人気・おすすめログハウスメーカー!各メーカーの特徴や比較方法を解説

ログハウスメーカー 比較方法と各社の特徴

落ち着きのある木の香りや開放的な室内、個性的な見た目が人気のログハウスは、今や別荘だけではなく、一般住宅としても人気です。

どのような住宅にも言えることですが、家を建てるうえでもっとも重要なのは、自分に合ったハウスメーカーを見つけることです。

事実、ログハウスには、よく知られている「山小屋」のデザイン以外にもさまざまな種類があり、メーカーごとに得意な建築方法やデザインなどは異なります。

好みの建築方法やデザインでないハウスメーカーを選んでしまうと、思い描くログハウスが建てられない可能性もあるので、ハウスメーカー選びの際には必ず複数社比較し、検討しましょう。

この記事でわかること
  • ログハウスメーカーの比較方法
  • 人気・おすすめのログハウスメーカーの特徴
  • ログハウスの後悔事例・対策

ログハウスの建築でよくある質問とその答えについても解説するので、ぜひ最後までご覧いただき、ログハウスを検討する際の参考にしてください。

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なお、注文住宅でおすすめの大手・中堅・ローコスト別について知りたい方は「ハウスメーカーを比較」の記事もご覧ください。

1.ログハウスメーカーの比較方法(3ステップ)

数あるログハウスメーカーの比較をする際には、以下のステップを踏むとスムーズです。

  1. 多くのログハウスを見て想像を膨らませ、自分の好みを理解する
  2. メーカーごとの特徴やプランの違い、得意分野を比較する
  3. ホームオーナーの話や口コミを確認する

このようなステップを踏むことで、満足のいくログハウスを見つけやすくなります。
以下より1つずつ解説します。

1-1.多くのログハウスを見て自分の好みを理解する

冒頭でお伝えしたとおり、一口にログハウスと言っても、さまざまなデザインのものがラインナップされています。

ログハウスの主なデザイン例
  • 北欧の洗練されたデザイン
  • ワイルドな丸太を生かしたハンドカットのデザイン
  • 柱や梁にティンバー・フレームを使用したデザイン
  • 古民家風ログハウスのデザイン

ハンドカットマシンカットなど、作り方にも違いがあり、メーカーや選ぶ商品によって、雰囲気が非常に異なる建物ができあがるのです。

そのため、ログハウスメーカーを選ぶ際は、まず多くのログハウスを見て想像を膨らませ、自分の好みのデザインを理解しましょう。ハウスメーカーの公式ホームページにある過去の建築実績やSNSなどからログハウスのイメージ画像を探し、好みのデザインを保存しておくのがおすすめです。

自分の好みの工法やデザインを決定できれば、それに対応できるログハウスメーカーがより見つけやすくなり、建築依頼先の絞り込みがスムーズになります。

1-2.メーカーごとの特徴やプランの違い、得意分野を比較する

ハウスメーカーによって、モデルプランのみの販売が基本のところや、自由設計プランが基本のところなど、プランの設け方もさまざまです。そのため、ログハウスメーカーを比較する際には、メーカーごとの特徴やプランの違い、得意分野などを知ることも重要です。

モデルハウスを見にいき、営業担当者に直接質問できると違いがわかりやすいでしょう。
また、モデルハウスは、メーカーの技術やセンスを確認することもできます。内装の豪華さに惑わされず、ログ材の質や塗装の仕上がりや、経年変化の様子などをチェックし、疑問点はその場で担当者に確認しましょう。

モデルハウスに行くために、まずはハウスメーカーをピックアップしたいという方は、2章をご覧ください。おすすめのログハウスメーカーの特徴を解説します。

1-3.ホームオーナーの話や口コミを確認する

気になるハウスメーカーが複数ピックアップできたら、実際にそのハウスメーカーが建てたログハウスに住んでいる方による評判もチェックするとよいでしょう。

実際に住んでいる方による評判を確認する際には、実際にホームオーナー家に伺って話を聞いたり、Web上にあるブログやSNSなどで口コミを確認したりするのがおすすめです。

周りにログハウスを建てた人がいなくても、ハウスメーカー側から紹介してもらえることもあります。
建物の完成度だけでなく、ログハウスにしたことによるトラブルやメンテナンス、アフターサービスなどについて聞くと、より鮮明にイメージできるでしょう。

以上が、ログハウスを建てるハウスメーカーの比較で重要な項目です。

ただし、ログハウスを選ぶ理由が「費用を抑えたいから」「おしゃれな家にしたいから」であれば、最初から住宅購入を「ログハウス」だけに絞ることはおすすめしません。

例えば、ログハウス風の注文住宅を検討してみるのはいかがでしょうか?

注文住宅の大きなメリットは、自分たちの理想を形にしやすいこと。
ゼロからプランを作成していくため、こだわりを反映しやすいうえ、近年では「フルオーダー」だけでなく、「セミオーダー」や「規格住宅」といった、比較的ローコストでプランニングしやすい商品も出てきています。

また、ログハウスには、

  • 定期的なメンテナンスが必要
  • 水などによる浸食の被害の可能性があり、対策が必要
  • インテリアがログハウスの雰囲気に合わない可能性がある

といった、解消しづらいデメリットもあります。
注文住宅であれば、こういったデメリットを解消しながら、ログハウス風の家に仕上げることも可能です。

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注文住宅とは?種類やメリット・デメリット、費用相場を解説

2.【比較一覧】人気・評判のログハウスメーカー

ここでは、ログハウスの建築が可能なハウスメーカーの中でも、特に人気・おすすめのログハウスメーカーの特徴を一覧でチェックしていきましょう。

ログハウスメーカー比較一覧表
メーカー 特徴
シー・エス・ホーム 木材調達から加工、施工までを一貫して行う体制で、高品質な木造住宅を提供
BESS ログ壁腐朽保証や最長60年間にわたる建物基本性能の保証など、充実したサポート体制が魅力
サエラホーム
  • 日本の環境に適したログハウスの建築ができる
  • 誤差0.5mm以内という世界トップレベルの精度で作るため、非常に頑丈
HONKA
  • 世界でもトップクラスのログハウスメーカー
  • 世界無形文化遺産にも登録された本場フィンランド式のサウナを、マイホームで楽しめる
TALO
  • モデルルームの数が多く、実感しやすい
  • 「カーテンウォール」の新工法など、独自の技術力を持ちさまざまな特許を取得している

※エリア・プランにより異なる

以下より1社ずつ詳しく解説していきます。

2-1.シー・エス・ホーム

千葉県のハウスメーカー「シー・エス・ホーム」では、木材調達から加工、施工までを一貫して行う体制で、高品質な木造住宅を提供しています。

ログハウスのほか、戸建て住宅や保育所、介護施設、商業施設など、幅広い木造建築に対応しており、戸建て住宅においては、千葉県北西部を中心に、年間約80棟の木造注文住宅の実績があります。

シー・エス・ホームの住宅商品・プランの特徴

シー・エス・ホームのログハウスは、ログ材の全てを「シー・エス・ランバー」でプレカット加工し、自社で組み上げています。

完成までグループ内で一貫して仕上げるので、「別荘として使いたい」「リビングとして使える庭にしたい」「毎日カフェのような空間で過ごしたい」など、さまざまな理想に寄り添ってくれます。

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出典:シー・エス・ホーム 公式HP

2-2.BESS

BESSの家づくりは、「住む」より「楽しむ」をコンセプトにしています。

充実したサポート体制が魅力的で、例えば定期的なメンテナンスや、住宅業界で初となる引き渡し後5年間のログ壁腐朽保証、最長60年間にわたる建物の基本性能の保証、薪ストーブ賠償責任保険などが受けられます。

BESSの住宅商品・プランの特徴

BESSの商品には、「COUNTRY LOG」「G-LOG なつ」「栖ログ」などがあります。
COUNTRY LOGでは、質感のある無垢材を採用。吹き抜けでロフトとつながる開放的な空間や、斜め勾配の天井で天窓から青空や夜空を眺められる屋根裏部屋のような空間などが楽しめます。

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出典:BESS 公式HP

2-3.サエラホーム

サエラホームは、日本全国で多数の実績があるログハウスメーカーで、日本の環境に適しているログハウスの建築ができるハウスメーカーとして、高い評価を集めています。

誤差0.5mm以内にできる世界トップレベルの精度で、ログハウスを製造しており、耐震性能や耐火性能にも優れているため、頑丈なログハウスを作りたい方におすすめです。

サエラホームの住宅商品・プランの特徴

サエラホームで販売されているものには、「平屋プラン」「2階以上プラン」「商業施設プラン」「小型ログプラン」などがあります。

さらにさまざまな種類のログキットが販売されており、総面積やデザイン、間取りの違いなどから、自分のニーズにあったログハウスを選択可能です。

また、施工込みの商品だけではなく、セルフビルドタイプの商品も取り揃えています。

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出典:サエラホーム 公式HP

2-4.HONKA(ホンカ)

HONKA(ホンカ)は、全世界50か国以上で8万5,000棟以上のログハウスを建築した実績がある、世界でもトップクラスのログハウスメーカーです。

北欧フィンランド発の高品質なログハウスを販売しており、伝統的なログハウスや現代的でモダンなログハウスのほか、ゼロから設計できるフリープランも選択できます。

HONKAの住宅商品・プランの特徴

HONKA(ホンカ)には、サウナを日常に使える「サウナシリーズ」があります。
フィンランド発祥で2020年に世界無形文化遺産にも登録された本場式のサウナを、マイホームで楽しめるのが魅力的です。

フィンランド式のサウナ「ロウリュ」は、サウナ内を自分の好きな温度にできるため、サウナを快適に楽しめます。

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出典:HONKA 公式HP

2-5.TALO

TALOの特徴は、自分のこだわりを形にできる自由設計が基本であることです。

平屋建てやロフト付き、総2階建て、都市型など、さまざまなログハウスを選択できます。自分で建てるセルフビルドタイプのログハウスも選べるなど、ニーズにあわせた住宅建築が可能です。

モデルルームの数が多く、木の香りあふれるログハウスを体感しやすいため、実際にどのような住宅になるのかをじっくりと確認してから考えたい方におすすめです。また、独自の技術力によってさまざまな特許を取得している企業でもあります。

たとえば、「カーテンウォール」の新工法で開口部を大きくしても風圧にも耐える構造を実現します。

TALOの住宅商品・プランの特徴

「TALO SELECT 35」は、TALOの定番モデルシリーズです。
豊富な施工実績があるため、定番のシリーズのなかから選ぶだけでも、さまざまな種類から選択できます。

さらに「国産材ログハウス」シリーズもあり、良質な杉とヒノキを使用し、日本の技によって丁寧で精巧な加工がされた、メイドインジャパンの家づくりが可能です。

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出典:TALO 公式HP

以上が、ログハウスを新築するうえでおすすめのハウスメーカーです。

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一般的なカタログ請求と異なり、新人の営業担当者が付きにくいのもポイントです。

専任コーディネーターによる丁寧なヒアリングのもと、各社の特徴を明確に理解しながら比較できますよ。

申し込みフォームから予約したら、コーディネーターからの電話を待つだけなので、自分たちでカタログ請求をしたり、住宅展示場を予約したりするよりスムーズな家づくりが叶います。営業トークは一切ないので、ぜひお気軽にご利用ください。

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3.ログハウスの後悔事例と対策

ログハウスを検討する際には、注意しておきたいポイントがあります。

ここでは、実際の後悔事例を確認し、事前に対策を押さえておきましょう。

3-1.間取り・家事動線

家事動線が悪くて洗濯物が大変!

洗濯機から洗濯物を干す場所まで、そこから洗濯物を畳んでしまっておく場所までが遠くて、毎日バタバタしてしまう。

間取りを検討する際には、家事動線もあわせてチェックしておきましょう。
例えば、脱衣室を広めにすることで、洗濯物を乾燥機で乾かしてそのまま畳んで片付けるなど、洗濯に関する家事がまとめてできるようにする解決法もあります。

3-2.住宅性能

トイレや洗面所を使いたいのに…

トイレや洗面所を1つだけしか作らなかったため、使いたいときに使えないことがある。ほかの家族が使っていると、忙しいときでも待たなくてはいけなくなってしまった。

家族構成にあわせて、必要に応じた数の住宅設備を作りましょう。
例えば、1階と2階に1つずつトイレがあれば、ほかの家族がどちらかを使用中でも使えるうえに、来客中も気にせずに使えるようになります。

3-3.耐久性

早い段階でログハウスの木が朽ちてしまった

ログハウスの壁として使っている木を数本伸ばし、デッキの手すりにした。そこからどんどん腐ってしまい、ログハウス自体の耐久性にも問題が出てしまった。

デッキの手すりは雨にあたりやすいため、朽ちてしまいやすいです。
ログハウス自体の構造体とは別に、防腐処理済みの木材やレッドシダーなど、朽ちにくいものを使用しましょう。また、万が一上記の構造にしてしまった場合には、朽ちはじめたときにその部分だけを解体して切り離してしまうのがおすすめです。

以上が、ログハウスの後悔事例です。夢のマイホームを建てるなら「絶対に後悔したくない」ですよね。

「ログハウスでは自分たちの理想を叶えづらいかも…」と感じたら、「注文住宅」の検討をおすすめします。

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4.【Q&A】ログハウスの新築でよくある質問

最後に、ログハウスの新築でよくある質問について、1つずつ回答していきます。

Q1.ログハウスの起源は?

ログハウスは、少なくとも3500年以上の歴史があるといわれています。
発祥地域ははっきりとしていませんが、森林資源が豊富な北欧で発達してきた建築物であることがわかっています。

そもそもログハウスとは、ログ(丸太)を組んで作った住まいのことです。丸太を積み上げていくことで住宅を作り上げていきます。

Q2.ログハウスの間取りや広さは?

ログハウスの家の形状や間取り、広さなどは、建築するハウスメーカーや商品などによって異なります。
ログハウスは太い丸太を積み上げて建物を支えているため、一般的な住宅づくりよりも頑丈な壁が形成されていて、最大60平米までの広々とした空間を演出可能です。

その分空間の使い方が自由になることにより、ログハウスは間取りの自由度が高いというメリットがあります。

Q3.ログハウスの価格相場はいくらぐらい?

ログハウスの価格相場は、広さや間取りのほか、建築に使用する木材の種類などによっても異なります。
基本的には、100平米で1,500万円ほど、150平米で2,000万円ほどの価格を目安として見ておくとよいでしょう。1坪の単価で計算する場合(坪単価)には、50万円ほどの価格帯を目安としておくとよいです。

なお、セルフビルドにすると相場よりも多少安くなります。ただし、それによるデメリットにも注意しましょう。

Q4.ログハウスと平屋だったらどちらが安い?

プランによって異なりますが、ログハウスの坪単価は50万円程度、木造平屋の坪単価は40万~60万円程度といわれています。

どちらも同じくらいの費用が掛かるため、それぞれのメリット・デメリットを理解し、自分に合った住宅を選びましょう。

【予算別・間取り例あり】新築平屋の費用、価格相場はいくら?

Q5.ログハウスがおすすめなのはどのような人?

ログハウスのメリットには、以下のようなものが挙げられ、これらに魅力を感じる方には向いているといえます。

  • 森林浴効果がある
  • 耐震性と耐火性が高い
  • 耐用年数が長い
  • 夏涼しく、冬あたたかい
  • 吸音性に優れていて、静かな住まいが実現できる
  • ダニやハウスダストの発生を抑える効果が期待できる

ログハウスは、天然の木でできた住宅です。そのため、シックハウス症候群の心配がいりません。また、木材をふんだんに使っているため木の香りに包まれている状態になり、いつでも森林浴をしているようなリラックス効果が得られます。

実際、ログハウスで生活している方は、「居心地がいい」「住みやすい」「落ち着く」といった感想を持たれているようです。

Q6.ログハウスは何年もつ?

定期的なメンテナンスを怠らなければ、100年以上は住めるといわれています。

実際、アメリカやカナダには100年以上のログハウスも多く見られるそうです。

Q7.ログハウスのデメリットは?

ログハウスのデメリットは、以下のとおりです。

  • 定期的なメンテナンスが必要
  • 水などによる浸食の被害の可能性があり、対策が必要
  • インテリアがログハウスの雰囲気に合わない可能性がある

これらを理解して、ログハウスを選択するのかどうかを決定しましょう。

まとめ

ログハウスを新築するうえでおすすめのハウスメーカーや、比較方法、後悔事例、よくある質問をお伝えしました。
それではおさらいです。

この記事のポイント

ログハウスでおすすめのメーカーは?

本記事では、以下のハウスメーカーを人気・評判のあるログハウスメーカーとして、特徴を紹介しています。

  • シー・エス・ホーム
  • BESS
  • サエラホーム
  • HONKA
  • TALO

詳しくは「2.【比較一覧】人気・評判のログハウスメーカー」をご覧ください。

ログハウスメーカーを比較する際のポイントは?

ログハウスメーカーの比較をする際には、以下のステップを踏むとよいでしょう。

  1. 多くのログハウスを見て想像を膨らませ、自分の好みを理解する
  2. メーカーごとの特徴やプランの違い、得意分野を比較する
  3. ホームオーナーの話や口コミを確認する

詳細は「1.ログハウスメーカーの比較方法(3ステップ)」で解説しています。

ログハウスは何年もつ?

定期的なメンテナンスを怠らなければ、100年以上は住めるといわれています。
その他よくある質問については「4.【Q&A】ログハウスの新築でよくある質問」で紹介しています。

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