の注文住宅に関して、代表的な間取り例や、費用内訳、おすすめのハウスメーカーをお伝えしました。
それではおさらいです。
この記事のポイント
この記事では、以下4つの間取り例を紹介しています。
- 【建築費4,000万円台】2階建て注文住宅の間取り
- 【建築費4,000万円台】3階建て二世帯注文住宅の間取り
- 【総額4,000万円台】平屋注文住宅の間取り
- 【総額4,000万円台】流行を取り入れた注文住宅の間取り
「2.【パターン別】注文住宅4,000万円の新築間取り実例」では、間取り図を見ながら詳細なポイントを解説しています。
4,000万円台の注文住宅であれば、世帯年収は700万~800万円程度あると安心です。
ただし、上記はあくまで目安なので、「3-1.建物費用4,000万円の注文住宅の場合」で費用内訳や住宅ローンのシミュレーションを確認したり、実際に資金計画を立ててみたりして、実際にかかる費用は各自で計算し、検討する必要があります。
土地代込みで4,000万円台の注文住宅の費用内訳は、以下を目安にすることができます。
- 本体工事費:1,860万円
- 付帯工事費:270万円
- 諸費用:240万円
詳細は「3-2.総額4,000万円台の注文住宅の費用内訳」をご覧ください。
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