本記事は住宅を新築する際に「吹き抜けや高い天井」を設置するかどうかを検討している方向けに、坪数別におすすめの間取り例や、設置するにあたって最低限把握しておきたい基礎知識を網羅的に紹介しています。
- 吹き抜け・高い天井の坪数別「おすすめ間取り例」5選
- 「吹き抜け・高い天井」を作る際、最低限押さえておきたい基礎知識
- 「吹き抜け・高い天井」を作る際の注意点
定番のおすすめ間取りについて知りたい方は「家のおすすめ間取り」もご覧ください。
Contents
1.【坪数別】「吹き抜け・高い天井」のおすすめ間取り例5選
「吹き抜け・高い天井」を設置した間取り例の中でもおすすめのものを、建物の延床坪数別に5つ紹介していきます。
1-1.【20坪台】小さい家でも「開放感が味わえる」吹き抜けがある間取り 例
縦のスペースを活用した「吹き抜けの間取り」
こんな人に人気 | 限られたスペースを広く使いたい人 |
---|---|
世帯(想定) | 夫婦+子供1人 |
延べ床面積 | 25坪 |
間取り | 2階建て4LDK(+シューズインクローゼット+バルコニー+インナーガレージ) |
都内だと住宅密集地が多く、なかなか広い敷地を確保するのは難しいです。
上記の間取りもおよそ25坪と限られた面積ですが、吹き抜けを採用することで実際よりも広く感じられるお家になりました。
また、天窓を設置したことで家の中を自然光で明るくできます。
周りが住宅で囲まれていたりする家だと、日中は日光が遮られ暗くなってしまいがちですが、採光の面でも、吹き抜けの設置はおすすめです。
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1-2.【30坪台】1階と2階の「コミュニケーションを近くする」吹き抜けがある間取り 例
2階建てでも家族の距離感が近くなる「吹き抜けの間取り」
こんな人に人気 | 子供たちが、屋内でもアクティブに遊べる場所が欲しい人 |
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世帯(想定) | 夫婦+子供2人 |
延べ床面積 | 31坪 |
間取り | 2階建てLDK(+シューズインクローゼット+ロフト+バルコニー) |
吹き抜けは1階と2階の境界線をなくします。
1階と2階の空間がつながることで直接会話することができ、家のどこにいても家族の存在を感じられ自然と家族の距離感が近くなります。
また、2階の吹き抜け部の近くに子供部屋を配置することで、子供の孤立を防げます。
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1-3.【35坪台】「デメリット対策」を行った吹き抜けの間取り 例
温度管理対策を行って設置した「吹き抜けの間取り」
こんな人に人気 | コストを抑えつつも吹き抜けを導入したい人 |
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世帯(想定) | 夫婦+子供2人 |
延べ床面積 | 36坪 |
間取り | 2階建て4LDK(+ウォークインクローゼット+バルコニー) |
※WIC ウォークインクローゼット
吹き抜けを設置すると空間が開けた分、室内の温度管理の調整が難しくなります。
対策として一番手軽に設置できるのは「シーリングファン」です。
一箇所あたり「約1~3万円」程度で設置でき、空調の空気を均質に拡散することができます。
また、注文住宅を建てる場合は、床暖房や24時間の空調システムなども検討してみるとよいでしょう。
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1-4.【35坪台】玄関を開けた正面に中庭がある!「デザイン性の高い」吹き抜けの間取り 例
ワンランク上のデザイン性が高い「吹き抜けの間取り」
こんな人に人気 | 屋内で子供と遊びたい親に |
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世帯(想定) | 夫婦+子供2人 |
延べ床面積 | 38坪 |
間取り | 2階建て1LDK(+中庭+インナーバルコニー) |
吹き抜けにこだわることで、まるでホテルや高級旅館のようなデザイン性の高い住宅を作ることが可能です。
例えば上記の間取りでは玄関の扉を開けた正面に中庭を設置し、中庭部分に加えてリビングダイニングの部分も吹き抜けにしています。
住宅のおよそ半分が開けた形になっており、開放感のある「おしゃれな住宅」になります。
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1-5.【40坪台】圧倒的な開放感のある吹き抜けのリビングダイニングがある間取り 例
吹き抜けとリビング階段を組み合わせた「吹き抜けの間取り」
こんな人に人気 | 開放的なリビングダイニングキッチンにしたい人 |
---|---|
世帯(想定) | 夫婦+子供3人 |
延べ床面積 | 40坪 |
間取り | 2階建て4LDK |
18坪もある広いリビングに、大胆な吹き抜けを設置した間取りです。
吹き抜けによって広々とした空間を作り出すことができます。
またリビングイン階段にすることで、階段部分も吹き抜けのような効果が出ています。
広く開放的なリビングダイニングにしたい方におすすめの間取りです。
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2.「吹き抜け・高い天井」を作る際、最低限押さえておきたい基礎知識
「吹き抜け・高い天井」を作る際に、最低限押さえておきたいことについて解説します。
2-1.吹き抜け・高い天井の費用相場は?
吹き抜けや高い天井を設置する際の費用相場は、以下のとおりです。
新築の注文住宅に吹き抜けをつける場合
新築住宅の吹き抜けの一般的な施工費用は、50万円〜250万円前後が相場です。
注文するハウスメーカーや吹き抜けの大きさ、設計内容によって異なります。
既存住宅に吹き抜けをつける場合
リフォームで既存の家に吹き抜けをつける場合は、100万〜500万円を目安にすると良いでしょう。
大規模なものでなければ200万円程度に抑えられます。
2-2. 吹き抜け・高い天井を設置するメリット・デメリット
吹き抜け・高い天井を設置するメリットとデメリットは以下のとおりです。
吹き抜け・高い天井を設置するメリット
- 面積が狭くても開放感を味わえる
- 家全体が自然光で明るくなる
- 1階と2階の境界線をなくしているので、家族とのコミュニケーションがとりやすい
住宅に吹き抜けがあるだけで広々とした開放的なスペースが生まれ、まるでホテルや別荘のような雰囲気を作り出すことができます。
吹き抜け・高い天井を設置するデメリット
- 建築・管理コストが高くなる
- 音が響きやすくなる
- 料理の匂いが2階まで漂ってしまう
吹き抜けや高い天井を作る最大のデメリットは、維持管理しにくいことでコストがかかってしまう点だと言えます。
掃除はもちろん、照明を変更する際も高所での作業となるため、手軽に行うことができず何かあれば業者にお願いすることが必要になるでしょう。
吹き抜けを作るメリット・デメリットについては、下記記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
3.「吹き抜け・高い天井」を作る際の注意点
「吹き抜け・高い天井」を作る際の注意点は、以下のとおりです。
注意点 | 対策 |
---|---|
温度の管理が 難しい |
高品質な空調やホットカーペット、床暖房などを設置する |
音が響きやすい | 部屋に応じて防音処理をする |
メンテナンスの 手間が大きい |
掃除用の通路を設置する |
吹き抜けを設置したあとに後悔しないためにも、上記の注意点は事前に把握しておくとよいでしょう。
注意点や対策については、下記記事で詳しく解説しています。あわせてご確認ください。
4.吹き抜け・高い天井のある注文住宅でおすすめのハウスメーカー3社
吹き抜け・高い天井がある注文住宅を建てたい方に、おすすめのハウスメーカー3社を紹介します。
- セキスイハイム
- アイ工務店
- 三菱地所ホーム
それぞれについて詳しく紹介します。
4-1.セキスイハイム
「あったかハイムが待っている」というCMのフレーズでお馴染みの通り、冬でもすぐに部屋が暖まる機密性の高さが魅力です。
特に吹き抜けは気温調整が難しいというデメリットがあるので、ぜひセキスイハイムで冬でも暖かいお家をつくってみてください。
また特殊技術により圧倒的な耐震性の高さを実現しているのも嬉しいポイントです。
Parfait(パルフェ)
「パルフェ」は、2階建ての鉄骨系住宅の人気モデルで、美しく豊かな空間のある「邸宅」を手に入れたい方にはおすすめです。
吹き抜けにする場合、建物の強度は重要。鉄骨造のパルフェなら構造がしっかりしているので、吹き抜けの間取りも自在です。
公式HP:セキスイハイム 公式HP
4-2.アイ工務店
アイ工務店をおすすめする理由は、お家を1mm単位で自由に設計できることです。
細かい設計からスペースを大胆に活用した設計までさまざまな家づくりが可能なので、きっとあなたの理想のお家が出来上がるでしょう。
また、大手ハウスメーカーより格安で購入できるのも良いポイントです。
格安ながらその品質や頑丈性もバッチリなので安心して依頼できます。
公式HP:アイ工務店 公式HP
4-3.三菱地所ホーム
数あるハウスメーカー・工務店の中でも、三菱地所ホームはやや高級なメーカーです。
耐震性や換気機能、省エネ性能まで、快適な暮らしを実現できるハイクオリティな家づくりが可能です。
ROBRA(ロブラ)
「ロブラ」は木のぬくもりで豊かな空間を実現する三菱地所の商品です。
独自の「Flat Mass Timber構法」によって、木材の持つ潜在能力を最大限に引き出します。
木材を使いまるでアートオブジェのような自在なデザインを実現しており、ほかにはない特別な家を求める方におすすめです。
公式HP:三菱地所ホーム 公式HP
以上が、注文住宅に吹き抜け・高い天井を取り入れるうえでおすすめのハウスメーカーです。
こだわりの間取りで家を建てるなら、実際にハウスメーカーから間取りプランを提案してもらうのが一番。
そこでおすすめなのが、家づくりのとびらの無料サポートサービスです。
この記事のポイント まとめ
おすすめ間取り例を、建物の延床坪数別に5つ紹介しています。
- 【20坪台】小さい家でも「開放感が味わえる」吹き抜けがある間取り 例
- 【30坪台】1階と2階の「コミュニケーションを近くする」吹き抜けがある間取り 例
- 【35坪台】「デメリット対策」を行った吹き抜けの間取り 例
- 【35坪台】玄関を開けた正面に中庭がある!「デザイン性の高い」吹き抜けの間取り 例
- 【40坪台】圧倒的な開放感のある吹き抜けのリビングダイニングがある間取り 例
詳しくは「1.吹き抜け・高い天井の間取り例5選」で解説していますので、ご覧ください。
費用相場は以下のとおりです。
- 新築の注文住宅の場合:50万円〜250万円前後
- 既存住宅の場合:100万〜500万円前後
注文するハウスメーカーや吹き抜けの大きさ、設計内容によって異なります。
まずはHOME4U(ホームフォーユー)間取り作成依頼サービスで間取りプランや費用を比較検討するとよいでしょう。
吹き抜けや高い天井を設置するメリットとデメリットは、以下の通りです。
吹き抜け・高い天井を設置するメリット
- 面積が狭くても開放感を味わえる
- 家全体が自然光で明るくなる
- 1階と2階の境界線をなくしているので、家族とのコミュニケーションがとりやすい
吹き抜け・高い天井を設置するデメリット
- 建築・管理コストが高くなる
- 音が響きやすくなる
- 料理の匂いが2階まで漂ってしまう
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