平屋35坪の間取りは家族4人で快適に過ごすのに十分な広さです。
かつて平屋には「古臭い」というイメージがありましたが、現在では平屋には「お洒落」「過ごしやすい」といったイメージが広がり、住まいの選択肢に平屋を選ぶ人は増加しています。
平屋35坪はおよそ115平米、3LDK、4LDKを十分に確保できる広さのため、4人家族であれば、子供部屋、夫婦を分けた寝室を作ることが可能になります。
このようにメリットのある35坪の平屋ですが、広くなるほど風通しに工夫が必要です。
そこでこの記事では、平屋35坪を建てる際に知っておきたい間取り例、注意点を解説していきます。
平屋35坪のメリット |
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平屋35坪のデメリット |
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35坪の平屋の機能的な間取りは?
1-2.【ゆとりのある暮らしが実現する家】平屋35坪のおすすめ間取り例
1-3.【外からの目線も気にならない】平屋35坪のおすすめ間取り例
1-5.【収納スペースに困らない】平屋35坪のおすすめ間取り例
さまざまな平屋の間取りを比較してみたいという方は「平屋の間取り」もご覧ください。
Contents
1.平屋35坪のおすすめ間取り例5選
平屋35坪に適した代表的な間取り例を、工夫したポイントと共に解説します。
動線についても解説するので、平屋の間取りプラン作成の参考にしてください。
- 1-1.【ペットのエリアも室内に併設】平屋35坪のおすすめ間取り例
- 1-2.【ゆとりのある暮らしが実現する家】平屋35坪のおすすめ間取り例
- 1-3.【外からの目線も気にならない】平屋35坪のおすすめ間取り例
- 1-4.【ローコストなのに広い】平屋35坪のおすすめ間取り例
- 1-5.【収納スペースに困らない】平屋35坪のおすすめ間取り例
1-1.【ペットのエリアも室内に併設】平屋35坪のおすすめ間取り例
家事も収納も楽々
こんな人に人気 | ペットを室内で飼いたい人 |
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世帯(想定) | 夫婦 + 子供1人 + ペット |
延床面積 | 35坪 |
間取り | 平屋 3LDK(+ペットエリア+小屋裏収納+シューズインクローゼット) |
本体価格 | 約2,300万円 |
平屋でペットと一緒に過ごしたい方におすすめなのが、ペットエリアを併設した間取りです。
しつけをしっかりとしたい方にとって、人とペットの寝場所を分けられる空間を作ることは大切です。
水周り動線も整っているので、料理をしながら家事も効率的にできる間取りが実現しています。
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1-2.【ゆとりのある暮らしが実現する家】平屋35坪のおすすめ間取り例
LDKに隣接するテラスで開放感たっぷり
こんな人に人気 | 開放感を重視する人 |
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世帯(想定) | 夫婦 |
延床面積 | 36坪 |
間取り | 平屋 3LDK(+インナーテラス) |
本体価格 | 約3,400万円 |
平屋を開放的に見せるためには、LDKとウッドデッキやテラスを隣接させるとよいでしょう。
視線がぬける場所が生まれるため、開放感を演出することができます。小さな和室を用意することで、和モダンを感じることもできます。
1-3.【外からの目線も気にならない】平屋35坪のおすすめ間取り例
吹き抜けの勾配天井で日当たりがいい
こんな人に人気 | プライバシーを守りたい人 |
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世帯(想定) | 夫婦 |
延床面積 | 35坪 |
間取り | 平屋 3LDK(+土間収納+ウォークインクローゼット+ロフト) |
本体価格 | 約2,000万円 |
※WIC ウォークインクローゼット
建物が低い平屋は、生活空間が外部の目線と重なるため、プライバシーを守るのが難しくなります。
その点、この間取りは道路側の窓を小さく、高い場所に配置しているため安心です。吹き抜けの勾配天井に窓を設置することで、採光にも困ることもありません。
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1-4.【ローコストなのに広い】平屋35坪のおすすめ間取り例
価格を安く抑えたい人におすすめ
こんな人に人気 | ローコストで35坪の平屋を建てたい人 |
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世帯(想定) | 夫婦 + 子供2人 |
延床面積 | 35坪 |
間取り | 平屋 4LDK(+ウッドデッキ+土間収納) |
本体価格 | 約1,500万円 |
平屋でよくある長方形の間取りです。長方形の平屋は、広くなるほど採光が難しくなります。
そこでLDKに大きな窓、ウッドデッキを備えつけることで光あれる空間が実現します。洋室はLDKと切り離すことで、家族間のプライバシーも守られます。
1-5.【収納スペースに困らない】平屋35坪のおすすめ間取り例
洋服好きにも大助かり
こんな人に人気 | 収納場所に困りたくない人 |
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世帯(想定) | 夫婦 + 子供1人 |
延床面積 | 36坪 |
間取り | 平屋 3LDK(+ウォークインクローゼット+ロフト+土間収納) |
本体価格 | 約3,000万円 |
洋服が大好きという方でも余裕を持って過ごせるのがこの間取りです。
寝室の側にウォークインクローゼットが用意されているため、朝起きてから着替えるのも楽になります。ロフトも用意されているので、いざとなれば収納場所を増やせるのもメリットです。
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2.平屋35坪の費用相場とシミュレーション
2-1.平屋35坪の費用相場はどのくらい?
平屋35坪の費用相場は、3LDKの間取りを仮定した場合1,000万円〜3,000万円ほどです。
どのハウスメーカー、資材を選ぶかで価格が上下することはありますが、おおよその相場として上記の価格帯を頭の中に入れておくとよいでしょう。
ただし、中身を考えずに安い物件を選んでしまうと、後になって部屋の中が寒いといったことも起こります。このため、なぜ安いのかを必ず確認し、費用に含まれるものは何かを洗い出すことが大切です。
2-2.平屋35坪を建てる際の費用シミュレーション
平屋35坪の広さとなると、東京周辺では土地の価格上、平屋を建てるのが難しいという方も多いでしょう。
そこで今回は、東京近郊に平屋35坪を建てたとして、シミュレーションをしてみましょう。
建築費用合計:約3,160万円
<内訳>
- 建築本体工事費:約2,212万円
- 付帯工事費、別途工事費:約632万円
- その他諸費用:約316万円
ただし、費用相場やシミュレーションはあくまで目安です。
注文住宅は1戸1戸住宅プランが異なるため、人によって総額が異なる点は念頭に置いておきましょう。
「思った以上に費用がかかった」「予算オーバーした」など、せっかく建てるマイホームで後悔しないためにも、注文住宅を検討する際には、注文住宅のプロに資金計画を相談しておきましょう。
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3.平屋35坪を建てる前に!失敗例からわかる注意点
3-1.【計画段階】広い敷地が必要
3-2.【計画段階】部屋が寒い
安く済ませようとしてしまいました
予算を重視して、断熱材や複層ガラスは使用せず平屋を建てました。その結果、冷暖房効率が悪くなり、冬は足元が寒くて仕方ありません。断熱材がないのにもかかわらず、開放感を出すために天井を高くしてしまったことを後悔しています。
注意点:天井が高いと冷暖房効率は悪くなる
平屋は広くなるほど、天井が高くなるほど全体の空間が広くなるため、冷暖房効率が悪くなります。
特に、断熱材や二重窓を検討しなかった場合は、外からの熱や寒さを受けやすくなってしまいます。
予算内で妥協できる点、できない点をあらかじめ決めて、ハウスメーカー・工務店にアドバイスをもらいましょう。
3-3.【計画段階】プライバシーの確保が難しい
声がリビングからダダ漏れです
リビングと寝室の距離が近いせいでリビングの話声が丸聞こえです。子供が大きくなり、友人を連れてきたらプライベートがダダ漏れで可哀想だと感じるようになりました。リビングと子供の部屋は離すべきだったかもしれません。
注意点:部屋を独立させることも検討する
リビングに各部屋を隣接させ、仕切りを簡単なものにすることで開放感を演出することができます。
こうした間取りは、親が子供の位置をすぐ確認できるため安心ですが、子供が大きくなるとプライバシーに困る可能性は十分にあります。
子供部屋は独立させてプライバシーが守られる部屋としておき、子供が大きくなったら部屋の交換をするなどの対応を取るのがよいでしょう。
3-4.【生活面】防犯性が心配です
外からの目が気になります
平屋にしてから毎日の暮らしが楽しくなりました。開放感にあふれていて、趣味をゆったりと楽しむこともできています。その反面、外からの目が気になります。窓も高い位置に設置しているわけではないので、歩行者と目があうことも。窓ガラスを破って泥棒が入らないか心配です。
注意点:窓は防犯性が高いものを使用する
平屋は窓の位置が低くなるため、そのまま窓を設置すると、外を歩いている人と目線が合うこともあります。視線のシャットダウンはカーテンなどでもできますが、防犯性を心配する方も多いようです。
このため、平屋を建てる際には、人目が気にならない間取りや窓の位置を考える必要があります。
また、防犯性を高めるためには、窓に面格子を設置する、各窓に防犯ブザーを設置するなどの対策方法があります。
以上が、35坪の平屋の失敗例と注意点です。夢のマイホームを建てるなら「絶対に後悔したくない」ですよね。
注文住宅を理想に近い形で建てられるかどうかは、ハウスメーカー・工務店選びにかかっているといっても過言ではありません!
しかし、ハウスメーカー・工務店は全国に数万社あるといわれており、自分たちだけで情報を集め、整理しながら比較していくのは非常に大変です。
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4.平屋35坪でおすすめのハウスメーカー3社
4-1.ミサワホーム
ミサワホームは、32年連続でグッドデザイン賞を受賞しているハウスメーカーです。
性能、コスト、社会、環境への貢献姿勢を評価される同賞を連続受賞しています。この実績は、住宅業界で他に例を見ない成績です。
CENTURY Stylepro HIRAYA
「CENTURY Stylepro HIRAYA」は、「すみずみまで新しい魅力をデザインした平屋」がコンセプトの家です。
インテリアと程よく調和する「シームレスキッチン」を採用した「CENTURY Stylepro HIRAYA」では、子供と一緒に料理を楽しむことができます。
玄関とつながる「蔵」は土間床を使用しているため、土のついたアウトドア用品の収納にも困ることがなくなります。
4-2.三井ホーム
高気密・高断熱住宅に適した「Smart Breeze One」を採用しているのが、三井ホームです。
1階建の広い平屋の場合、寒暖差で引き起こされるヒートショックを心配される方もいるでしょう。
「Smart Breeze One」を使用することで、建物全体の温度のムラがなくなるため、安心して毎日を過ごすことができます。
More Story
三井ホームの独自の断熱材「ダブルシールドパネル」が実装された「More Story」は、開放的な屋根が印象的な平屋です。
ヒートショックが起こりづらく、ルーフウィンドウで光も取り込める空間で、明るい平屋生活を楽しむことができます。
出典:三井ホーム ホームページ
4-3.トヨタホーム
日本の住宅の平均期間が30年ほどのなか、60年長期保証にこだわるトヨタホームが大切にするのは、安心して暮らせる家です。
モノづくりに決して妥協しない「トヨタグループ」ならではの精神は、平屋の中にも随所に張り巡らされています。
HIRAYA Smart Stage plus
吹き抜けとロフトが共存する平屋に住みたいと思っても、なかなかそんな平屋を見つけられない方も多いでしょう。その夢が叶うのが「HIRAYA Smart Stage plus」です。
「ワイズジョイントS工法」を使用したことで実現した平屋は、開放感もさることながら、収納スペースにも困らない暮らしを実現してくれます。
まとめ
35坪で平屋を建てるならどんな間取りにすればよいのか、実際の事例とともにご紹介しました。
35坪に平屋を建てる場合の費用や失敗例からわかる注意点など、ぜひ参考にしていただき、理想の住まいを手に入れてください。おすすめのハウスメーカーもチェックしてくださいね。
この記事のポイント まとめ
以下の5つをご覧ください。
平屋35坪の費用相場は、3LDKの間取りを仮定した場合1,000万〜3,000万円ほどです。詳しい内容や具体的なシミュレーションは「2.平屋35坪の費用相場とシミュレーション」をご覧ください。
以下の4つの失敗例があります。「3. 平屋35坪を建てる前に!失敗例からわかる注意点」では、35坪に平屋を建てる際の注意点と対策もご紹介しています。
「4.平屋35坪でおすすめのハウスメーカー3社」で以下の3つのハウスメーカーの特徴やおすすめポイントをご紹介しています。
土地の広さが足りませんでした
2階建ての建物にするか、平屋にするかを迷っていましたが、まずは土地を買うのが先決と考え、それほど広くない土地を購入してしまいました。その後、土地の広さが平屋には手狭だったと気づき、平屋を建てるのをあきらめることになってしまいました。後悔しています。
注意点:土地を購入する前に建物をどうするか考える
平屋は延床面積がそのまま土地の広さになるため、2階建てなどと比較して広い敷地が必要となります。
そのため、土地を購入してから平屋の間取りを考えると、スペースが足りないと後悔する恐れがあります。まずは2階建てにするか、平屋にするかを決めてから土地を探すのがよいでしょう。