わくわくするような住まいを建てるなら、注文住宅で隠し部屋をつくってみてはいかがでしょうか。
隠し部屋があると家に遊び心が生まれ、毎日の生活がより楽しいものになります。
また、ガレージの上部や階段下などのちょっとした空間を無駄なく活用できるようになるのもメリットです。
- 階段下を隠し部屋にする
- 屋根裏・ロフトを隠し部屋にする
- 廊下の突き当りを隠し部屋にする
- 地下室を隠し部屋にする
この記事では、注文住宅で隠し部屋をつくるときに知っておきたい以下の内容を解説します。
- 隠し部屋の間取り例
- 隠し部屋の使い方
- 隠し部屋におすすめのハウスメーカー・工務店
隠し部屋をつくる際の注意点も解説するので、ぜひ最後までご覧いただき、わくわくする家づくりの参考にしてくださいね。
定番のおすすめ間取りについて知りたい方は「家のおすすめ間取り」もご覧ください。
Contents
1.隠し部屋のある家の間取り例
隠し部屋とは、出入り口がわかりにくく、室外からは一見、部屋とは思えない空間を指します。
たとえば、本棚がスライド式の出入り口になっていたり、壁を押すと隠し部屋につながっていたりするケースもあるでしょう。
隠し部屋としておすすめの場所は、以下のとおりです。
- 階段下
- 屋根裏・ロフト
- 廊下の突き当り
- 地下
以下より場所別に間取り例をご紹介するので、ぜひ間取りづくりの参考にしてください。
1-1.階段下に隠し部屋がある間取り
階段下のスペースが余っている場合は、一見、壁のような扉を取り付け、隠し部屋として使ってみてはいかがでしょうか。
天井高が低い部分もあるため、通常の個室としては活用できません。
広さに限りがあるため、シアタールームや音楽室にも不向きですが、収納庫やセーフティルームとして活用したり、子どもの遊び場・秘密基地にしたりできます。
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1-2.屋根裏・ロフトに隠し部屋がある間取り
屋根裏やロフトの部分を隠し部屋にするのもよいでしょう。
階段の手前に隠し扉を取り付ければ、奥に部屋があるとは気付かれにくいです。
また、収納型のはしごで上がる仕組みにするのも、おすすめの方法です。
たとえば吹き抜けのある平屋なら、吹き抜け周辺の天井が高くなった部分を活かして隠し部屋を作れます。
2階建て・3階建ての住宅でも、吹き抜け周辺などの天井が高くなった部分を活かして、隠し部屋として検討してみましょう。
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1-3.廊下の突き当たりに隠し部屋がある間取り
廊下の突き当たりに隠し扉を設置し、隠し部屋をつくるのもおすすめです。
廊下から見ればただの壁のため、居住者以外には部屋の存在を知られにくいでしょう。
また、廊下ならどの部屋からでも行きやすく、居住者全員にとって使いやすい空間となります。
廊下の幅だけならば収納量は限られますが、奥行きを長くすることで収納量を増やしたり、隣接する部屋の一部を組み込むことで面積を広げたりできます。
ある程度の広さを確保できれば、シアタールームや音楽室などにも活用できるでしょう。
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1-4.地下に隠し部屋がある間取り
地下室を隠し部屋としてつくる方法もあります。
地下に降りる階段の位置を工夫すれば、家の外側からも内側からも気付かれにくいでしょう。
防音効果の高い壁や天井、ドアなどを選ぶと、シアタールームや音楽室としても活用できます。
また、周囲の部屋に音漏れがないため、不法侵入などのトラブル時のセーフティルームとしてもおすすめです。
地下に降りたあとも、各部屋の扉を隠すよう工夫すれば、より安心できるでしょう。
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ここまでの代表例から、
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隠し部屋を本当に隠すと違法になる!
隠し部屋は、あくまで入り口がわかりにくい部屋のことであって、存在を隠してよい部屋ではありません。
床面積を申告せず、存在自体を隠してしまうと違法建築になるおそれがあるため注意してください。
ただし、小屋裏物置を隠し部屋にする場合に関しては、自治体ごとの条件を満たしていれば床面積に加えなくても違法にはなりません。
2.隠し部屋の使い方
隠し部屋は、使い方を決めずにつくると、空間が無駄になるだけでなく、ほかの部屋が狭くなることもあるかもしれません。
次に紹介する主な使い方を参考にして、隠し部屋の利用目的を明確にイメージしてみてください。
2-1.収納庫
隠し部屋を収納庫として使うケースも少なくありません。
納戸のように、使っていない季節家電や行事関連の食器・グッズなどを収納したり、ハンガーポールを取り付けてウォークインクローゼットとして利用したりできます。
収納庫として活用するならば、窓を取り付ける必要はありません。
ただし、空気や湿気がこもるのが気になる場合は、窓か換気扇、24時間換気システムを取り付けておくようにしましょう。
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2-2.セーフティルーム
セーフティルームとは、押し込み強盗や不審者などの不法侵入者がいるときに身の安全を守るために使う部屋です。パニックルームと呼ぶこともあります。
隠し部屋は出入り口がわかりにくいため、侵入者に気づかれにくいでしょう。
長時間隠れる必要がある可能性もあるため、トイレや水道を設置したり、食料や水を常備して置いたりすることもあります。
また、屋内外に防犯カメラを設置し、セーフティルームにモニターを取り付けておくと、セーフティルームから屋内外のチェックが可能です。
なお、セーフティルームは頑丈な構造で作られるため、地震対策に活用されることもあります。
非常時には隠し部屋に行くよう居住者に周知すれば、より安心した暮らしを実現できるでしょう。
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2-3.シアタールーム
隠し部屋をシアタールームとして利用することもできます。
大きなプロジェクターや座り心地のよいソファーなどを準備すれば、映画鑑賞や音楽鑑賞などが趣味の方にも満足できる空間になるでしょう。
その際には、大きな窓は付けず、換気に使うごく小さな窓だけを取り付けましょう。
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2-4.音楽室
隠し部屋に防音設備を備えるなら、楽器を演奏する部屋としても活用できます。
地下につくるのであれば、防音効果も高まり、日中・夜中関係なく、ピアノやギター、ドラムなどの練習ができるでしょう。
また、隠し部屋をカラオケルームとして活用するのもおすすめです。
一人で練習するのもよいですが、友人や家族と思いっきり歌って楽しむのも隠し部屋の有意義な使いみちです。
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以上が、隠し部屋の使い方例です。
もちろん、ほかにもさまざまな使い方があるでしょう。
「こうゆうふうに使いたいけれど、予算内で実現できるかな?」
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3.隠し部屋はいくら?費用相場と安く抑えるコツ
隠し部屋にかかる費用は、部屋の設備や場所などによって異なります。
状況・希望 | 費用相場 |
---|---|
扉をつけるだけ | 10万円程度 |
防音設備を付ける | 200万~450万円程度 |
地下につくる | 50万~200万円程度/坪 |
なお、セーフティルームとして利用する場合には、内鍵や防犯モニターの設置などにも費用がかかります。
また、地下につくる場合は、地盤補強が必要になることもあり、さらに費用が高額になるケースもあります。
費用がかかりがちな隠し部屋ですが、費用を抑えるコツはあります。
ここでは隠し部屋づくりを安く抑えるコツについて見ていきましょう。
3-1.【安く抑えるコツ1】元々ある空間を活かす
先述したように、扉を取り付けるだけなら隠し部屋にかかる費用を抑えられます。
納戸や階段下の空間、使い道のない部屋の扉を、隠し扉にしてみてはいかがでしょうか。
3-2.【安く抑えるコツ2】間取りをシンプルにする
隠し部屋は、間取りが複雑であればあるほど費用が高くなってしまいます。
- 隠し扉から隠し部屋までを迷路のように長い通路で結ぶ
- 隠し部屋の中にさらに隠し部屋をつくる
上記のような間取りは、使用する資材が増えるだけでなく工数も増えるため、建築費用は高額になります。
隠し部屋の使い方にもよりますが、予算を抑えたいときはシンプルな間取りにしましょう。
4.隠し部屋が作れるおすすめハウスメーカー・工務店
注文住宅で隠し部屋をつくるなら、自由設計が可能で、隠し部屋の実績が豊富なハウスメーカーに依頼しましょう。
おすすめのハウスメーカー・工務店と住宅商品ついて紹介します。
4-1.ミサワホーム
収納スペースとして隠し部屋を活用したいなら、ミサワホームの「蔵のある家」がおすすめです。
一般的な住宅の収納面積率は全体の約10%といわれていますが、「蔵のある家」なら約30%以上増やせます。※メーカー調べ
蔵は、リビングに併設したり、ガレージ上や階段の踊り場を活用したりと、さまざまなバリエーションがあります。小屋裏物置として隠し部屋をつくる場合は、断熱設計も採用でき、長期保存にも適したスペースになります。
デザインにも定評があるミサワホームで、理想の隠し部屋を実現してみてはいかがでしょうか。
4-2.アイフルホーム
アイフルホームでは、壁をスライドすると小屋裏部屋につながる階段が現れるなど、オーナーが理想とする空間を1つひとつ実現しています。
住宅商品の中でもおすすめなのが「FAVO(フェイボ)」です。
平屋やスキップフロアのあるタイプなどもあるため、敷地や予算、オーナーのこだわりを細かく反映することができます。
参考:アイフルホーム 公式HP
4-3.アイ工務店
1mm単位の自由設計が可能なアイ工務店。
書斎に隠し扉を付けたり、テレビボードの裏に隠し部屋を作ったり、わくわくできる家づくりに定評があります。
アイ工務店の「N-ees」は、高水準な断熱性能を標準装備した住宅です。
外部からの熱気・冷気を遮るため、小屋裏や地下などに隠し部屋をつくるときも、室内の快適さを維持できます。
参考:アイ工務店 公式HP
5.隠し部屋をつくる際のポイント
最後に、隠し部屋をつくる際のポイントをお伝えします。
- 予算を決めておく
- 防犯対策として利用するなら設備を整える
- 家のテイストと合わせる
それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。
5-1.予算を決めておく
隠し部屋をつくる前に、予算を決めておきましょう。
扉を変えるだけなら10万円程度で済みますが、防音設備を付けたり地下につくったりすると、50万~450万円ほどかかることがあります。
隠し部屋にどの程度の予算をかけられるのかあらかじめ決めておくと、予算オーバーを回避できます。
予算を超えると住宅ローンで借りる金額が増え、毎月の返済負担が大きくなることもあるので注意してください。
5-2.防犯対策として利用するなら設備を整える
隠し部屋を防犯対策目的で利用する場合は、隠し扉だけでなく、以下のような工夫が必要です。
- 内鍵を取り付ける
- 防音対策をして話し声が外部に漏れないようにする
- 防犯カメラのモニターを設置する
- 外部から入りにくい小さい窓や割れにくい防犯ガラスを採用する
ハウスメーカーの営業担当者に、防犯対策をしたい旨を伝え、家全体の間取りや予算のバランスも見ながら、プランを練っていきましょう。
5-3.家のテイストと合わせる
隠し部屋の内装は、できれば家のテイストと合わせてください。
シックな内装なのに隠し部屋だけポップなデザインの家具やクロスを使う……というも個性的でよいのですが、家のテイストと合わせたほうが秘密基地の雰囲気が演出しやすいです。
また、シアタールームやカラオケルームのように友人なども出入りする場合、ほかの空間とテイストが合っていないと、ちぐはぐな印象を受ける可能性があります。
まとめ
自由設計が可能な注文住宅なら、隠し部屋をつくることが可能です。
費用と空間を無駄にしないためにも、計画段階で隠し部屋の使い方を決め、わくわくする秘密基地を完成させてくださいね。
この記事のポイント
以下が目安になります。
- 扉をつけるだけ:10万円程度
- 防音設備を付ける:200万~450万円程度
- 地下につくる:50万~200万円程度/坪
「3.隠し部屋はいくら?費用相場と安く抑えるコツ」では、隠し部屋にかかる費用の抑え方も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
「4.隠し部屋が作れるおすすめハウスメーカー・工務店」では、以下のハウスメーカー・工務店の特徴を解説しています。
- ミサワホーム
- アイフルホーム
- アイ工務店
まずは、隠し部屋の利用目的を明確にイメージしてみてください。
最初に利用目的が固まっていると、設計が立てやすくなり、「住み始めてからデッドスペースになってしまった…」という失敗も避けやすくなります。
使い方を考えたい方は「2.隠し部屋の使い方」を参考にしてください。
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