【2018年版】都内の安い賃貸物件「家賃6万円台以下」で住める駅

【2018年版】都内の安い賃貸物件「家賃6万円台以下」で住める駅

「これから一人暮らしでの上京を考えているけれど、東京は家賃が高いのでは…」と不安になっている方、また「既に都内に住んでいるけれど、もっと安い賃貸物件に住み替えたい!」と考えている方、どのエリアに目星を付けて探すべきか悩んでいませんか?

この記事は、東京都内の一人暮らしの家賃相場と、6万円台以下の安い家賃で住める都内おススメの駅をご紹介します。
また、安い賃貸物件を選ぶ際の8つのポイント、安い賃貸物件の探し方などもまとめました。

これから都内での新たな生活を予定しており、安く、それでいて快適に住みたいとお考えの方におススメの記事となります。
これを読んで、あなたにぴったりの賃貸物件を見つけ、素敵な新生活をはじめてください!

1.東京都内(23区)の一人暮らし 平均家賃相場

まず、東京都内の2018年現在の家賃相場をご紹介します。
ニフティ不動産が公表している東京都内(23区)の家賃相場は下記のとおりです。

  1R 1K~1DK
千代田区 11.2万円 11.0万円
中央区 11.7万円 10.0万円
港区 13.5万円 11.3万円
新宿区 9.6万円 9.7万円
文京区 9.2万円 9.3万円
台東区 9.6万円 9.0万円
墨田区 7.9万円 8.4万円
江東区 8.8万円 8.8万円
品川区 9.3万円 9.2万円
目黒区 10.4万円 10.6万円
大田区 7.7万円 8.2万円
世田谷区 8.6万円 8.9万円
渋谷区 11.4万円 10.7万円
中野区 7.2万円 8.3万円
杉並区 7.0万円 8.2万円
豊島区 7.9万円 8.4万円
北区 7.3万円 7.9万円
荒川区 7.1万円 7.9万円
板橋区 6.9万円 7.4万円
練馬区 6.9万円 7.4万円
足立区 6.0万円 6.7万円
葛飾区 5.8万円 6.4万円

東京都内(23区)の家賃の平均はワンルームで8.5万円、1K~1DKで8.7万円となっています。

なお東京都内(23区)の家賃で最も家賃が安いのは葛飾区のワンルームで5.8万円、最も高いのは港区のワンルームで13.5万円でした。同じ東京都内でも、区によって家賃に倍以上の開きがあることに驚きますね。

港区のような人気エリアはこのように家賃が高くなりがちです。
「せっかくの新生活、人気エリアに住みたい!」とお思いかもしれませんが家賃は毎月かかるものなので、収入とのバランスをみて決めたいものです。
特に進学や就職で初めて東京に住む、という方の中には、これからの生活に一体どれくらいの費用がかかるのか、具体的なイメージがまだできていないという方もいらっしゃるかもしれません。

家賃を決める目安としては「家賃は収入の30%以内ということを覚えておきましょう。
40%を超えるとかなり無理な生活をせざるを得なくなります。食事を切り詰め、外食を控え、交際費はゼロという生活になりかねません。

40%を超えてしまいそうだという人は、人気エリアに住みたい、という希望を今はぐっと我慢して、無理のない家賃が支払えるエリア・物件を探しましょう。

2. 厳選!東京都内(23区)で家賃6万円台以下のおすすめの駅

東京23区

ただ、せっかく新しい生活が始まるのに、適当に家賃の安さだけでエリア・物件を決めてしまうのは危険です。気に入らない賃貸物件に住んで、結局すぐに引っ越すことになってしまっては、余計に費用が掛かってしまいます。

そこでここから2章ではエリアに着目し、ターミナル駅へのアクセスが良く、なおかつ家賃6万円台以下の穴場のおススメの駅を厳選してご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。

2-1.成増駅(板橋区)

■沿線名:東武東上線・東京メトロ有楽町線(地下鉄成増駅)・東京メトロ副都心線(地下鉄成増駅)
■家賃相場:5.24万円(1R)6.58万円(1K)7.76万円(1DK) 

成増成増駅は板橋区の一番西端に位置し、すぐ隣は埼玉県和光市ですが、東武東上線で池袋駅まで快速で約10分というアクセスのよさが魅力です。

さらに成増駅に隣接する地下鉄成増駅には東京メトロ有楽町線、東京メトロ副都心線の2路線が乗り入れており、有楽町線は銀座エリアへ、副都心線は新宿3丁目駅や渋谷駅へ1本で行くことができます。
都心へのアクセスが便利でありながら、家賃相場はワンルーム5万円台前半からという安さで、探せばなんと3万円台からも探すことが可能なエリアです。

駅の近くには24時間営業の西友や東武ストアなどの大型スーパーもあり、帰りが遅くなっても買い物に寄れるのがうれしいですね。モスバーガーの一号店があることでも有名です。

2-2.千川駅(豊島区)

■沿線名:東京メトロ有楽町線
■家賃相場:6.09万円(1R)7.31万円(1K)8.17万円(1DK)

千川駅は、東京メトロ有楽町線で池袋駅までたったの2駅という近さが魅力です。
池袋駅で終電を逃してしまっても歩いて帰ることができますし、池袋に会社や学校がある方は、自転車で通って電車代を浮かすのもアリかもしれません。

駅前には深夜1時まで営業しているライフという大型スーパーもあり、買い物は便利です。
池袋は治安があまりよくないのですが、2駅先のこの千川駅は治安も良く、女性にもおススメのエリアです。
千川駅は池袋に近く、治安も良いという好立地でありながら、家賃相場はワンルーム6万円台前半で比較的安くおさえられており、探せば5万円台も多く見つかる、穴場のおススメエリアです。

2-3.北千住駅(足立区)

■沿線名:東京メトロ日比谷線・JR常磐線各駅停車・東京メトロ千代田線・つくばエクスプレス・JR常磐線・東武伊勢崎線
■家賃相場:6.63万円(1R)7.63万円(1K)8.26万円(1DK)

北千住北千住駅は常磐線で乗り換え1回で池袋へ約25分、新宿へ約35分で行くことができます。東京メトロ日比谷線や千代田線など複数の路線が乗り入れているため、主要な駅へのアクセスは非常に便利です。

また何といっても北千住は足立区最大の駅です。駅前にはルミネやマルイなどの大型複合施設やスーパー、東急ハンズなどもあり、主要な駅まで出なくても北千住内で、ある程度完結します
また荒川が近いため自然が広がっている点も魅力です。
それでいて家賃相場はワンルーム6万円台で、東京23区の平均と比較すると手ごろです。

2-4.綾瀬駅(足立区)

■沿線名:東京メトロ千代田線・JR常磐線
■家賃相場:6.43万円(1R)6.68万円(1K)7.49万円(1DK)

綾瀬駅は北千住駅の隣の駅で、東京メトロ千代田線が乗り入れており、大手町駅へは乗り換えなしで約30分で行くことができます。大手町駅は東京駅と地下通路でつながっているため、東京駅周辺に会社がある方は便利です。千代田線の始発電車に乗れるため、比較的座りやすいのも魅力的です。
池袋駅までは西日暮里駅で乗り換えて約30分、新宿駅まで約40分で、少し遠いのが難点です。

ただ、足立区で最も栄えている北千住の隣の駅ということもあり、ターミナル駅まで出なくても北千住で買い物をすれば事足りるという利点があります。
日々の食材などの買い物には、綾瀬駅前には大型スーパーであるイトーヨーカドーがあります。

そうした立地の良さでありながら家賃が安いのが魅力です。家賃相場はワンルーム6万円前半で、探せば3万円台の物件も豊富です。1DKでも家賃相場は8万円を下回っています。
北千住のような騒がしさはないため、都会の喧騒から離れて暮らしたい人にオススメです。

2-5.新小岩駅(葛飾区)

■沿線名: JR総武線
■家賃相場:6.76万円(1R)7.01万円(1K)7.51万円(1DK)

新小岩新小岩駅はJR総武線で秋葉原駅へ約13分で行くことができます。
さらに新小岩駅はJR総武線の快速が止まるため、東京駅へ約13分、新宿駅へは各駅停車で約33分、どちらも乗り換えなしの1本で行くことができます。

駅前には西友やドン・キホーテなどの大型スーパーがあり、その一方で下町らしいリーズナブルな居酒屋が並んだ街もあり、活気にあふれた街です。
駅のすぐ近くには新小岩公園もあり自然が豊かで、春は花見客でにぎわいます。
新小岩駅はもともと治安があまり良くないことで有名でしたが、現在は改善されておりファミリー層も多く、住みやすくなっています。
家賃相場はワンルーム6万円台後半で、探せば3万円台から見つけることが可能なエリアです。

2-6.番外編:吉祥寺駅(武蔵野市)

吉祥寺駅は東京23区外でありながら、人気のエリアとしてたびたび取り上げられる街です。
家賃相場はワンルーム7万円台前半で、6万円台からはちょっと飛び出してしまいますが、人気エリアの中では、手が届きやすい家賃相場となっているため、番外編としてご紹介します。

■沿線名:JR総武線、JR中央線、京王井の頭線
■家賃相場:7.34万円(1R)8.31万円(1K)10.10万円(1DK)

井の頭恩賜公園吉祥寺駅は都心へのアクセスが良く、JR中央線快速で新宿駅へは約15分、京王井の頭線で渋谷駅へ約16分、乗り換えなしで行くことができます。しかも京王井の頭線の始発電車に乗ることができるので、渋谷まで座ることができるのも魅力です。

パルコ、マルイ、東急百貨店などの大型の商業施設がある一方、駅前の商店街には地元に密着した手ごろな飲食店や専門店が充実している点も人気の理由の一つです。
また、約43万平米の広さを誇る井の頭恩賜公園は、街の雰囲気にゆとりを与えており、都内ではなかなか難しい緑豊かな景観を楽しむことができます

3.安い賃貸物件の選び方!8つのポイントから譲れない条件を洗い出す

ここまで、エリアをメインに見てきました。
この章では、6万円台やそれ以下の賃貸物件を選ぶ際のポイントをご紹介します。

結論からお伝えしますと、下記8つのポイントのうち、自分が譲れない条件、譲れる条件を洗い出して物件を絞り込んでいくことが大切です。ここで譲れない条件は3つ以内におさめると良いでしょう。

  1. 広さ
  2. 築年数
  3. バス・トイレ
  4. セキュリティ面
  5. 日当たり
  6. 駅徒歩何分か
  7. 周辺環境(利便性・治安)
  8. ターミナル駅へのアクセス

一つ一つ、見ていきます。

3-1.広さ

一人暮らしの場合、ワンルームで専有面積13平米~20平米、居住スペースは8畳程度が、適度に家具を置くことができ、作業などもしやすい、快適な広さといえます。
ただ、もともと荷物が少ない、部屋に家具を置くのが好きではない、毎日帰りが遅く部屋には寝に帰るだけという方は、6畳以下の部屋を選ぶと、家賃をぐっと下げることができます。
逆に在宅での仕事をお持ちの方や、インドアの趣味をお持ちの方は、広さは譲れないポイントになるかと思います。

3-2.築年数

多くの方が、築年数が古い物件を避けますが、その理由は何でしょうか?
築年数が古いと汚い、設備が古い、管理が行き届いていない、といった印象から避けているのではないでしょうか。
しかし築年数が古くても、水回りのリフォームがされていたり、壁紙が張り替えられているなどして綺麗な物件は多くあります。そうした物件は管理も行き届いており、必ずしも悪い物件ばかりではありません。

築年数が古い物件、特に20年以上の物件などは家賃がかなり下がりますので、毛嫌いせず、実際に内覧して見定めるのが良いでしょう。

3-3.バス・トイレ

例えばバスとトイレが別であるか、ユニットバスか、風呂なしか、などの条件は気になるポイントですね。
当然ながらバスとトイレが別の物件のほうが家賃は高くなりますし、風呂なしの物件は家賃をかなり安くおさえることができます
「今時、お風呂のない部屋なんて…」と思う方もいるかもしれませんが、部屋ではお風呂に入らず、銭湯の近くに住んで毎日銭湯に行く方や、最近ではスポーツジムの契約をしてそこで毎日シャワーを浴びて帰るという方も多いようです。
「部屋にお風呂がなくても意外と大丈夫かも…」という方は、風呂なし物件はおススメです。

3-4.セキュリティ面

セキュリティ特に女性の場合は譲れないポイントになると思われるのがセキュリティ面です。
オートロック付きの物件を選ぶと家賃は一気に上がりますが、高すぎるという場合は2階以上の物件を選んだり、1階の物件の場合は目隠しフェンス等があるか、玄関に防犯カメラが設置されているかなど気にしてみると良いでしょう。
男性の方などで、セキュリティ面はあまり気にならない、という方であれば1階の部屋を選んで家賃をおさえることができます。

3-5.日当たり

日当たりについては気にする方と、全く気にしない方で分かれることが多いようです。
例えば夜勤の方であれば、昼間に睡眠をとるわけですから、日当たりは気にせず北向きの部屋や、窓が少ない部屋、目の前に大きい建物があり日がさえぎられている部屋などを選んで、家賃をおさえるのも一つの手です。
ただし洗濯物が乾きにくい、湿気がたまりやすく、カビが生えやすいなどのデメリットについても認識しておきましょう。

3-6.駅徒歩

一般的には駅から徒歩10分以内が快適な所要時間になります。
10分以上になると、雨や雪、猛暑の日など、天候によっては外出がしづらくなります。そのため10分以上の物件はあまり人気がなく、家賃も安くなります。
ただ、駅から徒歩10分以上離れていても、近くにバス停がある場合、自転車置き場があって自転車が日常的に使用できる場合などは、駅から遠くてもそれほど負担にはならないこともあるため、周辺の環境を加味して決めると良いでしょう。

3-7.周辺環境(利便性・治安)

周辺環境が悪いことで知られているような地域というのは、借り手がつきにくいため相対的に家賃は安くなりますが、周辺環境は日々の生活に大きな影響を与えますので、多くの人にとっては譲れないポイントになるのではないでしょうか。

まず利便性については、駅からの帰宅ルートに、スーパーやドラッグストアなどがあり、食材や日用品を買い物するのに困らないかどうか、かかりつけにできる病院はあるか、などが最低限の確認ポイントになります。家の近くにコンビニや飲食店があると、さらに利便性が高まります。

一方、治安の面では、夜の飲食店が多く、酔っ払いが多いエリアなどは治安が心配です。また駅から離れると街灯が少なくような場合は死角が増えるため、犯罪が起こりやすい環境といえます。
都内の市区町村ごとの犯罪の発生状況や不審者情報は、警視庁が公表している犯罪情報マップであらかじめ調べることができますので、こうした情報も積極的に活用しましょう。

3-8.ターミナル駅へのアクセス

都内では、東京駅、新宿駅、上野駅、渋谷駅、池袋駅、品川駅が主要なターミナル駅として挙げられます。

ターミナル駅へのアクセスが良い駅は、通勤通学や買い物に便利なため人気があり家賃も高くなりますが、ターミナル駅へのアクセスが悪い沿線や駅の場合、当然ながら家賃は安い傾向にあります
自分の職場や学校がターミナル駅を経由しなくても通うことができる状況にあるのであれば、ややマイナーな沿線に目をつけて物件を探すといいでしょう。
また、2章で紹介したようなターミナル駅へのアクセスが良く、それでいて家賃が安い駅というのもありますので、ぜひ探してみてください。

4. 安い賃貸物件の探し方

それでは最後に、安い賃貸物件の探し方についてご説明します。

安い賃貸物件を探すには、最初からエリアを絞って街の賃貸不動産仲介業者を訪ねて探すのではなく、まずはインターネット上の賃貸情報サイトを使って探すと良いでしょう。

その際、安い賃貸物件というのは掲載数があまり多くないので、掲載物件数が多いサイトで母数を広くして探すと効率が良くなります。

掲載物件数が多い賃貸物件サイトは「ニフティ不動産」がおススメです。
なぜかと言うと、「ニフティ不動産」には、「SUUMO」や「アットホーム」、「ネットでCHINTAI」、「ピタットハウス」などの有名不動産サイトに掲載されている物件情報が集約して掲載されているため、「ニフティ不動産」で探せば、そうした有名サイトに掲載されている物件も併せて一括で検索することができるためです。

5.まとめ

いかがでしたでしょうか。
東京都内の一人暮らしの家賃相場はワンルームで8.5万円、1K~1DKで8.7万円でした。
ただ、譲れない条件を絞ることで、6万円台やそれ以下の家賃でも魅力的な物件を見つけることができます
あなたにぴったりの賃貸物件を見つけて、あこがれの東京で素敵な新生活を楽しんでください!