延床面積50坪の平屋の間取り解説!実現できるライフスタイルや節税対策も

延床面積50坪の平屋なら、広々とした暮らしを実現できます。フルフラットの設計でバリアフリー仕様にすれば、小さな子どもからお年寄りまで暮らしやすい注文住宅が可能です。

この記事では、延床面積50坪の平屋について以下の内容を解説します。

この記事でわかること
  • 延床面積50坪の平屋で実現できるライフスタイル
  • 延床面積50坪の平屋の間取り実例
  • 固定資産税を抑えるコツ

ぜひ最後までご覧いただき、素敵な平屋を建ててくださいね。

坪数ごとの平屋の間取りを比較してみたいという方は「平屋の間取り」の記事もご覧ください。

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1.延床面積50坪の平屋をイメージしてみよう

延床面積50坪の平屋をイメージしてみよう イメージ

延床面積50坪は、畳なら100畳、平米に換算すると165平米です。一般的な住宅は125~150平米といわれるため、広めといえます。

バレーボールコート1面の広さ、10台分の駐車場の広さ程度といえば、イメージしやすいでしょうか。6畳間だけなら16部屋つくれますが、キッチンや浴室などの水回りも必要なため、実際には16部屋はつくれないでしょう。いずれにしても広さには余裕があるため、広いLDKや5~6個程度の個室は確保できそうです。

1-1.敷地はどの程度必要?

土地ごとに建ぺい率が定められています。建ぺい率とは敷地面積における建物面積(建物を真上から見たときの面積。平屋なら延床面積とほぼ同程度)のことです。建ぺい率が高いと敷地いっぱいに建物を建てられますが、反対に建ぺい率が低いときは敷地の中で庭が占める割合が大きくなります。

延床面積50坪の平屋を建ぺい率60%の土地に建てる場合は、少なくとも約83坪の広さが必要です。また、50%なら少なくとも100坪は必要です。

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1-2.何人程度暮らせる?

間取りによっても異なりますが、個室を広めに確保するなら4LDK、LDKを狭くすれば6LDKも可能です。4LDKなら大人5人程度、6LDKなら大人7人程度が無理なく暮らせます。世帯人数が多いときも、延床面積50坪ならゆとりのある暮らしを実現できるでしょう。

様々な間取りが可能であることがわかりますね。

最適な暮らしを実現するには、ハウスメーカー・工務店の提案を比較検討することが大切です。

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2.延床面積50坪の平屋で実現できるライフスタイル

延床面積50坪の平屋で実現できるライフスタイル イメージ

延床面積50坪の平屋なら、広さを活かしてさまざまなライフスタイルに対応した間取りが可能です。いくつか例を挙げて紹介します。

なお、土地50坪に平屋を建てる場合には、ゆとりのある広さを確保できるとは限りません。建ぺい率が50%なら延床面積は25坪(約83平米)以下、建ぺい率が60%なら延床面積は30坪(約99平米)以下となるため、平均的な住宅の広さを下回ります。

世帯人数が多いときや広さにこだわりたいときは、二階建てや三階建ても検討してみましょう。

2-1.愛車と楽しむビルトインガレージのある暮らし

延床面積が50坪あれば、ビルトインガレージのある平屋も可能です。ガレージを家屋内に引き込むことで愛車を風雨から守れるだけでなく、屋内から直接アクセスできるため、雨の日のお出かけや買ったモノを運び入れる作業が楽になります。

また、愛車のメンテナンスがしやすくなるのもメリットです。ビルトインガレージがあれば、愛車との暮らしがよりいっそう楽しくなります。

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2-2.中庭やインナーテラスのある外とつながる暮らし

平屋なら、外とつながる開放感のある暮らしが可能です。窓のある部屋なら、窓を掃き出し窓やドアに変えるだけで屋外に直接アクセスできます。

防犯面が気になる場合は、中庭やインナーテラスをつくってみてはいかがでしょうか。周囲からは見えなくなるため、よりくつろいで過ごせるようになります。

また、中庭やインナーテラスを通って別の部屋に移動できるため、単調になりがちな平屋の動線が複雑になるのもメリットです。

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2-3.プライバシーを重視した暮らし

平屋はすべての部屋が同じフロアにあるため、プライバシーを確保しにくくなる点がデメリットといえます。しかし、延床面積50坪の広さがあれば、個室を広めにしたり個室同士が隣り合わないように配置したりできるため、プライバシーを重視した暮らしが可能です。

そのほかにも、平屋には難しいとされる二世帯住宅や、LDKではなく廊下で各部屋をつなぐスタイルも、延床面積50坪なら実現できます。次項では具体的な間取りも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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2-4.外観や間取りにこだわる個性的な暮らし

延床面積が狭い住宅では、外観や間取りの選択肢が限られます。凹凸の少ない四角い形状の外観に、どこかで見たような間取りが収まり、なんとなく無難な感じの住宅に仕上がるでしょう。

しかし、延床面積50坪の広さがあれば、コの字型やロの字型、L字型などの個性的な外観も可能です。また、離れのある間取りや回廊式の間取り、渡り廊下のある間取りなども可能なため、個性をアピールできる世界に一つだけの住宅を完成できます。

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3.延床面積50坪の平屋の間取り実例7選

延床面積50坪の平屋の間取りを紹介します。特徴や実現できるライフスタイルも紹介するので、ぜひ参考にしてください。

3-1.【6LDK】テレワークがはかどる独立した書斎のある間取り

【6LDK】テレワークがはかどる独立した書斎のある間取り_イメージ

テレワークをしている方なら、独立した書斎やワークスペースがあると便利です。キッチンやリビングの一角にデスクを置いて働く方法もありますが、家事や一緒に暮らす人の動向が気になって、仕事に集中できないケースも想定されます。

延床面積50坪の広さがあれば、20畳を超える広いLDKと5つの個室に加え、書斎やワークスペースをつくることも可能です。書斎の横に勝手口をつければ個人事務所としても活用でき、働き方の幅がさらに広がります。

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3-2.【5LDK】家事動線に配慮した間取り

【5LDK】家事動線に配慮した間取り_イメージ

延床面積50坪の平屋は広さがメリットといえますが、広すぎて家事動線が長くなってしまうこともあります。家事の時間や手間を少しでも短縮するためにも、間取りは家事動線に配慮して決めることが必要です。

洗濯機を設置したユーティリティ(家事室)と脱衣室、ファミリークローゼットが隣り合う間取りなら、洗濯物を洗う・乾かす・アイロンをかける・片づける、というすべての動作が狭い空間で完結します。

また、玄関から引き戸1枚開けるだけでキッチンに移動でき、買い出ししたモノをすぐに片付けられるのも時短ポイントです。

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3-3.【5LDK】小屋裏収納のあるコの字型の間取り

【5LDK】小屋裏収納のあるコの字型の間取り1F_イメージ【5LDK】小屋裏収納のあるコの字型の間取り2F_イメージ

広い空間をさらに広々と使うためにも、小屋裏収納をつくって縦に空間を広げてみてはいかがでしょうか。

天井が高くなって開放感が生まれるだけでなく、収納スペースが増えてよりすっきりとモノが片付きます。小屋裏収納には玄関ホールから直接アクセスでき、買ってきたものをダイレクトに運び込める構造です。

玄関をあえて家の中央部分に配置しないことで、玄関からリビング、リビングからキッチン、キッチンから和室への長い動線が生まれました。また、玄関から直接アクセスできる和室は離れや客室としても活用でき、暮らしの幅が広がります。

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3-4.【5LDK】渡り廊下でつなぐ二世帯住宅の間取り

【5LDK】渡り廊下でつなぐ二世帯住宅の間取り_イメージ

渡り廊下で親世帯と子世帯をつなぐ、独創的な間取りです。玄関は親世帯にありますが、渡り廊下から外に出られるため、親世帯に寄らずとも自由に外出できるように工夫されています。

子世帯と集まることも多い親世帯は、少し広めのダイニングキッチンを採用しました。子世帯側は個室を増やし、プライバシーを守れる間取りにしています。

また、トイレ以外の水回りは1箇所のみのため、二世帯住宅ではありつつも世帯間のコミュニケーションをしっかりとれるのも特徴です。一緒に暮らす人とのつながりを大切にしたい方にも、おすすめの間取りです。

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3-5.【4LDK】独立したLDKのある間取り

【4LDK】独立したLDKのある間取り_イメージ

LDKをつくらず、独立したリビング・ダイニング・キッチンを配置することも、延床面積50坪の平屋なら可能です。各空間を独立させることで、来客がリビングにいるときも、気兼ねなく調理や洗い物をしたり食事をしたりできます。生活感が出やすいキッチンやダイニングを、お客さまに見せずに済むのもメリットです。

各個室はリビング・ダイニング・キッチンと扉で完全に区切られているため、プライバシーを確保しやすくなります。また、主寝室の横には坪庭を設け、浴室やトイレの水音が聞こえにくいように工夫しています。

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3-6.【4LDK】広めの個室でプライバシーを重視した間取り

【4LDK】広めの個室でプライバシーを重視した間取り_イメージ

部屋数を減らせば、20畳を超える広いLDKを確保しつつ、各個室も広さを確保できます。広めの8畳の個室には別途ウォークインクローゼットも設置し、広い空間をさらにゆとりある空間として活用できるように工夫しました。

玄関の横には納戸を配置し、日用品や備蓄用食料などをストックできるようにしています。玄関からの距離が近いため、水や灯油などの重いモノも負担なく運び入れられるのも魅力です。

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3-7.【3LDK】インナーテラス&ビルトインガレージのある間取り

【3LDK】インナーテラス&ビルトインガレージのある間取り_イメージ

個室の数を減らせば、約50畳の広々としたLDKやインナーテラス、ビルトインガレージのある間取りも可能です。インナーテラスは完全に外部とは区切られているため、バーベキューやパーティーの場所としても活用できます。

ビルトインガレージへはシューズクローゼットを通って移動するため、車特有のにおいが気になる方も快適に暮らせるように工夫しているのもポイントです。また、和室はLDKや浴室などのほかの空間とは区切られているため、客室や個人事務所としても使えます。

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4.50坪の平屋の固定資産税を抑えるコツ

家屋の価値が高ければ高いほど、固定資産税や都市計画税も相応に高額になります。また、家屋が大きいと土地も広くなるため、土地の固定資産税や都市計画税も高額になることが予想されます。

固定資産税や都市計画税は毎年納付する税金のため、あまりにも高額になると、大きな負担となって家計を圧迫するかもしれません。固定資産税・都市計画税を抑えるコツを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

4-1.住宅用地の軽減措置の適用を申請する

住宅用地の軽減措置の適用を申請する イメージ

住宅用地には特例措置が適用されるため、固定資産税・都市計画税が1/6~1/3に減額されます。

固定資産税 都市計画税
小規模住宅用地(住宅用地で住宅1戸につき200平米までの部分) 1/6 1/3
一般住宅用地(小規模住宅用地以外の住宅用地) 1/3 2/3

たとえば100坪(約331平米)の土地に平屋を建てる場合なら、200平米の土地の固定資産税は1/6、131平米の土地の固定資産税は1/3になるため、大幅な減額が可能です。また、都市計画税も同様に、200平米の土地に対しては1/3、131平米に対しては2/3に減額されます。

ただし、住宅用地の軽減措置が適用されるのは、1月1日時点で住宅が建っている場合のみです。土地だけを先に購入したときは、建物を建てるタイミングによっては住宅用地の特例措置が適用されなくなるため注意しましょう。

また、空き地を住宅用地として活用するときは、土地の用途が変わったことを自治体に申告する必要があります。申告をしないと軽減措置も適用されないため注意してください。

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4-2.省エネ性能に優れた住宅を建てる

2026年3月31日までに新築住宅を建てたときは、家屋に対する固定資産税が3年間は1/2に減額されます。また、省エネ性能に優れた住宅を建て、長期優良住宅として認定を受けた場合は、固定資産税が減額される期間が5年に延長されます。

固定資産税を抑えるためにも、省エネ性能に優れた長期優良住宅を検討してみてはいかがでしょうか。長期優良住宅は、長期にわたり良好な状態で暮らすための措置が講じられた住宅です。建て替えや大がかりなリフォームの頻度を減らせることもあり、長期的に見れば住宅費を抑える効果も期待できます。

また、長期優良住宅の認定を受けると、固定資産税だけでなく不動産取得税や登録免許税の特例措置も適用されるため、さらなる節税効果を得られます。

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まとめ

延床面積50坪の平屋なら、世帯人数が多い場合だけでなく、個性的な間取りを実現したい方も満足できる家づくりができるのではないでしょうか。また、フルフラットの空間も可能なため、バリアフリー対応の住宅を建てたい方にもおすすめです。

長期優良住宅の認定を受けると、長期にわたって安心して暮らせることに加え、節税も実現できます。ぜひ本記事をご参考いただき、理想の間取りを完成させてくださいね。