「生活がワンフロアで完結する平屋に憧れている」という方も多いのではないでしょうか。
平屋は効率的な空間づくり、生活動線が叶いやすく、家族がコミュニケーションをとりやすいというメリットがあります。
「平屋のよいところ、悪いところを知りたい」という方に向けて、この記事では平屋について以下の内容を解説します。
- 平屋とはどんな家か
- 平屋のメリット・デメリット
- 平屋に向いている人
平屋の家づくりで成功するポイントも解説するので、ぜひ最後までご覧いただき、理想の平屋づくりの参考にしてください。
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1.平屋とはどんな家?
平屋とは、階層が1階部分のみの建物です。
階段がなく、リビングや水回り、各居室がすべてワンフロアにある住まいを指します。
昔ながらの日本家屋というイメージもありますが、近年はデザインや間取りにこだわった平屋住宅も増えています。
2階建以上の建物と比べ、間取りの自由度が高く、構造を単純化できるため耐震性を高めることも可能です。
また、上下階の移動がないことでバリアフリーにしやすく、幅広い年齢の家族が暮らしやすい家に仕上げやすいため、あえて平屋を選択する人も多いようです。
2.平屋のメリット7つ
家づくりで平屋を検討する際には、まず平屋のメリット・デメリットを押さえておきましょう。
ここでは、平屋のメリットをご紹介します。
- 合理的に空間を活用できる
- 効率のよい動線を作れる
- バリアフリーを実現できる
- 大きな屋根を利用して太陽光発電を導入できる
- 家族とコミュニケーションをとりやすい
- メンテナンス費用を抑えられる
- 小屋裏を活用できる
以下より1つずつ解説します。
2-1.合理的に空間を活用できる
平屋は階段が占める面積がないため、その分別のスペースに活用できます。
2階建ては階段だけでなく、各部屋に行くときの廊下にもスペースをとられがちです。
平屋であれば、廊下スペースも節約でき、他の有効なスペースに活用しやすい点がメリットです。
費用を抑えたい場合は、床面積自体を削減して、コストダウンにつなげるのもよいでしょう。
2-2.効率のよい動線を作れる
平屋は上下の移動がなく、平行移動で生活できるため、効率のよい動線を作れます。
2階建てのように、1階で洗濯をして2階のベランダで洗濯物を干すといった手間がありません。
水回りを近い距離に配置することで、家事の負担を減らせるでしょう。
生活動線の工夫もしやすく、玄関を家の中心に設ければ、どの部屋にもスムーズに行ける動線を作ることが可能です。
2-3.バリアフリーを実現できる
平屋は上下階の移動がないことで、バリアフリーの安心・安全な暮らしを実現できます。
高齢者にも身体への負担は軽く、子供が階段を踏み外して落下するというリスクも抑えられるでしょう。
現在は問題なくても、高齢になると階段の昇り降りが面倒になり、2階の部屋は使わなくなるというケースもあります。平屋にすれば、いつまでも空間を持てあますことなく暮らすことが容易になります。
また、フラットな移動で済むシンプルな動線作りができるので、子供の様子を確認しながら家事ができる点は、子育て世帯にとっても安心です。
2-4.大きな屋根を利用して太陽光発電を導入できる
同じ延床面積の場合、平屋は2階建てよりも屋根が大きくなります。
それを利用して、太陽光発電システムを導入することもできます。
太陽光発電を導入すれば、電気代を節約できるほか、余った電気は電気会社に売却して収入を得ることも可能です。
現在は政府主導のもとエネルギー使用量の少ない「省エネ住宅」の普及が進められており、さまざまな補助金・助成金制度が用意されています。
太陽光発電システムの導入により、補助金がつくお得な省エネ住宅の建築も可能になるでしょう。
2-5.家族とコミュニケーションをとりやすい
すべての部屋がワンフロアにある平屋は、家族と顔を合わせる機会が増え、コミュニケーションをとりやすい点もメリットです。
玄関の近くに階段がある2階建ての家では、子供が帰宅してすぐに2階の部屋に直行してしまうことも多いでしょう。家族のコミュニケーションも少なくなりがちです。
平屋であれば自然に顔を合わせられ、毎日子供の様子を確認できる間取りにしやすいです。
2-6.メンテナンス費用を抑えられる
住まいは、屋根や外壁などの定期的な点検やメンテナンスが必要です。
平屋は2階建て以上のような高所の作業がないため、大掛かりな足場を組む必要がなく、メンテナンス費用を安く抑えられます。
また、2階建ての場合、2階部分の重さが家の構造に負荷を与えます。
傾きやゆがみを発生させる原因になり、修繕が必要になる場面も多いでしょう。
一方、平屋は上階からの荷重がない分、家が傷みにくく、メンテナンス費用を抑えられます。
長期的に修繕・メンテナンス費用を節約できることで、大幅なコスト削減が見込めるでしょう。
2-7.小屋裏を活用できる
平屋は、屋根の下にあたる小屋裏を活用できるのもメリットです。
小屋裏とは、屋根と天井の間にできる三角形の空間です。
勾配のある屋根にすれば住まいに開放感を演出でき、以下のような活用方法も検討できるようになります。
- 収納スペース
- 寝室
- キッズルーム
小屋裏を有効活用できれば、その分も居住スペースの使い方にも幅が生まれるでしょう。
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3.平屋のデメリット4つ
メリットの多い平屋ですが、デメリットもあります。
- 広い敷地が必要になる
- 建築費用が高くなりやすい
- 日当たりや風通しの悪い空間ができやすい
- 防犯やプライバシーの確保に注意が必要
双方を確認したうえで、住宅プランを本格的に考えていきましょう。
どのような点がデメリットとなりえるのか、以下より詳しく解説します。
3-1. 広い敷地が必要になる
平屋の一番のデメリットは、同じ延床面積の2階建てよりも広い敷地が必要になることです。
都心部など土地代が高いエリアでは、土地代のために高額な予算を確保しなければなりません。
予算オーバーを避けるためには、土地の費用相場や建ぺい率を確認する必要があります。
- 敷地の面積に対する建物の面積の割合
- 建物の広さを制限するための指標になるもの
- 地域ごとに上限が定められている
例えば、100平米で建ぺい率が50%の土地の場合、平屋を建てられる面積は50平米です。
一方、2階建てであれば単純計算で50平米×2=100平米までの家を建てられます。
3-2.建築費用が高くなりやすい
平屋は、建築費用が高くなりやすいというデメリットがあります。
同じ延床面積の平屋と2階建ての建物を比べた場合、基礎や屋根の面積が2倍になるためです。
ただし、平屋でも建築費用を抑えることは可能です。
- 建物の形状をできるだけシンプルにする
- 導入する設備に優先順位をつけ、譲歩できるものはグレードを落とす
- 無駄な動線や部屋をなくして延床面積を減らす
- 外構は自分たちで整える
3-3.日当たりや風通しの悪い空間ができやすい
平屋は建物全体の高さが低いことから、周辺環境によっては室内まで日差しや風が届きにくくなる可能性があります。
日当たりや風通しをよくするには、窓の位置や大きさに工夫が必要になるでしょう。
暗くなりやすい北側や中心部分には複数の窓を設けたり、中心部分に天窓を設けたりするのもおすすめです。
また、中庭を設けたり、庭面向きのL字型の建物にしたりする方法も有効になる場合があります。
3-4.防犯やプライバシーの確保に注意が必要
平屋はワンフロアのため、侵入・防犯対策やプライバシーの確保に関する工夫が必要です。
1階部分の防犯が必要なのは2階建ても変わりませんが、平屋の場合、ワンフロアに窓の数が集中するため、外部から侵入しやすい傾向にあります。
また、平屋は道路や隣家からの視線が届きやすいため、窓の位置やサイズはプライバシーを考慮して設計してください。
4.平屋が向いている人とは?
平屋には多くのメリットがありますが、デメリットもあり、すべての人に向いているわけではありません。
平屋が向いているのは、次のような人です。
- 長期的な視線で暮らしやすい家にしたい人
- ガーデニングや家庭菜園を楽しみたい人
- 小さな子供や高齢者と同居する人
- 夫婦2人暮らしや1人暮らしの人
長く住み続けられる家を作りたい人には、平屋が向いています。
建築費用や土地代といった初期費用はかかりますが、メンテナンス費用を抑えられることで、長期的に見ればコストを削減できるでしょう。
また、平屋は屋外に出やすく、身近に自然を感じられるため、ガーデニングや家庭菜園を楽しみたい人にも向いています。
階段がないことで、小さな子供や高齢者がいる家庭など、安全性を確保したい人にもおすすめです。
1階部分のみでコンパクトに暮らせるため、少人数の家庭にも適しているでしょう。
なお、多くの場合、家づくりの流れは、モデルハウス見学をしたのち、その場で営業担当者と話をし、住宅プラン提案や見積もり作成をハウスメーカーに依頼することになります。
しかし、これから住宅展示場へ行く方の中には、「各社の費用相場や大まかな予算を把握しておきたい」「展示場の回り方を押さえておきたい」という方もいらっしゃるでしょう。
すでに住宅展示場に行った方の中には「〇〇だけが気に入らなかったけれど、妥協すべき…?」とお悩みの方もいるかもしれません。
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ご要望があれば、一般的には難しい営業担当者の指定も可能です。
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5.平屋の家づくりに成功するポイント
最後に、平屋の家づくりを成功させるためのポイントを解説します。
- 土地選びに注意する
- 実際の生活をイメージして間取りを考える
- 坪単価や費用相場を確認する
- 平屋が得意なハウスメーカーを選ぶ
以下より1つずつ見ていきましょう。
5-1.土地選びに注意する
平屋は広い敷地が必要であり、土地選びの際には一般的な2階建て住宅よりも注意をしなければなりません。
最適な広さはどのくらいか、また、土地の形状や向きもチェックしましょう。
細長い土地や変形地などは安い傾向にありますが、効率的な家事動線や生活動線を実現しにくくなります。
また、周辺が2階立て以上の建物に囲まれていると、日当たりや風通しに問題が出ることもあるでしょう。
ハザードマップのチェックも必要です。
平屋は浸水被害を受けやすく、2階建てのように荷物を2階に動かすなどの対処ができません。
土地購入の段階で、浸水想定区域に入っている土地かどうかを確認しましょう。
5-2.実際の生活をイメージして間取りを考える
どのような家を建てる際にも言えることですが、間取りを考える際には実際の生活をイメージした計画を立てる必要があります。
メリットの項目でもお伝えしたように、平屋は家事動線や生活動線の工夫がしやすいため、そのメリットを活かした間取りを考えるとよいでしょう。
平屋の理想的な間取りは、土地の形状や立地条件、家族構成、暮らし方などによって変わります。
間取りを考える際には、実際にハウスメーカー・工務店が提案するプランを複数比較検討し、住む人全員が納得いくプランに仕上げていきましょう。
5-3.坪単価や費用相場を確認する
平屋は2階建て以上の住宅よりも建築坪単価が高くなりやすいです。
平屋の相場を坪単価・相場を把握しておき、複数のハウスメーカー・工務店から見積もりを取った際に適正価格かどうか判断できるよう準備しておきましょう。
一般的に、平屋の坪単価は木造で60万〜80万円程度が相場です。
30坪の平屋を建てる場合であれば、1,800万円〜2,400万円程度が建築費用の目安になります。
その他の構造の場合、坪単価はさらに高くなるでしょう。
また、坪単価はハウスメーカーや商品、プラン、工法などさまざまな要因で変わるため、実際に相場を調べる際には、「自分が建てたい平屋」の住宅プランを複数のハウスメーカー・工務店に作成してもらい、比較する必要があります。
5-4.平屋が得意なハウスメーカーを選ぶ
平屋のメリットを最大限に活かし、デメリットを少しでも減らすためには、平屋の建築実績が豊富なハウスメーカーを選ぶことが大切です。
基本的にどのハウスメーカー・工務店に依頼しても平屋を建てることはできますが、ハウスメーカー・工務店の中には「2階建て以上の高層住宅が得意」「狭小住宅が得意」といったメーカーもあるため、知らずに依頼すると後悔の種にもなりえます。
なお、ハウスメーカーは「大手」「中堅」「ローコスト」に分類されることが多く、それぞれ建築費の相場も異なります。
平屋が得意なことに加え、予算内で建てられるかどうかもチェックしながら選びましょう。
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まとめ
すべてがワンフロアにある平屋は合理的に空間を活用できる、効率的な動線を作れるなどのメリットがあります。
また、バリアフリーで安心・安全な住まいにできることもメリットです。
ただし、広い敷地が必要であり、建築費用も高くなる傾向にあります。
メリット・デメリットをよく確認し、理想の家づくりを検討しましょう。
時には無料サポートサービスも活用しながら、自分に合った住宅プランを複数比較検討しながら効率よく家づくりを進めてみてくださいね。
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