「注文住宅を建てたいけれど、具体的なイメージが湧かない」と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
また、「漠然としたイメージはあるけれど、ハウスメーカーの営業担当者にうまく伝える自信がない」という方もいるでしょう。
注文住宅は、好みのデザイン、好みのスタイルを実現できますが、多くの方が注文住宅の初心者。
思い描くイメージを実現させるためには、以下のようなポイントを押さえながら検討していく必要があります。
- 間取り・内装・外観を個別にイメージする
- カタログやインターネットから理想に近いイメージを探す
- 注文住宅のトレンドを知っておく
そこで、この記事では、以下の内容を解説します。
- 間取り・内装・外観のイメージの決め方
- ハウスメーカー営業担当者へのイメージの伝え方
- 2023年の注文住宅のトレンド
「理想とかけ離れてしまった…」「思ったよりカッコよくない家になってしまった」とならないためのポイントも解説するので、ぜひ注文住宅のイメージづくりの参考にしてくださいね。
注文住宅の購入手順について知りたい方は「注文住宅の流れ」の記事もご覧ください。
Contents
1.注文住宅の間取りイメージの決め方
注文住宅は自由度が高いからこそ、事前にしっかりとしたイメージがないと、理想とはかけ離れた住宅になってしまうリスクがあります。
間取りのイメージを決めるときには、次の手順で考えをまとめていきましょう。
- 希望する暮らし方をリストアップする
- 現在の間取りの不満点を洗い出す
順に解説します。
1-1.希望する暮らし方をリストアップする
まずは、住む人全員がどのような暮らしを実現させたいのかを考えてみます。
父:急なテレワークにも対応したい
母:なるべく楽に家事をこなしたい
子供:自分だけの部屋が欲しい
祖父:ケガのリスクを減らしたい
祖母:気軽にお客さんを呼びたい
理想の暮らしがイメージしにくいときは、インターネットの画像検索やSNSを利用してみましょう。
公開されているアイデアや実例を見ることで、「あなたが実現したい暮らし」が鮮明にイメージしやすくなりますよ。
1-2.現在の間取りの不満点を洗い出す
次に、家族で話し合い、現在の間取りの不満点を具体的に洗い出しましょう。
リビングや洗面所、浴室などの共用スペースだけでなく、個室の不満点も細かくリストアップしていくとよいです。
たとえば、次のような不満点が見つかるかもしれません。
- 個室が少ない
- リビングが狭い
- 動線が悪く、家の中で行ったり来たりしている
- 玄関が狭い・玄関の収納が少ない
- 浴室に段差があって、転倒しそうになる
- 個室の収納が少ない
リビングの狭さが気になるときは、LDKとして空間をまとめることで広々と見えるようにできるかもしれません。
また、敷地が狭く、実質的にリビングを広げられないときでも、天井高を高くすることで開放感を演出できます。
なお、予算によってはすべての不満点を解消できない可能性もあるため、リストアップする際には、優先順位を付けておきましょう。
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2.注文住宅の外観・内装イメージの決め方
理想の外観・内装を実現するには、頭の中にあるイメージを具体的な言葉や画像に整理しておくことが大事です。
次の方法で、外観・内装のイメージを整理しておきましょう。
- 住む人全員で理想のイメージについて話し合う
- ハウスメーカーの公式ホームページを確認する
- 注文住宅のプロに相談する
1つずつ見ていきましょう。
2-1.住む人全員で理想のイメージについて話し合う
間取りと同様、外観・内装も、住む人全員の意見を反映させることが大切です。
みんなで理想の外観・内装について話し合いましょう。
このとき、インターネット検索やSNSでアイデアや実例の画像を具体的に集めておけば、認識のズレが起こりづらくなるのでおすすめです。
理想と完全一致した画像が見つからなくても、「この画像の壁の色を少し暗くしたい」「大体こんなイメージだけれど、シーリングファンは不要」など、土台となる画像があればイメージを具現化しやすくなりますよ。
家族が希望する外観・内装のイメージが固まったら、集めた画像と合わせて、みんなのコメントもまとめておきましょう。
2-2.公式ホームページを確認する
ハウスメーカー・工務店ごとに、得意とするデザインの傾向が決まっています。
各社のホームページを見れば、理想的な外観・内装イメージを実現できそうなハウスメーカー・工務店がわかりますよ。
ただし、全国に数万社あるといわれているハウスメーカー・工務店のホームページを1社ずつ確認していくのは現実的ではありません。
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2-3.注文住宅のプロに相談する
「インターネット検索やSNSでの画像収集のコツがわからない」
「家族の意見がバラバラでまとめるのが難しい」
など、イメージづくりの話し合いが難航するケースもあるでしょう。
そのような場合は、注文住宅のプロに要望整理や情報収集をサポートしてもらうとよいです。
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3.注文住宅の正確なイメージを営業担当者に伝える方法
注文住宅は自由度が高いからこそ、イメージどおりに建てることが難しいです。
理想の住宅を実現できない原因の1つに、思い浮かべているイメージが正確にハウスメーカー・工務店の営業担当者に伝わっていないことが挙げられます。
正確にイメージを伝えるためにも、次のポイントを押さえておきましょう。
- 話し合いの意見をまとめておく
- 優先順位を決める
- カタログやネットなどの画像を見せて説明する
- 注文住宅のプロに相談しておく
以下より、各ポイントを説明します。
3-1.話し合いの意見をまとめておく
住む人全員で話し合って、意見をまとめておくことが大切です。
営業担当者との打ち合わせの場で、みんなが口々に好きな外観・内装・間取りについて話してしまうと、営業担当者はどの意見を採用してよいのか戸惑ってしまいます。
家族の意見をまとめるだけで打ち合わせが終わってしまった…となると、打ち合わせ回数が増え、希望のスケジュールが成立しないおそれもあるので注意してください。
3-2.優先順位を決める
家族の意見がまとまっていても、予算によってはすべてを実現できないかもしれません。
営業担当者に希望を伝えるときは、優先順位もあわせて伝えましょう。
たとえば、「外壁の一部にタイルを使うのは、優先順位1位です」「予算的に難しいときは、リビングの吹き抜けはカットしても構いません」など、わかりやすく伝えると、希望のイメージと完成した住宅が近づきやすくなります。
3-3.カタログやネットなどの画像を見せて説明する
営業担当者にイメージを伝えるときは、カタログやインターネットで見つけた画像を用いると、お互いの認識が一致しやすいです。
言葉だけで説明しようとすると、少しずつイメージにズレが生じてしまい、理想とは異なる住宅に仕上がるリスクがあります。
理想とする外観や内装、間取りの画像が見つからないときは、オーナー自身が描いたり、トレンドを参考にしたりするのもよいでしょう。
3-4.注文住宅のプロに相談しておく
自分たちだけでハウスメーカー・工務店の営業担当者に正確に希望を伝える自信がない方は、あらかじめ注文住宅の相談窓口を利用し、プロに相談しておくとよいです。
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4.注文住宅の成功例 とポイント
ここでは、注文住宅によって理想を実現した例を3つ紹介します。
- 吹き抜けのある広々としたリビング
- モダンでおしゃれな外観
- 個性と機能性を両立するトイレの内装
それぞれの事例とポイントを見ていきましょう。
4-1.【成功例1】吹き抜けのある広々としたリビング
広いリビングのポイント
リビングを広く、開放的な空間にする際には、床面積と天井までの高さを意識しましょう。
収納スペースもしっかり確保しておくとよいです。整理整頓された部屋は、広々とした印象を後押ししてくれます。
モノが片付けやすいよう、リビング内や廊下に壁面収納を設置したり、大きな納戸やファミリークローゼットなどを検討したりしましょう。
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4-2.【成功例2】モダンでおしゃれな外観
デザインテイストを絞っておしゃれな見た目に!
以前借りていた一戸建ては、和風と洋風がごちゃついた印象の外観が気に入りませんでした。注文住宅で「モダンデザイン」に振り切ったので、統一感のあるおしゃれな外観に仕上がり、満足です!
おしゃれな外観のポイント
外観は、住宅のイメージを左右する重要な要素です。
まずは好みの外観デザインを見つけ、テーマを絞ってみましょう。
ちなみに、現代のライフスタイルでは、すべてを和風にすると住みづらくなる可能性もあるため、新築住宅に和風要素を取り入れたい場合は「和モダン」を検討しましょう。
たとえば、外観はモダンに振り切り、和の要素は「和室」を作ることで取り入れる方法がおすすめです。
4-3.【成功例3】個性と機能性を両立するトイレの内装
大事なお客さんにも使ってもらえる!
来客用と家族用のトイレが一緒なので、トイレの内装にはこだわりたかった。注文住宅の相談窓口で相談したら、人造大理石の床をおすすめされ採用しました。おしゃれな見た目になったし、汚れも落ちやすいので大成功です!
おしゃれで使いやすいトイレのポイント
おしゃれで使いやすいトイレにする場合、個性的なクロスと人造大理石の床がおすすめです。
人造大理石なら、見た目に高級感が出るだけでなく、水拭きで簡単に汚れが落ちるため、トイレ掃除の手間が省けます。
5.2023年に流行る注文住宅のトレンド
間取りや内装・外観のイメージが湧きにくいときは、トレンドを参考にしてみてはいかがでしょうか。
流行には理由があります。住宅のトレンドと各メリット・デメリットについて見ていきましょう。
5-1.【間取り】2階に水回りをつくる
メリット |
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デメリット |
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2階建て住宅なら、1階と2階の両方にトイレをつくるパターンがスタンダードになってきています。
近年ではトイレだけでなく、浴室や洗面所も2階につくるケースが増えているようです。
ただし、バリアフリー住宅にしたい方や、水の音が下の階に響くと困る方には向いていません。
5-2.【間取り】家事室(ランドリールーム)をつくる
メリット | 家事を時短できる |
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デメリット | リビングや個室が狭くなる可能性がある |
洗濯や洗濯物干し、アイロンがけなどの家事をまとめておこなう家事室(ランドリールーム)もトレンドです。
家の中を行ったり来たりする必要がなくなり、洗濯にかかる時間を短縮できます。
ただし、床面積があまり広くない場合は、リビングやその他個室の広さに影響が出るかもしれません。
全体の間取りバランスを見たうえで検討してください。
5-3.【外観】黒メインのモダンスタイル
メリット |
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デメリット | 周囲と調和しない可能性がある |
白やアイボリーなどの明るい色の住宅が大半を占めるなか、黒色を基調とした外観の住宅も増えてきています。
汚れが目立ちづらかったり、個性的な見た目になりやすかったりとメリットもありますが、周囲の家となじまない可能性もあります。
周囲となじまないとかえって「浮いている」ようにも見えるので、エクステリアや外構でバランスを取りながらデザインを決めていきましょう。
5-4.【外観】ナチュラルモダン
メリット |
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デメリット | 個性が出しづらい |
自然と調和する木や石などの天然素材を多用した、ナチュラルな家が人気です。
ベージュやブラウンなどの色味を使った、温かみのある雰囲気が特徴です。
個性的な形状にしても周囲となじみやすく、インテリアも考えやすいので、幅広い年代に支持を集めています。
5-5.【内装】間接照明を多用する
メリット |
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デメリット | 照明の種類・設置場所によっては暗い印象になる |
部屋の中心部に1つだけ照明をつけるスタイルもよいですが、空間によってはダウンライトや大小のランプなどを組み合わせたスタイルを採用したほうが、おしゃれかつ機能的になるケースもあります。
子供部屋や書斎が暗いと目が悪くなってしまうリスクもあるので、部屋の用途によって使い分けてください。
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5-6.【内装】無垢フローリング
メリット |
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デメリット |
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合板ではない、自然素材の無垢フローリングもトレンドです。
高級感があり、自然のぬくもりを感じられます。
自然素材の中には、無垢のほか、漆喰や藻土など、さまざまな種類があります。傷つきやすい素材もあるので、各素材の特徴を調べたうえで検討しましょう。
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6.【要注意】ダサい注文住宅になりやすい考え方
自由度の高さが注文住宅の魅力ですが、自由度が高ければ高いほどプランを立てるのは難しくなり、うまく整理できずにダサくなってしまうことがあります。
最後に、注文住宅のプランを立てるうえで注意が必要な考え方について解説します。
6-1.好きなモノを寄せ集めた外観
希望を実現できるのが注文住宅のメリットですが、希望に統一感がなく、好きなモノの寄せ集めになってしまうと、おしゃれとは言い難い外観に仕上がってしまいます。
住む人全員の希望をまとめるときは、最初に大まかなスタイル(ナチュラル、和モダンなど)を1つ決めておきましょう。
6-2.ワントーンにまとめすぎた外観・内装
シンプルにまとめることで住宅はモダンに仕上がりますが、真っ黒・真っ白などのワントーンにまとめすぎてしまうと、異質感のある住宅になってしまいます。
全体的に白色でもドアや窓枠にブラウンを取り入れたり、アクセントカラーとなる家具を置いたりして、抜け感を出すとよいでしょう。
6-3.ありきたりな間取り
ありきたりな間取りを選択すると、建売住宅のような画一的な仕上がりになります。
注文住宅ならではの自由度を活かして、住む人全員が快適に暮らせる間取りを実現しましょう。
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まとめ
注文住宅は、事前にどれだけ具体的にイメージを膨らませられるかが大事です。
住む人全員で話し合い、インターネットやSNSで画像検索をして、正確なイメージをハウスメーカー・工務店の営業担当者に伝えましょう。
この記事のポイント
外観・内装のイメージは、次の方法で整理しましょう。
- 住む人全員で理想のイメージについて話し合う
- ハウスメーカーの公式ホームページを確認する
- 注文住宅の相談窓口に問い合わせる
詳しくは「2.注文住宅の外観・内装イメージの決め方 」で解説しています。
「4.注文住宅の成功例とポイント」では、吹き抜けのある広々としたリビングの間取り成功例を解説しています。
また、外観・内装の成功例も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
黒メインのモダンスタイルや、ナチュラルモダンな外観がトレンドです。
詳細やメリット・デメリットは「5-3.【外観】黒メインのモダンスタイル」「5-4.【外観】ナチュラルモダン」でお伝えしています。
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マンションに住んでいたときは、リビングにモノが溢れ、くつろげない状況でした。注文住宅では、リビングの面積を十分に確保し、吹き抜けにもしたので、日中は明るく、開放感のあるリビングになりました。