
高級住宅街や繁華街が混在する多様性が魅力の新宿区は、人気のエリアだけありマンションの売却相場価格も高値で推移しています。
しかし、売却相場が今後も上がり続けるとは限りません。新宿区にあるマンションを高く売却したいのなら、相場を把握したうえで適切なタイミングで動き出すことが大切です。
新宿区全体で見たマンション価格は、3年前と比べておおよそ23.7万円アップしています。
Contents
1.新宿区のマンション売却価格は?
出典:“東京都新宿区のマンション売却・相場価格・一括査定”.HOME4Uマンションプライス(参照2025-03-07)
東京都新宿区でマンションを売却した場合の相場価格は、7,951万円~9,718万円です(専有面積70平米・1993年[平成5年]築の場合)。
また、2025年(令和7年)2月時点における1平米当たりの売却価格は126万2,000円で、3年前に比べて23万7,000円(+24.1%)、1年前に比べて10万4,000円(+9.3%)上がっています。
新宿区をはじめ、東京23区内にあるマンションは海外投資家の人気が高く、今後も大きな需要が見込まれます。
そのため、マンション価格は上昇傾向が続くと予想されています。
1-1.間取り別のマンション売却相場
新宿区にあるマンションの間取り別売却相場は以下のとおりです。
間取り | 販売価格:中央値 | 物件数 |
---|---|---|
1R・1K | 2,300万円 | 2,038 |
1LDK | 4,400万円 | 514 |
2LDK | 6,500万円 | 617 |
3LDK | 7,600万円 | 358 |
4LDK | 1億3,000万円 | 13 |
5LDK~ | 1億450万円 | 2 |
出典:“東京都新宿区のマンション売却・相場価格・一括査定”.HOME4Uマンションプライス(参照2025-03-07)
新宿区は単身者が多いことで知られています。新宿区における一般世帯の家族類型別世帯の割合を見ると、令和2年(2020年)は「単独世帯(単身世帯)」が67.8%を占めて全体の1位です。
次いで多いのが「夫婦と子ども世帯」の13.0%で、「夫婦のみの世帯」が11.9%、「ひとり親と子ども世帯」が4.8%と続いています。
新宿区の単独世帯割合は23区でも1位となっており、1995年(平成7年)の51.2%から継続的に上昇していることから、今後もワンルームマンションの需要の増加が予想されます。
新宿区に単独世帯が多い現状は、1R・1Kのマンションが多く売買されていることからも見てとれるでしょう。
一般的に、マンションはファミリー層向けの3LDKや、50~60代の世帯向けの2LDKの需要が高いと言われています。
新宿区は、これらの人気の間取りに加えて単身者向けの1Rや1Kが売れやすい地域だと言えるでしょう。
1-2.築年数別のマンション売却相場
新宿区のマンションの築年数別売却相場は以下のとおりです。
築年数 | 平米単価 | 物件数 |
---|---|---|
1~5年 | 146万円 | 83 |
6~10年 | 142万円 | 381 |
11~15年 | 124万円 | 613 |
16~20年 | 124万円 | 672 |
21~25年 | 115万円 | 912 |
26~30年 | 106万円 | 393 |
31~40年 | 88万円 | 418 |
41~50年 | 81万円 | 514 |
51年~ | 66万円 | 172 |
出典:“東京都新宿区のマンション売却・相場価格・一括査定”.HOME4Uマンションプライス(参照2025-03-07)
一般的に、マンション価格は築年数が経つに従って低くなる傾向があります。
新宿区の場合で見ると、築1~5年のマンションの平米単価が146万円であるのに対し、築51年以上のマンションは平米単価66万円と半額以下です。
築31~40年のマンションも平米単価88万円と、築浅物件に比べて大幅に下落していることから、売却のタイミングが早いほど高く売れやすいと言えます。
新宿区におけるマンションの売却件数は、築21~25年が912物件で最多です。その平米単価は115万円で、新宿区のマンション全体の平米単価(120万1,900円)に近い数字であることがわかります。
築21~25年に次いで売却件数が多いのは672物件の築16~20年で、次に613件の築11~15年です。
築11~25年の物件が全体の半分以上を占めており、活発な取引が行われていることがデータから読み取れます。
2.新宿区のマンションの売却相場を調べるならマンションプライス
新宿区のマンションの売却相場を確かめたいときは、NTTデータグループ会社が運営する「HOME4U(ホームフォーユー)マンションプライス」の利用がおすすめです。
「HOME4Uマンションプライス」を使えば、マンション名の入力のみで全国15万棟以上のマンションの相場価格を確認できます。
無料会員登録をすればお住まいの部屋の階数や広さ、方角なども指定できるようになります。マンション単位ではなく、あなたの部屋のリアルな売却相場がわかることも「HOME4Uマンションプライス」の魅力です。
また、最大6社の不動産会社の査定結果を、たった1回のフォーム入力で取り寄せることも可能です。
マンションの査定額は不動産会社によって異なるため、マンションの売却を検討している場合は、必ず複数の不動産会社に査定を依頼しましょう。
そのほか、マンションの最新の相場価格をメール配信で教えてくれる機能もあります。
新宿区にあるマンションをできる限り高く売れるタイミングを知りたい方は、ぜひ「HOME4Uマンションプライス」を活用してみてください。
3.新宿区のマンションが高く売れる理由
新宿区のマンションが高値で売買されている背景には、以下に挙げる3つの理由があります。
- 再開発が進んでいる
- 人口が増加傾向
- ブランドイメージが高い
3-1.再開発が進んでいる
新宿区のマンションが高く売れる理由として、新宿駅周辺や西新宿五丁目駅周辺などで大規模な再開発事業が進行していることが挙げられます。
新宿駅周辺では、2040年(令和22年)代完了予定の大規模再開発事業「新宿グランドターミナル構想」が進行中です。
260メートル級の超高層ビルを含むビル群への建て替えによって、新たな魅力を備えた駅に生まれ変わる予定です。
また、西新宿五丁目駅周辺でも商業施設や高層マンションの建設、歩行者デッキの整備などが行われています。
そのほか、神宮外苑地区でも再開発事業が実施されています。これらの再開発を経て、周辺物件の価格相場はさらなる高騰が期待できるでしょう。
3-2.人口が増加傾向
新宿区の人口は増加傾向にあり、それにともなって住宅需要も増加しています。
新宿区の人口は、2025年(令和7年)3月1日時点で35万1,874人です。
新宿区が策定した「新宿区マンション等まちづくり方針」によると、自治体では人口の増加が2040年(令和22年)まで続くと見込んでいます。
また、以下表に示すとおり、新宿区の住宅総数は1998年(平成10年)から2018年(平成30年)の20年で約9万戸増加しました。
調査年 | 新宿区の住宅総数 |
---|---|
1998年(平成10年) | 15万8,870戸 |
2003年(平成15年) | 19万戸 |
2008年(平成20年) | 21万5,890戸 |
2013年(平成25年) | 23万4,960戸 |
2018年(平成30年) | 24万4,780戸 |
出典:“(仮称)新宿区マンション等まちづくり方針(素案)”.新宿区. 2024-06-25(参照2025-03-04)をもとに、お家のいろはが独自に作成
住宅総数が年々増加していることからも、新宿区における不動産需要が高まっている様子がうかがえます。
3-3.ブランドイメージが高い
新宿区は東京都内でも有数のステータス性を持つ地域であり、そのブランドイメージの高さは日本全国に広く知られています。
新宿駅は世界屈指の利用者数を誇る巨大ターミナル駅であり、都心部全域への抜群のアクセス性を提供しています。
また、新宿御苑や東京都庁、歌舞伎町など、地域を代表する著名なランドマークが数多く存在し、観光・ビジネスの両面で人々の関心を引き続けています。
歴史的にも新宿は「文化と商業の中心地」として発展してきた経緯があり、そうした伝統が地域のブランド価値をさらに高めています。
一方で、新宿の特徴は単に洗練されたイメージだけにとどまりません。商業エリアと住宅街、多様な文化が融合した雑多な街並みは、多様性を好む現代人にとって居心地の良さを感じさせ、独特の魅力を生み出しています。
こうした背景から、新宿区のブランドイメージは高く、不動産の資産価値にも直接的に影響を与えています。
一方で、新宿区のマンションを売却する際には、その高いブランド価値を正しく評価してくれる企業を見つけることが重要です。
そのため、複数企業の査定額を一括査定サービスで比較することをおすすめします。
4.新宿区のマンションを高く売る際のポイント
新宿区のマンションを高く売りたい場合は、以下のポイントを参考にしてください。
- 新宿区の再開発状況や需要の大きさを把握する
- 相場の動きを予測する
- 新宿区に詳しい不動産会社に相談する
新宿区では、「新宿グランドターミナル構想」などの再開発計画がいくつも始動しています。
再開発によって地域の需要は変動するため、計画の概要や進捗具合、世間の注目度などを調べておくとよいでしょう。
新宿区の中古マンションの価格はしばらく上昇傾向が見込まれていますが、待っていれば必ず上がるとは限りません。
新宿区の事情に詳しい不動産会社に相談しながら、適切な売却タイミングを見極めることが重要です。
また、マンションの売却で手元に残るのは、売却価格から諸費用を差し引いた金額となる点を押さえておくことも大切です。
マンションの売却時にかかる諸費用には仲介手数料や印紙税、登録免許税、譲渡所得税などがあり、一般に売却価格の3.5~4%ほどになると言われています。
マンションの売却で手元に残る金額がどのくらいになるのかを把握するためにも、諸費用がいくらかかるのかを事前にシミュレーションしておきましょう。
マンションを高く売る方法について詳しくは、こちらの記事もご覧ください。
5.新宿区のマンションを売却する流れ
新宿区でマンションを売却する際の、基本的な流れについて見ていきましょう。
不動産会社に査定を依頼する前には、自分でマンションの相場価格を確かめることが大切です。
事前に相場を知っておくことで、不動産会社の提示する査定価格が適正なのかどうかを判断しやすくなります。
複数の不動産会社に査定を依頼した場合は、提示された査定価格が不動産会社の信頼性を測る1つの尺度にもなるでしょう。
「HOME4Uマンションプライス」を利用して、お住まいの部屋の相場価格を確かめてみてください。
マンションの売却の仲介を依頼する不動産会社と媒介契約を結んだあとは、不動産会社が主体となって売却活動を進めていきます。
あくまでも目安ですが、売り出し前の準備から引き渡しまでは最低でも3か月~6か月程度の時間を要します。
いつまでに売りたいのかを逆算し、余裕のあるスケジュールで売却の準備を進めましょう。
なお、マンション売却には費用や手数料もかかるため注意が必要です。これらの費用や手数料については、以下の記事で詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
新宿区のマンションをより高く売るコツ
新宿区のマンション売却相場は23区内でも高い水準にあり、3年前に比べても20%以上値上がりしています。
また、現在は新宿駅前を中心に再開発事業が進められており、今後もさらなる値上がりが予想されます。
新宿区のマンションを高く売るためには、事前に相場価格を調べ、エリアの人気度などから今後の値動きを予測することが大切です。
そのため、信頼できる不動産会社を見つけられるかどうかもポイントの1つです。
新宿区の住宅事情に詳しく、丁寧に対応してくれる不動産会社を見つければ、マンションをスムーズに売却できるでしょう。
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