皆さん、ご自分の年末年始のお休み、カレンダーでご覧になりましたか?
当社は29日から休暇なのですが、ワタシ、絶望しか感じませんでした!
土日にかぶりすぎです!!!!!(号泣)
「あっという間に過ぎてしまうんだろうな…」と思い、今から打ちひしがれてしまいます。
がびーーーん。
でも、ワタシには短い休暇を他の人より少しだけ有効に過ごすための秘策があるんです。
実はワタシ、毎年10月~11月に主な大掃除をやってしまうんです。
なぜなら、年末に天気が悪くて「大掃除をしよう」と予定していた日に掃除ができなかったら、最悪は大掃除なしで年越しすることになります。
それは気分的にちょっとイヤじゃないですか?
でも、早めに主要なところを掃除しておけば、「全然やらなかったわけじゃない」という心のセーフティーネットが張れますし、年末の掃除を最小限で済ませることができます。 掃除にかける時間が短く済めば、その分、短い休暇を有効に楽しめますよね。
しかも秋は気候が良いので、「寒い」「冷たい」といった思いもしなくて済みます。 特に既婚の男性や実家暮らしの男性は、大掃除の際、何かと「寒い場所」「面倒な場所」の担当になりがちですよね? 女性の皆さんだって、乾燥している冬はお湯と洗剤のダブルパンチで手が荒れがひどくなりやすい季節ですから、ほんと、「秋の大掃除」っておススメなんです。
想像してみてください! こんな爽やかな秋空の下でやる大掃除、気持ち良くて、はかどりそうですよね?
※ワタシが住んでいるのはパリではなく東京でして、写真はあくまでも「イメージ」です。
そこで今回は、「秋の大掃除」でやっておくべき場所と簡単に済ませる手順をご紹介してみます。 使う道具も家庭内の不用品を活用しますので、ぜひ参考にして、早めに済ませてみてください!
1.まずは準備 ~家にある不要品を使って安上がりに済ませるために~
掃除用品にはできるだけお金はかけたくないですよね?
特に大掃除を年末にしようとして12月のホームセンターなんかに行った日には、便利そうなグッズが山のようにあってついついあれこれ買ってしまい、「無駄遣いしちゃったな…」と後悔した経験はありませんか?
わが家はこのような事象を避けるため、年末のホームセンターには近づかないようにしています(笑)
ちなみに、今回ご紹介する方法は自宅にある不用品を使うので、下記にリストアップするものをご用意ください。
- 新聞紙
- 大きなポリ袋
- ゴム手袋(なければスーパーのレジ袋を代用)
- 使い古した食器用のスポンジ
- いらなくなった靴下
- 着なくなったTシャツ(いらない衣類) ⇒ 雑巾がわり
- 古くなったタオル ⇒ 雑巾がわり
これらの不用品は日ごろから保管場所を決めておくと、秋掃除だけでなく、ちょっと思い立った時に掃除をやろうとする場合もすぐに使えて便利です。
2. 「秋掃除」でやりたいところはこの2か所だけ!
気候の良い秋に大掃除しておくことをおススメする場所は、この2か所だけです!
(1)ベランダ(カーテン・網戸・窓・サッシ)
(2)玄関
これなら、1人でやっても1日あれば済みますよね。 もし途中でテレビを見たりスマホをいじってダラダラしてしまい、2か所を1日でできなかったとしても、「残りは来週やれば良い」くらいのユルい気持ちでOKです! 最初から気負ってしまうと、できなかった時にツラくなるので、気楽に行きましょう!
それでは、それぞれの箇所について、細かく見て行きます。
(1)ベランダ(カーテン・網戸・窓・サッシ)
なぜ最初にベランダかというと、「外」だからです。 庭のある住まいの方は「庭」に置き換えていただいて構いません。 とにかく「外」は真冬の掃除では凍えてしまうので、秋掃除の最優先箇所です。
まずはホコリや落ち葉を掃き掃除します。 その後がメインイベントです。 「カーテン」「網戸」「窓」「サッシ」の掃除を行います。
ちなみにワタシには、「網戸」でとても苦い思い出があります。 もしかしたら、皆さんも同じ経験があるかもしれませんが…。
網戸や窓を掃除すると、こんな風に腕が肩より上にあがりますよね?
洗浄液を含ませたスポンジで網戸を上から拭こうとした時、悲劇は起こりました。
なんと洗浄液が、こんな風にワタシの腕をつたって洋服の中まで流れ込んで来たのです!
洗浄液が脇腹まで流れてきて、冷たいし、体ふかなくちゃだし、着替えなくくちゃだし、余計な洗濯物が増えちゃったし、ただでさえ「掃除めんどくせー」と思っている人間にはこれ以上ない仕打ちでした。
で、「もうムリ。今日はやりたくない…」となり、その年は茶色く汚れたままの網戸と外側が曇ったままの窓ガラスで年を越しました。
当時は「命を取られるわけではないし、一人暮らしだから別にいいや」というノリで過ごせたのですが、今はお嫁さんがいるので「やる」選択肢しかありません。 (「やらない」と言ったらどうなるのかを想像すると生きた心地がしません…。)
ということで、わが家では「寒い年末にやるのは大変だから、秋にやろう(やっても良いですか?泣)」という流れになりました。
すみません。前置きが長かったですね。
それでは、「カーテン」「網戸」「窓」「サッシ」に話を戻して、個別に見て行きましょう。
網戸や窓を掃除する際、カーテンがあると邪魔ですよね? なので、この機会にカーテンを外して洗濯してしまいます。 カーテンを洗濯して乾くまでの間に、他の掃除を終わらせる流れとなります。 もし夕方までにカーテンが完全に乾かなかったとしても、ほぼ乾いていれば、定位置にとりつけて残りは部屋干しで良いと思います。(わが家はそうしています。)
「網戸」「窓」「サッシ」の中で、一番初めにやりたいのが「網戸」です。 窓を先にやると、網戸を掃除する時に網戸の目に詰まったホコリが飛散して窓ガラスに移ったりして、せっかく掃除した窓を汚してしまうんです。 網戸を先にやれば、その心配はなくなります。
では、「網戸掃除の手順とコツ」です。
・用意するもの ⇒ バケツに入れた家庭用洗剤(ぬるま湯で薄めたもの)、スポンジ1個、乾いた雑巾1枚、新聞紙1日分、大き目のゴミ袋2~3枚、いらなくなった靴下。
・網戸はレールから外した方が隅々まできれいにできますが、面倒なので外しません(笑)
・すべての工程は「上」から「下へ」行います。
・最初に室内から外に向かって乾いた雑巾で軽く叩いて表面のホコリを落としておきます。もしくは、外側に新聞紙or大きなゴミ袋を切って開いたものなどを貼り、室内から緩めに掃除機をかける。(強く吸引すると網が傷むので緩めに!)
・片面から拭き掃除をしようとすると余計な圧力がかかり、網が傷む原因になると同時に、汚れが「内から外へ」「外から内へ」と移動するだけで落ちません。網戸を両面からスポンジや雑巾で挟んで拭くと良いです。ちなみに、網戸用のハンドルのついたスクイージーみたいなものを試したこともあるのですが、やり方が悪かったのか、汚れが外と内の間を移動するばかりで、ワタシにはうまく使いこなせませんでした。
・そんなワタシが「一番落ちるな」と感じているのは、「外側に洗浄液を含ませて軽くしぼったスポンジをあて(スポンジに堅い面があるタイプなら堅い面の方をあて)、室内側に乾いた雑巾をあて、左右均一の力で網をこすりすぎないように上から下へ拭き掃除する」方法です。これだと、洗浄液が垂れ落ちたとしても部屋の外側ですし、室内側の雑巾に汚れを移しつつ、雑巾が適度に湿ってくれるので、室内側も同時にきれいになってくれます。スポンジや雑巾が汚れたら、面を変えたり、いったんすすいだりして、できるだけきれいな面で行うとスムーズです。 最後に不要な靴下を両手にはめて上から下へ拭きます。 網の目に詰まった汚れが気になった時には、靴下をはめたまま指で優しくほじくりましょう(笑)。
・この方法を採用して頂ける方については、念のために室内側の床に大きなポリ袋を切り開いたものを敷き、さらにその上に新聞紙を敷かれることをおススメします。万が一室内に液だれした場合でも、これなら一番下のポリ袋で新聞紙ごと包んでしまえばそのまま捨てられます。
続いて「窓掃除の手順とコツ」です。
・用意するもの ⇒ バケツに入れたぬるま湯、新聞紙1日分程度、硬く絞った雑巾1枚、ゴム手袋(なければスーパーのレジ袋を代用)
・外側を先にやる(室内側をやる時に、汚れが残っているとすぐわかって便利!)
・ワタシは洗剤を使いません。なぜかというと、洗剤を使うと拭いた後にスジ状の汚れがどうしても残ってしまうんです。また、網戸のところでも書きましたが、スクイージーもうまく使えず、汚れが残ってしまうので使いません。
・ワタシがおススメするやり方は、次の3ステップです。なお、この作業は新聞紙のインクが手に移る可能性がありますので、気になる人はゴム手袋をはめるか、スーパーのレジ袋を手にはめるなどして、予防してください。
(1) まず外側です。たわし程度の大きさに丸めた新聞紙をぬるま湯にひたし、窓ガラス全体を拭きます。水滴が残ったままの状態で3分ほど待ちます。これは、汚れを浮かせるための作業です。(外側はじゃぶじゃぶやって構いませんが、室内側をやる時は飛び散らない程度に調整してください。)
(2) 3分待ったら、(1)とは違う新しい新聞紙を丸めて、上から下へ拭いて行きます。新聞紙のインクには汚れ取る働きがあるので、洗剤がなくても結構キレイになるんです。新聞紙がボロボロと崩れてきたら、新しいものと取り替えながら進めてください。
(3) 最後に雑巾で上から下に拭いてください。これで残った汚れが取れます。
(4) 外側が終わったら室内側を行います。室内側を行う際、床への汚れが心配な方は、網戸の時にやったように床にポリ袋と新聞を敷きつめておいてください。手順は外側と同じです。
寒い日に洗剤を使うと、窓ガラスには確実にスジ状の汚れが残り、「拭いても拭いても終わらない」というのがワタシの実体験なのですが、皆さんはどうでしょうか? 上記の方法に変えてから、ワタシの窓ガラス掃除は劇的に楽になったので、同じ経験をされたことのある方はぜひ今年試してみてください!
最後に「サッシ」です。
・用意するもの ⇒ 使い古した食器用スポンジ、ぬるま湯(細かいところに詰まったほこりなどはじゃんじゃん洗い流したいのでバケツで2杯程度)、家庭用洗剤(直接吹きかけるタイプよりぬるま湯で希釈するタイプの方が落ちる気がします)、新聞紙数枚、大きなポリ袋数枚
スボラなワタシでも10分ほどでできるのがこの方法です。
(1) まず部屋の中に汚れが落ちたり、ぬるま湯が飛んだら困るような人は、サッシの室内側に大きなポリ袋と新聞紙を敷いておいてください。
(2) 家庭用洗剤をぬるま湯で薄め、使い古しのスポンジに染み込ませます。絞らなくて構いません。液が垂れるくらいでOKです。
(3) 古いスポンジをサッシにあてて拭き掃除します。使い古しだと柔らかいので、サッシの凹凸に入りやすいと思います。どうしてもうまく入らない凹凸がある場合は、爪楊枝や割り箸でつっつきます。
(4) スポンジの代わりに歯ブラシを使う方もいると思いますが、歯ブラシは面積が狭く、掃除に時間がかかるので、時短を目指すワタシは使わない派です(笑)
(5) 最後にぬるま湯で流し、すすいだスポンジで念のために少しこすって汚れを落とします。泡が気になるようであれば、再度ぬるま湯をバシャっとかけて洗い流します。あとは自然乾燥させます。(奥さまが厳しいお宅であれば、雑巾で水滴をちょろっと拭いておくと良いかもしれないですね。)
以上でサッシはあっという間に終わります。
これで「ベランダゾーン」は完了です!
(2)玄関
続きましては玄関です。 こちらもベランダ同様、外側部分があるため、真冬の掃除は汚れが落ちにくく、寒さもしんどいですよね。 今のうちにやってしまいましょう!
・用意するもの ⇒ ぬるま湯で薄めた家庭用洗剤(バケツ一杯)、雑巾(いらない衣類で水分を含められる素材のものや古いタオル)、濡らした新聞紙、レジ袋(ゴム手袋の代わり)、
(1)玄関を軽く掃き掃除しておきます。ぬるま湯で薄めた家庭用洗剤で濡らした新聞紙を適当にちぎって土間にばらまき、それをホウキではきながら汚れを絡めとります。ここは外はもちろん内側でも常にホコリがたまりやすいと思うので、あまりムキにならずに、今日のところは「軽く」で良いです。 丸まった新聞紙をあつめ、レジ袋をはめた手で雑巾代わりに新聞紙で土間を拭き掃除します。 拭き終わったら、手にはめたレジ袋で新聞紙を拾えば後片付けも簡単です。
(2)次にドアですが、外側からやります。雑巾や古着を薄めた家庭用洗剤につけてしぼり、ドア汚れを拭き掃除します。上から下へ拭いて行きます。
(3)雑巾が結構黒くなってくると思いますので、都度、薄めた家庭用洗剤のバケツにつっこみ、ゆすいでください。
(4)外側・内側が終わればドアは終了です。
これだけなので、せいぜい20分程度です。
「玄関から福を入れたい」という方については、新年を気持ちよく迎えられるよう、年末も少し拭き掃除をした方が良いかもしれませんが、秋にやっておけば年末は最小限で終わります。
3.まとめ
いかがでしたか? ワタシがおススメする「秋に大掃除しておきたい場所とやり方」は、たったのこれだけです。
大晦日と元旦が土日という悲劇的な年末休暇を少しでも楽しい時間に費やせるよう、ぜひ今のうちに【秋のプチ大掃除】を済ませてみてくださいね!
あ、ちなみにワタシ、今年の秋掃除は10月8日~10日の連休中に、ちゃちゃっとやっちゃう予定です(笑)