家事動線が良くなる間取りのポイント・回遊動線を取り入れたおすすめ間取り

回遊導線・家事動線 おすすめの間取り例

暮らしやすい家を実現できるのは、注文住宅の魅力です。「家事動線」を考えて設計した家では、家事効率が上がり、余裕のある生活を送れるようになります。
この記事では、家事動線の基本的な考え方と、家事動線の良い間取りを実現するためのポイント8つについて解説します。

家事動線をより良くするために、回遊動線を取り入れたおすすめの間取り例や、注意すべき失敗例もお伝えするので、理想の家づくりにご活用ください。家事動線を重視した家づくりにおすすめのハウスメーカー・工務店も併せてご紹介します。

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Contents

1.家事動線の良い間取り・悪い間取りの特徴と家事動線の効果

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家事動線とは、洗濯や掃除などの家事をする際に、人が移動する経路のことです。例えば、料理では食材の保管場所(冷蔵庫やパントリー)、調理台、食器棚、ダイニングなどを行き来し、洗濯では洗面室からバルコニー、クローゼットへの移動が発生します。

また、家事は複数を同時進行することもあるため、家事動線の良し悪しによって、効率性に大きな差が出ます。

家事動線の良い間取り・悪い間取りの特徴は、以下のとおりです。

家事動線の良い間取りの特徴
  • キッチンからマルチアクセスができる
  • キッチン、洗濯室、洗面など水回りなどが1箇所に集まっている
  • 来客用と家族用の2通りの動線がある
  • 「ながらワーク」ができる
家事動線の悪い間取りの特徴
  • 人が集中すると移動しにくい出入り口や経路がある
  • キッチンから別の部屋にアクセスしにくい
  • 移動する際に遠回りしなければならない
  • 家事がしづらい間取りになっている

家事動線を良くした間取り設計をすると、以下のようなメリットがあります。

1-1.どこからでもアクセス可能

家事動線が良い間取りでは、出入り口が多いのでどこからでもアクセスが可能です。例えば、キッチンをリビングの中心に設置することでそれぞれの部屋へ簡単に行き来できるため、家事動線の効率が良くなります。

3-2.【マルチアクセスが可能な家】家事動線・回遊動線のおすすめ間取り例

1-2.プライベートを確保できる

仕事関係の来客が多く、リビングに人を通すのは気が引けてしまう場合は、動線を来客用と家族用で分けるのがおすすめです。玄関からリビングを通らずに来客用の部屋へと通れる経路と、リビングに行ける経路を用意することでプライベートを確保できます。

3-3.【来客用と家族用の2WAY動線】家事動線・回遊動線のおすすめ間取り例

1-3.家事をスムーズに行なえる

仕事に子育てに忙しい毎日を送るなか、家事をこなすのは大変です。そこで、家事がスムーズに行なえる家事動線・回遊動線を意識した間取りにすれば、家事負担を軽減できます。具体的にはキッチン、リビング、洗濯室など水回りの移動経路をシンプルにすることで、効率良く家事をこなしやすくなるでしょう。

3-5.【家事ラク動線】家事動線・回遊動線のおすすめ間取り例

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2.家事動線の良い間取りにする8つのポイント

回遊動線・家事動線の良い間取りを考えるポイント3つ イメージ

家事動線を意識した間取りを考えることで、移動のしにくさ、家事のしにくさといったストレスを軽減できます。家事動線の良い間取りを考えるうえで大切なポイントは下記の8つです。

  • 家事動線に合う収納を配置する
  • 移動距離をなるべく短くする
  • 回遊動線を活用する
  • 水回りを集約する
  • ランドリールームを作る
  • 来客動線を考慮する
  • 調理動線を考慮する
  • 買い物・ゴミ出し動線を考慮する

2-1.家事動線に合う収納を配置する

生活をするうえで必要になる収納スペースですが、動線を考えていない場合、必要なものを取りに行く際に移動距離が長く手間取ってしまいます。

  • キッチンにパントリー・キッチンクロークを設置する
  • 洗濯機の近くにファミリークローゼットを設置する

上記のポイントを押さえると、必要なものを取りに行く・収納するにあたり、コンパクトにまとまって、楽になります。

また、掃除用具の収納場所も考慮しておくとよいでしょう。

【新築住宅の間取り事例】パントリー・キッチンクロークのメリット&デメリットとおすすめ間取り
注文住宅のこだわりを実現させるには?失敗しない家づくりのポイント紹介

2-2.移動距離をなるべく短くする

洗濯物を洗ってから干すまでの動線など、おもに家事を行なう際の移動距離を短くまとめることでストレスを軽減できます。

  • 掃除がしやすいように水回り(キッチン・風呂場・トイレなど)をまとめる
  • ゴミ捨てがしやすいよう勝手口と玄関の位置を考える
  • 料理の途中で必要な物を取りに行きやすいように、キッチンの近くにパントリー・キッチンクロークを設置する

上記の点を踏まえながら、どうすれば家事をコンパクトにまとめるかに注目し、間取りを考えるとよいでしょう。

2-3.回遊動線を活用する

回遊動線とは、部屋・空間を移動する際に、行き止まりがなくスムーズに移動ができる動線のことです。

回遊性に優れた間取りでは、円を描けるように移動できるという特徴があります。家事動線に回遊動線を取り入れれば、玄関→キッチン→リビング→脱衣所など家のなかをスムーズに移動できるようになり、無駄な移動がなくなって家事の効率も上がるでしょう。

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また、回遊性が良ければ、採光や風通しが良くなる、家族とのコミュニケーションが取りやすくなるといったメリットもあります。

一方、回遊性を重視するあまり必要な家具を置けなくなってしまうケースや、プライバシーを守りにくいといったデメリットもあるため、注意が必要です。

2-4.水回りを集約する

家事動線を良くするには、キッチン、洗面所、トイレ、浴室など、水回りの施設はなるべく近くに配置することもポイントです。料理と洗濯など、複数の家事を同時に進めやすいだけでなく、掃除もまとめてしやすくなります。

ただし、水回りを集約する場合、生活動線に注意が必要です。朝など同じ時間帯に家族が集中して使う場合は、混雑することもあります。複数の出入り口を配置するなどして、回遊動線を取り入れると混雑緩和に効果的です。

なお、水回りは集約させておくと、コストやメンテナンス性でも有利になります。

2-5.ランドリールームを作る

衣類を洗う、干す、たたむ、収納の一連の流れを洗濯動線といいます。

洗濯動線の効率を高めたいときは、ランドリールーム(洗濯室)を作るのがおすすめです。

ランドリールームは、洗濯機や乾燥機、アイロン台、物干し、洗濯用品の収納などをまとめた場所で、洗濯に関する家事を一室で行なえます。

通常、洗濯は洗濯機を回したあと、洗濯物を持ってバルコニーに干し、乾いたら取り込んでリビングなどでアイロンをかけてたたみ、それから各部屋のクローゼットに収納するという流れになるため、多くの移動をともないます。

しかし、ランドリールームを設ければ、洗濯動線を短縮でき、効率アップや時間短縮が可能です。部屋干しもリビングを使用する必要がなく、ランドリールーム内で完結できます。

また、ランドリールームにデスクを設置して、裁縫や家計簿づけなどの事務作業を行なえる、家事室(ユーティリティルーム)とするのも一案です。

2-6.来客動線を考慮する

来客動線とは、訪問者が玄関からリビングに移動するまでの動線を指します。

家事動線に合わせた間取り設計をする際には、来客動線の考慮も必要です。

来客動線を考慮していないと、家事の様子やプライベートな部分が他人に見られてしまいます。例えば、水回りをまとめると家事動線的には便利ですが、部屋干しの洗濯物が丸見えになるといった問題が発生しかねません。

このようなトラブルを避けるには、来客動線と家事動線を明確にし、交差させないことがポイントです。以下のような工夫をするとよいでしょう。

  • 洗面所からランドリールームへの視線を遮るように壁や収納を配置する
  • 玄関からプライベート空間が見えない間取り設計にする
  • 来客向けの手洗いスペースやトイレを設ける

リビングを通らずプライベート空間を行き来できるようにする来客動線への配慮は重要ですが、来客の頻度によっても、対処の優先順位は異なります。間取りは、あくまでも日常生活の中心である、家族を重視して考えましょう。

2-7.調理動線を考慮する

調理動線とは、調理から料理の配膳、片付けまでの一連の作業にともなう動線です。調理はもちろん、調理後の配膳や後片付けがしやすいと、忙しい朝でも家事がスムーズになります。

調理動線を重視するなら、アイランドキッチンがおすすめです。

アイランドキッチンは、キッチンが壁に接していないため回遊性が高く、どの方向からもキッチンにアクセスでき、家族の渋滞が起きにくい特徴があります。

ただし、アイランドキッチンは収納スペースが確保しにくいため、パントリーが必須です。また、空間を取るためにある程度の床面積も必要になります。

アイランドキッチンの設置が難しい狭小住宅では、対面型のカウンターキッチンを活用するとよいでしょう。

2-8.買い物・ゴミ出し動線を考慮する

買い物動線とは、買い物から帰宅して、購入してきた食材などを収納するまでの動線のことです。

忙しい家庭では、休みの日にまとめて買い物をすることが多いでしょう。買ってきたものが大量になると、駐車場からキッチンやパントリーなど収納スペースへ移動させるのはひと苦労です。特に重いものの運搬は大変なため、できるだけ移動距離を少なくすること、スムーズに搬入できるスペースを考える必要があります。

ゴミ出し動線は、家のなかのゴミ箱からゴミをまとめて収集場所に出すまでの動線のことです。ゴミ出し動線では、ゴミ箱の設置場所から、収集場所へ出すまでの移動を考えますが、こちらも移動距離をできるだけ短くすることが、効率化のポイントです。

ゴミはおもにキッチンで出るという家庭も多いため、キッチンにゴミ箱を設置することが多いでしょう。ゴミの持ち出しは玄関から運び出すことも可能ですが、キッチンに勝手口を設ければすぐ外に出せる、外に一時保管できるメリットがあるので、検討するとよいでしょう。

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3.家事動線・回遊動線の良いおすすめ間取り例5選

3-1.【すばやく身支度を整えられる】家事動線・回遊動線のおすすめ間取り例

来客時に洗濯物を見られない

【すばやく身支度を整えられる】回遊動線・家事動線のおすすめ間取り例
【すばやく身支度を整えられる】回遊動線・家事動線のおすすめ間取り例

こんな方に人気 洗濯を効率的にしたい方
世帯(想定) 夫婦 + 子ども1人
延床面積 38坪
間取り 2階建て4LDK(+土間収納+ランドリールーム+書斎)
本体価格 約2,000万円

洗濯物が多いと、部屋に取り込んだ洗濯ものが山積みになることもあるでしょう。また、急な来客時に人に見られたりする可能性があります。そこで、ランドリールームを設けるのがおすすめです。こちらの間取りではランドリールームとキッチンがつながっているため、料理の合間に洗濯ができ、家事の効率アップを実現できます。

【新築住宅の間取り事例】ランドリールームのメリット&デメリットとおすすめ間取り

3-2.【マルチアクセスが可能な家】家事動線・回遊動線のおすすめ間取り例

1階ですべてが完結する家

【マルチアクセスが可能な家】回遊動線・家事動線のおすすめ間取り例
【マルチアクセスが可能な家】回遊動線・家事動線のおすすめ間取り例

こんな方に人気 子どものいる方
世帯(想定) 夫婦+子ども2人
延床面積 32坪
間取り 2階建て3LDK(+バルコニー+納戸)
本体価格 約2,000万円

1階部分は、すべて隣り合う部屋と行き来できるようになっています。このような回遊性のある家では家事効率が良くなるだけでなく、小さい子どもには家のなかをぐるぐると回れるので楽しむこともできるでしょう。中心にはカウンター付きのアイランドキッチンを設置しているので、どこにいても家族の存在を感じられる間取りです。

【新築住宅の間取り事例】アイランドキッチンのメリット&デメリットとおすすめ間取り
【後悔しない為に読む】「吹き抜け」の参考事例&メリット・デメリット

3-3.【来客用と家族用の2WAY動線】家事動線・回遊動線のおすすめ間取り例

来客が多い人におすすめ

【来客用と家族用の2WAY動線】回遊動線・家事動線のおすすめ間取り例
【来客用と家族用の2WAY動線】回遊動線・家事動線のおすすめ間取り例

こんな方に人気 来客が多い方
世帯(想定) 夫婦+子ども3人
延床面積 40坪
間取り 2階建て5LDK(+ウォークインクローゼット+バルコニー)
本体価格 約2,000万円

この間取りでは来客用と家族用の2WAY動線の玄関となっており、玄関から洗面室に抜けてキッチンに通じる動線と、玄関からリビングへの動線が2通りあります。そのため、突然の来客時にも生活スペースを見せることなくリビングに案内することが可能です。また2階はプライベートな空間として確保しています。

3-4.【回遊性抜群】家事動線・回遊動線のおすすめ間取り例

リビングからどこにでも行ける

【回遊性抜群】回遊動線・家事動線のおすすめ間取り例
【回遊性抜群】回遊動線・家事動線のおすすめ間取り例

こんな方に人気 暮らしやすさを求める方
世帯(想定) 夫婦 + 子ども2人
延床面積 36坪
間取り 2階建て4LDK(+シューズクローク+パントリー+書斎+ウォークインクローゼット+テラス+バルコニー)
本体価格 約2,000万円

この間取りはリビングからそれぞれの部屋へのアクセスが抜群です。また、リビング、トイレ、洗面、浴室、キッチン、ダイニングと回遊性も整っているため、家事動線に無駄のない間取りとなっています。水回り動線も整っていると、家事に負担が減ることでしょう。

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3-5.【家事ラク動線】家事動線・回遊動線のおすすめ間取り例

忙しくても効率的に家事をこなせる

【家事ラク動線】回遊動線・家事動線のおすすめ間取り例
【家事ラク動線】回遊動線・家事動線のおすすめ間取り例

こんな方に人気 家事を効率的にしたい方
世帯(想定) 夫婦 + 子ども1人
延床面積 39坪
間取り 2階建て4LDK(+シューズクローク+サンルーム+納戸+バルコニー)
本体価格 約1,500万円

共働きを前提としたこちらの間取りは、サニタリーからキッチン、サンルームまでを一直線に結んでおり、快適な家事動線が整っています。夫婦がお互いに忙しくても効率良く家事と子育てを両立できるでしょう。

サンルームの間取り例と費用相場|失敗例に見る5つの注意点
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ここまでの代表例から、
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4.家事動線・回遊動線の良い家を建てる前に!家づくりの失敗例と失敗しないコツ

ここでは、実際に家事動線・回遊動線の良い家を建てた際に生じたよくある失敗例と、失敗しないコツを5つ紹介します。

  1. 居室が狭くて不便
  2. 収納場所がない
  3. 個人のプライバシーがない
  4. 洗濯物を取り込んだ後のことを考えていなかった
  5. リビングを通らないとお風呂に入れない

4-1.【計画段階】居室が狭くて不便

通路や動線の確保で居室が小さくなりました

家事動線・回遊動線のある家にするために、動線や通路を確保しました。しかし、そのせいでほかの居室が狭くなってしまいました。もともと延床面積がそこまで大きくなかったため、もう少し考えればよかったと後悔しています。

失敗しないコツ:暮らし始めてからの細かい動線を確認する

延床面積が大きい場合は通路や動線の確保をしても、居室や収納スペースにも余裕が生まれます。
しかし、延床面積が狭い場合は居室や収納スペースが窮屈になりがちです。したがって、限られた面積で家事動線・回遊動線を取り入れる場合は、「家具をどこに置くか」までしっかりシミュレーションして間取りを考えましょう。

4-2.【計画段階】収納場所がない

キッチンと洗面所を近づけすぎました

家事動線を考えてキッチンと洗面所を近づけました。家事を行なう際の動線が短くなる点は良かったのですが、収納が不足してしまいました。
実際に生活してみるとキッチンでの料理、洗面所での洗濯や子どもの入浴など、それぞれの場所で行なう家事に必要な道具が収納できるスペースがあるほうが便利だと感じています。

失敗しないコツ:動線を確保する分だけ収納が減る

キッチンと洗面所が近いことで、キッチンで使用するタオルをすぐに洗濯に出せる、洗濯機が止まった瞬間がわかる、お風呂に入っている子どもの様子がわかるといったメリットがあります。

しかし、動線を確保する分だけ、収納スペースが減ってしまうことも多いです。「家事動線が短いこと」と「収納スペースがあること」のどちらが自分にとって最適かを、設計前に考えましょう。

4-3.【生活面】個人のプライバシーがない

子どもが大きくなってプライベートを守ってあげられない

回遊性や効率の良さばかり考えて、隣り合う部屋の行き来ができるようにしました。しかし、子どもが思春期になると気になるようで、プライバシーがないと言われてしまいました。

失敗しないコツ:将来を見据えた設計と設備を整える

小さいお子さんがいる場合、回遊性のある間取りだと子どもが遊ぶのにも子育てにも最適ですが、思春期になると「プライベートな空間が欲しい」と言われる可能性があります。

その場合は、扉を施錠できるようにしておくと、プライバシーを確保できます。

4-4.【生活面】洗濯物を取り込んだ後のことを考えていなかった

洗濯物を干すときの動線しか考えていませんでした

回遊動線・家事動線のある家にして効率良く家事ができるような間取りにしました。洗面脱衣室の隣に勝手口を設けて、庭の物干しにすぐにアクセスできる間取りにしたため、洗濯物を干すのがラクです。しかし、取り込んだあとのことを考えておらず、来客用の和室に洗濯物を置きっぱなしにしてしまいます。

失敗しないコツ:洗濯動線は、洗う・干すだけではなく収納まで考える

洗濯動線を考える際は、洗う・干す際のことはよく意識されています。しかし、洗濯は洗う・干すだけではなく片付けまでひと通りの動作をイメージしておくことが重要です。ほかの家事も同様に、間取り図を見ながら、実際に家事を始めるところから家事をやり終えるところまでをイメージして、シミュレーションしてみるとよいしょう。

4-5.【生活面】リビングを通らないとお風呂に入れない

来客動線を考えていませんでした

家事動線をコンパクトにするため、キッチン・浴室・洗面を並べ、水回りを1ヵ所にまとめた間取りにしました。しかし、お風呂に行くには、必ずリビングを通らなければなりません。普段は便利ですが、来客があるときには、家族がお風呂に入れなくなってしまいました。

失敗しないコツ:浴室とリビングは極力離す

家族の生活動線ばかりに気をとられ、来客動線を考慮せずに失敗するケースはよくあるため、注意しましょう。

来客が多い家庭の場合、浴室とリビングは離れた配置にするのがおすすめです。水回りは1階、リビングは2階など、動線が交わらないようにするのもよいでしょう。

また、来客の視界を遮るために、クローゼットや壁などを配置する方法も有効です。来客者の視線を意識したシミュレーションを行なうほか、来客をどの程度優先して考えるのか、家族で話し合っておくことも大切です。

こうした失敗・後悔を避けるためにも、ぜひ「HOME4U(ホームフォーユー)間取り作成依頼サービスを活用しましょう。実際にハウスメーカーから間取りプランを提案してもらえるので、具体的なイメージを持ってプランニングを進めることが可能です。

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5.家事動線・回遊動線の良い家でおすすめのハウスメーカー3社

5-1.セキスイハイム

セキスイハイムでは自社工場で80%を作ったユニットで建てるため、品質や仕上がりにブレが少ないことが特徴です。お客様の安心で安全、快適な暮らしを想い、常に最適なプランや性能、サポートを考え続けています。「時を経ても続く価値ある住まいづくり」をコンセプトにしており、長く住んでも価値が下がらない家を手に入れられます。

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パルフェ-bjスタイル

キャプチャ

出展:パルフェ-bjスタイル

「パルフェ-bjスタイル」は「家族の時間、自由にデザイン。」をコンセプトに、仕事と家事を両立する子育て家族を応援する住まいです。「パルフェ-bjスタイル」は、効率アップで負担を減らすことを目的とした「たのしく家事モデル」により、回遊動線・家事動線が考えられた間取りになっています。回遊性を良くすると構造的に壁が減るため、建物の強度が弱くなりがちですが、ルフェ-bjスタイルは鉄骨造なので構造的にも安心です。

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5-2.大成建設ハウジング

大成建設ハウジングは、プレキャストコンクリートパネルを使用した構造の「パルコン」シリーズが主力です。災害や風雨に強い家ですが、大成建設ハウジングでは堅牢性だけではなくデザインにも注力しているため、強さとデザイン性に優れた家を建てることができます。

パルコン フルール -ユーロシリーズ-

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出展:大成建設ハウジング

「パルコン フルール」では、家で最も長い時間を過ごす主婦・主夫を応援しており、家族総出で家事や子育てをして楽しむ「共家事」スタイルを提案しています。そのために、効率的な家事ができるように回遊動線を設計し、家族みんなが家事に参加できる工夫がなされています。

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5-3.ユニバーサルホーム

ユニバーサルホームは、地熱床暖房の家造りに強みのあるハウスメーカーです。地熱床暖房に特化しながらもリーズナブルな価格を備えた木造住宅を扱っています。全面床暖房を利用したい方や、ローコストで品質の良い家を建てたい方にはユニバーサルホームがおすすめです。

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フェリーチェロ

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出展:フェリーチェロ

子育てをしていると、家のなかでも子どもから目が離せません。そんな子育てママの「欲しい!」が詰まった家が「フェリーチェロ」です。キッチンから家を見わたして子どもの様子が確認できたり、買い物帰りにキッチンまでの動線がスムーズだったり、家事と育児にうれしい細やかな配慮がされています。小さな子どものいる方におすすめです。

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以上が、家事動線・回遊動線に配慮した新築住宅を作るうえでおすすめのハウスメーカーです。
もちろん、今回ご提案したハウスメーカー以外にも、家事動線・回遊動線に配慮したプランを対案してくれるハウスメーカーはたくさんあります。

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まとめ

家事動線や回遊動線を考えた間取りは、利便性が高い一方、気を付けるべき点も多くあります。この記事でご紹介した間取り事例や注意点、おすすめしたハウスメーカーを参考に、ぜひ暮らしが便利に、快適になる住まいづくりを実現しましょう。

この記事のポイント

家事動線・回遊動線の良い家の間取りを考えるポイントは?
  1. 家事動線に合う収納を配置する
  2. 移動距離をなるべく短くする
  3. 回遊動線を活用する
  4. 水回りを集約する
  5. ランドリールームを作る
  6. 来客動線を考慮する
  7. 調理動線を考慮する
  8. 買い物・ゴミ出し動線を考慮する

詳しくは「2.家事動線の良い間取りにする8つのポイント」をご覧ください。

家事動線・回遊動線の良いおすすめ間取りは?
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家事動線の良い注文住宅を建てるなら、構造の安定感やどの部屋も快適な温度を保てるか、回遊動線は良いかなどが大切になります。おすすめするハウスメーカー3社は、これらの課題を解決し、理想の家事動線に優れた住まいを実現してくれます。

詳しくは「5.家事動線・回遊動線の良い家でおすすめのハウスメーカー3社」をご覧ください。

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