いつかは絶対に欲しい、あこがれのマイホーム。
でも、家を買うタイミングはいつがベストなのでしょうか?大きい買い物ゆえに、タイミングに迷うのは当然です。
この記事では以下の内容をまとめ、家を買うタイミングについて解説します。
- 2023年は家を買うタイミングかどうか
- データから見る家を買うタイミング
- ライフイベントから見る家を買うタイミング
- みんなが家を買うことを意識しだしたタイミング
家を買うベストタイミングは人によって異なりますが、さまざまな視点から家を買うタイミングを見ることで、自分たちにとっての買い時が判断しやすくなります。
ぜひ最後までご覧いただき、自分たちにとっての家を買うベストタイミングを見つけてくださいね。
家を買うと決めたときに、まずやるべきことが知りたい方は「家を買う」の記事もご覧ください。
Contents
1.【2023年】は家を買うタイミング?
年によって不動産価格相場や社会の状況は異なります。
まずは、今年が家を買うタイミングに適しているのかを見ていきましょう。
1-1.不動産価格の値動きやウクライナ情勢の影響
家を買うタイミングを考える際、不動産価格相場や経済情勢を気にする方も多いでしょう。
しかし、こういった値動きを注視する必要があるのは、主に投資のために不動産を探す方です。
近年、都心の地価や、新築マンション価格、中古マンション価格はほぼ上昇傾向が続いています。
新築マンションの平均価格に至っては、4年連続で上昇しています。
新型コロナウイルスの影響で建築費の右肩上がりが続いていたり、ZEH(ゼッチ)商品が増えていたりすることが、新築価格を押し上げる要因となっています。
場所によっては地価上昇が続く可能性もありますし、経済情勢の影響を受けるので誰にも断言はできません。
自分たちが住むための家を買う場合には、「今買いたい!」と思ったタイミングを重視するとよいです。
参考:不動産経済研究所「 首都圏・近畿圏マンション市場予測―2023年の供給予測―」/国土交通省「不動産価格指数、住宅は前月比0 . 7%上昇、商業用は前期比0 . 8%上昇 ~不動産価格指数(令和4年9月・令和4年第3四半期分)を公表~」
1-2.次の消費税増税までに買うべきかどうか
家を買う際、消費税の増税は大きな問題にはならないことが多いです。
ご存知の通り、2019年10月1日に消費税率が10%に引き上げられました。
年 | 税率 |
---|---|
1989年4月 | 3% |
1994年11月 | 4% |
1997年4月 | 5% |
2014年4月 | 8% |
2019年10月 | 10% |
今後も消費税は引き上げられる可能性がありますが、前提として、土地には消費税がかかりません。
また、個人が所有する中古住宅を購入したときの消費税は非課税です(仲介手数料等には消費税がかかります)。
もちろん、家を買う際には消費税がかかるケースもあります。
- 新築分譲マンションの建物部分
- 建売一戸建ての建物部分
- 不動産会社が所有している中古住宅(マンション・一戸建て)を買ったときの建物部分
- 注文住宅を建てる工事費用
ただし、家を買う際、国はさまざまな支援策を行って、消費税増税後でも損にならないよう制度を工夫しています。
- 住宅ローン減税(控除)の拡充
- 次世代住宅ポイント制度の創設
- 住宅資金贈与にかかる贈与税の非課税枠の拡大
よって、消費税の増税も家を買うタイミングに干渉しないことが多いのです。
1-3.家を買うのに適した月
- 決算期の3月
- 年明けよりも年内
デベロッパーの決算期の多い3月なら、大きく値引きしてもらえる可能性があります。
ただし、「決算期なのでこんなに値引きできます!」というのは営業の常套句であり、他の時期でも値引き幅があまり変わらないケースもあります。
また、決算期にちょうどほしい住戸が残っており、値引きしてもらえるとは限らないので、「タイミングが合えば値引きの理由になるかもしれない」くらいに考えてください。
なお、年明けに家を購入するよりは、12月31日までに入居できるよう計画したほうが制度的にはお得です。
住宅ローン控除を最も残高が多い状態で利用することができるからです。
少し注意したいのが、仕事の転勤や異動、子供の進学・入学シーズンである年度末や、9月~10月頃です。
この時期は、不動産売買が増える時期なので、相場よりも割安な値段で購入できるチャンスは少ないでしょう。
購入希望のライバルが多いので、条件のよい中古物件はすぐに売れてしまう傾向にあります。
とはいえ、家の売買の場合は賃貸ほど需要のアップダウンが大きくありません。
年度末・9月~10月といった繁忙期でも、家の価格が大きく値上がりするわけではないので、極端に避ける必要はないでしょう。
このように、家を建てるタイミングは、お得になるタイミングや損になるタイミングなどが明確にあるわけではありません。
「なかなか本格的な行動に移れない…」という方は、一度、実際のハウスメーカーの住宅プランを見てみるのもよいかもしれません。
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2.【データから見る】家を買うタイミング
ここでは、以下のデータから家を買うタイミングを検討してみましょう。
- 家の購入動機
- 家の購入年齢
- 住宅ローンの金利動向
以下より1つずつ解説します。
2-1.家の購入動機
住宅支援機構の調査によると、家の購入動機で一番多かったのは、「子どもや家族のため、家を持ちたい」という回答でした。
その他に多かった回答は、「結婚、出産を機に家を持ちたい」「もっと広い家に住みたい」「もっと質の良い住宅に住みたい」「教育や子育て環境」「老後の安心のため」というものでした。
低金利や優遇税制なども住宅取得の追い風になっていますが、ライフステージに合わせて、よりよい生活環境を求めて家を買う人が多いことがわかりました。
2-2.家の購入年齢
国土交通省の調査によると、初めて家を買った人(一次取得者)の年齢は30代が最も多く、次に多いのが40代です。
30代・40代は、結婚・出産から子どもの進学に差し掛かる世代です。
ライフスタイルの変化に合わせて家を買う人が多いことがわかります。
2-3.住宅ローンの金利動向
住宅ローンの金利の水準は低めの傾向にあります。(2023年9月現在)
金利の推移は次のグラフのとおりです。
住宅ローンの金利はさまざまな要因によって変動します。
例えば、過去には、従来0.25%程度としてきた長期金利の変動許容幅を0.5%に拡大したこともありました。
短期プライムレートが上昇したり、店頭金利の引き下げ幅が縮小されたりすることも金利変動の要因となるでしょう。
この低金利がいつまで続くのか、上がるとすればどれくらいかといった明確な金利予想は難しいため、随時チェックしておきましょう。
「今は低金利だけど、金利が上がってしまったら住宅ローンの支払いが厳しくなるのでは」と不安に思う場合には、全期間固定金利のタイプの住宅ローン(フラット35)を選ぶと安心です。
3.【ライフイベントから見る】家を買うタイミング
2章の内容からわかるように、家を買うタイミングになりやすいのは、ライフイベントの発生時やライフスタイルが変化するときが多いです。
ここでは、家を買うのに適したライフイベント・ライフスタイルの変化時の詳細を解説します。
3-1.結婚
家を買うタイミングで一番多いのが「結婚」といわれています。
パートナーと正式に家族となり、今後のライフプランに合った住まいを考える際に家の購入を考えるのは、とても自然な流れです。
夫婦ペアローンという選択肢もできるため、若年層でも余裕をもって住宅ローンを組みやすくなる点も魅力です。
ただし、結婚を機に家を買う際には、将来的な住み替えの可能性を考えておきましょう。
引っ越す可能性や、子供が増える可能性、親と暮らす可能性、老後にバリアフリーが必要になる可能性も含め、どのような家を買うべきか検討してください。
3-2.出産
子供の出産を機に家を買う人も多いです。
出産のタイミングで家を買うことができれば、子供が成長して小学校・中学校と進学する際、通学や教育の環境を意識しつつ住む場所を選ぶことができます。
公園が近くにあるか、習い事の教室はあるか、親の家との距離はどうか、治安はどうかなどの視点を取り入れて家を買うことができるので、「子育てしやすい環境」を手に入れやすいです。
3-3.子供の進学
「子供が行きたい学校がある」「通わせたい学校がある」という場合には、子供の進学とともに家を買うのもよいでしょう。
なお、有名小学校があるエリアは人気の土地であり続けることが多いため、万が一家を売ることになっても資産価値がある程度確保されやすいです。
3-4.子供の独立
子供が大学に進学したり社会人になったりすると、一人暮らしを始め、家を出ることもあるでしょう。
「夫婦2人暮らしで部屋が余ってしまう」「もう少し小さい住まいに引っ越したい」といった状況も、家を買うのに適したタイミングです。
足腰が弱くなる老後の生活を視野に入れて家を買えるので、バリアフリーや楽な動線にも配慮できます。
「自分にはどんな家が合うのかな?」
「家を建てるのに、まず何をしたらいい?」
「家を買うのにいくらくらいのお金が必要?」
といった疑問が出てきた方は、ぜひHOME4U(ホームフォーユー)プラン作成依頼サービスで実際の住宅プランを手に入れてみてください。
短時間であなたに合ったハウスメーカーがわかるうえ、気になるハウスメーカー最大5社の実際の住宅プランを一気に比較できるので、効率よく家づくりを検討することができます。
わからないことや不安な点はコーディネーターに質問できるので、自分たちで考え込むよりずっとスムーズですよ!
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4.みんなが家を買うことを意識しだしたタイミング
みんなが「家を買う」ことを意識しだしたきっかけについても見てみましょう。
- 職場で昇給・昇格があったとき
- 親と暮らすことを検討しだしたとき
- 友人・知人が家を買ったとき
- 社宅の期限・賃貸マンション契約更新の時期がきたとき
- 賃貸マンションでトラブルがあったとき
- 将来の生活を考えたとき
- CMや内覧で気になるハウスメーカーが見つかったとき
- 家を買うための頭金が貯まったとき
特に注目したいのが、「賃貸マンションでトラブルがあったとき」「家を買うための頭金が貯まったとき」という声です。
1つずつ解説します。
4-1.賃貸マンションでトラブルがあったとき
賃貸マンションやアパートなどで乳幼児期を迎えると「隣の部屋に子どもの泣き声が聞こえてしまう」「ベビーカーを置くスペースがない」といった悩みが出てきます。
その点、一戸建てなら遮音性が高く、子育てのストレスが軽減されるのは大きなメリットです。
「公園や病院が近く、広々とした家で、落ち着いて子育てしたい」といった希望も実現できます。
小学校入学前なら、評判の良い学区を選んで、好きな場所に家を探すことができるのもメリットです。
入学後に家を買う場合には、転校する必要が生じるかもしれませんし、転校を避けるために学区内で家を探すという制約が出てきます。
ただし、第一子の誕生に合わせて家を買う場合、将来、兄弟が増えて家族構成が変わってしまう可能性がある点には要注意です。子供部屋をあとから増やせるよう、間取りを工夫する必要があります。
4-2.家を買うための頭金が貯まったとき
家を買うとき、ある程度の頭金は必要です。
頭金なしで家を買えるケースもありますが、多くの要望はかなわないことを念頭に置いておきましょう。
ただ、貯金が少ないからといって、家を買うことを先送りする必要はありません。
超低金利な現在では、頭金がたくさん貯まるまで家賃を払い続けるより、頭金が少なくても早く家を買うほうがお得になる傾向があります(実家や社宅住まいの方、家賃補助が高額な方は例外です)。
人生は一度きりですから、早く家を買って、快適な家に長く住んだほうがよいと考えることもできます。
自分たちの貯金だけでは難しい場合、両親から資金援助を受ける人も多いです。予算が足りないときは相談してみてもいいかもしれません。
通常は、1年に110万円を超える贈与を受けると贈与税が課税されますが、家を買うための資金には特例があり、一定額まで贈与税が非課税になります。
この制度を使うには、贈与を受けた翌年の2月1日から3月15日までの間に申告する必要があるのでご注意ください。
参考:国税庁「No.4508 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合の非課税」
5.家を買うのは若いうちがおすすめ!
何歳になっても家を買うことはできますが、できるだけ若いうちに家を買うと有利です。
その理由をお伝えします。
5-1.【理由1】30代までに買えば、住宅ローンを長く組めるから
一般的に、住宅ローンの支払い期間の最長は35年程度です。
金融機関によっては最長40年に設定している商品もあり、住宅ローンを長く組めば、それだけ月々の返済額を少なくすることができます。
今後は働き方が変わってくるかもしれませんが、65歳を定年とすると、定年までにローンを完済するには30代前半までに30~35年ローンを組んで家を買うのが理想的と言えます。
無理なく住宅ローンを組めば、この先起こりうる教育費や親の介護費などの支出にも対応しやすいので安心です。
ただし、住宅ローンの返済期間が長いと金利負担も多くなるので、余裕が出来たら繰り上げ返済することを心がけましょう。
5-2.【理由2】40代以降は資金計画に工夫が必要だから
住宅ローン支払いの最終年齢はほとんどの金融機関で75歳までなので、35年ローンを組めるのは45才くらいまでです。
それ以降に家を買う場合には、住宅ローンの返済期間が短くなるため、月々の返済額が多くなったり、借入可能額が少なくなったりしてしまうこともあります。
40代以降に家を買う場合は、ある程度の頭金を入れるか、定年前に繰り上げ返済をする、退職金で返済する、といった資金計画を立てる必要があります。
ただし、ローンの返済と並行して老後資金も貯める必要があるため、無理のない予算で家を選ぶことをおすすめします。
5-3.【理由3】若いうちに団信に加入すると安心だから
住宅ローンを利用するときには、団体信用生命保険(団信)に加入するのが必須条件となっている金融機関が大半です。
死亡・高度障害などの万が一のときには、団信による保険金が下りて住宅ローンの残債務が返済され、家族に家を残すことができます。
持病があって団信に加入できないときは、団信が必須ではない金融機関でローンを利用することもできますが、金融機関の選択肢は少なくなります。
もし今、持病等がないなら、できるだけ若く健康なうちに住宅ローンを組んでマイホームを手に入れておくと安心です。
家を買うなら「注文住宅」がおすすめ!
家を買うときの選択肢は、主に「注文住宅」「新築一戸建て(建売住宅)」「中古一戸建て」がありますが、一番のおすすめは注文住宅です!
注文住宅であれば、1から住宅プランをオーダーできるので、マイホームへの理想やこだわりを実現しやすいです。
新築戸建てや中古戸建に比べて費用相場は高めですが、近年では「1,000万円で建てる注文住宅」が出ていたり、補助金制度が充実していたりするので、「ハードルが高い」「予算が足りない」と決めつけず、一度検討してみてください。
注文住宅であれば、HOME4U 家づくりのとびらなど、プロの専門アドバイザーに無料で相談できるサービスも用意されているので、初めての家購入でも比較的安心して計画を立てられますよ。
せっかく夢のマイホームを手に入れるのですから、自分たちの理想をしっかりかなえ、永く住み心地のよい家を手に入れてくださいね!
まとめ
家を買うタイミングについてお伝えしました。
それではおさらいです。
この記事のポイント
家を買うベストタイミングは人によって異なるため、さまざまな視点から検討してみましょう。
この記事では、以下の視点から家を買うタイミングを解説しています。
- 2023年は家を買うタイミングかどうか
- データから見る家を買うタイミング
- ライフイベントから見る家を買うタイミング
- みんなが家を買うことを意識しだしたきっかけ
家を買うタイミングの1つとして、よい機会と言えます。
「3.【ライフイベントから見る】家を買うタイミング」では、上記の理由や、ほかのライフイベントで家を買うのに適したタイミングも紹介しています。
住宅ローンの返済期間が短くなるため、月々の返済額が多くなったり、借入可能額が少なくなったりしてしまうことに注意してください。
詳細は「5-2.【理由2】40代以降は資金計画に工夫が必要だから」をご覧ください。
【厳選特集】注文住宅の基礎知識
(タイミング・流れ)
- 家を買うと決めたら?まずやることやベストタイミングを整理しよう
- 家を買うタイミングをさまざまな視点で解説!
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- 家を建てる年齢は平均何歳?年齢別のポイントも解説
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