不動産管理会社の比較サイトとは?比較のポイントと良い管理会社の見つけ方

不動産の管理会社を探しているが、どこが良いのかがわからないとお困りでしょうか。不動産の管理会社は、全国区の大手企業から地元で愛される不動産会社まで含めると、無数の選択肢があります。不動産管理会社の比較サイトは、そのようなオーナー向けに、一回の入力で複数の管理会社にプラン請求ができる、とても便利なものです。今回は、安心して使える厳選5サイトの紹介と、サイトを使って入手したプランを、どんな風に比較すればよいのかなどをまとめています。

1.厳選5サイト 不動産管理会社の比較サイト

土地活用をするにあたり、マンションやアパートの管理会社をお探しの方向けに、管理会社の費用プランなどを一括で請求できる、不動産管理会社の比較サイトをご紹介します。

サイト名 サイトの特徴 プライバシーマーク
賃貸経営HOME4U 日本で最老舗の不動産に関した一括見積サービスサイト あり
賃貸管理くん 対話形式で最大6社までのプラン請求ができる なし
マンション貸す.com 個々の事情に合った不動産管理会社探しに対応している なし
いえらぶ 不動産業務のIT事業の会社が運営する見積比較サイト なし
イエカレ 賃貸全体のプランを請求できる。電話サポートあり。 あり

1-1.賃貸経営HOME4U(ホームフォー・ユー)

・特徴

NTTデータグループが運営する日本で最老舗の不動産情報サイトHOME4Uシリーズの、不動産管理に特化した一括プラン請求サイトです。不動産経営に信頼と実績のある不動産会社だけに厳選してあるため、不動産経営のあらゆる不安を解消できる、適切な賃貸経営プランの提案が期待できます。エリアによってはマッチングしたすべての会社からの提案を受けられます。

・使い勝手

プラン請求の段階で詳細な個人情報までは入力する必要がなく、安心して利用できます。例えば、東京都A区B町3丁目までの入力でも進んでいけます。提案された多くの不動産管理会社の中から、ご自分で任意の会社にチェックを入れる方式ですので、必要のない会社からの連絡は来ないようになっています。

連絡方法も、メール・電話とご自分で選択できますので、検討段階の状態から煩わしい営業電話の対応に悩まされることもありません。今回は不動産の賃貸管理で入力したところ、全部で12社の提案がありましたが、提案されるすべての会社にプラン請求が可能です。

入力内容確認画面

・Memo

提案された不動産管理会社はすべて、個別にページを開いて、会社内容を事前確認できるようになっていますので、どんなサービス内容なのかを把握したうえでプラン請求ができます。

賃貸経営HOME4U操作画面

請求後は、チェックを入れた会社からのみ、指定の方法で連絡が来ます。電話の場合は、指定した時間帯に連絡が来ますが、こちらが電話に出られない場合でも、何度もかけてくることはありません。

メール選択をした場合は、物件詳細と希望する管理方法などの希望を確認するためのメールは届きますが、こちらが返信しなければ、何度も連絡メールが来ることもありませんでした。

セキュリティに関しては、日本の一流企業や官公庁クラスのセキュリティを担当するNTTデータグループが母体であることと、プライバシーマークも取得していることから、安心して利用できます。

1分の簡単入力でOK
優良企業70社以上から徹底比較
相談者の満足度は93%!

1-2.賃貸管理くん

・特徴

不動産管理会社探しに特化した、シンプルなつくりの一括無料査定サービスです。一回の入力で最大6社から不動産管理プランが届きます。

・使い勝手

イラストの男性との対話形式で進むため、操作に迷いがなくスムーズです。最大6社のプランが比較できるのですが、選択画面で自分から会社を指定することができないため、サイトが選択したすべての会社からプランが届いてしまいます。

イラスト男性対話形式

また、プラン請求をしてから、実際に不動産管理会社からのプランが全部そろうまでには、3~4日くらいかかりますので、スピード感はいまひとつです。

・Memo

入力内容は賃貸物件とご自分の住所を正確に入力する必要があり、例えばA県B市C町を入力し、番地が未入力のままだと、先に進めなくなります。見積プランは欲しいものの、サイト知名度がいま一つであり、さらにプライバシーマークの表示もないため、個人情報の管理に関しては不安が残ります。

1-3.マンション貸す.com

・特徴

前項で紹介した「賃貸管理くん」の姉妹サイトです。こちらは入居者募集を含めた不動産管理を探している方に、できるだけ早く・高く貸せることをゴールにしています。サイト名にはマンションがついていますが、提携している不動産管理会社は、戸建てやアパートも取り扱っています。

・使い勝手

使い勝手は前項の「賃貸管理くん」と同様、イラストの人物との対話形式で進んでいくのでスムーズに進んでいけます。サイトの切り口が「早く・高く・貸す」ことにあるため、貸し出す物件の住所を入力すると、過去3年間の平均と比べて、賃料がどのくらい変わったかを教えてくれます。

女性対話形式

・Memo

1で紹介した「賃貸管理くん」の姉妹サイトのためか、入力方法も査定結果もほぼ同じです。この2サイトの提携会社と、提案される管理会社はほぼ同じですので、プラン請求はどちらか1サイトの利用でよいと言えます。物件や申込者住所を番地まで正確に入れないと、画面が進行しないのは賃貸管理くんと同じです。

1-4.いえらぶ

・特徴

不動産業務全般に関したITサービスを提供する会社が運営している、不動産管理会社の一括プラン請求サイトです。一回の入力で、最大5社までのプラン請求ができます。

・使い勝手

カンタン入力をする画面で「無料比較スタート」ボタンを押すと、ご自分の情報を入力する画面が出てきます。この画面の左上に、ご指定の地域で対応できる不動産管理会社の件数が表示されます。ただし、物件情報は番地まですべて入れないと次に進めません。

お客様情報入力

・Memo

物件情報と個人情報を入れて送信ボタンを押せば、最初に〇件と提案されていた不動産管理会社の会社名が出てきますが、それまでは、どこの会社から連絡が来るのかわからないままでプラン請求をすることになります。プライバシーマークの取得はありませんが、不動産会社の業務効率化システムとしては、不動産業界では名の通った会社です。

1-5.イエカレ

・特徴

ITコンサルティング企業が運営する、土地活用を含めた賃貸経営と不動産管理プランの一括査定サイトです。大手不動産一括査定サイトのイエウールと業務提携をしているため、イエカレでプラン提案ができなかった場合でも、イエウール経由でのプラン請求が可能です。

・使い勝手

物件情報・個人情報とも番地名までの正確なものを入れないと、次に進むことができせん。ただし、イエカレを運営する企業はプライバシーマークを取得していますので、個人情報保護と管理に関しての問題はありません。

情報を希望する提案企業にチェックを入れてから送信ボタンを押します。チェックをする段階で各不動産管理会社のかんたんな企業情報を確認することができます。

企業情報確認

・Memo

このような一括プラン請求サイトでは珍しく、リフォームやプロパンガス取り換えなどの、賃貸経営に関した個別のお悩みも、同時にプラン請求できます。また、10:00~18:00の営業時間中であれば、イエカレの使い方についての電話サポート窓口があります。

2.良質な管理会社比較サイトの見極め3ポイント

インターネット検索をすると、たくさんの比較サイトが出てきます。本章では、良質な管理会社比較サイトの選び方を、3つのポイントに絞って解説します。

  1. 委託内容の選択肢が多い
  2. 信頼と実績のある管理会社と提携している
  3. サイトの運営元がしっかりしている

2-1.委託内容の選択肢が多い

不動産管理の内容は多岐にわたっており、経営するアパートやマンションの戸数やエリアによっても、必要になる管理内容が変わってきます。例えば、不動産管理会社に委託する内容には、大きく分けて以下の2種類があります。

賃貸管理 建物管理
  • 入居者募集
  • 賃貸借契約締結・更新
  • 家賃回収・家賃滞納者への督促
  • 解約手続き・退去時の立会い
  • クレーム処理
  • 清掃・整頓
  • 室内クリーニング
  • 修理修繕対応
  • リフォーム・大規模修繕対応
  • 法定点検など

【関連記事:賃貸オーナーになるには?仕事内容とメリット・注意点

不動産管理会社によっては、賃貸管理と建物管理の両方を請け負うところと、どちらか片方に特化しているところがあります。仮に賃貸管理特化型の会社だった場合は、建物の美化清掃を依頼するときには、別途、建物管理の不動産会社を探して契約する必要があります。

そのため、利用するサイトが「賃貸管理のみ」「建物管理のみ」であるケースや、どちらかの委託内容の項目が少ない場合は、効率の悪いプラン比較になってしまうことがあります。委託の項目は、各サイトの申し込み画面で、希望する委託内容を確認したうえで選択できるようなっています。できるだけ管理委託内容の項目が多いサイト、または委託できる内容が多い会社との提携をしているサイトで、一括プラン請求をすることをおすすめします。

2-2.信頼と実績のある管理会社と提携している

信頼と実績のある不動産管理会社と提携登録している比較サイトを利用してください。具体的には、企業がサイト提携登録をするときの、サイト運営側が設けた基準の厳しさが、登録されている不動産管理会社の質に比例しています。

アパートやマンションの管理をする会社は、入居者にもっとも近い存在です。そのため、信頼と実績のある会社であるほど、万が一のトラブルに関したマニュアルもしっかりしており、問題を最小限に抑えるノウハウを持っています。その結果、入居者が安心して住み続けられる環境を提供することができ、長期安定した更新につながりやすくなります。

また信頼と実績のある不動産管理会社は、アパート経営に関したさまざまなノウハウも蓄積されているため、空室が出た場合でもすぐに新規入居者を探し、空室リスクを回避できる傾向があります。

サイトが提携している会社数の多さは、管理会社の質とは直接関係ありませんので、登録数が多くても良質な会社に巡り合えない可能性もあります。

2-3.サイトの運営元がしっかりしている

不動産管理会社の比較サイトは、多くのケースでIT企業などが運営しています。サイトの下の方に、「運営会社」が表示されていますので、その会社の資本金やどのような経営方針であるかなどを確認できます。法人であっても、あまり聞いたことがない会社であれば、より信頼性の高い企業が運営する比較サイトを利用した方が、良い結果に結びつきやすいと言えます。

賃貸経営HOME4U」は、NTTデータグループの運営で信頼もある。実績重視の優良企業が70社以上参画している不動産管理会社の比較サイトです。HOME4U独自の厳しい審査基準をクリアした、不動産管理に関した信頼と実績の高い管理会社のみを、厳選して登録しています。「高く貸したい」「空室を埋めたい」「サブリースが得意な会社がいい」など、自分にぴったりの管理会社がみつかります。

3.管理会社を変更しようか迷った時の3大チェックポイント

管理会社は、契約途中でも他社に変更できます。すでにどこかの管理会社に管理委託をしているけれども「管理会社を変えようか迷っている」方のために、管理会社を変えるべきポイントを3つに絞りました。これから不動産経営をされる方も、参考にしてください。

  1. 空室が埋まらない
  2. 仕事が遅くてオーナーの本業に支障が出る
  3. クレーム対応が遅い

3-1.空室が埋まらない

不動産経営中、以下の条件のどちらか、または両方が起きている場合は、管理委託先の変更を検討してみる必要があります。

・物件の2割以上の空室がある
例えば10室のうち8室しか埋まっていない状態であれば、年間収入が2割減ることになります。物件数が少なければ、さらに空室リスクは大きくなります。

・入居者募集をしても3か月以上も入居者候補すら現れない
3カ月(3/12カ月)も空室があると、満室経営と比較したときに年間25%分もの家賃収入がない状態ですから、かなりの経営リスクが出ています。候補者すら現れないのは、管理会社の営業体制そのものを疑ってみる必要があります。

物件の状態にもよりますが、同エリアのライバル物件と比較して、早期に空室が埋まるように、適切な提案をするのも賃貸管理を委託された担当者の仕事です。空室を埋める方法は、管理会社によって違いがありますので、賃貸管理の委託先を変更するだけで、空室の問題が解決する可能性があります。

3-2.仕事が遅くてオーナーの本業に支障が出る

管理会社の反応が遅いため、問題解決のためにオーナーが対応しなければなるケースがあります。例えば、家賃滞納、入居者によるゴミの問題、インターホンの故障などが起きたときに、管理会社がスピーディに対応できていない場合には、問題の早期解決のためにオーナーが自ら対応する必要があります。

放置すれば入居者からのクレームとなり、最悪の場合は、住み心地の悪さなどから、契約更新前の退去につながることもあります。そのようなことを避けるためには、本来であれば管理会社の担当者が対応すべき内容を、オーナーが対応し、ケースによっては夜間や土日なども対応に追われることがあります。このようなことが続けば、オーナーの本業に支障が出るうえに、何のためにお金を払って管理の委託をしているのかわからなくなります。

このようなことがあった、またはクレームにはつながらなかったものの、小さなことでも気になった場合には、管理会社の変更を検討してみる必要があります。質の良い管理会社であれば、会社の定休日であろうと、夜中であろうと、スピーディで適切な対処をしてくれます。

3-3.クレーム対応が遅い

入居者からのクレームに適切な対応ができないケースです。管理会社の担当者と入居者の関係性が良好であれば、入居者も多少のことには目をつぶってくれます。しかし、中にはちょっとした言動により、不必要に入居者を不快にさせてしまうことがあり、一度そうなってしまうと、その後の入居管理全般に支障が出やすくなります。

このようなことが起きたことがある、または対応に不安を感じた場合には、管理会社の変更を検討してみる必要があります。

4.管理会社と契約するまでの流れ

これから管理会社を探して契約する方、今現在の管理会社を変更する方も含めて、新規に契約するまでの流れをまとめています。現在の不動産管理会社から変更をしたい方は、★印も注意して読んでください。

契約までの流れ

  1. 委託する内容を決める
  2. プランを比較する
  3. 現地調査に来てもらう
  4. 契約をする

4-1.委託する内容を決める

ご所有の物件の戸数や構造などにより、必要な委託内容を決めておきます。例えば、アパートであれば賃貸管理(入居者募集・入居案内・退去対応など)だけでも滞りなく不動産経営ができますが、マンション経営の場合には、エレベーター点検や敷地内のゴミ置き場の清掃など、賃貸管理に加えて建物管理も必要になることがあります。

プラン請求をした後に、核管理会社からも詳細な提案がありますので、現時点では賃貸管理・建物管理のどちらか、または両方が必要かどうかを検討しておいてください。

4-2.プラン比較をする

管理会社の比較サイトを利用して届いた、複数の管理プランを比較します。比較内容は、費用・管理内容・会社の規模などを見比べてください。

比較をするためにはたくさんのプランが必要ですので、数多くのプラン提案ができるサイトを利用したほうが、より良い管理会社に出会える確率が高くなります。
★現在契約中の方は、今の管理会社の契約内容とも比較をしてください。

4-3.現地調査に来てもらう

いくつか気になるプランを絞ったら、連絡をとって各社に現地調査に来てもらいます。物件のある場所を見てもらい、不動産管理のプロとして、適切な管理内容を提案してもらいます。多くのケースで、現地調査にやってくるのは、その後も担当者になることが多いので、相手の対応や話し方なども観察し、入居者に対してどのような態度をとるのかなどをチェックしておきます。

どんなに良いと思った会社でも、実際に稼働してみるまではわからないことも多いため、途中解約ができないタイプの契約しか受け付けない管理会社は、リストから外しておいた方が良いでしょう。

★現在契約中の管理会社に対して不安な点がある場合は、正直にその旨を伝え、現状の管理状況からどのように変化できるかを説明してもらってください。

4-4.契約をする

「ここにしよう」と思える1社を選んで契約をします。契約書の内容には注意を払い、途中解約が可能かどうかも確認しておきます。★途中から管理会社を変更する場合は、新規に契約をした管理会社から入居者宛に、あいさつ文と一緒に管理会社が変更になったことを連絡する「変更通知書」が郵送されます。入居者はそれに「内容を確認しました」という意味で、署名捺印をしたものを返送します。多くのケースで、契約書本体の書き換えは更新のタイミングで行いますが、詳細は、契約前に新・旧両方の管理会社に確認してください。

5.管理プランを比較するときに大切な5つの項目

いくつもの管理プランを比較するときに、チェックしておくべき5つの大切な項目についてまとめています。会社によって書式が違うこともあるため、以下の5つは手書きやスマホメモ帳などで比較するとわかりやすくなります。また、かならず現地調査をした後のプランで比較するようにしてください。

  1. サポート内容
  2. 委託費用
  3. 会社の規模
  4. 担当者の対応
  5. 口コミ

5-1.サポート内容

オーナーが希望するサポート内容が、できれば一社ですべて揃っていることが大切です。そのうえで、現地調査をした際に、管理会社の担当者が提案した項目が入ったものがあれば、そのプラン内容も候補に入れておきます。

希望するサポート項目が揃わない場合は、どんなに担当者が良い人であっても、委託先としては不適切ですので、リストから外して下さい。

5-2.委託費用

委託費用を比較します。不動産管理の委託費は一室当たりで計算され、一般的には賃料の5%前後、高額なところで10%前後を設定しているところもあります。例えば、4室のアパートをご所有で、家賃が10万円であれば、 10万円×5~10%×4室= 毎月の委託費は2~4万円です。委託費用は、確定申告の際に経費として計上できます。

高額だからと言って質の良い管理をしているとは限りませんので、支払う金額が、プラン内容と見合うものかをしっかり比較してください。

5-3.会社の規模

管理会社の規模を比較してください。地元で信頼のあつい小規模でも精鋭のそろった会社から、大手不動産会社の系列会社まで、さまざまな不動産管理会社があります。どちらが良いのかは、エリアや物件の規模にもよりますが、規模の違いは、以下のような違いに影響が出やすい傾向にあります。

小規模な管理会社 比較 大規模な管理管理会社
担当者の個性が出やすい 管理状態の差 担当者による差が出にくい
既存社員が兼務することが多い 欠員が出た場合の対応 すぐに新しい社員が担当する
地元であれば迅速にできる 緊急時への対応 24時間体制の管理対応が可能

また、大手の場合は、物件を建築したハウスメーカーや建築会社の系列会社の方が、その企業独自の工法や建物の特徴などを理解していますので、トラブルが起きたときにスムーズな対応をしやすい傾向にあります。

5-4.担当者の対応

担当者の対応はプランには記載されていませんので、現地調査に来てもらった時に、対応をよく観察するしかありません。まずは、プラン請求をした際の挨拶メールに加え、最初に電話対応をしたときの話方などにも注意をしてください。

委託管理が始まると、実際にその担当者が主に話す相手は入居者と入居者候補になりますので、できるだけ印象の良い、丁寧な対応ができている方の方が、良いと言えます。

5-5.口コミ

プラン比較をする管理会社の口コミを個別に探してみます。最も簡単な方法は、「管理会社名 + 評判」「管理会社名 + クチコミ」と入れると、良いものも悪いものも出てくることがあります。規模の大きな管理会社ほど検索結果も多くなる傾向にあります。

ただし、これらの口コミ検索は、あくまでその会社の全体像の一部であり、すべてではないことも理解しておく必要があります。あくまで、ご自身が担当者などから受け取った印象なども考慮して、総合的に判断するようにしてください。

賃貸経営HOME4U」であれば、このような5つのポイントをすべて兼ね備えた良質な管理会社を、サイトとの提携の時点で精査しています。そのため、HOME4U賃貸管理からプラン請求をして比較するだけで、良質な不動産管理会社に出会える可能性が高くなります。

複数の良質な管理会社プランを比較したい場合には、NTTデータグループが運営する日本で最老舗の不動産管理会社の比較サイトで、一括プラン請求をしてください。

6.不動産の管理会社に関したよくある5つの質問

本章では、不動産管理会社に関した、よくある質問を5つにまとめています。

Q1:比較サイト以外のマンション管理会社の探し方はありますか?

A:ありますが、比較サイトを利用する方が簡単で安全です。

ネット検索で「物件のある地域名+管理会社」と入れると、たくさんの検索結果が出てきます。ただし、この方法では、エリアに存在するすべての管理会社が出てきてしまうため、候補としては数が多すぎます。

会社の中身を確認するためには、一つひとつのホームページを開けて中を読んでいく必要があり、膨大な手間と時間が必要です。また、中には悪質な管理会社が混じっている可能性がありますが、ホームページの確認だけで判別するのはむつかしいと言えます。

さらに、各管理会社へのプラン請求や見積依頼には、ご自身の所有する物件とお住まいの住所、氏名と連絡先などの個人情報を入力する必要がありますので、注意が必要です。比較サイトをどうしても利用したくない場合は、物件のあるエリアで古くから営業をしている不動産会社に、不動産管理をお願いできるかを直接聞いてみる方が、安全性と信頼性の高い会社を紹介してもらえる可能性が高いと言えます。ただし、複数の会社に聞かないとプラン比較はできません。

Q2:ハウスメーカー系列の管理会社の方がいいですか?

A:絶対ではありませんが、リストに入れて、プラン請求はしておきましょう。

アパートやマンションの賃貸物件をハウスメーカーで建てた場合、その企業の系列会社に不動産管理会社があります。多くの場合、プラン請求をすると、管理会社の紹介もあります。絶対に選択する必要はありませんが、候補としてリストに入れておけば、比較できるプランがより多くなります。

ハウスメーカー関連の管理会社の特徴は、どの担当者にあたっても自社開発の構造や設備などに関した知識に詳しく、交換部品などに関しても適切なものを常にストックしてありますので、対応が的確かつ迅速です。また、大手のハウスメーカーや建築会社であれば、入居者募集も全国区のテレビCMやネットCMなどを使いますので、入居率が高くなる可能性もあります。

管理会社を途中で変更しても大丈夫でしょうか

A:大丈夫です。ただ、契約書の内容確認は必要です。

委託管理の契約をしている途中でも、管理会社の変更は可能です。契約書には更新時期のタイミングに合わせて「〇年〇月〇日~〇年〇月〇日まで」のように契約期間が定めてあります。この契約の中に、途中解約で違約金が発生するなどの項目記載があると、契約期間の満了を待たないと違約金が発生します。

このようなことを前提に、契約書はサインする前によく目を通し、途中解約ができるような契約方法を選ぶようにしてください。違約金が発生しない場合には、契約の途中でも自由に管理会社を変更できます。変更する場合は、新しい契約先を見つけてから、現在契約中の会社に、契約解除する旨を伝えれば、あとは管理会社間で事務的な手続きをしてくれます。

Q4:管理会社に委託をしないとだめでしょうか?

A:自主管理はおすすめできません。

不動産物件の管理方法には、委託管理と自主管理があり、自主管理というのは不動産オーナーがご自身で物件管理をすることです。一般的には大家さんのことです。

不動産の自主管理は、基本的にはおすすめしません。その理由として、不動産管理には多種多様な業務内容があり、専門会社がたくさんの社員を雇って対応するような、複数の煩雑な内容が含まれます。例えば、夜中に水漏れが起きるなどの緊急時でも、委託会社であれば夜間対応の社員が対応できますが、自主管理の場合は、オーナーが自分で駆けつけて対処する必要があります。

また、ゴミや騒音のトラブル対応、入居者からのクレーム対応など、ひとつ対応を間違えると大きな被害に広がる可能性を含めた問題に対しても、管理会社であれば、自社の対応マニュアルなどを参考に、適切な対応をとることができます。

入居者からすれば、何か問題が起きたときにはスピーディな対応をしてもらえることが当然であり、そのために管理費または共益費などを支払っています。上記のことから、たとえオーナーが自主管理を希望していたとしても、プロが具体的に何をしているのかを理解し、適切な対応ができるようになるまでは、管理会社に委託したほうが、不動産経営の成功率は高くなります。

Q5:不動産管理会社と管理組合の違いを教えてください。

A:管理会社は不動産の管理業務を請け負う専門の会社です。

管理会社は、アパートやマンションなどの不動産物件の管理業務を請け負うための専門会社です。管理組合とは、分譲マンションなどで、その物件の所有者(区分のマンションの購入者)で構成された、建物の管理方法や生活ルールなどを決めるための任意組織です。あくまでその建物の住民として、その建物と敷地全体を管理する町内会のようなものですので、専門知識は不要です。

そのため、仮にマンション一棟をオーナーが所有していても、そのすべての居室が賃貸物件であれば、マンションの管理組合は発生せず、管理業務は管理会社に委託されます。分譲マンションマンションの一室(区分)を購入し、それを人に賃貸する場合には、オーナーはマンションの管理組合には加入しますが、貸出物件の管理業務は管理会社に委託します。

このように、管理会社と管理組合は全く違うものであり、管理組合は入居者募集などの不動産管理業務はしませんので、注意が必要です。

まとめ

不動産の管理会社を比較するときに、どこをどう比較するべきなのかをまとめました。おすすめできる5社も掲載しましたので、気になるサイトを使ってみてください。適切な不動産経営をするためには、良質な管理会社との出会いが大切です。良質な会社とは、不動産管理に信頼と実績があり、入居者とオーナーからの満足度が高い会社のことです。

良い管理会社を見つけ出すためには、なるべく多くのプランを比較し、必要な管理を適切にしてもらう必要があります。まずはHOME4U賃貸管理でたくさんのプラン請求をして、現地調査をしてもらうところからスタートしてみてください。