家を建てるベストな時期は?ライフステージ・資金面からタイミングを探ろう

家を建てる時期 いつ着工・竣工がベスト?

家を建てる時期のベストタイミングはいつなのでしょうか。

例えば、季節の面からベストタイミングを考えるなら、季節によって各工程が気象条件の影響を受けることがあるため、避けたほうがいいとされる時期を避けながらスケジュールを立てる必要があります。

一般的には、10・11月に着工し1・2月に竣工する、もしくは4・5月に着工し8・9月に竣工するのが理想的だとされています。

本記事では、家を建てるのに最適な時期を、着工・竣工までの期間や季節、税金がかかるタイミング、ライフステージ、資金計画などから見極める方法を解説します。

この記事でわかること
  • 家を建てる最適な時期を決める方法
  • ライフステージ・資金計画から家を建てる時期を決める方法
  • 頭金を貯める方法

自分たちが家を建てる際にはいつがベストタイミングなのかを見極め、後悔のない家づくりを行ってくださいね。

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1.家を建てるのに適した時期はどう決める?

家づくりは間取りプランを詰めるだけで終わりではありません。当然工事にも相応の期間がかかります。工事が終わる竣工時期をしっかりと考慮して着工時期を決めておかなければ、のちに引っ越し時期に悩まされてしまうかもしれません。
では具体的にどんな観点をもち、どのようにスケジュールを考えれば良いのでしょうか?

本章では、以下のポイントから家を建てるのに適した時期を決める方法について解説します。

ライフステージ、資金計画から考えたい方は本記事の「2.ライフステージ別・家を建てるのに最適な時期」「3.資金計画から家を建てる時期を決めるには?」 からご参照ください。

1-1.着工・竣工までの期間から逆算して決める

一般的な家づくりでは、着工から竣工(施工完了)までに4〜6か月ほどかかります。木造住宅のケースでは、柱などの組み立てや棟木(屋根の一番上の木材)を取り付けるまでにも1か月は必要です。その後大工工事に2か月、内装工事に1か月を要します。

内装工事が完了した後も細かな補修作業が必要なため、4〜6か月の期間を見ておきましょう。着工のタイミングはここから逆算するのがおすすめです。引っ越しをしたい時期の6か月前に着工できるよう、これからのスケジュールを考えておきましょう。

1-2.着工に適した季節で決める

梅雨時期や台風が多い季節などは、思うように施工を進められません。施工の期間に雨天や強風の日が多くなってしまった場合は、引き渡しの時期が遅くなることもあります。

木造住宅の場合は、梅雨や台風の時期に木材へ悪影響が及ぶことが考えられます。しかし、多くのハウスメーカー・工務店では、しっかりと対策して木材をしっかり守ってくれるため、災害級でない限り、大きな心配はありません。

コンクリートの場合、寒さによる凍害や暑さによるひび割れなどの影響も懸念されます。季節から施工開始のタイミングを決めたい場合は、次のようなスケジュールが理想的です。

  • 10〜11月に着工し、1〜2月に竣工
  • 4〜5月に着工し、8〜9月に竣工

上記のようなスケジュールであれば、天候によって、引き渡し日が大きく変更する心配は少ないでしょう。

1-3.間取り・設計プランを考える時期で決める

間取り・設計プランを考える時期から、家を建てる時期を決めるという方法もあります。季節から受ける影響は、施工の進捗だけでなく、プラン設計にも及びます。暑い時期に設計を決めると、どうしても暑さ対策にこだわりがちになり、逆に冬の寒い季節は、防寒対策にかたよります。

寒冷地は冬対策が重要となるため、冬季の大変さを覚えている間に設計を進めるのがおすすめです。また、春や秋に設計をおこない、1年を通して快適に過ごせる住宅づくりを目指すという方法もあります。

1-4.税金のタイミングで決める

注文住宅の税金は、完成のタイミングが12月31日と1月2日では課税時期が異なります。不動産は、1月1日時点の状況に応じて固定資産税の課税対象が決まるため、後者の場合、固定資産税の徴収は翌年の1月1日から開始となります。
しかし、土地は住宅を建てた状態だと税金が軽減されるというメリットもあります。空き地で1月1日を迎える場合は、土地分の固定資産税を支払う必要があります。

このように、たった2日でも、税金が大きく変わるので、それを基準にタイミングを決めるのもおすすめです。

1-5.平均年齢や年収から時期を決める

もっと漠然と家を建てるタイミングに悩んでいる方は、年齢や年収などを考慮しても良いでしょう。「そろそろ家を建てたいけれど、いつ頃からそれに向けて動き出せば良いのか悩んでいる」という方は、平均値を基準におくと決めやすいです。

新築で家を建てた平均年齢

新築のマイホームを建てる年齢は30代が最も多くなっています。30代~40代が7割近くを占めています。

注文住宅 一次取得者 世帯年収

家を建てる際の平均年収は全国では801万円であり、三代都市圏では896万円です。
なかでも年収400万~600万円、600万〜800万円の層が活発に住宅を購入しています。

参考・引用:国土交通省「 PDF 令和4年度 住宅市場動向調査報告書

家を建てることを検討しだしたら、まずは自分たちの予算でどのような家が建てられるのか、あるいは、自分たちの理想をかなえようとすると、いくらくらい必要なのかを具体的に考えてみましょう。

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2.ライフステージ別・家を建てるのに最適な時期

ライフステージに合わせて、家を建てるのも一般的です。つまり「結婚をする」「家族が増える」「子どもが就学する」といった「人生の節目」となるタイミングで家を建てるということです。

また、別の方法で時期を決めるとしても、ライフステージの変化は考慮しなければならないでしょう。出産や子どもが進学する時期と引っ越しが重なってしまうと、お母さんには大きな負担となります。

本章では、ライフステージごとに家を建てる適切なタイミングを紹介します。

2-1.結婚のタイミングに合わせる場合

結婚は世帯が増えるタイミングであり、人生のうちでも重要なイベントです。そのため、タイミングで家を建てるという人も多くいます。
また結婚のタイミングで家を建てることによって、子どもが生まれた時に以下のようなメリットがあります。

  • 将来的に転園・転校しなくて良い
  • 教育環境を早期に整えることができる

ただし、結婚後に子どもが何人生まれるのか、そもそも子どもを作る予定はあるのかなど、不確定な要素もあります。しっかりと二人で将来について話し合い、世帯人数の変化を想定して、間取りを考えましょう。

2-2.子供が生まれる場合(妊娠中・授乳中)

すでに妊娠中や授乳中であるという方は、子どもの成長やお母さんのゆとりに考慮して、家を建てるタイミングを見極めましょう。

妊娠中に竣工となってしまえば、お母さんは大きなお腹を抱えて、引っ越し作業をしなければなりません。また妊娠中は、臭いにも敏感になります。新築の塗料の臭いなどで苦痛を感じる恐れがあるため、妊娠中に家を建てるときは、体調と相談しながら進めましょう。
もちろん出産後、生活が安定する時期を見据えて家を建てるのも方法の一つです。

2-3.子どもが進学する・就学生である場合

子どもの進学や就学に合わせて、家を建てるタイミングを決める際には、以下のようなメリットがあります。

  • 転校の必要がない
  • 通学路など周辺環境を確認できる
  • 子どもの教育環境を選ぶことができる

しかし、子どもを通わせたい学区や学校によって、住めるエリアが限られてしまうといったデメリットもあります。
エリアが限定されることで、理想の土地が見つからないなどのリスクがあります。また、3月ギリギリの時期に引き渡しとなると忙しなくなり、生活に余裕がなくなってしまうため注意してください。

しかし、マイホームは大きな買い物です。土地探し、ハウスメーカー探しなど家づくりには時間がかかるものが多く、なかなかスムーズにすすめられず、購入時期が希望通りにいかない方も多くいらっしゃいます。

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3.資金計画から家を建てる時期を決めるには?

家を建てるとき、避けては通れないのが「資金の問題」です。いくら最適なタイミングであっても、貯金額が少ないと頭金を少額しか払うことができず、ローンの返済が苦しくなってしまう可能性もあります。

資金が貯まったタイミングで家を建てるという方法も、無理なくローンを完済するためにはおすすめです。
本章では、具体的にどのくらい資金が貯まれば、家を建てる段階に踏み込めるのかを考えていきましょう。

3-1.頭金に充てる貯金額で決める

頭金を払わず、フルローンで住宅を購入することもできます。しかし、購入費の全額を住宅ローンで借入することとなり、金利・利息も高くなります。結果として頭金を支払った場合よりも、総支払額は大きくなってしまうことが予想されます。

現在は低金利であるため2割未満の頭金で、住宅ローンを借りている人が多くなりました。とはいっても、「フラット35」の場合、1割未満の頭金の場合は金利が高くなります。選ぶ金融商品によっても、それ以上の頭金を用意しておくと安心です。

しかし貯金を全て頭金に充てるというのも避けるべきでしょう。注文住宅の場合には、頭金の他にも住宅購入費の10%ほど諸経費がかかります。ある程度の現金は、手元に残しながら無理のない資金計画を立てましょう。

3-2.補助金の活用で決める

家を建てるときには、支払うお金も銀行から借りるお金も、とても大きな額になります。そこで、補助金や給付金などはしっかりと受け取っておくべきでしょう。
本章では、家を建てるときに支給される「ZEH補助金」と「こどもエコすまい支援事業」の2種類を紹介します。
給付に関する条件を満たしている場合は、速やかに申請を前提に動き出しましょう。

新築の住宅購入でもらえる補助金・減税・優遇措置について、網羅して知りたい方は以下の関連記事を合わせてご参照ください。

ZEH補助金

ZEH補助金とは、一定の条件を満たしている住宅を建設する際に支給される補助金です。ZEHとは「ゼロ・エネルギー・ハウス」の略であり、省エネや太陽光発電システムによる創エネによって、エネルギー消費をゼロにする条件をクリアする必要があります。
申請することで最大100万円以上が支給されます。

環境への負担を抑えることを目的に定められた補助金制度であり、政府は2030年までに全ての住宅をZEH化するという目標を掲げています。このことからも、今後ますます注目される制度といえるでしょう。

こどもエコすまい支援事業

こどもエコすまい支援事業」 は、2023年に本格始動した国土交通省による補助金制度です。子育て世帯や若年層の夫婦の住宅支援を目的に、省エネ住宅が対象となる制度であり、マイホームの新築・リフォームにかかる費用について補助されます。

この制度を受けられる対象は「子育て世帯」と「若者夫婦世帯」です。

4.頭金を貯める方法

もう少しで目標の金額が貯まりそうなのに、ライフスタイルとしては今が最適なタイミングというのも、よく耳にするケースです。
資金の貯まり具合と、家を建てたいタイミングが合致していれば良いですが、なかなかそう都合よくはいきません。そこで、ここからはコツコツ貯金することを前提に、短期間で頭金を集められる方法について解説します。

財形貯蓄

コツコツ貯金と似た方法に「財形貯蓄」があります。これは勤務先が「勤労者財産形成促進制度」を導入していることで、毎月給料から自動的に貯金額を天引きしてもらえるというものです。また財形住宅貯蓄と財形年金貯蓄とを合わせることで、最大550万円までの利息が非課税になります。

さらに利用者が条件を満たせば、住宅購入などのタイミングで長期的に低金利の融資を受けることも可能になります。

投資 ・資産運用

近年、注目を集めているのが「投資」や「資産運用」です。現在の貯金を外貨や株式などに替え、資金を増やすという方法です。ひと言で投資といっても、専門知識が必要なものから、個人でも比較的カジュアルに始められるものまでさまざまな種類があります。

また一から知識を身に付ける場合でも、学んだ知識は住宅を購入した後も活用できるうえに、時間や場所を選ばないので、忙しい方にもおすすめの方法です。ただし選択によっては、元本割れしてしまうリスクもあるため、何に投資をするのかは、慎重に選びましょう。

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5.新型コロナウイルスによる影響にも考慮しよう

近年、新型コロナウイルスがさまざまなものに大きな影響を与えています。これは住宅市場においても同様であり、これからマイホームの購入を考えている方にとっては、気になるところでしょう。住宅において、新型コロナウイルスの影響は「地価」と「金利」の変動です。

新型コロナウイルスの影響から、現在の地価は下降傾向にあります。地価が下がりつつある現在は、ある意味「買い時」といえるかもしれません。 また金利も下降傾向にあります。
一部例外はありますが、低金利でローンを組める時代といってもよいでしょう。

まとめ

この記事では、家を建てる最適な時期について解説しました。タイミングの見極め方は人それぞれです。迷う際は、以下のように複数の角度から考えて、自分たちにとって一番良い選択を考えましょう。

  • 着工・竣工のタイミングから逆算する
  • 季節で決める
  • ライフステージに合わせる
  • 資金の都合に合わせる

どのようなケースでも、自身のライフスタイルに合わせ、ローンの返済も含めて無理のないプランを立ててくださいね。

この記事のポイント

家を建てるのに適した時期はどう決める?

家を建てる最適な時期を決めるには、以下のような観点があります。

  • 着工・竣工までの期間から逆算して決める
  • 着工に適した季節で決める
  • 設計時期で決める
  • 税金のタイミングで決める
  • 平均年齢や年収から時期を決める

詳しくは「1.家を建てるのに適した時期はどう決める?」で解説しています。

ライフステージにおいて家を建てる最適な時期は?

住宅購入の最適な時期をライフステージごとに考えると、以下のタイミングが考えられます。

  • 結婚のタイミングに合わせる
  • 子どもが生まれるタイミング(妊娠中・授乳中)に家を建てる
  • 子どもが進学する・就学生である場合

詳しくは「2.ライフステージ別・家を建てるのに最適な時期」をご覧ください。

資金面から家を建てる最適な時期を考えると、いつがベスト?

頭金など資金面から家を建てる時期を考える場合は、以下の2つの観点を検討するとよいでしょう。

  • 頭金に充てる貯金額で決める
  • 補助金の活用で決める

詳しい内容は「3.資金計画から家を建てる時期を決めるには?」で解説しています。

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