注文住宅の建築依頼先として「ジブンハウス」が気になる方もいらっしゃるでしょう。

ジブンハウスは「具体的なイメージがわきやすい」「モデルハウスに行く必要がなく、便利だった」「地震に強い」といった評判がある一方で、「メンテナンスが不安」「希望をあまり聞いてくれない」といった評判もあるハウスメーカーです。

ただし、ハウスメーカーの評判や口コミは住宅プランやオーナーの感じ方によって大きく左右されるので、自身で特徴をつかみ、「自分たちに合ったハウスメーカーなのか」を判断する必要があります。

この記事では、ジブンハウスについて以下の内容を解説します。

ぜひ最後までご覧いただき、理想の注文住宅を実現できるハウスメーカーなのか判断するための参考にしてくださいね。

ハウスメーカーの坪単価について知りたい方はこちらの記事もご覧ください。

※この記事はジブンハウス 公式ホームページを参考に作成しています。

1.実際にジブンハウスで家を建てた人の口コミ・評判

ジブンハウスで家を建てるか迷ったときは、実際に建てた人の口コミが参考になります。

1-1.ジブンハウスの口コミ総評

ジブンハウスの口コミで目立ったのは、次の3点です。

安く家を建てられるのは嬉しいポイントですが、「オプションが高い」という声があるのは気になります。

標準仕様が充実していればオプションはあまりつけなくて済むため、ジブンハウスにするか悩んだときは、標準仕様をチェックしてみてください。

また、インターネットで公表されている情報が少ないという口コミもありました。
ジブンハウスは2016年創業の比較的新しい企業のため、全国規模で名前の知られた大手ハウスメーカーと比べると実績が少なく、実際に建てた人も少ないのが現状です。

1-2.ジブンハウスの【高評価】の口コミ・評判

ジブンハウスを「特に気に入ったポイント」として、次の3点を挙げている方が多く見られました。

【高評価】の口コミ・評判

• 具体的なイメージがわきやすい
• モデルハウスに行く必要がなく、便利だった
• 地震に強い

ジブンハウスはVRでモデルハウスを内覧できるサービスを提供しています。
スマートフォンで簡単にイメージをつかめるため、自宅にいながら気軽に家づくりを検討できるのは魅力的です。

また、VRサービスではインテリアをいくつかのパターンから選択できるため、お持ちの家具のテイストでの内覧が可能です。

また、中には「地震に強い」という声もありました。
ジブンハウスは建築基準法で定められた耐震基準だけでなく、「耐力壁直下率60％以上」といった独自の耐震基準を設け、地震に強い家づくりを目指しています。

耐震性にこだわりたい人にとっても、候補に入れたいハウスメーカーの1つといえます。

1-3.ジブンハウスの【低評価】の口コミ・評判

高評価の口コミも多く見られましたが、次のようなネガティブな口コミも見られました。

【低評価】の口コミ・評判

• メンテナンスが不安
• 希望をあまり聞いてくれない

ジブンハウスは地域ごとに加盟店があり、加盟店が実際の建築やアフターフォローを対応する仕組みです。
そのため加盟店によって対応が異なる可能性があり、メンテナンスに対する不安を感じる方もいたようです。

また、「希望をあまり聞いてくれない」という声もありました。
加盟店によって接客方針が異なり、営業担当者の対応も異なります。
加盟店や営業担当者が勧めるプランと依頼主の希望が合わない場合は、依頼主の意見が反映されにくいと感じるかもしれません。

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2.ジブンハウスの坪単価目安は35万〜60万円

ジブンハウスの坪単価は35万～60万円が目安です。

坪単価とは、「建物本体価格を延床面積で割った数値」のことです。

ただし、実際に住宅を建てるときは、建物本体価格だけでなく「付帯工事費用」や「諸費用」も必要です。

また、土地を購入する場合なら、「土地代」も加えて予算を立てなくてはいけません。

このように、注文住宅の資金計画はさまざまな計算が必要になるため、自分たちだけで立てるのはとても大変なのです。

まずは、無料のHOME4U（ホームフォーユー）プラン作成依頼サービスで、複数のハウスメーカー・工務店の資金計画を比較し、「自分たちが建てたい家」の具体的な費用相場を把握しておくことが大事です。

3.ジブンハウスで家を建てる費用シミュレーション

以下より、延床面積ごとに建物本体価格と費用総額をシミュレーションします。

ぜひ予算を立てる際の参考にしてください。

3-1.【20坪台】坪単価目安は約50万～60万円

ジブンハウスで20坪台の住宅を建てるときの坪単価目安は、50万～60万円です。

建物本体価格は約1,000万～1,740万円、費用総額（土地代は含まず）は約1,420万～2,480万円と概算できます。

3-2.【30～40坪台】坪単価目安は約35万～40万円

ジブンハウスで30坪～40坪台の住宅を建てるときの坪単価目安は、35万～40万円です。

建物本体価格は約1,050万～1,960万円、費用総額（土地代は含まず）は約1,500万～2,800万円と概算できます。

“ジブンハウスと坪単価が同等のハウスメーカー”

ジブンハウスと同じくらいの坪単価、あるいはそれ以下のハウスメーカーを「ローコストハウスメーカー」と呼ぶことがあります。

ローコストハウスメーカーの坪単価と特徴

ハウスメーカー	坪単価	特徴
アイ工務店	69.0万円	ミリ単位の自由設計 独自の耐力壁で高耐震住宅を実現
サンヨーホームズ	65.0万円	軽量鉄骨造 光熱費やメンテナンス費を抑えやすい
タマホーム	68.4万円	ほぼ全商品オプションで長期優良住宅に対応 ガレージと平屋の融合、和モダンなど、間取りや外観の幅が広い

※目安です

坪単価は似ていても、ハウスメーカーごとに特徴は異なります。

価格も重要ですが、性能や設計の自由度、構造、外観デザインなどの他の要素にも注目してハウスメーカーを選んでみてください。

4.【注文住宅タイプ別】ジブンハウスの坪単価目安

「平屋」の坪単価は、2階建てよりも高くなることが一般的です。

延床面積が同じ平屋と2階建てで考えてみましょう。
居住できるスペースは同じですが、屋根や基礎の面積は平屋のほうが広くなります。
そのため、同じ延床面積でも平屋の建物本体価格のほうが高額になり、坪単価も高額になることが多いのです。

ジブンハウスでも同様に考えられます。

それぞれの建物本体価格と費用総額をシミュレーションしてみましょう。

4-1.平屋の坪単価と費用シミュレーション

延床面積別の建物本体価格と費用総額は、以下をご覧ください。

※土地代を含まない目安です

20坪台なら、付帯工事費用や諸費用も含めて1,000万円台に抑えられることがあります。

ただし、マイホーム用の土地がない場合は、別途土地代がかかります。

4-2.2階建ての坪単価と費用シミュレーション

2階建ては坪単価が少し安くなるため費用を抑えやすくなります。

延床面積別の建物本体価格と費用総額については、以下をご覧ください。

※土地代を含まない目安です

このように、同じ延床面積でも平屋と2階建てでは500万円以上の差が出ることもあります。

時には無料サポートサービスも活用しながら、効率よく家づくりを進める準備を整えてみてくださいね。

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5.ジブンハウスの強み・メリット

ジブンハウスの強み・メリットとしては、次の点が挙げられます。

それぞれ具体的に見ていきましょう。

5-1.規格住宅のため短時間で施工まで進む

ジブンハウスの住宅プランは基本「規格住宅」です。

間取りや設備などはいくつかの選択肢から選ぶだけで決まるため、フルオーダーの注文住宅と比べて短時間で打ち合わせが終了し、早期着工が可能です。

早く完成した住宅に暮らしたい方は、ジブンハウスを検討できるでしょう。

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5-2.予算を立てやすい

ジブンハウスでは、プランごとに住宅価格の目安（オプションなし）が記載されています。

オプション代と付帯工事費用、諸費用、土地代を加算すればマイホーム購入に必要な費用総額を算出できるため、フルオーダーの注文住宅と比べて予算を立てやすいでしょう。

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5-3.デザイン・仕様のバリエーションが豊富

ジブンハウスは規格住宅ですが、自由度が低いわけではありません。

デザインや仕様のバリエーションが豊富なため、ご自身や同居人の感性に合う家づくりが叶います。

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5-4.VRでイメージをつかめる

VRでモデルハウスのオンライン内覧ができるのも、ジブンハウスのメリットです。

モデルハウスを何軒も回るのは骨が折れる作業ですが、VRなら自宅に居たまま短時間で複数のプランを閲覧できます。

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6.ジブンハウスの弱点・デメリット

次の2点は、ジブンハウスのデメリットといえるかもしれません。

それぞれ解説します。

6-1.建築件数が少ないため口コミが少ない

ジブンハウスは2016年創業の比較的新しいハウスメーカーのため、建築件数が少なく、口コミも多くはありません。

そのため、評判を聞く機会も少なく、ハウスメーカーを選ぶ際の判断材料も少なくなる傾向にあります。

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6-2.アフターサービスにばらつきがある

プランや資材などはジブンハウス本社が決定しますが、施工やアフターサービスは加盟店となる地域の工務店が対応します。

そのため、仕上がりやアフターフォローにばらつきがあると考えられます。

ジブンハウス全体だけの評判でなく、お住まいの地域を担当する工務店の評判もチェックしておきましょう。

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7.ハウスメーカー選びで後悔しないためのポイント

最後に、注文住宅の建築依頼先としてハウスメーカーを選ぶとき、注意したいポイントを紹介します。

7-1.こだわるポイントを決めておく

家づくりにおいて何にこだわりたいのか、ポイントをある程度絞り込んでおきましょう。

こだわるポイントが多すぎたり、曖昧だったりすると、ハウスメーカー選びが困難になります。

7-2.こだわりに優先順位をつける

家づくりのこだわりポイントを列挙したあとで、こだわりに優先順位をつけましょう。

こだわるポイントが多すぎると、該当するハウスメーカーが見つからないことや、たとえ見つかったとしても予算オーバーしてしまうことがあります。

無理なく理想の家を建てるためにも、新しい家に暮らす人全員で話し合って優先順位を決めてください。

7-3.アフターサービスに注目する

数十年以上、安心して暮らし続けるためにも、アフターサービスが充実したハウスメーカーを選びましょう。

アフターサービスの年数だけでなく、サービスの内容、無料点検・有料点検の頻度、長期サービスが適用されるための条件にも注目してください。

7-4.坪単価にこだわりすぎない

坪単価はハウスメーカー選びの参考になりますが、あまりこだわりすぎるのはおすすめできません。

坪単価が低いとされるローコスト住宅メーカーでも、オプションにこだわると建築費用は高額になり、中堅・大手ハウスメーカーよりも割高になる可能性があります。

建築費用を抑えたいなら、坪単価だけでなく、仕様や外観デザインが好みに合うかという点にも注目してください。

標準仕様や外観が好みに合えば、オプションをつける必要がなくなり、比較的安価に仕上がりやすくなります。

また、注文住宅にはお得な補助金制度が利用できるケースが多々あります。
坪単価だけでなく、こういった制度にも注目して資金計画を立てていきましょう。

7-5.複数の住宅プランを比較する

気になるハウスメーカーをある程度絞り込んだら、実際に住宅プランの作成を依頼してみましょう。

似たような坪単価で、同じような強みを持っているハウスメーカーでも、実際に住宅プランを比較してみると、内容が全然違うというケースは多いです。

住宅プランは必ず複数比較検討し、ご自身と同居人にとって満足のいくプランが可能なハウスメーカーを選んでくださいね。

まとめ

ジブンハウスは、間取りや設備のパターンが決まった「規格住宅」を提供しているハウスメーカーです。

費用を抑えやすく、短時間で住宅が完成するというメリットがありますが、こだわりを細部まで実現するのは難しいかもしれません。

また、アフターサービスや施工技術は加盟店によって異なるため、お住まいの地域を担当する加盟店について調べておきましょう。

家づくりを成功させるには、自分に合うハウスメーカーを選ぶことが大切です。
時には無料サポートサービスを活用しながら、理想のプランが実現できそうなハウスメーカー・工務店を効率よく探してみてください。