不動産売却をする際、信頼できる不動産会社を見つけるには、各会社の特徴や実績、エリアに対してどの程度精通しているかなどを見極めることが重要です。

今回は、不動産査定をどの会社に依頼するか迷った方が知っておきたいおすすめランキングと不動産会社選び方のコツを解説します。

1.【2023年最新】不動産売却におすすめの仲介会社ランキング10社

2023年最新のおすすめの不動産仲介会社は以下の10社です。

※公益財団法人不動産流通推進センター「2023不動産業統計集」仲介取扱高を元にランキングを作成

以下、ランキングに沿って会社の特徴を解説します。仲介件数や仲介取扱高なども紹介しますので、不動産会社選びの指標になるでしょう。

1位.三井不動産リアルティグループ

三井不動産リアルティグループは、三井不動産の子会社であり、36年連続仲介取扱件数1位の不動産仲介業の最大手です。

不動産仲介部門は、「三井のリハウス」で行なっており、全国に291店舗展開しているので、地域ごとの詳細な情報を活用したサポートが期待できます。

また無償で、給湯器やガスコンロなどの設備調査、雨漏りやシロアリ被害などの建物調査を実施してくれるので、年数の経過した物件を売却する際でも安心です。

さらに、引き渡し後でも一定の条件を満たせば、設備・建物補修費用を負担（上限20万円税抜）してくれるサービスもあり、取引前から取引後まで全面的なサポートを行っています。

2位.東急リバブル

東急リバブルは、創業50年以上の実績があり、特に首都圏に強みを持った不動産会社です。

売主専用の売却サポートページが用意され、豊富なデータを活かして、顧客ごとに効果の高い販売戦略を提案してくれます。

また、一定の期間に売却できなかった場合は、東急リバブルが買取をしてくれる不動産買取サービスも行っているため、安心して依頼ができます。

売買仲介営業スタッフの98%は、「宅地建物取引士」の資格を有する専門家のため、質の高いサポートを受けられるでしょう。

3位.住友不動産販売

住友不動産販売は、大手ならではの顧客情報と豊富な実績がある不動産会社です。

全国に237店舗を展開しており、地域ごとの特徴を熟知している担当者が、地域密着型のサポートを行います。

売却前には室内清掃や草刈り、売却後には建物補償や設備管理のサービスも含まれており、手厚いサービス体制が整っているのが特徴です。

また、ヒアリングからアフターフォローまで、同じ担当者が担ってくれるので、安心して売却活動を進められるでしょう。

4位.野村不動産ソリューションズ（野村の仲介＋）

野村不動産（野村の仲介＋）は、野村不動産ソリューションズ株式会社が展開する個人向け仲介サービスのことです。

設備・建物補修などのサービスがあるのはもちろんのこと、ハウスクリーニングや不要な家具の回収等の充実したサポートが付いているのが特徴です。

また、7年連続で年間訪問者数700万人超の集客力を持つ「ノムコム」、という独自サイトに物件を掲載することで、広く買い手に情報を伝えることができます。

保証や整備、プロのカメラマンによる撮影など、物件の価値を高めてくれる選択肢が豊富にそろっている仲介会社といえます。

5位.三井住友トラスト不動産

三井住友トラスト不動産は、すみしん不動産と中央三井不動産による経営統合で誕生した不動産会社です。

三井住友信託銀行グループの情報ネットワークとコンサルティング力を活用して、不動産流通サービスを幅広く提供しており、高品質な仲介サービスを強みとしています。

また、各社と連携して不動産の有効活用、贈与、相続、住宅ローン利用なども相談することが可能です。

6位.センチュリー21

センチュリー21は、フランチャイズ経営大手の不動産会社です。

全国各地の仲介会社がセンチュリー21を看板として不動産活動を実施しているため、店舗数は1,000店舗を超えており、他社と比べても圧倒的な店舗数を誇ります。

賃貸不動産のイメージが強いセンチュリー21ですが、不動産仲介の実績も多く、豊富な実績やノウハウを活用することで、質の高いサポート体制を整えています。

7位.三菱UFJ不動産販売

三菱UFJ不動産は、総合金融グループである「三菱UFJフィナンシャル・グループ」の子会社に位置する不動産仲介会社です。

大手ならではのネットワークをいかして、グループ関連企業と連携した幅広い販促活動が特徴です。

時代に合わせたツール提供も魅力で、360°パノラマ画像や3D動画を活用し、オンライン上で手軽に内覧ができるサービスも展開しています。

建物検査サービスや補修サービスもあるので安心して任せられることはもちろん、総合金融グループの子会社として信頼性の高い不動産会社といえます。

8位.みずほ不動産販売

みずほ不動産販売は、みずほ信託銀行の仲介部門から独立した大手の不動産会社です。

みずほ銀行やみずほ信託銀行などのグループと連携し、豊富な知識と情報で、質の高い提案活動を行なってくれます。

営業担当者の平均の仲介経験年数が、12年と実績のあるベテラン担当者が多いため、安心して任せられることも特徴です。

また、建物調査やお掃除サポート、設備保証などのサービスも充実していることもポイントです。

9位.オープンハウス

オープンハウスは、不動産売買の仲介業や、自社ブランドでマンションや戸建を販売している不動産会社です。

首都圏を中心に、名古屋や福岡などにもエリアを拡大中で、現在勢いのある会社といえます。

オープンハウスの特徴は、一般的な購入希望者を探す「仲介」ではなく、「買取」のため、建物をすぐに現金化できる点です。買取とは、不動産仲介会社が直接物件を買い取る方法です。

そのため、購入希望者を探したり近隣に知られたりすることなく、スピーディに家の売却が行えます。買取希望の場合、24時間以内に即金買取金額を知ることができ、最短で48時間以内には現金化できるという魅力もあります。

10位.積水ハウス不動産

積水ハウス不動産は、積水ハウスグループが運営する不動産仲介サービスです。

対応エリアが広いのが特徴で、東北、中部、中国・四国、九州にも店舗を構えており、地域密着型の提案活動を行ってくれます。

積水ハウスの家を売却する場合は、「スムストック査定」を利用できます。
スムストック査定とは、積水ハウス住宅の過去の点検・補修状況、リフォームといった情報を把握した上で、データに沿った相応しい提案を専門の住宅販売士が説明してくれるサービスです。

また、事前に建物を検査してくれるサービスや、不具合箇所を補修してくれるサービスなどのトータルサポート付きなので、引き渡し後も安心です。

なお、信頼できる不動産会社を探すなら、初めから1社にしぼらず複数の会社を比較することが大切です。

3社以上から見積もりを出し、査定結果や対応力など総合的に判断することで、信頼できる不動産会社を見つけられるでしょう。

NTTデータグループが運営する「不動産売却 HOME4U（ホームフォーユー） 」なら、厳しい審査を通過した全国約2,300の不動産会社の中から、最大6社を選んで査定依頼できます。 信頼できる不動産会社を見つけるなら、ぜひ「不動産売却 HOME4U」をご活用ください。

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2.不動産会社を選ぶ際のポイント

信頼できる不動産会社を選ぶ際のポイントは、以下の3つです。

大手・中小の不動産会社に限らず、3つの特徴を押さえることで自身に最適な不動産会社を見つけられます。

2-1.査定額の根拠が明確か

査定額の根拠が明確であるかどうかは、不動産会社の信頼性を判断する上で重要なポイントです。

査定額の根拠を聞いた際に、曖昧な返答や話を逸らすようであれば、不動産売却に強い会社とはいえません。

不動産会社の中には、自分の会社を選んでほしいからと、実際の売却価格よりも高額な査定額を提示してくる場合もあります。しかし、依頼しても、なかなか売れず結局は価格を下げるケースも多いです。

きちんと売主を納得させられる根拠を説明できるのであれば、査定額が相場より高額であっても、売却できる可能性は高くなるでしょう。

2-2.不動産売却の実績が豊富か

不動産売却の実績が豊富であれば、安心して任せられる可能性は高くなります。

顧客を多く抱えた不動産会社であれば、経験やノウハウが蓄積されており、自身の物件に最適な売却活動を提案してくれるので、短期間での売却に期待できるでしょう。

各不動産会社によって、戸建に強いのか、マンションに強いのかなどの特徴が異なります。
実績はホームページなどで確認できるため、過去の取引事例を確認して判断しましょう。

2-3.担当者との相性がよいか

不動産会社の担当者との相性に問題がないかも、会社選びの大切なポイントです。

担当者との相性が悪いと、こちらの要望が汲み取ってもらえず、希望通りの売却にならない可能性があります。

質問や疑問点に親身になって対応してくれて、専門家の立場から的確なアドバイスをしてくれるようであれば、信用できる担当者と言えるでしょう。

不動産売却は、準備から引き渡しまで3〜6ヶ月程度の期間がかかるので、信頼できる担当者を見つけることは重要です。

3.一括査定サイトを使って査定依頼する際のコツ

一括査定サイトを使って査定依頼する際のコツは、以下の2つです。

一括査定サイトとは、複数の不動産会社から無料で査定を受けられるサービスです。
一括査定サイトのコツを理解すると、信頼できる不動産会社を見つけやすくなります。

3-1.大手と中小の違いを理解した上で依頼する

大手と中小の違いを理解した上で査定を依頼すると、自分に合った不動産会社を見つけられます。

大手と中小どちらにもメリット・デメリットがあり、売りたい物件の種類や、地域によって選ぶ基準も変わります。

大手と中小の違いは、以下のとおりです。

大手の特徴は、広いネットワークを活かした集客力と宣伝力で、多くの方に物件情報を届けられる点です。物件を見る人が増えれば、短期間での売却に期待ができます。

また、設備・建物保証、ハウスクリーニングなどのサービスが充実しているので、売主にとって売却しやすい環境が整っていることも魅力的です。

一方で中小は、地元の不動産会社にしか知り得ない情報を、的確に買主に伝えてくれます。大手では把握できない、中小独自の情報を持っていることが特徴です。

また、大手はマニュアルや規則がしっかりして臨機応変な対応が難しい傾向にありますが、中小であれば、売主の要望に対して柔軟に対応してくれるという利点もあります。

一括査定サイトを利用する際は、大手から中小まで幅広く査定を依頼して、最適な不動産会社を見つけましょう。

3-2.複数社へ査定を依頼する

一括査定サイトを使う場合は、複数社へ査定を依頼しましょう。

査定額は、不動産会社によって異なり、売却物件の相場を確かめるためにも複数社を比較することが大切です。

また、複数社へ査定を依頼すると、信頼できる担当者に出会いやすいこともメリットです。複数の不動産会社を比較すれば、担当者の人柄や自分との相性がよりわかりやすくなるでしょう。

充実した売却活動を進めるには、3社以上から比較して、より良い条件の不動産会社と契約を結ぶことが重要です。

不動産会社への査定依頼は、「不動産売却 HOME4U（ホームフォーユー）」が便利です。

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まとめ

不動産売却におすすめの仲介会社ランキング10社をご紹介しました。気になる不動産会社はありましたでしょうか？

不動産会社を選ぶ際のポイントは、以下のとおりです。

• 査定額の根拠が明確か
• 不動産売却の実績が豊富か
• 担当者との相性に問題がないか

不動産会社は1社に絞らず、3社以上を比較すると各社の対応やご自身との相性が明確になります。ぜひ「不動産売却 HOME4U」を活用し、信頼できる不動産会社を見つけてください。