はじめてのマンション売却!素朴な疑問や売却の流れをやさしく解説

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

はじめてマンションを売却する際、「何をどうやって進めていけばいいのか分からない」という方は多いでしょう。

以前放送されていた家を売る人気ドラマ「家売るオンナ」では、引越後の状態で物件案内しているシーンも多かったので、「家って住みながらだと売れないの?」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実際のマンション売却は、ドラマのようにはいきません。準備も必要ですし、売却までにはある程度の時間がかかります。

そこで、この記事では初めてマンションを売却する人向けに、「マンション売却の基本」についてやさしく紹介いたします。

まずは、よくある素朴な7つの疑問について回答し、次に、マンション売却の流れについて紹介いたします。

最後までお読みいただくと、マンション売却についての疑問が解決できるだけでなく、失敗しないためのポイントをしっかりおさえることができます。ぜひ、この記事をお読みいただき、スムーズにマンション売却を進めてください。

売却を考えているけど、難しい話をたくさん読むのは苦手」「すぐに売却したい」という方は、この記事をざっくりと大枠で押さえた上で、まずは「HOME4U(ホームフォーユー)」を使って複数の不動産会社にまとめて売却査定を依頼してみることをおススメします。
NTTデータグループが運営する「HOME4U」は、全国規模の大手企業から、実績豊富な地域密着型の企業まで、全国約1,300社と提携しています。複数の優良企業から査定価格をまとめて取り寄せることができるので、1社1社、自ら不動産会社を探して依頼する必要がありません。複数の企業を比較できるから、あなたの不動産を高く売ってくれる会社が見つかります
ぜひ比較して、信頼できる、最適な不動産会社を見つけてください。

1. マンション売却の素朴な7つの疑問

最初に、はじめてマンションを売却する方がよく疑問に感じる7つの点について解説していきます。

1-1. 売却にはどれくらい期間がかかるの?

売却では、販売に要する標準的な期間が3ヶ月、売買契約から引き渡しまでが1ヶ月かかります。

査定などの準備で2週間程度を見込むと、すごく順調にいって4.5ヶ月程度です。

売却期間で変動してしまう部分は、販売期間の3ヶ月のところです。
販売期間は1~2ヶ月くらいで売れる場合もあれば、半年や1年以上かかる場合もあります。

販売期間が長期化してしまうのは、売り出し価格の設定が高過ぎたり、不動産会社の熱意が低かったりすることが原因となることが多くあります。

また、駅から遠かったり、築年数が古かったりすると、売却しにくいので販売期間は長期化する傾向にあります。

売却期間は、順調に言って4.5ヶ月くらいですので、ゆとりをもって6ヶ月くらいで計画しておくことをおススメします

1-2. 住宅ローンが残っていても売れるの?

住宅ローンが残っていても、マンションの売却は可能です。

マンションの住宅ローン残債は、引き渡し時に買主から入金されるお金で一括返済を行います
引き渡し時は、住宅ローンの「抵当権の抹消」を同時に行います。

抵当権とは、銀行がマンションを担保としている権利のことです。
万が一、住宅ローンを借りている人が、借金を返済できなくなったときに、銀行がマンションを売却することによって住宅ローンを回収するための権利が抵当権になります。

銀行の抵当権をマンションから外すことを「抵当権の抹消」と呼びます。

抵当権が付いたままだと、マンションを売却することはできません。
一方で、マンションを売却代金で住宅ローンを返済しないと、抵当権は抹消できません。

そのため、売却と抵当権の抹消は、同時に行うことになります。
引き渡しのときは、売主の銀行担当者も同席するので、マンションを売却することが決まったら、銀行に連絡しておく必要があります。

また、売却代金で住宅ローン残債が返済できるかどうかも、事前の確認が必要です。
不動産会社に査定を依頼する前に、住宅ローン残債を把握しておきましょう。

1-3. 価格はどうやって決まるの?

中古マンションの価格は、建物の築年数や、その時々の市況によって決まります。

マンションは、建物と土地の価格の合計です。建物価格は、新築時から一貫して下がり続けます。土地価格は、景気の動向によって上がったり、下がったりします。

マンション価格は、建物価格の下落の影響が大きいため、多くの場合、買ったときよりも売ったときの方が値段は下がっています。

ただし、例外的に土地価格が非常に安い時期に購入し、土地価格が非常に高い時期に売却すると、買ったときよりも売ったときの方がマンション価格は高くなるようなこともあります。

マンション価格は、そのときどきによって値段が変わるため、売却活動に入る直前に査定をしないと適正な価格が分かりません
マンション売却の第一歩は査定を依頼することからスタートします。

査定の依頼は、マンションの売買の取り扱い実績の多い不動産会社に依頼して行うとよいでしょう。

1-4. 費用はどれくらいかかるの?

マンションの売却では、ざっくり言うと売却価格の3.5%程度の費用がかかります。

マンション売却で必要な費用は以下のような項目です。

  1. 仲介手数料
  2. 印紙税
  3. 抵当権抹消登録免許税
  4. 司法書士手数料
  5. その他(ハウスクリーニング費用など)

1つ目は仲介手数料です。
仲介手数料は、不動産会社が受け取ることのできる報酬上限額が法律で決まっています

報酬上限額は、マンションの売却価格が400万円超の場合、「売却金額の3%とプラス6万円」です。

不動産会社は、通常、報酬上限額を請求しますので、仲介手数料の相場も「売却金額×3%+6万円」となっています。

例えば、マンションを4,000万円で売却した場合、仲介手数料は以下のように計算されます。

仲介手数料 = 売却金額 × 3% + 6万円
      = 4,000万円 × 3% + 6万円
      = 120万円 + 6万円
      = 126万円

また、仲介手数料は売却が決まったときのみ支払う成功報酬であることも法律で定められています
マンション売却では、最初に不動産会社に査定を依頼しますが、査定料を取られたり、着手金を取られたりすることはありません。

不動産会社は売却が決まるまで、色々手伝ってくれますが、売却が決まるまでの一連の営業行為は全て無料となります。

仲介手数料は、売買契約時に50%、引き渡し時に50%を支払うのが一般的です。

2つ目は印紙税です。
マンションの売却は、金額が大きいため、売買契約書を作ります。
売買契約書は、課税文書と呼ばれる印紙を貼らなければいけない書類です。

印紙とは、切手のようなものですが、印紙を売買契約書に貼りつけることで印紙税を納税します。

売買契約書に貼りつける印紙は、契約書に記載する売買金額によって異なります。
中古マンションの価格は3,000万円~5,000万円の物件が多いです。

500万円超~1億円以下の印紙税は、金額によって以下のような税額となっています。

契約書に記載する売買金額 貼付する印紙税
500万円超1,000万円以下 5,000円
1,000万円超5,000万円以下 10,000円
5,000万円超1億円以下 30,000円

印紙税は売買契約書に貼付ますので、売買契約時に発生します。

3つ目の費用は、抵当権抹消の登録免許税です。
抵当権抹消の登録免許税は、登記簿謄本から銀行の抵当権の記載事項を消す際に、法務局に支払う税金のことです。

抵当権抹消の登録免許税は、不動産1個につき1,000円です。
通常、マンションは土地1つ、建物1つの不動産ですので、抵当権抹消の登録免許税は2,000円になります。

抵当権抹消の登録免許税は、抵当権を抹消する引き渡し時に発生します。

4つ目の費用は、司法書士手数料です。
抵当権抹消手続きは司法書士に依頼しますので、その司法書士に対して手数料を支払います。

司法書士手数料は、15,000円程度です。
司法書士手数料も、抵当権を抹消するタイミングですので、引き渡し時に発生します。

5つ目として、その他の費用が発生するケースがあります。
例えば、人によっては購入希望者に家の中を見せる前にハウスクリーニングを実施する人もいます。

キッチンやバス、トイレ、洗面所などの水回りはハウスクリーニングを利用して掃除をしておくと、購入希望者の心象を良くします。

ハウスクリーニングは、マンションを売却するテクニックとして、割と広く行われています。
必須ではありませんが、水回りの汚れが気になる人は、検討してみるのも良いかもしれません。

ハウスクリーニングは、キッチンやトイレ等、部分によって金額が異なります。
何を掃除するかによって金額は異なりますが、5~6万円程度の予算の範囲内で実施する人が多いようです。
ハウスクリーニングは、不動産会社に仲介の依頼を契約した後すぐのタイミングで行うとよいでしょう。

以上の5つの費用を計算すると、3,000万円のマンションを売却した場合は、以下のようになります。

仲介手数料:96万円(=3,000万円×3%+6万円)
印紙税:1万円
抵当権抹消登録免許税:0.2万円(土地1個1,000円+建物1個1,000円)
司法書士手数料:1.5万円
ハウスクリーニング費用:5万円
合計:103.7万円

103.7万円は3,000万円に対して約3.46%です。
売却費用は、売買代金の3.5%程度かかるとイメージしておきましょう。

1-5. 住みながらでも売れるの?

住みながらでもマンションの売却は可能です。

住宅ローンが残っている人が買い替えをする場合には、先に物件を購入してしまうと、売却物件と購入物件で二重に住宅ローンを支払うことになります。

そのため、住み替えをする人は、売却を先に行うため、住みながら売る人が多いです。
売却を先に行う住み替え方法を「売り先行」と呼びます。
逆に購入を先に行う住み替え方法は「買い先行」と呼ばれます。

住みながら売る人は、生活した状態のままマンションを売るため、なるべく生活感が出ないように整理整頓などを行う必要があるかもしれません。

まず、インターネットに物件広告写真を載せますので、写真が撮れる状態にする準備が必要です。

次に購入希望者が家の中を見に来ますので、それに対応しなければなりません。
購入希望者が家の中を見にくることを「内覧」と呼びます。

「買い先行」であれば、写真もきれいに撮れますし、内覧も不動産会社に任せることができますので、売るのは楽になります。

もし住宅ローンを完済しているようなケースであれば、買い先行を選択した方が良いでしょう。

売り先行は少し大変になりますので、売却が長引かないように、「高過ぎない売り出し価格の設定」や「対応の早い不動産会社を選ぶ」などが重要となってきます。

1-6. リフォームしなくても売れるの?

マンションはリフォームしなくても売却可能です。

リフォームすると高く売れやすくなることは間違いありませんが、リフォーム代を売却代金にすべて上乗せして売ることは難しいので、リフォームはせずに売却することをおススメします

例えば、「(リフォームなしに)3,000万円で売却できるマンションに、500万円かけてリフォームした場合」を考えてみましょう。

リフォーム後のマンションが3,500万円以上で売却できればよいのですが、実際には3,200万円程度でしか売れなかったとすると、せっかく500万円かけてリフォームしたのに200万円しか回収できず、300万円も損をしてしまうことになります。これでは、わざわざリフォームする意味がありません。

このように、実際にはリフォーム代をすべて上乗せした金額で売却できない場合が多いので、リフォームはせずにマンションを売却することをおススメします。

一方で、設備が壊れている場合などは、修繕した方がよいことも。
リフォームは「使えるものを新しいものに変える」行為ですが、修繕は「使えないものを直す」行為ですので意味合いが異なります。

壊れているものがあったとしても、買主が了解すれば売却することはできます。この場合、修繕は必須ではありません。
ただし、壊れている設備がある場合には、売却の障害になりますので、基本的には直した上で売却した方がよいでしょう。

1-7. エアコンは外して売れるの?

エアコンやウォシュレットなど、取り外せる設備は、取り外して売却するのが原則です。
引越先で使いたい場合には、はずして持っていっても構いません。

逆に、買主の同意を得られれば、残して売ることもできます。
ただし、壊れたエアコンを残していくのは絶対にNGです。
エアコンを残す場合は、正常に作動し、かつ、買主が了承した場合のみです。

エアコンやウォシュレットは「不動産」ではなく「動産」に分類されます。
基本的に不動産の売却対象とはなりませんので、外して持って行っても大丈夫です。

2. マンション売却の流れを知ろう

この章では、マンション売却の流れとそれぞれのポイントについてご紹介します。
まずは、こちらの図で、マンション売却の流れを確認してください。

売却の流れは、おおまかに7つのステップに分かれます。

ステップ1の準備段階では、スケジュールの計画や、住宅ローン残高の確認、書類の有無の確認等を行います。

ステップ2の査定以降は、マンション売却において重要な流れとなるため、本章で詳しく解説いたします。
ポイントをおさえることで、高く早く売れる可能性が高まります。損をしないよう、各項目をしっかりチェックしてください。

2-1. 査定を依頼する

中古車の下取りをイメージしてもらうと分かりやすいのですが、世の中全ての中古品は、最初から値段が決まっているわけではありません。中古車も、走行距離やキズの具合などで値段が変わります。

マンションも同様に、まずはそのマンションがいくらくらいで売れそうなのかを、プロの不動産会社に見てもらう必要があります
このいくらで売れそうかを判断してもらう行為が「マンション査定」です。

マンションは、査定をすることではじめて売り出し価格を決めることができます。
売り出し価格は安ければ損をしますし、高過ぎると売れなくなるため、査定はマンション売却の成功を決める最重要ポイントとなります。

マンション売却では、査定という最重要ポイントが、いきなり訪れます。
査定は不動産会社選びとも連動しています。不動産会社選びで失敗したくはないですよね。
そのまま売却まで依頼できる「良い不動産会社」に査定を依頼してしまうことが、スムーズにマンション売却を進める鍵となります。

ただ、「良い不動産会社」といっても、「一体どの不動産会社が良いのかよくわからない」という方がほとんどかもしれません。
「すでに第三者が一定の基準をもとに不動産会社を厳選してくれていて、その中から(売却したいマンションに)ぴったりの不動産会社を紹介してくれるサービスがあれば・・・」ときっと思われることでしょう。

今やマンション売却の査定では、第三者がしっかりと不動産会社を選別している一括無料査定サービスを利用するのが、主流になってきています。

現在所有されているマンションを高く早くスムーズに売却したいという方は、「不動産売却 HOME4U(ホームフォーユー)」をぜひご利用ください。
物件などの必要な情報を入力するだけで、売却を希望するマンションのエリアやマンション売却を得意とする複数の不動産会社が抽出され、手間をかけることなく、複数の不動産会社に一括で査定を依頼することができます。

「不動産売却 HOME4U」は、18年の実績があり、日本で最も長く続いている一括査定サービスです。長い運営実績から、運営会社であるNTTデータグループには、信頼できる不動産会社を選ぶノウハウが備わっています。提携企業は、NTTデータグループによる厳しい審査を通り抜けた不動産会社のみ。大手企業はもちろん、地元の信頼を得てきた全国の中小企業も網羅しているのは、HOME4Uだけです。

マンション売却が成功するか否かは、査定~売り出し価格を決める時点で決まるといっても過言ではありません。
査定価格(査定結果)は、不動産会社によって異なることも珍しくありません。場合によっては、数百万円の開きが出てしまうこともあります。

損なく高く早くスムーズにマンションを売却したいという方は、ぜひHOME4Uを利用して一社だけでなく複数の信頼できる不動産会社に査定を依頼しましょう。査定結果をもとに適正な売り出し価格を決定してください。

2-2. 不動産会社に売却を依頼する

査定が終わったら、不動産会社に仲介を依頼します。

不動産売却 HOME4U」を使った場合、複数の不動産会社から査定をもらった後、査定価格などから不動産会社を決めて、売却活動を進めてもらうための仲介を依頼します。
どの不動産会社に仲介を依頼するかを決める際に重要なポイントは、査定価格の他、営業マンとの相性です。

「説得力がある」、「専門知識があると感じられる」、「対応が親切である」、「話しやすい」等の営業マンの素養を加味した上で選ぶことをおススメします。

マンションの販売期間はそれなりに長く、販売期間中には、困ったことや疑問に思うこと等が自然と発生します。
そのため、気の合わない営業マンを選んでしまうと、その後ギクシャクしてしまいマンション売却がうまく運ばなくなってしまいます。

売り出し価格が高過ぎると売却が長期化してしまう傾向があります。高い査定価格だけで不動産会社を選んでしまうと、後悔することになるかもしれません。中には、なかなか売れない苛立ちを営業マンにぶつけ、不動産会社と大喧嘩しながら売る人も見かけます。

不動産会社の良い営業マンの条件は、例えば以下があげられます。

  • 売買に関する一通りの説明が分かりやすい
  • 売主の要望をよく聞いてくれる
  • テキパキと対応してくれる
  • 心遣いを感じられる
  • 知識の豊富さや経験の豊かさを感じられる

良い営業マンを選ぶと、全ての対応が早く、売却期間も短くなる傾向があります。
些細な疑問も答えてくれますので、不安も解消され、最後まで安心して売却することが可能です。

尚、不動産会社に売却を依頼する契約のことを媒介(ばいかい)契約と呼びます。
不動産会社を選んだら、媒介契約を締結しましょう。

媒介契約については、こちらの記事も参考にしてみてください。

関連記事「高く!早く!手間なく不動産売却 3つの媒介契約をとことん比較!

2-3. 販売活動を開始する

媒介契約を締結したら、具体的な販売活動に移ります。
販売期間は標準期間が3ヶ月ですが、早い人は1ヶ月、長い人は1年以上かかってしまうこともあります。

販売期間が長引くと、ストレスが溜まりますので、しっかりと準備をした上で売却に臨んでください。

販売開始に当たり、まず重要なのは売り出し価格の設定です。
売り出し価格は、基本的には査定価格になりますが、住宅ローンの残債状況によってはもっと高く売りたい等の希望があると思います。

最終的には売主の判断で決めることになりますが、あまり高い値段を付け過ぎると、売却自体ができなくなる原因となります。
売り出し価格は不動産会社とよく相談した上で決めるようにしましょう。

売り出し価格が決まると、不動産会社がSUUMO等の不動産ポータルサイトに広告を掲載してくれます。広告費は不動産会社の負担です。

広告には写真をたくさん載せた方が良いので、できるだけ全ての部屋の写真を色々な角度から取ってもらうようにしてください。住みながら家を売却する場合には、写真撮影用に荷物を片付けておくのが良いでしょう。

購入希望者は、インターネットの広告で興味がわくと、実際に物件の中を見にきます。
購入希望者が物件を見学しにくることを「内覧」といいます。
内覧は土日に集中しますので、販売期間中はご主人か奥様のいずれかが対応できるように体制を整えておくとよいでしょう。

販売期間を長期化させないためにも「高過ぎない売り出し価格の設定」と「不動産会社選び」は重要になってくるのです。

親切な営業マンを選ぶと、内覧にどのような人が来るかといった情報も、事前に教えてくれます。
内覧には営業マンも来てくれますが、物件も上手にアピールしてくれます。

前節でも紹介しましたが、不動産会社は査定価格だけでなく、営業マンの対応力のようなものを重視して選ぶのが重要なのです。

尚、内覧に当たっては、準備しておきたいことが2つあります。

  1. 設備の動作確認をしっかりしておくこと
  2. 水回りは綺麗にしておくこと

内覧時には、購入希望者から色々質問が来ます。
特に、購入希望者が気にするところは、「マンションに備付の設備」がきちんと動くかという点です。

マンションの設備には、例えば浴室乾燥機やインターフォン、ディスポーザー、食洗器、電子レンジ、ガスコンロ等があります。
「きちんと動く」または「この機能は壊れている」等の状況を把握し、質問に答えられるように準備しておいてください。

また、中古マンションでは、キッチンやバス、トイレ、洗面所といった水回りの部分に古さが目立ってしまいます。水回りはきちんと掃除しておくようにしましょう。

2-4. 売買契約を締結する

購入希望者が、物件を気に入ってくれたら、いよいよ売買契約になります。

購入希望者は、まず「買付証明書」と呼ばれる書面を提示します。
買付証明書は、買主の正式な意思表示となりますが、買付証明書だけでは売買契約は成立しません。

買付証明書には、具体的な購入希望価格が書かれています。
購入希望価格は売り出し価格の満額が記載されているわけではなく、売り出し価格よりも低い場合があります。
売り出し価格よりも低い場合は、値引き交渉をしてきているということです。

中古マンション売却では、あまり高過ぎる価格設定をしてしまうと、値引き交渉が多く、売却を決断する際に逆に判断に迷ってしまいます。

売り出し価格を適正なものにすれば値引きすることなくマンションは売却できますので、売り出し価格はよく考えて設定するようにしてください。

もし、高めのチャレンジ価格で売りたい人は、事前に「いくら以上の金額が出たら売ろう」という最低売却価格を決めておくことも必要です。

納得できる買付証明書が出てきたら、応諾して売買契約となります。
買付証明書は、早いもの勝ちですので、一番早く納得いく金額を出してくれた人に売るのがルールです。

売買契約時には、買主から手付金を受領します。手付金は売買代金の10%が相場で、残りの90%は引き渡し時の入金となります。

また、売買契約時には仲介手数料も50%支払うのが通常です。残りの50%は引き渡し時に支払うことになります。

仲介手数料は、結構な金額となりますので、50%を用意しておくのを忘れないようにしましょう。

2-5. 引き渡しを行う

売買契約が終わると、次は約1ヶ月後に引き渡しとなります。

その間に、買主は住宅ローンの本審査を通します。売主は引越を行って家を空き家の状態とします。
また、引き渡しまでの間に、売主と買主が立ち会って設備の動作確認を行います。

もし、住み替えで新たに物件を購入する場合には、購入手続きについても同時に進めることになります。

最初は、「売買契約から引き渡しまで、なんで1ヶ月もあるのだろう」と思いがちですが、実は売買契約から引き渡しまでの間はやることも多く、バタバタします。

引き渡しは、買主が住宅ローンを組む場合、買主が利用する銀行で行うのが通常です。売主と買主、不動産会社、売主の銀行担当者、買主の銀行担当者、司法書士が揃って行います。

司法書士は、所有権移転登記などの登記手続きを行ってくれる人です。
通常は不動産会社が司法書士を手配してくれますので、司法書士は探さなくて大丈夫です。

住宅ローンが残っている場合は、売主の銀行担当者も引き渡し時に同席してもらいます。
売主の銀行担当者は、抵当権を登記簿謄本から抹消するのに必要な書類を持参してきます。

引き渡しでは、売買代金の中から手付金を除いた残金の入金を受けます
また、仲介手数料の残金50%を不動産会社へ支払います

2-6. 必要な場合は確定申告を行う

マンションを売却した後は、確定申告が必要となる場合があります。
確定申告が必要な場合は、売却の翌年の2月16日から3月15日までの間に確定申告を行います。

確定申告が必要な人は、以下の2つのパターンの人です。

  1. 税金を納める必要のある人
  2. 税金の特例を利用する人

まず、マンションを売却すると、「税金が発生する場合」と「税金が発生しない場合」があります

イメージとしては非常に高く売れると税金が発生し、それほど高く売れなければ税金は発生しません。

非常に高く売れた場合でも、自宅の売却では税金を節税してくれる特例がありますので、その特例を使うと税金は発生しないことが多いです。

マンションを買ったときよりも若干下がった金額と比較して、高く売れた場合は税金が発生し、安く売れた場合は税金が発生しないという仕組みになっています。

この「マンションを買ったときよりも若干下がった金額」というのは「取得費」と呼ばれます。

取得費は「減価償却」という計算ルールによって機械的に求める必要があります。

例えば、20年前に5,000万円で購入したマンションは、取得費は4,500万円くらいになっています。
築20年のマンションが4,500万円よりも高く売れれば税金が発生し、安くなると税金は発生しません。

実際のところ、取得費を超えて売却できるマンションは少ないので、税金が発生するケースは稀です。

とりあえず、最初の段階では売却時に多額の税金がかかるようなことは、あまりないと考えてもらって大丈夫です。

ただし、税金の計算をする上で、取得費を求めるために購入当時の売買契約書が必要となります。

そのため、今の段階では購入当時の売買契約書を探しておくことが重要です。
また確定申告は引き渡し後ですので、購入当時の売買契約書は引き渡し後も大切に保管しておいてください。
確定申告については、こちらの記事で詳しく解説しています。

関連記事「するの?しないの?すべきなの?不動産売却の確定申告全知識

お家のいろは コラム “2020年3月末までに絶対に売却した方が良い理由”

少し専門的な話になりますが、知っておいた方が良い情報なのでお伝えします。
マンションを売るなら絶対に2020年3月末までに売却した方が良いです。

2020年4月から民法という法律が大きく変わります。
民法は我々の生活の根幹を規定する法律なので、マンション売却にも影響を及ぼします。

新しい民法では、売主に「契約不適合責任」という責任が課されるようになります。
簡単に言うと、契約内容と違ったものを売った場合、売却後に買主から「直してください」とか「代金を減額してください」といった請求を受けるようになります。

例えば浴室乾燥機が正常に動くという前提で契約したのに、動かなかった場合、契約内容とは異なるので、売却後に「直してください」という要求が来るようになります。

売却後に買主が「直してください」とか「代金を減額してください」と言えるのは当たり前のような気もしますが、実は今の民法では買主にそこまで言える権利は認められていません。

2020年4月以降は、売却時のマンションの状態を、こと細かく売買契約書に明記していく必要が出てきます。

買主にとっては、安心して中古マンションを買えるようになる嬉しい改正なのですが、売主にとっては面倒臭い改正です。

改正後に売るとややこしいことが増えるのは間違いありません。
2019年はマンション価格も高いので、売却するにはちょうど良い時期です。
マンションの売却なら、民法改正前の2020年3月までに売ることをおススメします。

まとめ

いかがでしたか。マンション売却について、はじめての方の疑問に答える形で解説をしてきました。

マンション売却についての疑問の答えは、本記事でみつかりましたでしょうか。
よくある疑問についておさらいです。

  1. マンション売却は標準的な販売期間で3ヶ月、売買契約から引き渡しまで1カ月かかります。
  2. 住宅ローンが残っている場合は、売却と同時に住宅ローンを一括返済します。
  3. 価格はその時に中古マンション市況に応じて決まります。
  4. 費用はざっくり売却価格の3.5%程度を見込んでおきましょう。
  5. 住みながらでもマンションは売却可能です。
  6. リフォームは原則、必要ありません。
  7. エアコン等の外せる設備は外して売却できます。

マンション売却成功は、査定が重要なポイントです。
査定にはぜひ「不動産売却 HOME4U」を利用して、高く早くスムーズなマンション売却を進めてください。

あなたのマンション、いくらで売れる?
無料で査定価格をお取り寄せ

「これからマンションを売ろうと思っているけど、何から始めれば良いかが分からない」
と、お悩みでしたら、不動産会社に査定を依頼してみることから始めましょう。

HOME4U(ホームフォーユー)」は、複数の不動産会社にまとめて査定を依頼できるサービスです。

しかも、大手不動産会社も、地域に密着した中小企業とも、提携している一括査定サイトは「HOME4U」だけ。

他にはない、この顔ぶれ。大企業から中小企業まで、全国1,300社の不動産会社を厳選!

NTTデータグループが18年以上運営している老舗の不動産一括査定サイト。提携している不動産会社は、厳しい審査を潜り抜けた信頼できる会社のみです。安心して査定をご依頼ください。


無料で査定依頼をしてみる

SNSでもご購読できます