マイホームを購入する際、戸建てにするのか、マンションにするのか…家の種類について迷う方も多いのではないでしょうか。
新築や中古など、物件の状態も住まい選びの重要なポイントです。
- 新築戸建て住宅(注文住宅・規格住宅・建売住宅・分譲住宅)
- 中古戸建て住宅
- 新築マンション
- 中古マンション
この記事では、家の種類について以下の内容を解説します。
- 家の種類や特徴
- 家の種類ごとのメリット・デメリット
ぜひ最後までご覧いただき、住まいを購入する際の参考にしてください。
- 土地、予算などのフォーム入力
- アドバイザーがご希望ヒアリング
- 最適なハウスメーカーと、家づくりプラン・見積もりのご提案
これからマイホーム購入・新築を検討する方は「お家のいろはー家を建てるー」で情報収集を始めましょう。
Contents
1.家の種類は何がある?住まいごとの特徴や違い
「家」と一口にいっても、さまざまな種類があります。
家づくりを始める前に、まずは家にはどのような種類があるのかを整理しておくと検討しやすくなるでしょう。
家の種類で押さえるべき主な分類には、以下のようなものがあります。
- 新築戸建て住宅(注文住宅・規格住宅・建売住宅・分譲住宅)
- 中古戸建て住宅
- 新築マンション
- 中古マンション
それぞれの特徴を詳しく見ていきましょう。
1-1.家の種類は主に2つにわかれる
家の種類を大きく分けると、「戸建て住宅」と「マンション」が挙げられます。
戸建て住宅
「戸建て住宅」は、家主自身の土地に1軒の家を建てて住みます。
基本的には1つの建物に1つの世帯が生活しますが、二世帯住宅の場合は複数の世帯が住むことになります。
土地と建物が家主の所有となるため、自由度の高さが魅力です。
戸建て住宅を建てるには、土地と建物を購入する必要があり、完成後のメンテナンスや修理もすべて自分で負担しなければなりません。
また、戸建て住宅をさらに分類すると、以下のような選択肢があります。
- 注文住宅
- 建売住宅
- 分譲住宅
それぞれの違いやメリットは、4章で詳しく解説します。
マンション
「マンション」とは、3階建て以上の集合住宅のことです。
1つの建物の中に複数の世帯が独立して住みます。
マンションを購入する場合は、1つの住居を区分して所有し、付随する土地の敷地権を得ます。
共有部分であるエントランスや廊下などのメンテナンスは、管理組合に任せられるため手間がかかりません。
ただし、毎月管理費を支払う必要があります。
1-2.新築・中古の特徴や違い
住宅を購入する際には、「新築」と「中古」の選択肢があります。
それぞれどのような特徴があるのか確認しておきましょう。
新築住宅
「新築住宅」とは、まだ人が住んだことのない、完成から1年以内の住宅のことです。
新築住宅の最大の魅力は、まっさらの状態で気持ちよく住み始められる点でしょう。
最新の設備が備え付けられていることが多く、耐震性や断熱性などの性能に優れている傾向にあります。
中古住宅
「中古住宅」とは、過去に人が入居して生活していたことのある住宅のことです。
新築住宅と比べると購入費用を抑えやすい点がメリットです。
前の住人が退去したそのままの状態の物件もあれば、リノベーションが行われ、内装や外観が一新している物件もあります。
1-3.構造による住まいの特徴や違い
住宅の構造は、主に以下の3つがあります。
- 木造
- 鉄骨造
- 鉄筋コンクリート造(RC造)
使用する材料やメリット・デメリットについて、詳しく見ていきましょう。
木造住宅
「木造住宅」の特徴は、柱や梁など家を支える骨組みとなる部分に木材を使用していることです。
日本の住宅における木造の割合は多く、昔からある構造です。
木造は他の構造と比べて、建築にかかる費用を抑えられます。
鉄骨造に比べると安価で、重量も軽く扱いやすいため人件費や建築にかかる時間も少なく済むでしょう。
熱伝導率が低く、断熱性に優れている点や、天然素材であるためシックハウス症候群の可能性を軽減する点も魅力です。
一方で、シロアリの被害を受けやすい点は木造住宅のデメリットといえます。
土台部分が食い荒らされると家の強度に影響を及ぼす可能性があるため、定期的にメンテナンスを受ける必要があります。
加えて、遮音性が低いこともデメリットの1つです。
鉄骨造住宅
鉄骨造は、家の骨組みとなる部分に鉄骨を使用した住宅の構造です。
使用する鉄骨の厚みが6ミリ未満の軽量鉄骨造と、6ミリ以上の重量鉄骨造に分類されます。
鉄骨は木材よりも高い強度を持ち、少ない柱の数で支えられるため、大きな空間や窓を設けることが可能です。
木材に比べると鉄骨のほうが長い耐用年数である傾向にあるため、修繕の頻度を抑えやすいです。
そのほか、耐震性に優れている点や、シロアリの被害を受けにくい点もメリットです。
鉄骨造のデメリットには、熱伝導率が高く断熱性が低い点や、結露が発生しやすい点が挙げられます。
鉄骨は一定の温度に達すると一気に強度が落ちるため、火災が起こると倒壊する可能性も高いです。
そのため、構造の耐火性は木造よりも低いとされています。
また、鉄骨自体が大きく長い材料であるため、土地に面している道路の広さによっては建築が難しい場合もあります。
鉄筋コンクリート造(RC造)住宅
鉄筋コンクリート造(RC造)は、鉄筋を芯にしてコンクリートで肉付けしたものを基礎とする構造です。
木造や鉄骨造のように柱を立てるのではなく、先に芯となる鉄筋を組んで枠を作り、あとからコンクリートを流し込んで基礎を作っていきます。
そのため、柱ではなく面で支える構造となることもあります。
鉄筋コンクリート造は、中でも特に強度が高い構造です。
外に向かって引っ張られる力に強い鉄筋と、内に向かう力である圧縮に強いコンクリートの、どちらの性質もあわせ持つためです。
災害に強く、耐火性・遮音性・気密性などに優れています。
コンクリート打ちっぱなしの壁面を、外観や内装に活かすことも可能です。
一方で、基礎部分に手間や材料が必要であるため、費用が高額になる傾向にあります。
気密性の高さゆえに湿気がこもりやすく、結露やカビも発生しやすいです。
熱伝導性が高いため、夏は暑く、冬は寒くなりがちなケースもあるようです。
「どのような家を建てるべきか迷う」という方は、まずは無料のHOME4U(ホームフォーユー)プラン作成依頼サービスをご利用ください。
本サポートサービスであれば、注文住宅の検討初期や、ハウスメーカー・工務店の情報収集時など、さまざまなタイミングで気軽にご利用いただけます。
スマホやパソコンから簡単な質問に答え、電話でヒアリングを受けるだけで、あなたに合ったハウスメーカー・工務店がわかるうえ、住宅プランや資金計画を複数社分比較できますよ。
家づくりに関してお悩み事があるときには、注文住宅の専門アドバイザーにオンライン相談することも可能です。
営業トークは一切ないので、ぜひお気軽にご利用ください。
2.「戸建て住宅」のメリット・デメリット
「戸建て住宅」には、メリット・デメリットがあります。
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
双方を確認し、自分の優先度と照らし合わせながら検討しましょう。
2-1.戸建て住宅のメリット
戸建て住宅のメリットは、近隣の世帯と隣接していないため、騒音のトラブルが少ないことやプライバシーが保たれることです。
周りから聞こえてくる音や、自分たちの声や生活音などを気にすることなく、周りから独立した生活が可能です。
土地と建物を所有するため、リフォームや増改築ができる点や、庭やウッドデッキなどの屋外スペースを自由に使える点も魅力です。
また、住宅ローンを全額返済したあとは、月々の住宅費の支払いがなくなり、家自体が資産となる点も見逃せません。
2-2.戸建て住宅のデメリット
戸建て住宅のデメリットは、建物や外構のメンテナンスが必要である点です。
設備の修理や交換、外壁の塗装、庭の草取りなど、すべて自分で行わなければなりません。
外部に依頼する場合は、費用も自分で支払う必要があります。
また、購入費用もマンションと比べると高くなりがちです。
新たに土地を購入して新築する場合は、条件に合った土地が見つかりにくいこともデメリットになりえるでしょう。
3.「マンション」のメリット・デメリット
戸建て住宅同様、マンションにもメリット・デメリットがあります。
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
1つずつ確認しましょう。
3-1.マンションのメリット
マンションのメリットは、共用部分の管理を管理会社や管理組合に任せられる点です。
エントランスや廊下、外壁などのメンテナンスのために、自分で計画を立てて費用を貯める必要がありません。
オートロックや防犯カメラの設置によって、防犯性が高くなっていることもメリットです。
また、住戸は基本的にワンフロアであるため、人やものの移動が楽にできます。
立地のよい場所に建てられているケースが多いこともメリットの1つです。
3-2.マンションのデメリット
マンションのデメリットは、隣接する住戸への配慮が必要な点です。
戸建て住宅に比べると話し声や生活音が伝わりやすいため、音に関するトラブルが発生しやすい傾向にあります。
また、住宅ローンを返済したあとも、管理費や修繕積立金を支払わなければなりません。
リフォームやリノベーションに関しては、専有部分であれば可能なケースもありますが、マンションのルールに沿う必要があり、自由度は戸建て住宅よりも低いでしょう。
4.「新築住宅」のメリット・デメリット
「新築住宅」は、主に以下の種類に分類でき、それぞれにメリット・デメリットがあります。
- 注文住宅
- 規格住宅
- 建売・分譲住宅
- 分譲マンション
それぞれの特徴やメリット・デメリットについて、詳しく見ていきましょう。
4-1.「注文住宅」の特徴とメリット・デメリット
「注文住宅」は、新築する家の間取りやデザイン、設備などを自由に決められます。
土地選びから家づくりまで、すべてにおいてオーナーの希望を反映させられるため、自分や家族に合ったマイホームが叶いやすいでしょう。
洋室や和室、納戸やウォークインクローゼット、土間収納など、生活スタイルに合わせた間取りを取り入れられます。
家の内装だけでなく、屋根や外壁の色、素材など外観も好みに仕上げられます。
好みの中庭を作ったり、車庫やビルトインガレージを設けたりすることも可能です。
ただし、自由度が高い一方で、決めることが多い点や、こだわりすぎるとコストがかかる点はデメリットです。
仕事や家事・育児でプラン作成の時間をかけられない方や、予算オーバーが気になる方は、後述する「規格住宅プラン」や「セミオーダープラン」を選択するとよいです。
4-2.「規格住宅」の特徴とメリット・デメリット
「規格住宅」は、ハウスメーカーや工務店によってある程度決められた規格に沿って家づくりを行います。
基本的なプランに、好みの間取りやデザイン、設備などの希望を加えていくイメージです。
自分で探した土地に建てるほか、特定のハウスメーカーや工務店で家を建てることを前提に売り出している土地の「建築条件付き土地」もあります。
基本的なプランがベースとなるため、自分で決める事項が少なく、短期間かつ低コストで建てられる点がメリットです。
「こだわりたい点が少ない」「理想の家の具体的なイメージがない」という場合でも、用意された選択肢の中から選ぶことで迅速に家づくりができます。
一方で、こだわりたい点が多い人にとっては不満が残るかもしれません。
用意されている規格が土地の形状と合わない場合は、敷地の広さを有効活用できない可能性もあります。
そういった場合は、フルオーダー住宅と規格住宅のよいとこ取りをした「セミオーダー住宅プラン」を選ぶとよいでしょう。
4-3.「建売・分譲住宅」の特徴とメリット・デメリット
「建売住宅」は、完成した建物と土地をひとまとめにして販売されています。
「分譲住宅」は、1つの大きな土地を宅地用に小さく区画して販売される分譲地に建つ住宅のことです。
両者の共通点は、すでに完成した家が土地とともに販売されている点です。
家が完成しているため、早く入居できる点がメリットです。
購入前に家の内見ができるため、生活のイメージをつかみやすいでしょう。
建売・分譲住宅では、材料を大量に仕入れて複数の家を同時進行で建築することが多いため、購入費用が抑えられる点もメリットといえます。
ただし、完成後であるため、内装や外観の希望を反映することはできません。
同じ外観の家が建ち並ぶ場合もあるため、個性を出しにくい点もデメリットです。
4-4.「分譲マンション」の特徴とメリット・デメリット
「分譲マンション」とは、1棟のマンションを住戸ごとに販売する形態です。
新築の分譲マンションには最新の技術が使われており、設備も最先端であることが多いです。
そのため、耐震性や断熱性、使い勝手に優れている傾向にあります。
24時間ゴミ出しができるごみステーションや宅配ボックス、キッズルームやフィットネスルームなどのあるマンションであれば、より使いやすいでしょう。
最新の技術や設備が使われているために、購入費用が高額になりやすい点はデメリットといえます。
また、新築の分譲マンションは建築期間中に販売されていることが多く、実際に入居する部屋と内見できる部屋が異なる場合もあります。
そのため、入居前に新生活をイメージしにくい点もデメリットです。
5.「中古住宅」のメリット・デメリット
新築にこだわりのない方は、「中古住宅」を検討してもよいでしょう。
ただし、中古住宅にもメリット・デメリットもあるので、よく確認してから検討してください。
メリット |
|
---|---|
デメリット |
|
以下より解説します。
5-1.中古住宅のメリット
立地のよい土地にはすでに家が建っている場合が多く、中古住宅であれば好立地に建っているケースが多いです。
新築住宅と比べると、購入費用も抑えやすいでしょう。
なお、中古住宅は、「リノベーションをしていない物件」と「リノベーション済みの物件」に大きく分類できます。
リノベーションをしていない物件は、新築やリノベーション済みの物件と比べると安価で購入できます。
浮いた費用で、お好みのリノベーションプランを立てることもできるでしょう。
リノベーション済みの物件も、新築に比べると購入費用を抑えられます。
リノベーションによって内装や外観が一新されていれば、新築に住むような感覚で生活を始められるでしょう。
5-2.中古住宅のデメリット
中古住宅をリノベーションする際には、好みの間取りやデザイン、設備を取り入れるために大きな改修が必要となることもあり、その分費用はかさみます。
リノベーションされていても基礎部分や配管などは古いままであり、目に見える部分のみが一新されているにすぎない場合もあります。そのため、生活するうちに修繕が必要となることも考えられます。
リノベーションされた後では新たにこだわりを反映しづらい点にも注意してください。
また、中古住宅は建物の状態や耐震・断熱などの性能がわかりにくい点もデメリットといえます。
「なかなか自分好みの物件が見つからない…」という場合は、未公開物件の情報収集も視野に入れてみるとよいでしょう。
以上が、家の種類ごとの特徴とメリット・デメリットです。
「どのような家が自分に合っているのかわからない」という方は、まずは「注文住宅」の検討から始めてみてはいかがでしょうか?
4-1でお伝えしたとおり、注文住宅は家の種類の中でもっともプランの自由度が高い選択肢です。
まずは視野を最大限に広げてみて、優先順位を決めていくと、自分たちがどのような形態の家を求めているのか判断しやすくなりますよ。
注文住宅の流れを把握し、ある程度イメージがついたら、今度は無料のサポートサービスを活用しながら、実際にかかる費用や可能な間取りプランなどについて精査していくことがおすすめです。
無料オンライン相談サービス「HOME4U 家づくりのとびら」であれば、他サービスと異なり、平日の夜遅くまで対応しているので、仕事の休憩時間や、家事・育児の合間はもちろん、家族が帰宅されてからもお気軽にご利用いただけます。
完全無料のサービスなので、家づくりを検討しだしたらぜひご活用ください。
家づくりは、基礎知識と
予算・資金計画が成功のカギ!
HOME4U「家づくりのとびら」に
オンライン相談(無料)すると
もらえる!
- 家づくりパーフェクトガイド
予算の立て方や、土地の探し方・選び方など、失敗しない家づくりの秘訣をまとめた「家づくりパーフェクトガイド」をプレゼント! - ご予算シミュレーションシート
ご相談時に、借入希望額から毎月返済額、もしくは毎月の返済額から借入額をシミュレーションしたシートをプレゼント!建物本体金額や付帯工事費+諸費用の総予算もシミュレーションいたします。
まとめ
家の種類を知ることで、家づくりの選択肢の全体像をとらえられます。
優先順位やこだわりにあわせて、複数の種類を検討しつつ、時には無料サポートサービスも活用しながら、理想のマイホームプランを考えてみてくださいね。
家を建てる人必見!注文住宅の「いろは」
- ハウスメーカーの坪単価は建築費の目安!計算方法や注意点を解説
- 【全国編】ハウスメーカー・工務店一覧|おすすめ・選び方解説
- ハウスメーカーおすすめ20社の特徴を徹底比較!坪単価や大手・中堅・ローコスト別の一覧表付
- 人気のハウスメーカーおすすめランキング24選!坪単価やアフターサービスを比較
- ハウスメーカーと工務店の違いを徹底解説!注文住宅はどこで建てるべき?
- 注文住宅購入の流れと期間!コツや注意点を押さえて理想の家を手に入れよう
- 注文住宅とは?種類やメリット・デメリット、費用相場を解説
- 家を買うと決めたら?まずやることやベストタイミングを整理しよう
- 注文住宅の間取りを決める6つのポイント&おすすめ間取り実例の解説
- プロが教える「土地」の探し方|理想の土地を選ぶ方法と裏ワザを伝授!
- 平屋と二階建てどっちがいい?選び方や構造別の特徴を解説
- 注文住宅のこだわりを実現させるには?失敗しない家づくりのポイント紹介
- 新築住宅の補助金・減税・優遇措置【2024年まとめ】
- 注文住宅の設備紹介|おすすめ設備の特徴や費用相場
- 家を建てる費用の相場とは?予算ごとの家のイメージと予算・資金計画の立て方を解説!
- 注文住宅の住宅ローン|融資実行日や支払いはいつ?流れを解説
- 家を建てるにはどのくらいの費用がかかる?予算別のプランや建築手順、ローンの組み方を解説
無料サポートサービスのご紹介
あなたの家づくりの検討状況や検討の進め方にあわせて、ご活用ください!
実際の建築プランを複数みて、
比較・検討したい
複数のハウスメーカーの建築プランが、かんたんな入力だけで、無料でもらえる「プラン作成サービス」がおすすめ!
▷【無料】プラン作成依頼はこちら
費用や、ハウスメーカー選びの
コツを詳しく直接聞きたい
ハウスメーカー出身のアドバイザーに自宅から簡単に相談できる「無料オンライン相談サービス」がおすすめ!
▷【無料】オンライン相談はこちら