家を買うなら絶対に知っておきたい三つの注意点と注文住宅建築のポイント

マイホームを建てるにあたっては資金繰りや間取り、居住エリアなど、さまざまなことを考えなければなりません。そのため、マイホームを建てたいと思っていても、なかなか計画が具体化せず悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

この記事では、家を買うなら絶対に知っておきたい3つの注意点を詳しく解説します。また、マイホーム建築の流れや、注文住宅を建築する際に押さえておくべき5つのポイントを紹介します。

この記事を参考に、憧れのマイホーム建築の第一歩をスタートしましょう。

この記事でわかること
  • マイホーム建築を考えているのであれば、まずは予算と物件の種類、依頼するハウスメーカーを十分に考えることが重要
  • マイホーム建築をスムーズに進めるには、建築の流れを事前に把握することが肝心
  • 注文住宅建築で押さえておくべきポイントをあらかじめ家族で話し合っておくことが、理想のマイホーム建築を進めるカギ

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1.家を買うなら絶対に知っておきたい3つの注意点

ここではまず、家を買うなら絶対に知っておきたい3つの注意点を解説します。マイホーム建築を考え始めた方や、家を建てるために何を考えるべきか悩んでいる方は、ぜひ参考にしましょう。

1-1.無理のない予算を立てる

マイホームを購入するのであれば、無理のない予算を立てることが重要です。なぜなら、家計の資金繰りが悪化すると、せっかく購入したマイホームを売却せざるを得なくなるおそれがあるためです。

ここでは、無理のない予算を立てるポイントを3つ紹介します。

貯蓄のうち頭金に充てられる金額を決める

無理のない予算を立てるにはまず、貯蓄のうち「頭金」に充てられる金額を決めましょう。頭金とは、住宅ローンを借り入れてマイホームを購入する際に、最初に支払うお金のことです。

頭金を多く用意すると、住宅ローンの借入額が減るため、毎月の返済負担は小さくなります。しかし、貯蓄のすべてを頭金に充てることはおすすめできません。

家計の負担を抑えたマイホーム購入を目指すのであれば、今後必要になる教育費や冠婚葬祭費、ケガや病気の治療費など、ある程度の現金を手元に残すことが重要です。そのうえで、頭金として利用できる金額を明確にしましょう。

家のローンの頭金は「なし」でもいけるって本当?徹底解説!

頭金のほかに諸費用代も用意する

マイホームを購入する際は、頭金とは別に諸費用代が必要です。注文住宅の建築では、物件価格のほかにマイホーム建築にかかる費用総額の10%程度の諸費用がかかるといわれます。

諸費用の一例を、以下で確認しましょう。

マイホーム購入に必要な諸費用の一例
費用の分類 具体例
税金
  • 登録免許税
  • 印紙税
  • 不動産取得税
住宅ローン関連費用
  • ローン事務手数料
  • 保証料
保険料・その他
  • 火災保険料
  • 地震保険料
  • 仮住まい費用
  • 引っ越し費用

なお、ローンを借り入れる金融機関によっては、諸費用を住宅ローンに組み入れられる場合もあります。しかし、住宅ローンの借入額が大きくなると月々の返済負担が増えるため、まずは現金での支払いを検討したいところです。

注文住宅「諸費用」の内訳と相場・金額の目安|諸費用を抑えるポイントについても解説

住宅ローンを利用する場合は無理のない返済額を設定する

住宅ローンを利用する場合は、無理のない返済額を設定することが重要です。万が一住宅ローンを返済できなくなると、せっかくのマイホームを手放すことになります。そのため、住宅ローンを利用するにあたっては、家計への負担が大きすぎない借入額にすることが何よりも大切です。

家計に対する住宅ローンの返済負担がどのくらいかを測る数値に、「返済負担率」があります。返済負担率とは、年収に対し年間のローン返済額が占める割合のことです。

返済負担率は、以下の式で計算します。

【返済負担率の計算式】
返済負担率(%)=年間のローン返済額÷年収×100(%)

仮に、年収が700万円の方が年間150万円のローンを返済したとすると、返済負担率は約21%(150万円÷700万円×100)です。

一般的に、無理のない返済額の目安は返済負担率20~25%程度といわれます。年収600万円であれば120万~150万円、年収800万円であれば160万~200万円くらいの年間返済額にすると、無理のない借り入れにつながるでしょう。

なお、実際にどのくらいの返済が可能かは、家族構成や家族の年齢などによっても変わります。住宅ローンの借入額を決めるにあたっては、毎月の家計収支を把握し、返済に充てられる金額を明確にすることが重要です。

4,000万円の住宅ローンがきつくなるのは、年収600万以下?|具体的な「毎月返済額」「返済負担率」から返済生活をイメージ
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1-2.ライフスタイルに合った物件の種類を選ぶ

マイホームには「注文住宅」と「建売住宅」、マンションがあります。理想のマイホーム建築を目指すのであれば、それぞれの特徴を確認し、ライフスタイルに合った物件を選ぶことが重要です。

注文住宅と建売住宅、マンションの特徴
マンション 注文住宅 建売住宅
  • 好立地な物件が多い
  • ワンフロアで生活動線が良い
  • 生活音への配慮が必要
  • 間取りの自由度は低い
  • 間取りの自由度が高い
  • 内装や外装のデザイン、設備を選べる
  • 土地の用意が必要
  • 契約から入居までが早い
  • 土地の用意が不要
  • 間取りやデザイン、設備の自由度が低い

マンションはワンフロアで生活動線が良い点や、好立地な物件が多い点が特徴です。一方で、集合住宅特有の注意点として、生活音への配慮が必要といった注意点があります。

建売住宅は、ハウスメーカーのプランを基に建築した戸建て住宅です。プランが決まっているため施工期間が短く、契約から比較的短い期間で入居できます。プラン決めの手間や負担が少ない一方で、間取りやデザイン、設備の自由度は低めです。

注文住宅は、土地の選定から間取りをはじめとするプラン決めまでを行う戸建て住宅です。土地の用意は必要ですが、間取りの自由度が高く、家族の希望を取り入れたマイホームを実現できます。内装や外装、設備も選べるため、デザインなどにこだわりがある方も満足できる住宅といえます。

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1-3.家族の希望を叶えられるハウスメーカーを選ぶ

理想のマイホーム建築を実現するには、家族の希望に沿った家づくりができるハウスメーカーを選ぶことも大切です。ここでは、ハウスメーカーを選ぶ際に押さえておくべき以下のポイントを紹介します。

ハウスメーカーと工務店の違い

マイホーム建築の依頼先には、ハウスメーカーと工務店があります。どちらも住宅の設計や施工、販売を行う会社として使われますが、法律上の明確な違いはありません。

一般的に、ハウスメーカーと工務店は、以下の違いで使いわけられています。

ハウスメーカーと工務店を使いわけるポイント
ポイント
ハウスメーカー
  • 施工エリアが広い
  • 価格が高め
  • 品質が均一
  • 工期が短め
工務店
  • 地域密着
  • 価格が比較的安い
  • 営業担当者や大工によって品質に差が出る
  • 工期が長くなることもある

ハウスメーカーは、全国など幅広いエリアでマイホーム建築を行う会社です。建築資材の大量生産が可能なため、一定品質以上のマイホームを比較的短い工期で建築できるでしょう。一方、ハウスメーカーは宣伝やモデルルームに費用をかけていたり、アフターサービスが充実していたりするため、建築費用は工務店と比較して高めとなります。

工務店は、地域密着型の建築会社です。ハウスメーカーでは難しい間取りやデザインに対応しやすい一方で、担当者によって品質に差が出る可能性もある点には注意しましょう。また、人件費や宣伝費を抑えられるため、建築費用が比較的安い点も工務店の特徴です。

ハウスメーカーを選ぶポイント

ハウスメーカーを選ぶ際に確認するべき主なポイントは、以下のとおりです。

【ハウスメーカーを選ぶポイント】
  • 得意とする工法
  • 得意なデザイン
  • 坪単価
  • 標準設備
  • 担当者の人柄

ハウスメーカーによって、得意とする「工法」やデザインは異なります。そのため、デザインや工法にこだわりがある方は、事前に実績を確認すると安心です。

坪単価」とは、1坪あたりの建築費用のことです。建築価格は、坪単価が高いハウスメーカーほど高く、坪単価が低いほど低くなります。無理のないマイホーム建築を実現するためには、予算に合った坪単価のハウスメーカーを選ぶことが大切です。

ただし、坪単価が低いハウスメーカーの場合、標準設備が不十分で、満足のいくマイホーム建築には追加料金が必要になるケースもあります。ハウスメーカーを選ぶ際には、事前に見積もりを取り、標準設備の内容と価格を照らし合わせましょう。

マイホーム建築において、やり取りの窓口となるのは営業担当者です。そのため、担当者の人柄も非常に重要です。信頼できる担当者がいるハウスメーカーであれば、安心してマイホーム建築を進められるでしょう。

ハウスメーカー選びをする方の多くは、モデルハウス見学をしたあと、その場で営業担当者と話をし、住宅プラン提案や見積もり作成をハウスメーカーに依頼することになります。
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2.マイホーム建築の流れ

マイホーム建築をスムーズに進めるには、大まかな流れを押さえておくと安心です。注文住宅の建築は、一般的に以下の流れで行われます。

【注文住宅建築の流れ】
  1. 土地探し
  2. ハウスメーカー選び
  3. プラン設計と見積もり
  4. 住宅ローン契約
  5. 着工
  6. 引き渡し

注文住宅を建築するには、まずは土地探しが必要です。土地の購入は不動産会社で相談するほか、ハウスメーカーからの紹介を受けられることもあります。

土地が決まったら、ハウスメーカーを選びましょう。ハウスメーカーを選ぶポイントは、1-3をご参照ください。

ハウスメーカーを決定したら、住宅ローン契約の締結と建築費用の支払いです。住宅ローンの借り入れでは審査などが実施されるため、ハウスメーカーの選定と併せて準備を進めることが重要です。

住宅ローン契約を済ませたら、建築費用の一部(着工金)を支払い、工事が始まります。場合によっては、地鎮祭や上棟式を行うケースもあります。

工事中の音が気になるときは、事前に近隣の方々へ挨拶しておくと、安心して工事を進められるでしょう。マイホームが完成したら、引き渡しが行われます。

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3.注文住宅を建築する際に押さえておくべき5つのポイント

最後に、注文住宅建築において押さえておくべきポイントを5つ解説します。注文住宅の建築では予算や立地、建築プランなど、さまざまなことを決めなければなりません。

トラブルのないスムーズな注文住宅の建築を目指す方は、ここで解説するポイントをぜひ覚えておきましょう。

3-1.余裕のあるスケジュールで建築を進める

土地探しやプラン決めが必要な注文住宅の建築は、建売住宅と比較して建築に時間がかかるといわれます。そのため、居住を始めたいタイミングから逆算し、1年~1年半前から準備を始めると安心です。

マイホーム建築は、台風など天候により、スケジュールがずれ込むこともあります。特に、入学や進学に合わせて引っ越しをしたいと考えている場合は、余裕を持ったスケジュールで建築を進めましょう。

3-2.周辺環境も十分に確認する

注文住宅を建築する際は、周辺環境の確認も大切です。治安や利便性、学校までの距離などを考慮し、安全で快適に生活できるエリアで土地を探しましょう。

町の雰囲気や治安は、時間帯や曜日によって変わることもあります。候補の土地が見つかったときには、平日や土日の昼間、夜間など複数回足を運び、治安や周辺の様子を確認すると安心です。

3-3.間取り・機能面に優先度を付ける

自由設計が魅力の注文住宅とはいえ、すべての希望を盛り込んだマイホーム建築ができるとは限りません。プランを考えるにあたっては、予算に合わせた間取りや機能面の取捨選択が必要です。

そのためには、マイホームを建築するうえで譲れないポイントを家族で十分に考え、優先順位の高い順でプランに採用することが肝心です。

3-4.ライフプランを考慮する

注文住宅の建築では、ライフプランを考慮することもポイントとして挙げられます。マイホーム建築後は、20年や30年など長期にわたり居住するケースがほとんどです。

その間には、子どもの独立などで家族構成が変わることもあるでしょう。退職などにより、ライフスタイルが変化することもあります。

そのため、注文住宅を建築する際は現在の生活はもちろん、将来のライフプランも考慮した家づくりをすることで、長く快適に暮らせる家づくりを実現できます。

3-5.契約前に内容を十分確認する

注文住宅の建築をスムーズに進めるには、契約内容を十分に確認することも重要です。マイホーム建築に関する契約書は、分量が多く専門的な言葉もあるため、読みにくいと感じる方もいるでしょう。

契約書には、工事の内容や費用、引き渡し時期、キャンセルの取り扱いなどに関する重要事項が記載されています。後々トラブルが発生しないためには、十分に目を通したうえで契約することが重要です。

まとめ

家を買うにあたり絶対に知っておきたい3つの注意点には、「無理のない予算の立て方」と「物件の種類の選び方」「ハウスメーカーの選び方」が挙げられます。

予算や物件の種類、ハウスメーカーを決めるにあたっては、現在のライフスタイルはもちろん、将来のライフプランや資金計画も考慮する必要があります。マイホーム建築を希望しているのであれば、まずは家族でこれからの生活を話し合い、それぞれの希望を取り入れたプランづくりを目指してはいかがでしょうか。