名古屋市は、総人口232.2万人を超える日本全国で3番目に人口の多い政令指定都市です。日本を代表する観光地であり、住みやすい街としても大変人気ですが、最新のマンション売却相場はいくらくらいなのでしょうか？

実は、首都圏の中古マンションの売却相場は2013年以降毎年上昇を続けており、名古屋市内の中古マンションの売却相場も過去最高値です。そのため、マンションを売るなら今がチャンスと言えます。

この記事では、「名古屋市のマンション売却相場」をはじめ、「マンションが高値で売れやすいエリア」や「高く売るためのコツ」などについてわかりやすく解説しています。

マンション売却について基礎から詳しく知りたい方は、『マンション売却で失敗・損しないための注意点』『マンション売却の流れ』も併せてご覧ください。

マンションに限らず、不動産の売却に関してはこちらもご覧ください。

1.最新版｜名古屋市のマンション売却相場

名古屋市には「千種区」や「中区」といった16の行政区があり、エリアによっても相場が大きく異なります。

また、名古屋市は中区にある「栄」を起点に東・西に分けることができますので、ここでは、名古屋市のマンション売却相場を東・西に分けて解説していきます。

• 名古屋市東部の特徴とマンション売却相場の推移
• 名古屋市西部の特徴とマンション売却相場の推移

それぞれ順に見ていきましょう。

1-1.名古屋市東部の特徴とマンション売却相場の推移

まずは、「千種区」や「守山区」がある名古屋市東部エリアの特徴とマンション売却相場の推移を見ていきましょう。

• 名古屋市東部エリアの特徴
• 名古屋市東部のマンション売却相場の推移

一つずつ説明します。

1.名古屋市東部エリアの特徴

名古屋市東部には次の5つの行政区があります。

名古屋市東部は、「名古屋駅」や「栄駅」へも電車で20分圏内とアクセスに優れているほか、名古屋ドームや名古屋城などへも電車で20～25分圏内という便利なエリアです。

名古屋大学がある「千種区」や大学キャンパスが多い「天白区」などは、文教地区として学生も多く活気に溢れていますが、名古屋市東部全体としては、暮らしやすく整備された住環境と、歴史や自然、商業などが調和していることが特徴です。

また、子育てもしやすいエリアですので、ファミリー層を中心に、若い世代や単身者にも人気が高いです。

2.名古屋市東部のマンション売却相場の推移

名古屋市東部のマンション売却相場の推移を2021年3月～2023年2月までの直近2年間で見てみましょう。

以下の表のように、名古屋市東部のマンション売却相場は緩やかな上昇を見せており、2年間の間に2,410万円～2,636万円まで約220万円ほど値上がりしていることがわかります。

出典：レインズマーケットインフォメーション ※2023年3月時点

さらに、平米単価で見てみると2年間で3万円ほど値上がりしていますので、最も売却件数が多い80平米で試算してみると売却相場は約240万円上昇したことになります。

次は間取り別にどのタイプのマンションが売れているのか見ていきましょう。

ここでは、2022年12月～2023年2月時点での名古屋市東部と西部の間取り別売却成約件数を比較しています。

以下の表のように、名古屋市東部では3部屋以上の間取りのマンションが圧倒的に人気があることが分かります。

出典：レインズマーケットインフォメーション ※2023年3月時点

例えば、名古屋市東部の成約件数を見てみると2部屋以下の間取りのマンションは54件、3部屋以上の間取りのマンションは193件と、子供が1人～2人以上いるファミリー向けマンションの売却数が約72%を占めていることがわかります。

さらに、築年数別にどのタイプのマンションが売れているのかも見てみましょう。

ここでは、2022年12月～2023年2月時点での名古屋市東部と西部の築5年～築20年までのマンション売却成約件数を比較しています。

以下の表のように、名古屋市東部では築20年以上のマンション売却数が圧倒的に多いことがわかります。

出典：レインズマーケットインフォメーション ※2023年3月時点

次いで成約件数が多いのは築15年～20年、築10年～15年です。マンション売却には転勤や住み替えなど様々なライフステージの変化が起因しますが、名古屋市東部でマンションを売却するなら、概ね築20年を目安にすると良いと言えます。

以上のことから、名古屋市東部のマンション売却相場は緩やかな上昇を続けており、順調に推移しています。また、特に人気なのは3部屋以上のファミリー向けの物件です。売却数が多いのは築20年以上の物件ということもわかりました。

1-2.名古屋市西部の特徴とマンション売却相場の推移

さらに、「中区」や「西区」を含む名古屋市西部エリアの特徴とマンション売却相場の推移を見ていきましょう。

• 名古屋市西部エリアの特徴
• 名古屋市西部のマンション売却相場の推移

一つずつ説明します。

1.名古屋市西部エリアの特徴

名古屋市西部には次の11の行政区があります。

名古屋市西部は、伝統工芸が盛んなほか、豊臣秀吉や徳川家康ゆかりの史跡をはじめ、武家屋敷が残るなど、歴史を感じる街並みが多いエリアです。

また、「中村区」には名古屋の玄関口であるJR名古屋駅、「東区」にはナゴヤドーム、「西区」にはトヨタグループ発祥の地があるなど、歴史や伝統から、工業・利便性・快適性まで過去と現在が混ざりあった世界観を持っています。

名古屋の中心であるJR名古屋駅へも主要ターミナル駅から20分圏内とアクセスも良く、閑静な住宅地や再開発エリアなど、ファミリー層から単身者までさまざまな暮らしが根付いているエリアです。

2.名古屋市西部のマンション売却相場の推移

続いて、名古屋市西部のマンション売却相場の推移を2021年3月～2023年2月までの直近2年間で見てみましょう。

以下の表のように、名古屋市西部のマンション売却相場は2,614万円～2,646万円とほぼ横ばいです。平米単価で見てもほぼ変わりないことがわかります。

出典：レインズマーケットインフォメーション ※2023年3月時点

このように、名古屋市西部のマンション売却価格は安定しながらゆっくりと上昇しています。

次は間取り別にどのタイプのマンションが売れているのか見ていきましょう。

以下の表のように、2022年12月～2023年2月時点での名古屋市西部と東部の間取り別売却成約件数を比較してみると、名古屋市西部でも3部屋以上のマンションが特に人気があることがわかります。

出典：レインズマーケットインフォメーション ※2023年3月時点

さらに、名古屋市西部の場合には2部屋以下のマンションの売却数も多く、単身者向けのマンションも人気があると言えます。
次は、築年数別にどのタイプのマンションが売れているのか見ていきましょう。

2022年12月～2023年2月時点での築5年～築20年までのマンション売却成約件数を名古屋市西部と東部で比較した結果、以下の表のように名古屋市西部でも築20年以上のマンションの販売数が多いことがわかります。

出典：レインズマーケットインフォメーション ※2023年3月時点

次に築5年～10年、築15年～20年と続いています。マンション売却を築年数で見てみると名古屋市西部でも、築20年以内を目安に売却すると良いと言えます。

以上のことから、名古屋市西部のマンション売却相場は安定しながらゆっくりと上昇しています。また、3部屋以上のファミリー向けマンションだけでなく、2部屋以下の単身者向けマンションも人気です。なお、マンション売却は築20年以内を目安にすると良いでしょう。

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2.名古屋市でマンションが高値で売れる4つのエリア

名古屋市でマンション売却を検討しているのなら、特に名古屋市でマンションが売れやすいエリアを知っておくと良いでしょう。

今、高値で売れやすい名古屋市のマンションは次の通りです。

• ターミナル駅に直通する路線にあるマンション
• 各路線の始発駅にあるマンション
• 文教エリアにあるマンション
• 自然が多いエリアにあるマンション

それぞれ順に説明します。

2-1.ターミナル駅に直通する路線にあるマンション

名古屋市でターミナル駅に直結している路線にあるマンションは、相場よりも高値で売れる可能性が高いです。

最も可能性が高いのは、名古屋を代表するオフィス街のある「名古屋駅」まで短時間で行ける路線です。

例えば、「名古屋駅」まで10分～15分圏内、さらに利用駅まで徒歩5分～10分圏内であれば、そのほかの主要駅までも30分～40分ほどと考えられますので、その利便性は高く評価されるでしょう。

また、名古屋市で一番賑やかな繁華街がある「栄駅」につながる路線も同様に高値で売れる可能性があります。

こうした条件を満たすおすすめ路線は次の3路線になります。

• 地下鉄東山線
• 地下鉄名城線
• 地下鉄桜通線

それぞれ順にご説明します。

1.地下鉄東山線

「名古屋駅」と「栄駅」の双方にに乗り入れている理想的な路線です。名古屋市を東西に横切っており、繁華街や名古屋市のどのエリアにも行くことができる利便性の高い路線です。

地下鉄東山線の行政区と駅は以下の通りです。

2.地下鉄名城線

名古屋唯一の環状線であり、百貨店なのどの商業施設が多く集まる「栄駅」に乗り入れています。また、名古屋大学や名古屋城、名古屋ドームなど、名古屋の名所を網羅しています。

大小の繁華街へもアクセスしやすく、閑静な住宅街が広がる暮らしやすい路線と言えます。

地下鉄名城線の行政区と駅は以下の通りです。

3.地下鉄桜通線

地下鉄桜通線は、「名古屋駅」に乗り入れており、名古屋市では最も新しく、最も深い所を走る路線です。

また、他路線との相互直通運転を行っていないため、運行ダイヤの乱れがほとんど無いことがメリットと言えます。

地下鉄桜通線の行政区と駅は以下の通りです。

ここまでご紹介してきた3路線の駅周辺にあるマンションであれば物件の評価も高いと言えます。

中でも「名古屋駅」と「栄駅」に乗り入れている地下鉄東山線が特に便利ですので、マンションも高値で売れやすいでしょう。

2-2.各路線の始発駅にあるマンション

続いては、「名古屋駅」や「栄駅」などに通勤しやすい路線の中でも、特に座って通勤・通学できる始発駅周辺にあるマンションです。

朝の通勤ラッシュでは電車に乗り込むのも一苦労です。身動きも取れなければ、スマホを見るのも大変で、ストレスが溜まる人も多いでしょう。

ですが、始発駅であれば、工夫次第で必ず座ることができますので、本を読んだりスマホを操作したり…、毎日の電車時間を有意義に使える分だけ評価が高いと言えます。

こうした始発駅を名古屋市内で考えた場合、先ほどご紹介した地下鉄東山線なら「高畑駅」や「藤が丘駅」、地下鉄桜通線なら「太閤通駅」や「徳重駅」が該当します。

各始発駅から「名古屋駅」や「栄駅」までの乗車時間は以下の通りです。

※地下鉄名城線は環状線のため始発駅がありません。

このように、名古屋市ではターミナル駅に一番遠い駅を見ても乗車時間は36分ほどですので、毎朝座って通勤できる始発駅の評価が高いことも頷けます。

このほかに、名古屋市内に始発駅がある路線は次の2路線です。

地下鉄鶴舞線

地下鉄鶴舞線は、「伏見駅」で地下鉄東山線に乗り換えることで「名古屋駅」や「栄駅」に行くことができる路線になります。

始発駅は、「上小田井駅」と「赤池駅」です。上小田井駅は名古屋市「西区」にある始発駅ですが、赤池駅は「日進市」にある駅となります。

各始発駅から「名古屋駅」や「栄駅」までの乗車時間は以下の通りです。

このように「名古屋駅」や「栄駅」へ行くには乗り換えが必要ですが、通勤時間も短くほとんど座って通勤できることを考えるとメリットのある駅と言えます。

また、「丸の内駅」や「伏見駅」へは直通ですので、ビジネス街へ通勤する方にとってはさらに評価も高いでしょう。

あおなみ線

あおなみ線の始発駅は「名古屋駅」と「金城ふ頭駅」になります。金城ふ頭駅は名古屋市「港区」にあります。

ここでは、「金城ふ頭駅」から「名古屋駅」「栄駅」までの乗車時間をご紹介します。

※栄駅へは名古屋駅で地下鉄東山線に乗り換えが必要となります。

名古屋駅まで通勤・通学することを考えると「金城ふ頭駅」を始発駅とするのも便利ですので評価も高いです。

このように、名古屋市内にある始発駅の場合、通勤時間はほぼ30分以内であることと、毎朝の通勤ラッシュをストレスフリーにできるメリットはマンション購入者にとって大きなポイントと言えるでしょう。

2-3.文教エリアにあるマンション

名古屋市の「千種区」や「昭和区」といった文教エリアにあるマンションも相場よりも高値で売れやすい傾向にあります。

というのも、文教エリアは特別用途地区の一つであるため、パチンコ店やホテル、キャバレーといった施設の建設に規制を設けており、文教的な環境の維持向上を目的としているからです。

こうした学びに適した街づくりを行っているエリアですので、学生だけでなく子育て環境としても人気が高いです。

名古屋市の文教エリアを路線・駅で見ると次のようになります。

どの駅にも高級住宅街が多く広がっていますが、こうした駅周辺であればターミナル駅への通勤にも便利であるため、マンションも高値で売れやすいと言えます。

2-4.自然が多いエリアにあるマンション

名古屋市で相場より高値で売れやすいマンションの特徴として、自然豊かな住環境であることにも注目が集まっています。

というのも、新型コロナウィルスとの共生が定着し、リモートワークが広く普及したことによって、自然と触れ合う暮らしに快適性を求める人が増えているからです。

名古屋市16区の中で特に自然環境が豊かなエリアは次の4区です。

• 名古屋市守山区
• 名古屋市名東区
• 名古屋市天白区
• 名古屋市緑区

それぞれ順に見ていきましょう。

1.名古屋市守山区

名古屋市「守山区」は、豊かな自然環境が多く、交通機関や幹線道路の整備も行き届いた閑静な住宅街が広がるエリアです。

また、愛知県立大学や金城学院大学のキャンパスがある文教エリアとしての性格も併せ持っており、子育て環境としても恵まれています。

北東部には、名古屋市最高峰の東谷山（標高198m）、その山頂には尾張張神社があります。周辺には「東谷山フルーツパーク」や「愛知県森林公園」などもあり、ファミリーでのお出かけにも人気です。

名古屋市「守山区」に乗り入れている路線・駅は次の通りです。

2.名古屋市名東区

名古屋市「名東区」は、名古屋市でもトップレベルに人口が多く、現在も人口が増え続けているエリアですが、緑地も多く残っているほか、都市公園も100か所以上整備されています。

牧野ヶ池緑地をはじめ、猪高緑地や明徳公園など自然に触れ合える場所が多く、香流川や植田川の景観を楽しめることも魅力です。

さらに、子育て支援サポートやイベントも整っていることから、自然の中で子育てをしたい若い世代にとても人気があります。

名古屋市「名東区」に乗り入れている路線・駅は次の通りです。

3.名古屋市天白区

区内には天白川や植田川が流れており、西部には音聞山、北部には植田山、南部には相生山といった小山に囲まれています。

一年を通じて多くの人が訪れる天白川緑地や相生山緑地にある「オアシスの森」など、自然と触れ合える場所も多く、温水プールのある「天白スポーツセンター」や、テニスコートが20面もある「東山公園テニスセンター」などアクティビティも充実しています。

名古屋市「天白区」に乗り入れている路線・駅は次の通りです。

4.名古屋市緑区

名古屋市の中でもトップレベルに人口の多いエリアです。区の東西を扇川が流れており、西部には天白川、南部には大高川が流れています。

また、大高緑地などが整備され、緑と触れ合える自然豊かなところも人気です。

そのほかにも、国の伝統工芸に指定されている「有松・鳴海絞り」や、きれいな水を使った酒造も盛んに行われています。

名古屋市「緑区」に乗り入れている路線・駅は次の通りです。

ここまで、名古屋市で相場よりも高く売れやすいマンションの特徴を見てきましが、実際には最寄り駅までの距離や利便性、築年数によっても価格は大きく変わるということを覚えておきましょう。

売却を考えている方は、マンションの査定を実施してより詳しい価格を把握しておきましょう。
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3.名古屋市のマンションを高く売るための5つのコツ

名古屋市でマンション売却を検討されている方は、高値で売るために必要なコツもおさえておきましょう。

次の5つのコツを知っていれば、マンション売却時に損をすることはまずありません。

• 売却期間に余裕をもってスケジュールを立てる
• 築年数が浅いうちに売却する
• 必ずマンションの売却相場を把握する
• 複数の不動産会社に査定を依頼する
• マンション売却が得意な不動産会社を見つける

それぞれ詳しく説明します。

3-1.売却期間に余裕をもってスケジュールを立てる

一般的にマンションを売却するには3か月～6か月程度かかると言われています。

しかし、マンションを売却するとなると、想像以上に時間や労力を要するものですし、想定外のことが起こる可能性さえあります。

こうしたことを踏まえると、売却期間にはしっかりと余裕を持たせてスケジュールを組むことが大切だと言えます。

以下の表は、マンション売却の流れの目安となる期間です。

特に、なかなか買い手がつかないケースでは、売却期間に余裕を持たせていないと焦ってしまうことになりかねません。結果として相場よりも安く売ることになれば、損をすることになりますので注意が必要です。

なお、マンションを早く売るコツについて詳しく知りたい方は「マンションの売却期間は何か月？早く売るコツはあるの？」も参考にしてみてください。

3-2.築年数が浅いうちに売却する

名古屋市でのマンション売却は築年数の浅いうちが特におすすめです。

というのも、 一般的に不動産は築年数が経過するごとに建物の価値が減少するため、売却価格も下がってしまうからです。

2023年2月の「レインズデータライブラリー」の月例マーケットウォッチによると、愛知県の中古マンションの在庫状況は平均築年数が25.32年となっています。

つまり、名古屋市でマンションを売却するなら、築25年までを目途に売却することが高く売る秘訣と言えます。

3-3.必ずマンション売却相場を把握する

あなたがマンションの売却を検討しているなら、まずは「いくらくらいで売れるのか？」売却相場を把握することが大切です。

なぜなら、はじめから不動産会社に査定を依頼しても、相場価格を把握していなければ査定額が「妥当かどうか見極めることはできない」からです。

マンションの売却相場は次の2つの方法を使って調べる事ができます。

• レインズ・マーケット・インフォメーション
• 土地総合情報システム

それぞれの特徴を見ていきましょう。

1.レインズ・マーケット・インフォメーション

「レインズ・マーケット・インフォメーション」は、不動産流通機構が運営している不動産売買に関する情報提供サイトです。

これまでに取引されたマンションの売却価格をはじめ、物件の成約時期や築年数、間取りなども公開されていますので、類似物件があれば大体の売却相場を把握することができますよ。

2.土地総合情報システム

「土地総合情報システム」は、国土交通省が公開している不動産取引価格の情報検索サイトです。

不動産売買を実際に行った人を対象にしたアンケートをもとに、その結果をデータベース化してさまざまな情報を公開しています。

実際の成約価格を知ることができるため、売りたい物件の過去のデータがあれば正確な情報を入手することができます。

なお、あなたのマンションの相場価格を調べる方法は「マンションの売却価格の調べ方は？相場と適正価格を知る方法」でも詳しくご紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。

3-4.複数の不動産会社に査定を依頼する

マンションの査定を行う際には、複数の不動産会社へ依頼することがとても大切です。というのも、査定を行う不動産会社はそれぞれ独自の不動産査定基準を設けているため、査定結果も必然的に異なってくるからです。

そのほかにも、不動産会社によって得意なエリアや物件の種別、売却実績なども異なるため、一社だけの査定依頼では、本当に相性の良い不動産会社を見つけることは難しいと言えるでしょう。

以上のことを踏まえて、数多くある不動産会社の中から自分に合った会社を見つけるためには、一括査定サイト「不動産売却 HOME4U（ホームフォーユー）」を活用することをおすすめします。

「不動産売却 HOME4U」 なら、厳選された優良企業2,100社のうち、最大6社を厳選してあなたのマンションの価値を無料査定してくれますよ。また、12,500件以上の口コミを参考に、自分に合った不動産会社を見つけることもできて安心です。

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3-5.マンション売却が得意な不動産会社を見つける

不動産会社によっても得意な物件や不得意な物件があるものです。例えば、土地の売買は得意だけれど、マンションの販売実績は少なく得意ではなかったというケースも考えられます。

そこで、マンションの売却を得意とする不動産会社を見つけるためには、必ず直近の販売実績を見せてもらいましょう。ご自身と同じマンションや類似するマンションの販売実績が豊富な不動産会社なら安心と言えます。

そのほかにも「売却仲介経験の長い担当者が在籍しているか？」「マンション売却への疑問や不安に親身に答えてくれる担当者がいるか？」なども検討材料にしてみると良いでしょう。

なお、マンションを高値で売るコツについてもっと詳しく知りたい方は「マンションを相場より高く売るコツと「売り時」のタイミングを徹底解説」も参考にしてみてください。