和風の注文住宅を建てたい!外観・内装のポイントとおすすめハウスメーカー

和風の注文住宅を建てたいなら、以下の2点に注目しましょう!

和風注文住宅を建てるためのコツ
  • 和風に仕上げるコツを押さえて注文する
  • 和風住宅を得意とするハウスメーカー・住宅商品を選ぶ

この記事では、和風住宅を建てるために役立つ、次の情報をまとめました。

この記事でわかること
  • 【外観・内装・部屋別】和風住宅に仕上げるコツ
  • 【外観・内装・部屋別】和風住宅に仕上げる注意点
  • 和風住宅を得意とするハウスメーカー・住宅商品

和風の注文住宅は自由度が低く思われがちですが、コツを押さえれば満足度の高い注文住宅に仕上げられます。

ぜひ最後までご覧いただき、理想の和風注文住宅の参考にしてください。

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注文住宅のさまざまな施工事例を画像付きで見たい方は「おしゃれな注文住宅」の記事もご覧ください。

1.そもそも和風の注文住宅とは?

和風の注文住宅とは、住宅の一部に日本らしいデザインのある住宅のことです。

住宅のすべてが和空間である純日本住宅とは異なり、和のテイストがどこかに感じられる住宅であれば和風住宅と呼びます。
なお、和風住宅と似たようなデザインに、「和モダン」というデザインがあります。

例えば、フローリングの部屋に和紙でできたランプシェードを合わせると、和と現代のデザインが融合し、和風や和モダンのデザインに仕上げることができます。

和風や和モダンの注文住宅は、現代的な生活とも相性がよいため、ライフスタイルを変えずに和のテイストを楽しめます。

2.【外観】和風の注文住宅に仕上げるコツ

和風の注文住宅であれば、純日本家屋でなくても、手軽に親しみやすくくつろげる和風の要素を取り入れることができます。

和風注文住宅の外観のコツ
  • 壁構造ではなく柱構造
  • ドアではなく引き戸
  • スレートではなく瓦
  • テラスではなく縁側

それぞれのコツについて見ていきましょう。

2-1.壁構造ではなく柱構造

壁構造ではなく柱構造

壁構造とは、壁で建物を支える構造のことです。
柱や梁を使わないため、建物がすっきりと仕上がります。

一方、柱構造とは柱と梁で建物を支える構造のことで、ラーメン構造とも呼ばれます。
柱と梁があるため、壁構造と比べると屋内外に凹凸が生じますが、壁を取り除いても住宅の強度は失われないため、スケルトンリフォームなどの大がかりなリフォーム工事が可能です。

柱や梁の存在は、住宅の和テイストを強調します。
また、経年劣化した部分を直しながら長く暮らせる点も、「もったいない」の精神が息づく和にふさわしいといえるでしょう。

和風にするコツ

柱や梁の存在そのものが、和のテイストを感じさせます。

柱を背景として飾り棚をつくったり、梁をむき出しにした吹き抜けの空間を設けたりすることで、柱と梁の存在を目立たせましょう。

注意点

和風住宅には柱構造がおすすめですが、柱構造は壁構造とは異なり、開口部の大きな空間をつくれない点に注意が必要です。

例えば、柱や壁がない何十畳もの広いリビングや、壁一面の窓などは、壁構造のほうが適しています。
空間の広さにこだわるときには、壁構造も検討してみてください。

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2-2.ドアではなく引き戸

ドアではなく引き戸

ドアを引き戸に変えるだけで、和のテイストが生まれます。

ドアと異なり、前後にスペースを設ける必要がないため、複数の出入口が近くにあるときにも引き戸はおすすめです。

また、ドアを出入りするときは手前に引いたり一歩下がったりする必要がありますが、引き戸はそのまま出入りできるため、バリアフリー化にも適しています。

長く暮らせる和風住宅をつくるときも、引き戸に注目してみましょう。

玄関を引き戸にしたいと考えている方は、下記の記事も参考にしてください。
【設置を迷った方向け】「玄関・引き戸」の参考事例&メリット・デメリット

和風にするコツ

引き戸のデザインをナチュラルな木や木目調にすることで、より和風のテイストが生まれます。

また、和室の入口などは、紙のふすまもおすすめです。
和室と洋室の間には、表が紙張り、裏が板張りの引き戸なども利用してみてはいかがでしょうか。

注意点

引き戸は、扉の前後にスペースがなくても取り付けられる点がメリットですが、1枚扉にするときは戸袋が必要となるため、横にスペースがないと設置できません

戸袋のスペースを確保できないときは、中折れ戸なども検討してみましょう。

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2-3.スレートではなく瓦

スレートではなく瓦

瓦葺きの屋根にすると、外観が一気に和風テイストになります。
和風住宅をつくるなら、洋風住宅によくあるスレートではなく瓦を選びましょう。

ただし、純日本家屋ではなく和風住宅なら、瓦も本物にこだわる必要はありません。
スレート材でつくられた瓦状の軽量屋根材などを選べば、重量が軽く家屋に負担がかかりにくくなります。

スレート材の一種である「コロニアルグラッサ」について、下記で解説しています。屋根材の違いや特徴を知りたい方は参考にしてください。
「コロニアルグラッサ」の参考事例&メリット・デメリット

和風にするコツ

屋根材として瓦や瓦状の軽量屋根材を選んでも、色が明るすぎるときは和風ではなく南欧風(プロヴァンス風)に見えてしまうことがあります。
とりわけ明るい茶色などの赤系の瓦を選ぶと、洋風の印象が強くなります。

和風に見せたいときは、落ち着いたグレーやダークブラウンなどを選びましょう。

注意点

スレート材の瓦は軽量で、なおかつ耐久性にも優れますが、定期的に塗り替えが必要です。

設置環境や素材にもよりますが、10年に一度は塗り替えするほうがよいとされています。

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2-4.テラスではなく縁側

テラスではなく縁側

テラスではなく縁側があると、和風の雰囲気が強まります。

縁側は、屋内と屋外を自然に結びつけるスペースです。
廊下を庭側に設け、掃き出し窓を取り付けることで、部屋から庭をつなげてみてはいかがでしょうか。
自然を感じながら生活ができるだけでなく、セカンドリビングやくつろぎの場として縁側を活用できます。

和風にするコツ

和室からつながる縁側があれば、それだけで和のテイストを感じられます。

縁側をつくることが難しいときは、掃き出し窓にウッドデッキを取り付けるのもおすすめです。
ウッドデッキを広めにとれば、セカンドリビングやくつろぎの場としても活用できます。

注意点

従来の日本家屋にはつきものの縁側ですが、開け放つと家のなかが丸見えになるだけでなく、外部からも侵入しやすくなるため、防犯的に問題が生じます。

中庭に沿って取り付ける、あるいは、ウッドデッキのように屋内とは切り離せる空間として取り付けるなどの工夫が必要です。

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3.【内装】和風の注文住宅に仕上げるコツ

内装にも和のテイストを取り入れることで、癒しの和の空間を演出することができます。

和風注文住宅の内装のコツ
  • 畳の部屋をひとつ以上つくる
  • 障子やふすまを活用する
  • 広めの玄関土間を設置する

それぞれのコツを紹介します。

3-1.畳の部屋をひとつ以上つくる

畳の部屋をひとつ以上つくる

純日本家屋では畳の部屋がメインとなりますが、和風住宅はフローリングの部屋がメインでも問題ありません。

しかし、ひとつ以上は畳の部屋をつくり、和を感じられる空間を確保しておきましょう。

畳を用いた小上がりや和室については、下記の記事で詳しく解説をしています。
畳コーナー・小上がりの間取り例と費用相場
和室がある注文住宅の間取り例と費用相場

和風にするコツ

独立した和室をつくることが難しいときは、リビングの一角に畳を敷いて、和風の空間に仕上げることもおすすめです。

縁のない琉球畳なら、フローリングとの相性もよく、リビングにも馴染みます。

注意点

畳はホコリや食べ物のカス、髪の毛などが入り込みやすく、ダニやカビが発生する原因になることもあります。

フローリングよりも時間をかけて、丁寧に掃除機をかけるようにしましょう。

また、フローリングと比べると耐久性も低いため、5年程度に一度は張り替えが必要です。

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3-2.障子やふすまを活用する

障子やふすまを活用する

窓やドアの代わりに、障子やふすまも利用してみましょう。

障子は明るさを採り入れつつ視界は遮るため、隣家との距離が近い部屋の窓にもおすすめです。

また、ふすまは取り外しできるため、連続する部屋の仕切りにも適しています。

和風にするコツ

和室の出入口や窓には、ふすまや障子がおすすめです。
和のテイストで統一されるため、よりくつろげるスペースになります。

また、フローリングの空間にも、採光目的で障子を活用してみてはいかがでしょうか。
プライバシーを守りつつ、部屋全体に日光が入りやすくなります。

注意点

障子とふすまは、いずれも紙張りです。
そのため、ガラス窓や木製ドアと比べると破れやすく、定期的なメンテナンスが必要になります。

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3-3.広めの玄関土間を設置する

広めの玄関土間を設置する

玄関土間を広めに設置すると、和を感じられる空間になります。

三和土(たたき)に天然の石などの素材を選べば、さらに和のテイストが強まります。※土間の床の仕上げ材のこと

土間のある家の間取りについては、下記の記事で詳しく解説をしています。
土間のある家の間取り7選!活用方法やメリット、注意すべき要素5つ

和風にするコツ

三和土と上がりかまちの段差が高いときは、石などで少し高くなった部分をつくりましょう。
靴が脱ぎやすくなります。

また、掛け軸や生け花など、和を感じられる飾りをひとつ置くのもおすすめです。

注意点

玄関周りに飾りが多いと、洋風でデコラティブなイメージに仕上がります。

和風の玄関を目指すなら、飾りは最小限にとどめ、すっきりとした空間に仕上げましょう。

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4.【部屋ごと】和風の注文住宅に仕上げるコツ

部屋単位で工夫することでも、和風の住宅に仕上げられます。

和風注文住宅の部屋ごとのコツ
  • リビングは床でくつろげるスペースを設ける
  • 玄関は引き戸にする
  • 寝室は視線が低くなるように工夫する

1つずつ見ていきましょう。

4-1.リビングは床でくつろげるスペースを設ける

リビングは床でくつろげるスペースを設ける

リビングに床でくつろげるスペースがあると、和のテイストを感じやすくなります。

和室をリビングにするのもよいですが、フローリングの部屋でも工夫次第で和風に仕上がります。

和風にするコツ

リビングにソファを置くのもよいのですが、床でくつろげるスペースを設けると、和の雰囲気が出やすくなります。

例えば、リビングの一角に畳のスペースを作ったり、冬場ならばこたつを置いたりしてもよいかもしれません。

注意点

ソファも置いてこたつも置いて……となると、かなりの広さが必要です。

リビングが狭いときは、畳だけ、こたつだけと置くものを限り、ごちゃごちゃした印象にならないようにしてください。

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4-2.玄関は引き戸にする

玄関は引き戸にする

玄関を引き戸にすると、外観も和風に仕上がります。

重いドアを手前に引く必要がなくなるため、小さな子どもや高齢の方がいるご家庭にもおすすめです。

和風にするコツ

扉を木製にすると、和の雰囲気が出やすくなります。

また、玄関ポーチの照明に和のデザインを選ぶことでも、和風住宅に見えやすくなります。

注意点

1枚扉にする場合でも戸袋のスペースを確保するため、扉2枚分の横幅が必要です。
玄関スペースをあまり広く確保できないときは、ドアも検討しましょう。

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4-3.寝室は視線が低くなるように工夫する

寝室は視線が低くなるように工夫する

視線が低くなるようにすることで、和のテイストを感じやすくなります。

ベッドの高さに注意して、和空間をつくりましょう。

和風にするコツ

和室に布団という選択もありますが、洋室の場合ならローベッドがおすすめです。

視線が低くなり、和のテイストを感じやすくなります。

注意点

畳ベッドやすのこベッドなども検討できますが、慣れていないと身体が痛くなるかもしれません。

見た目だけでなく寝心地にもこだわって、布団やベッドを選びましょう。

以上が注文住宅を和風にする外観・内装・部屋別のコツです。

もちろん、このほかにも注文住宅を和風に仕上げるコツはたくさんあります。

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5.和風の注文住宅を得意とするハウスメーカー3選

和風住宅を得意とするハウスメーカーなら、細部までこだわった和のテイストを楽しめます。

おすすめのハウスメーカーと住宅商品を紹介します。

5-1.一条工務店|百年

一条工務店の「百年」は、和の伝統美と先進技術を融合させた住宅です。

日本家屋を目指す方にもおすすめです。

参考:一条工務店|百年

▷一条工務店の坪単価・口コミはこちら

5-2.セキスイハイム|グランツーユー平屋

和風の平屋を建てたい方には、セキスイハイムの「グランツーユー平屋」がおすすめです。

縁側代わりのテラスもあり、自然を感じながら生活できます。

参考:セキスイハイム|グランツーユー平屋

▷セキスイハイムの坪単価・口コミはこちら

5-3.タマホーム|和美彩

タマホームの「和美彩」は、構造躯体に国産木材を100%使用した住宅です。

木のぬくもりを感じる、和風住宅を目指す方にもおすすめです。

参考:タマホーム|和美彩

▷タマホームの坪単価・口コミはこちら

まとめ

注文住宅を和風デザインにするためのコツを、外観・内装・部屋別にお伝えしました。
それではおさらいです。

この記事のポイント

和風な家の特徴は?

住宅のすべてが和空間である純日本住宅とは異なり、和のテイストがどこかに感じられる住宅であれば和風住宅と呼びます。

詳細は「1.そもそも和風の注文住宅とは?」で解説しています。

注文住宅の外観を和風に仕上げるコツは?

外観を和風にする際には、以下の点に気を付けましょう。

  • 和風注文住宅の外観のコツ
  • 壁構造ではなく柱構造
  • ドアではなく引き戸
  • スレートではなく瓦
  • テラスではなく縁側

詳しくは「2.【外観】和風の注文住宅に仕上げるコツ」をご覧ください。

注文住宅の内装を和風にするコツは?

癒しの和の空間を演出するには、以下の点がポイントです。

  • 畳の部屋をひとつ以上つくる
  • 障子やふすまを活用する
  • 広めの玄関土間を設置する

3.【内装】和風の注文住宅に仕上げるコツ」では、おしゃれな内装のコツや注意点を解説しています。

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