
吹き抜けや高い天井に憧れている人は多いのではないでしょうか?住宅に吹き抜けがあるだけで、まるでホテルや別荘のような高級感を感じることができますよね。
しかし吹き抜け・高い天井にはデメリットも多いので、設置する際は慎重に検討するようにしましょう。この記事では、吹き抜け・高い天井のメリットやデメリット、間取り例や設置の注意点などについて解説していきます。高い天井に憧れがある人は、ぜひ参考にしてみてください。
吹き抜け・高い天井のメリット |
---|
|
吹き抜け・高い天井のデメリット |
---|
|
吹き抜け・高い天井はこんな場合に活用できる
Contents
1.吹き抜け・高い天井の間取り例5選
吹き抜け・高い天井を設置した代表的な間取り例を、建物の延床坪数・タイプ別に5つ紹介していきます。
どんな人に人気の間取りか、費用はいくらかかるかも記載していますので、ぜひ参考にしてください。
- 1-1.【20坪台】吹き抜けある間取り例
- 1-2.【35坪台】吹き抜けある間取り例
- 1-3.【30坪台】吹き抜けある間取り例
- 1-4.【35坪台】吹き抜けある間取り例
- 1-5.【40坪台】吹き抜けある間取り例
1-1.【20坪台】吹き抜けのある間取り例
住宅密集地で「縦のスペース」を広々と使った間取り
こんな人に人気 | 限られたスペースを広く使いたい人 |
---|---|
世帯(想定) | 夫婦+子供1人 |
延床面積 | 25坪 |
間取り | 2階建て4LDK(+シューズインクローゼット+バルコニー+インナーガレージ) |
本体価格 | 約2,000万円 |
都内だと住宅密集地が多く、なかなか広い敷地を確保するのは難しいですよね。上記の間取りもおよそ25坪と限られた面積ですが、吹き抜けを採用することで実際よりも広く感じられるお家になりました。ダイニング部分をあえて低くすることで、相対的に吹き抜けが高く感じられるようになり、充実した開放感を味わえます。
▶【住宅密集地で吹き抜け】など、自分の理想を叶える方法を漫画でチェック
▶【住宅密集地で吹き抜け】など、自分の理想を叶える方法を漫画でチェック
1-2.【35坪台】吹き抜けのある間取り例
コストを抑えつつ吹き抜けを取り入れた間取り
こんな人に人気 | コストを抑えつつも吹き抜けを導入したい人 |
---|---|
世帯(想定) | 夫婦+子供2人 |
延床面積 | 36坪 |
間取り | 2階建て4LDK(+ウォークインクローゼット+バルコニー) |
本体価格 | 約1,900万円 |
※WIC ウォークインクローゼット
吹き抜けの難点は、通常よりも料金が高くなること。しかし吹き抜けの高さを調整すれば、コストを抑えられます。さらにこの物件の吹き抜けについている窓は、2階のホールから開閉できるため、管理コストもほとんどかかりません。
▶【ローコストの吹き抜け】など、自分の理想を叶える方法を漫画でチェック
▶【ローコストの吹き抜け】など、自分の理想を叶える方法を漫画でチェック
1-3.【30坪台】吹き抜けのある間取り例
吹き抜けにネットを張り、子供たちの遊び場に!
こんな人に人気 | 子供たちが、屋内でもアクティブに遊べる場所が欲しい人 |
---|---|
世帯(想定) | 夫婦+子供2人 |
延床面積 | 31坪 |
間取り | 2階建てLDK(+シューズインクローゼット+ロフト+バルコニー) |
本体価格 | 約2,200万円 |
2階の吹き抜け部分全面にネットを張り、トランポリンのように遊べる場所が用意されています。まるで公園のアスレチックのような遊び場になっており、子供たちは屋内でもアクティブに遊べるでしょう。またロフトは吹き抜けに隣接しているので、常に日差しが入り明るくなります。
▶【遊べる吹き抜け】など、自分の理想を叶える方法を漫画でチェック
▶【遊べる吹き抜け】など、自分の理想を叶える方法を漫画でチェック
1-4.【35坪台】吹き抜けのある間取り例
玄関を開けた正面に中庭!遊び心のある開けた間取りに
こんな人に人気 | 屋内で子供と遊びたい親に |
---|---|
世帯(想定) | 夫婦+子供2人 |
延床面積 | 38坪 |
間取り | 2階建て1LDK(+中庭+インナーバルコニー) |
本体価格 | 1,800万円 |
玄関の扉を開けた正面に、ウッドデッキテイストの中庭が設置された物件。中庭部分に加えてLDKの部分も吹き抜けなので、住宅のおよそ半分が開けた形になっており、抜群の開放感を感じられるでしょう。子供たちは、屋内ながらまるで屋外のように遊び回れるはずです。
▶【中庭×吹き抜け】など、自分の理想を叶える方法を漫画でチェック
▶【中庭×吹き抜け】など、自分の理想を叶える方法を漫画でチェック
1-5.【40坪台】吹き抜けのある間取り例
広々とした印象のリビングダイニング
こんな人に人気 | 開放的なリビングダイニングキッチンにしたい人 |
---|---|
世帯(想定) | 夫婦+子供3人 |
延床面積 | 40坪 |
間取り | 2階建て4LDK |
本体価格 | 約2,000万円 |
18坪もある広いリビングに、大胆に吹き抜けを設置した物件。吹き抜けによって広々とした空間を作り出すことができます。またリビングイン階段にすることで、階段部分も吹き抜けのような効果が出ています。広く開放的なリビングダイニングにしたい方におすすめの間取りです。
▶【リビングに吹き抜け】など、自分の理想を叶える方法を漫画でチェック
▶【リビングに吹き抜け】など、自分の理想を叶える方法を漫画でチェック
あなたの実現したい「イメージ」に合わせて
最適なプランを提案します!
好みのイメージが見つかったら、次はHOME4U 家づくりのとびら プラン作成依頼サービスをご利用ください!
あなたの「実現したい生活のイメージ」「間取りのイメージ」「家族構成」「欲しい便利機能」等々をお聞きして、あなたに合った間取りを具体的にご提案します!

漫画でわかる!
2.吹き抜け・高い天井の費用相場とシミュレーション
2-1.吹き抜け・高い天井の費用相場は?
吹き抜けや高い天井の設置費用は、天井の高さや広さにより大きな幅があります。
既存住宅に吹き付けをつける場合
リフォームで既存の家に吹き抜けをつける場合は、100万〜500万円を目安にすると良いでしょう。大規模なものでなければ200万円程度に抑えられます。
防音処理 | 9万〜30万円 |
---|---|
断熱塗装 | 8万〜30万円 |
塗装 | 30万〜50万円 |
吹き抜け設置工事 | 150万〜200万円 |
合計:約230万円
<内訳>
- 吹き抜け設置:150万円
- 防音処理:20万円
- 断熱塗装:20万円
- 塗装:40万円
※あくまでもシミュレーションです。お住まいの地域の土壌によって変動するのでハウスメーカー・工務店に確認しましょう。
2-2.吹き抜け・高い天井のある注文住宅の費用シミュミレーション
ここでは、延べ床面積30坪の注文住宅に吹き抜けを設置した場合の、建築費用のシミュレーションをしてみましょう。
31坪木造2階建て3LDKの注文住宅の費用シミュレーションです。
建築費用合計:約2,300万円
<内訳>
- 建築本体工事費:約1,610万円
- 付帯工事費、別途工事費:約460万円
- その他諸費用:約230万円
上記はあくまでシミュレーションです。
土地の購入が必要な場合は、上記の相場に加え、土地代も必要になります。
また、ハウスメーカーによって設備のグレードや坪単価は異なるため、家づくりの資金計画を練る際には、複数のハウスメーカーから見積もりを提出してもらい、比較しましょう。
家づくりのとびらの無料サポートサービスなら、検討の進め方に合わせてプランニングを進めることができますよ。
難しい費用計画も一気に進むので、ぜひ以下の詳細をご覧ください!
3.吹き抜け・高い天井をつくる前に!失敗例からわかる注意点
3-1.【設備】温度の管理が難しい

部屋がなかなか暖かくならない……
吹き抜けによりスペースの体積が広がったことで、空調を効かせるのに時間がかかるようになりました。部屋が暖まるまで時間がかかるので、冬場は少し辛いです。また、電気代も以前より高くなりました。
注意点:高品質な空調やホットカーペットを設置する
空間が開けた分、温度管理の手間が大きくなるのは避けられません。一般的なものより高品質な空調を導入したり、ホットカーペットを設置したりすることで対処しましょう。また、シーリングファンを設置するのもおすすめ。シーリングファンは部屋の空気を広げる効果があるので、空調の空気を均質に拡散し、すぐに部屋が暖まります。夏場の冷房にも使えるので、ぜひ導入を検討してみてください。
注文住宅を建てる場合は、床暖房や24時間の空調システムなどをハウスメーカー・工務店に相談するのもおすすめです。
3-2.【計画段階】思ったよりも自然光が入ってこない

明るい家になるって聞いていたけど……
自然光が取り込みやすく、明るい家になるのを魅力に感じ、住宅に吹き抜けを設置しました。しかし期待よりも光は入ってこず……。正直吹き抜けがあってもなくてもそこまで変わらなかったかな、と思っています。
注意点:なるべく広いスペースに吹き抜けを設置する
吹き抜けは、どこに設置しても日光が取り込めるわけではありません。吹き抜けが狭いと、日光が対面の壁に遮られて暗くなってしまうことがあります。そのため、なるべくスペースを広く取れる場所に吹き抜けを設置するのがポイントといえるでしょう。もしそのような場所が見つからないなら、立地自体を見直した方がいいかもしれません。ハウスメーカー・工務店としっかりと相談して、明るくできる場所を選びましょう。
3-3.【計画段階】音が響きやすい

1階の音が丸聞こえ……
2階の部屋にいるときも、リビングの音がよく聞こえます。勉強や作業に集中しているときに話し声が聞こえるのはちょっと気になりますね……
注意点:部屋に応じて防音処理をする
吹き抜けは、完全なプライベート空間を作りたい人にはあまり向いていないかもしれません。というのも、リビングのテレビの音や話し声、料理の音などが筒抜けだからです。対策としては、部屋の目的に応じて防音にするのが良いでしょう。すべての部屋を防音にする必要はありません。たとえば,勉強部屋、書斎など、静かな方が良い部屋にだけ防音処理を施すのがおすすめです。
3-4.【お金】メンテナンスの手間が大きい

窓掃除をするたびにプロの方を呼ばなければいけません……
窓が高い位置にあり、掃除が難しいです。自分ではできないため、掃除のたびにプロの方を呼ばなければならず、出費がバカになりません。梁の上も埃が溜まりやすいので、メンテナンスの手間が大きいです。
注意点:掃除用の通路を設置する
吹き抜け最大のデメリットが、高い位置にある窓や梁の掃除です。毎回プロを呼ぶと出費が大きくなってしまいます。そこでおすすめなのが、掃除の時に使うキャットウォークのような簡易通路を設置すること。インテリアに溶け込むようなデザインにすれば、そこまで邪魔にはならないでしょう。
3-5.【設備】照明の取り替えが大変

照明まで手が届かない……
吹き抜けの天井は高いので、照明の取り替えがとても大変です。電球が切れるたびに憂鬱な気分になります。
注意点:壁に設置するタイプの電球を
壁沿いに直接設置できる電球を使うのがおすすめです。インテリアとしてオシャレでスタイリッシュなものも多いので、ぜひ導入を検討してみてください。またLEDの電球も、長持ちして交換頻度が下がるのでおすすめですよ。
以上が、吹き抜け・高い天井のある間取りの失敗例と注意点です。夢のマイホームを建てるなら「絶対に後悔したくない」ですよね。
こうした失敗・後悔を避けるためにも、ぜひ「HOME4U 家づくりのとびら 間取り作成依頼サービス」で、実際にハウスメーカーから間取りプランを提案してもらい、具体的なイメージを持ってプランニングを進めてみてください。
モデルハウスや営業所の訪問前に間取りプランを検討できるため、失敗のリスクを大きく軽減することができます!
4.吹き抜け・高い天井のある注文住宅でおすすめのハウスメーカー3社
4-1.セキスイハイム
セキスイハイムの特徴は、その断熱性の高さ。「あったかハイムが待っている」というCMのフレーズでお馴染みの通り、冬でもすぐに部屋が暖まる機密性の高さが魅力です。特に吹き抜けは気温調整が難しいというデメリットがあるので、ぜひセキスイハイムで冬でも暖かいお家をつくってみてください。また特殊技術により圧倒的な耐震性の高さを実現しているのも嬉しいポイントです。
Parfait(パルフェ)
「パルフェ」は、2階建ての鉄骨系住宅の人気モデル。美しく豊かな空間のある「邸宅」を手に入れたい方にはおすすめです。吹き抜けにする場合、建物の強度は重要。鉄骨造のパルフェなら構造がしっかりしているので、吹き抜けの間取りも自在です。大空間を美しく演出してくれるパルフェで理想の住まいづくりをしてみてはいかがでしょうか。
出典:セキスイハイム 公式ホームページ
▶セキスイハイムの坪単価・口コミはこちら
4-2.アイ工務店
アイ工務店をおすすめする理由は、お家を1mm単位で自由に設計できるからです。細かい設計からスペースを大胆に活用した設計までさまざまな家づくりが可能なので、きっとあなたの理想のお家が出来上がるはず。大手ハウスメーカーより格安で購入できるのも良いポイントです。格安ながらその品質や頑丈性もバッチリなので安心して依頼できます。
出典:アイ工務店 公式ホームページ
▶アイ工務店の坪単価・口コミはこちら
4-3.三菱地所ホーム
数あるハウスメーカー・工務店の中でも、三菱地所ホームはやや高級なメーカーです。坪単価がおよそ80万円程度であるため、三菱地所ホームは予算に余裕のあるご家庭におすすめです。耐震性や換気機能、省エネ性能まで、快適な暮らしを実現できるハイクオリティな家づくりが可能です。
ROBRA(ロブラ)
「ロブラ」は木のぬくもりで豊かな空間を実現する三菱地所の商品です。独自の「Flat Mass Timber構法」によって、木材の持つ潜在能力を最大限に引き出します。木材を使いまるでアートオブジェのような自在なデザインを実現しており、ほかにはない特別な家を求める方におすすめです。吹き抜けを取り入れれば、美術館のようなたたずまいの家が手に入れられますよ。
以上が、注文住宅に吹き抜け・高い天井を取り入れるうえでおすすめのハウスメーカーです。
もちろん、今回ご紹介したハウスメーカー以外にも、吹き抜け・高い天井のあるプランを提案してくれるハウスメーカーはたくさんあります。
こだわりの間取りで家を建てるなら、実際にハウスメーカーから間取りプランを提案してもらうのが一番。
そこでおすすめなのが、家づくりのとびらの無料サポートサービスです。
無料サポートサービスのご紹介
あなたの家づくりの検討状況や検討の進め方にあわせて、ご活用ください!

実際の建築プランを複数みて、
比較・検討したい
複数のハウスメーカーの建築プランが、かんたんな入力だけで、無料でもらえる「プラン作成サービス」がおすすめ!

費用や、ハウスメーカー選びの
コツを詳しく直接聞きたい
ハウスメーカー出身のアドバイザーに自宅から簡単に相談できる「無料オンライン相談サービス」がおすすめ!
まとめ
注文住宅で吹き抜け・高い天井を取り入れた間取りや費用、注意点、おすすめのハウスメーカー・工務店などをご紹介しましたが、理想の住まいづくりを成功させるためには、さまざまなポイントがあります。気になることは、ハウスメーカー・工務店の営業担当者にどんどん質問し、後悔のない住まいづくりをしてくださいね。
この記事のポイント まとめ
既存の家に吹き抜けをつける場合は、100万〜500万円程度です。詳しい内訳や具体的なシミュレーションを「2.吹き抜け・高い天井の費用相場とシミュレーション」でご紹介しているので、参考にしてください。
以下のような失敗例があり、「3.吹き抜け・高い天井をつくる前に!失敗例からわかる注意点」では、注意点や対策もご紹介しています。
【厳選特集】こだわりから
間取りを探す
「家づくりのとびら」無料サポートサービス
実際の見積もりを
複数比較・検討したい
簡単なスマホ入力だけで、複数のハウスメーカーの見積もりが無料でもらえる「プラン作成サービス」がおすすめ!
▷【無料】プラン作成依頼はこちら
資金計画や補助金活用の
コツが知りたい
ハウスメーカー出身のアドバイザーに、自宅から簡単に相談できる「無料オンライン相談サービス」がおすすめ!
▷【無料】オンライン相談はこちら