近年では、現代的な雰囲気が特徴の、モダンスタイルの注文住宅が人気です。
他のスタイルよりも比較的シンプルなスタイルではありますが、無計画にプランを立てると理想とかけ離れてしまうこともあるので注意してください。
- モダンな家の外観・内装デザインについて理解する
- モダンスタイルの細かい種類を理解する
- モダンな家を得意とするハウスメーカー・工務店に依頼する
そこで、この記事では、モダンな注文住宅を建てるために以下の内容を解説します。
- モダンな家を建てるコツ(外観・内装)
- モダンスタイルの種類
- モダンな家を得意とするハウスメーカー・工務店
最後には、モダンスタイルのメリット・デメリットも解説するので、ぜひ最後までご覧いただき、理想的なモダンスタイルの注文住宅を建ててくださいね。
家づくりの際のイメージの決め方について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。
Contents
1.注文住宅のモダンスタイルとは?
モダンスタイルとは、現代的あるいは現代風なデザインのことです。
- シンプルに仕上げられている
- 開放的な印象がある
- 白・グレー・黒などのモノトーンを基調としている
一般的には、装飾性を極力抑えたシンプルなスタイルを指します。
従来多くの方に好まれていた装飾性の高い華美なスタイルとは対極にあるスタイルといえます。
外観だけでなく、内装もシンプルに仕上げるので、開放的な空間を演出しやすいでしょう。
色合いは、白・グレー・黒などのモノトーンを基調とすることが多いです。
2.【外観・内装】モダンな家を建てるコツ
ここからは、モダンな家づくりの具体的なコツを解説します。
- 【外観】白・グレー・黒のシンプルな色合いの外観にする
- 【外観】屋根の勾配にこだわる
- 【外観】アクセントウォールでインパクトをプラスする
- 【内装】リビングは縦横の広さを意識する
- 【内装】洗練されたオープンキッチンをつくる
- 【内装】グリーンでゆとりを演出する
以下より詳細をチェックし、スタイリッシュで飽きが来にくいモダンな住宅の参考にしてください。
2-1.【外観】白・グレー・黒のシンプルな色合いの外観にする
モダンな住宅は、装飾性が少ないシンプルな外観が特徴です。
ぱっと見ただけでもシンプルさが伝わるように、外観は白かグレー、黒などのベーシックなものを選びましょう。
たとえば、白いボックスを組み合わせたようなデザインに、屋根部分や窓枠だけ黒やグレーを印象的に合わせるのもおすすめです。外観でシンプルさを印象付けると、モダンな住宅にぐっと近づきます。
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2-2.【外観】屋根の勾配にこだわる
モダンスタイルにこだわるなら、屋根の勾配にもこだわってください。
勾配が少し変わるだけでも、住宅の印象は変わります。
屋根部分がフラットなモダン住宅もありますが、雨や雪が多い地域には適さないことがあります。
片流れや切妻などの1面、2面程度のシンプルな屋根を選ぶと、モダンさを保ちつつ、機能性も高まります。
また、屋根の形によって内装も変化します。
リビングに吹き抜けの空間をつくる場合、たとえば、リビングを住宅の端に配置するのであれば片流れ、住宅の中央部に配置するときは切妻が合わせやすいでしょう。
2-3.【外観】アクセントウォールでインパクトをプラスする
シンプルな外観が特徴のモダンスタイルですが、インパクトをプラスしたいときは、一部にのみ素材やカラーが異なるアクセントウォールを取り入れてみてはいかがでしょうか。
たとえば、玄関周りだけ、あるいはテラスの周りだけ異なる素材・カラーの外壁を使うことで、建物の表情に立体感が生まれます。
レンガやタイルなどの素材のアクセントウォールなら、ゴージャスな雰囲気になります。
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2-4.【内装】リビングは縦横の広さを意識する
モダンスタイルは、外観だけでは完成しません。内装にもこだわって、モダンで居心地のよい暮らしを実現しましょう。
近年は、客間や応接室を設けず、リビングでお客様をもてなす住宅が増えました。縦にも横にも広いリビングで、モダンな印象をつくってみてはいかがでしょうか。
広さを確保できない場合は、高さを確保するだけでもモダンな印象になります。
吹き抜けでもよいですが、天井高そのものを高くするのもおすすめです。
ハウスメーカー・工務店によっては、天井高を変えられる住宅商品もあります。こだわりの高さで、開放感のあるモダンリビングを実現しましょう。
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2-5.【内装】洗練されたオープンキッチンをつくる
モダンスタイルは、余計な装飾がなく開放的な雰囲気が特徴です。
キッチンも独立した空間ではなく、LDKでつながった空間のほうが開放的な雰囲気が強くなります。
アイランド型やペニンシュラ型のオープンキッチンなら、さらに開放的で洗練された空間に仕上がります。
料理中や洗い物中でも家族や来客とコミュニケーションを取れるようになり、より楽しく過ごせる住まいになるでしょう。
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2-6.【内装】グリーンでゆとりを演出する
モダンな住宅は、色味を抑えてシンプルに仕上げるのが原則ですが、あまりにも色味がないと殺風景に見える点に注意が必要です。
観葉植物を家の中に置いて、グリーンをプラスしてはいかがでしょうか。
グリーンはモノトーンにも茶系のカラーにもマッチするため、ふんだんに取り入れてもごちゃごちゃした印象にはなりにくいです。
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以上が、モダンスタイルの家を建てるコツです。
ただし、注文住宅は建てる土地やオーナーの要望、予算など、さまざまな要素によって1戸1戸最適なプランが異なります。
自分に合ったモダンスタイルのプランを見つけるには、実際にハウスメーカー・工務店からプランを提案してもらい、複数比較していくしかありません。
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3.モダンスタイルの種類と特徴
基本的なモダンな家づくりを理解したら、今度はより細かなスタイルを掘り下げてみましょう。
モダンスタイルの主な種類としては、以下のようなものが挙げられます。
- シンプルモダン
- ナチュラルモダン
- 和モダン
- ラグジュアリーモダン
- ミッドセンチュリーモダン
- 北欧モダン
各種類の特徴について見ていきましょう。
3-1.シンプルモダン
モダンスタイルの中でも、シンプルモダンは装飾性が少なく、色合いや素材もシンプルなデザインです。
内装も、装飾だけを目的とした余計な線がなく、直線や曲線だけで成り立っていることが多いです。
家具や照明などは、木や布だけでなく、ガラスやアルミニウムなどが使われることもあり、落ち着いた暮らしを演出できます。
清潔感があり、どの年齢層からも受け入れやすいモダンスタイルといえるでしょう。
3-2.ナチュラルモダン
ナチュラルモダンは、木を多用したデザインです。
内装には無垢材のフローリングや階段、木製家具などの自然素材を採用し、モダンで温かみのある雰囲気をつくります。
ナチュラルモダンは、木の色味によって印象が大きく変わります。
たとえば、パイン材やブナ材などの白に近い木を多用すれば、カジュアルで軽やかな印象になります。
一方、オーク材やウォールナット材、マホガニー材などの黒っぽい木を多用すると、ナチュラルな印象の中にも重厚感を演出できます。
3-3.和モダン
和モダンとは、純和風ではなくモダンな雰囲気の中に、畳や障子、漆喰の壁などの和テイストのパーツを織り交ぜながら仕上げたデザインです。
日本的な居心地のよさと現代的な機能性を融合させた、暮らしやすいスタイルといえます。
和モダンには、厳格な定義はありません。
住宅全体を和モダンに仕上げることもありますが、和室のみ和モダンにして、そのほかの空間はナチュラルモダンやシンプルモダンなどに仕上げることもあります。
畳の部屋にクッションやソファなどの洋風なアイテムを取り入れたり、フローリングの部屋に障子を組み合わせたりすることもできます。
なお、和モダンな空間には、ロータイプの家具がマッチします。座面が低いソファや座椅子、脚の短いテーブルなどを組み合わせて、くつろげる空間をつくるとよいでしょう。
3-4.ラグジュアリーモダン
ラグジュアリーモダンとは、シンプルな印象の中に高級感を演出するスタイルです。
内装は、高級感のある大きめの家具や、デザインにこだわった照明器具などを配置し、モダンかつラグジュアリーなインテリアに仕上げます。
ラグジュアリーモダンでは、ダークグレーやアッシュなどの落ち着いた色味のアイテムを選ぶことが基本です。
たとえば、落ち着いた色味のクロスやフローリングのリビングに、壁の一部だけタイルや石のアクセントウォールを取り入れてみてはいかがでしょうか。
リッチテイストが一気に高まり、空間全体がラグジュアリーな雰囲気になります。
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3-5.ミッドセンチュリーモダン
ミッドセンチュリーとは、1940年代~60年代のアメリカで流行ったインテリアや家具のスタイルです。
曲線的なデザインやポップな色合いを特徴とし、プラスチックなどの人工的な素材も積極的に使います。
ミッドセンチュリーとモダンを組み合わせたミッドセンチュリーモダンは、ポップな色合いのプラスチック家具やポスターなどを適度に取り入れたスタイルです。
ミッドセンチュリーのデザイナー家具や、プラスチック素材の置物・チェアなどをシンプルモダンの空間に配置するだけでも完成します。
また、ミッドセンチュリーモダンは、近未来を思わせるシルバー系・曲線系の家具や小物とも好相性です。
アメリカンな雰囲気のシルバーの大型冷蔵庫や、大画面テレビ、インパクトのあるラウンドテーブルなどもしっくりとなじみます。
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3-6.北欧モダン
北欧スタイルとは、アメリカのミッドセンチュリーデザインに強く影響を受けたスタイルです。
アメリカ的なプラスチック素材やカラフルな色使いが、北欧らしいファブリック素材や落ち着いた色味として変化し、シンプルな印象の中にもスタイリッシュな雰囲気が漂います。
北欧モダンは、温かみのある北欧スタイルに現代的なシンプルさを融合させたデザインです。
木材とファブリックをベースに、インテリアや照明、クッションなどでアート性をプラスします。
白いクロスとフローリングがメインの日本の住宅とも相性がよく、取り入れやすいスタイルです。
以上が、モダンスタイルの主な種類です。
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4.モダンスタイルを得意とするハウスメーカー
モダンスタイルの注文住宅を建てるなら、モダンな家づくりに定評があるハウスメーカーを選びましょう。
ハウスメーカーによって得意なデザインは異なります。
ここでは、モダンスタイルでおすすめのハウスメーカーと、その特徴を紹介します。
4-1.積水ハウス
さまざまなスタイルの住宅を生み出してきた積水ハウスは、モダンスタイルの家づくりも得意です。
完全自由設計で、わが家らしさを形にします。
積水ハウスの大空間リビング「ファミリースイート」は、柱や仕切りのない広々とした空間。
ゆとりのあるリビングなら、心地よいコミュニケーションが叶うでしょう。
参考:積水ハウス 公式HP
4-2.ミサワホーム
デザインにこだわるミサワホームは、モダンスタイルも得意としています。
余計なものをすべて削ぎ落したスタイリッシュな外観や、直線が美しいインテリアで、理想のモダンスタイルを実現します。
「INTEGRITY」は、今までミサワホームが蓄積してきた豊富なノウハウを凝縮したデザイナーズ住宅です。
シンプルだけに収まらないスタイリッシュな暮らしが実現できます。
参考:ミサワホーム 公式HP
4-3.三菱地所ホーム
三菱地所ホームでは、相談からアフターケアまで専任のスペシャリストでチームを組み、「1邸1プロジェクト」で理想の住宅を形にします。
モダンなライフスタイルを実現するなら、シンプルかつコストパフォーマンスにも優れた「SMART ORDER」がおすすめです。
企画設計注文住宅ですが、参考プランが100種類以上あるため、具体的なイメージが湧きにくい方でもスムーズにプランを考えることができます。
参考:三菱地所ホーム 公式HP
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5.モダンスタイルの家のメリット・デメリット
最後に、モダンスタイル住宅のメリットとデメリットを解説します。
メリット |
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デメリット |
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シンプルで飽きが来きにくいのは、モダンスタイルのメリットです。
装飾性がない分、建築費も抑えやすいでしょう。
また、モノトーンかつシンプルな内装のため、アレンジがしやすく、簡単に異なるスタイルに変更できます。
しかし、白や黒などのシンプルな外壁のため、汚れが目立ちやすくなる点に注意が必要です。軒がないと劣化しやすく、さらに目立つかもしれません。
また、シンプル過ぎて、殺風景に見えることもあります。気になるときはシンボルツリーを植えたり、アクセントウォールを採り入れたりしてみましょう。
まとめ
おしゃれな注文住宅を建てるなら、モダンスタイルの注文住宅を目指してみてはいかがでしょうか。
それではおさらいです。
この記事のポイント
モダンスタイルの住宅とは、以下のような特徴のある住宅ことです。
- シンプルに仕上げられている
- 開放的な印象がある
- 白・グレー・黒などのモノトーンを基調としている
詳しくは「1.注文住宅のモダンスタイルとは?」をご覧ください。
装飾だけを目的とした余計な線をつくるのではなく、直線や曲線だけを採用しましょう。
詳細は「3-1.シンプルモダン」で解説しています。
「2.【外観・内装】モダンな家を建てるコツ」では、以下のようなコツを詳しく解説しています。
- 白・グレー・黒のシンプルな色合いの外観にする
- 屋根の勾配にこだわる
- アクセントウォールでインパクトをプラスする
モダンスタイルの家の内装についてもコツをお伝えしているので、ぜひ参考にしてください。
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