おしゃれなバイクガレージを設置すると、バイクを安全に保管する以外にもさまざまなメリットが得られます。自宅でバイクのメンテナンスを楽しみたい人にもおすすめです。
この記事では、おしゃれなバイクガレージを設置したい方に向け、以下の点を紹介します。
- バイクガレージの種類
- バイクガレージを設置するメリット
- バイクガレージの選び方や設置時の注意点
ぜひ最後までご覧いただき、バイクライフを満喫してくださいね。
まとめて依頼!
注文住宅の間取りを決める前にやるべきことを知りたい方は「注文住宅の間取りの決め方」の記事もご覧ください。
Contents
1.「ビルトイン」「物置型」などバイクガレージの種類
引用元:https://www.polus-ie.jp/case/garage/pohaus212/
出典:ポラスグループ 公式HP
バイクが趣味という方なら、これから検討する注文住宅にバイクガレージを設けたいと考えているのではないでしょうか。大事な愛車のことを考えると、野ざらしにすることはおすすめできません。オイル交換程度の軽い整備をするにも、ある程度の広さのバイクガレージがあった方が便利です。
バイクガレージには、大きく分けて以下の3つのスタイルがあります。
- ビルトインタイプ
- 物置型
- テント型
物置型にはさらに、「土間式タイプ」と「床付きタイプ」があり、それぞれに特徴が異なります。以下で各タイプの特徴やメリット・デメリットをまとめていますので、参考にしてください。
1-1.ビルトインタイプ
住まいに対する自分の思いを形にできる注文住宅を建築したいと考えている方であれば、心に思い描くバイクガレージはこちらのビルトインタイプでしょう。ビルトインの名のとおり、住宅にバイクガレージが一体化されているのがビルトインタイプです。
ビルトインタイプのバイクガレージでは、シャッターや扉が備えられるのが一般的です。住宅の内側にガレージがあることから、インナーガレージと呼ばれることもあります。居住スペースとシームレスにつながり、ガレージへの行き来が楽にできるのもビルトインタイプの特徴です。
1-2.物置型:土間式タイプ
物置型は、ホームセンターなどで売られているスチール製の物置を、大きくしたようなものと思えばわかりやすいでしょう。土間式タイプと床付きタイプで外観にほとんど差はありません。大きな違いとなるのは、床があるかないかです。
土間式タイプには床がありません。そのため、地面にそのまま置くことはできず、コンクリートで基礎工事を行う必要があります。
コンクリートの基礎があっても、単にガレージを置いたのでは雨の日などに水が流れてきてしまいます。本体部分の価格は後述の床付きタイプより安価ですが、基礎工事を考えるとコストがかさんでしまう場合もある点は注意が必要です。
1-3.物置型:床付きタイプ
前述した土間式タイプと異なり、床が付いているのが床付きタイプです。物置そのものをイメージすると、わかりやすいでしょう。床が付いているので、基礎工事が不要なメリットがあり、置き場所の選択肢も増えます。
床が張ってある分、地面からの高さを稼げるため、多少の雨なら水の侵入を心配することもありません。ものによっては自分で組み立てることも可能で、早ければ購入したその日から使える点も、土間式タイプにはない利点です。
床付きタイプの弱点は、まさに床にあります。床があるために段差が生じ、バイクの出し入れが土間式タイプに比べて面倒です。床がどれだけの重さに耐えられるかも、床付きタイプの注意点です。大型バイクの場合、商品によっては収納できない可能性もあります。
細かなことですが、床付きタイプではバイクを移動したり、人が歩いたりしたときに、音が反響しやすい点もデメリットです。
1-4.テント型
テント型のバイクガレージは、バイクのカバーに骨組みを付けて、自立できるようにしたものと考えればよいでしょう。バイクをすっぽり覆うことはできますが、壁面は簡易型のイメージです。その分、価格が安いのはメリットです。
雨風をしのぐ目的は果たせますが、内部に工具をしまったり、家族や友人が集う空間にしたりすることはできません。破れたり壊れたりしやすいのも、テント型の弱点です。結露が発生しやすいため、テント型を利用するときは対策を考えておきましょう。
注文住宅の建築を念頭に置いているのであれば、住宅と一体で設計できるビルトインタイプがおすすめです。テント型は選択肢から外してもよいでしょう。建売住宅や中古住宅にバイクガレージを後付けしたい場合は、ビルトインタイプでは難しいことも多いため、物置型で対応するのが一般的といえます。
ここまで、バイクガレージの種類をご紹介しましたが、希望するバイクガレージを取り入れた間取りを実現するには、どんなパターンがあって、どんな予算感になるのか、気になる方も多いのではないでしょうか
HOME4U(ホームフォーユー)間取り作成依頼サービス(無料)を活用して、実際のプラン資料を複数入手、あるいは注文住宅のプロに相談してみることもおすすめです。本サービスの運営はプライバシーマーク取得済のNTTデータグループです。
2.バイクガレージを設置するメリット
バイクガレージの設置にはさまざまなメリットがあります。風雨を防ぐといった直接的なメリットはもちろんのこと、清掃や整備のためのメンテナンススペースとしての活用もできますし、バイクを見ながらビールを飲んだりする趣味の空間としても使えます。
注文住宅に備え付けたビルトインタイプであれば、リビングやダイニングからガレージに止めた愛車を眺められるように設計することも可能です。精神的に高い満足度を得られるのも、バイクガレージを設置するメリットといえるでしょう。
以下に、バイクガレージを設置するメリットについて、項目ごとに詳述していきます。
2-1.バイクを安全に保管できる
バイクガレージを設置するメリットとして基本的なものは、「安全に保管できる」という点です。バイクガレージがあれば雨や風、直射日光に当たらず、愛車が錆びたり汚れたりするのを防げます。バイクの劣化を防ぐことは、運転時の安全にもつながります。
バイクをむき出しで駐車していると、盗難に遭うのが心配です。シャッターや扉で仕切られ、カギのかかるバイクガレージに保管してあれば、大事なバイクを守れます。盗難されないまでも、いたずらされたり倒されたりするのもイヤなものです。バイクガレージがあれば、そういったイヤな思いをせずにすむでしょう。
2-2.メンテナンススペースとして活用できる
バイクガレージがほしい、と考える人の多くは、メンテナンススペースとしての活用を想定している場合も多いのではないでしょうか。空気圧のチェックやチェーンの注油といった小さなことでも、風が吹くなどすると、屋外で行うのは意外と難しいものです。バイクガレージがあれば、天候に影響されることなく、メンテナンスができます。
部品交換などの、もう少し手のかかるメンテナンスでも、バイクガレージがあれば、そこでの作業が可能です。バイクガレージの内部に、必要な工具を置いておけるため、作業が楽に進められます。工具類を見えるように飾っておくのも、おしゃれなバイクガレージを演出する要素になりますね。
2-3.趣味のスペースを確保できる
名前こそバイクガレージですが、バイクを置かなくてはならないという決まりはありません。家族や友人たちと語らったり、趣味を楽しんだりするスペースとして活用している人も多くいます。ある程度の広さを確保してあれば、バーベキューなどに利用することも可能です。
ビルトインタイプのバイクガレージを設けた注文住宅であれば、住居部分との行き来が楽にできます。バイク置き場としてはもちろんですが、趣味のスペースとしても便利に使え、活用場面はさまざまに広がるでしょう。
3.おしゃれなバイクガレージをつくるコツ
せっかく注文住宅を建てるのだから、趣味を存分に楽しめるおしゃれなバイクガレージを設けたい。将来に向けて、このように考えている方も多いでしょう。しかし、いくら自由設計だとしても、利用目的にあわない内装や奇抜すぎるデザインでバイクガレージをつくってしまっては、おしゃれ感を損ねてしまい、後悔することになりかねません。
おしゃれなバイクガレージをつくるコツは、以下の3項目です。
- 目的にあわせる
- バイクのサイズにあわせる
- 外構との統一感を考える
それぞれについて以下で説明していきます。参考にして、おしゃれなバイクガレージを持つ夢を膨らませてください。
3-1.目的にあわせる
ビルトインタイプのバイクガレージを設けた注文住宅を建てようと考えているなら、ガレージの利用目的をまず精査しましょう。バイクを1台保管したいだけなら、大きなスペースを確保しても無駄になります。複数台のバイクを置き、メンテナンスやカスタマイズまでしたいなら、それなりの面積が必要です。
工具を置く場所やヘルメット、ブーツなどの収納スペースも、考慮に入れておきましょう。家族や友人とパーティーを開くのに使うなら、電気の配線や換気、空調などに気を配ることも肝心です。必要なスペースについては、大体の目安ではなく、実際の寸法を測って準備しておくことが大事です。
3-2.バイクのサイズにあわせる
ひと口にバイクと言っても、原付から1,000㏄を超える大型、場合によってはサイドカーなどもあり、そのサイズはまちまちです。バイクをスムーズに出し入れできることは、おしゃれなガレージの前提条件でしょう。ビルトインタイプのバイクガレージであれば、物置型よりも広い開口部を設けられる場合が多く、入出庫にさほど苦労することはなさそうです。
それでも、バイクの取り回しには意外なほどにスペースを必要とします。また、バイクは前進するよりもバックさせる方が難しいことは、体験的に知っている方も多いでしょう。ガレージ内で方向転換したい希望がある場合は、十分な余裕を持った広さを確保してください。
3-3.外構との統一感を考える
注文住宅の場合、ビルトインタイプのバイクガレージは、住宅と一体でデザインされます。設計に自由度があるのが注文住宅の利点ですが、ガレージのデザインを住宅とは別にするなど、統一感を損なうデザインを採用すると、全体のバランスを崩します。
ガレージは開口部が大きく、シャッターや扉の素材選びによっては、そこだけ浮いてしまうことも考えられます。デザインはもとより、各部の色や素材についても、ハウスメーカーとじっくり相談して、提案をもらうようにしてください。
バイクガレージを設置するメリットや、おしゃれにつくるコツが分かりましたね。
希望するバイクガレージを取り入れた間取りの場合、どんな配置が適切か、後悔しない間取り設計をハウスメーカー出身のアドバイザーに相談してみることもできますよ。
HOME4U(ホームフォーユー)プラン作成依頼サービス(無料)なら、検討されている住宅の知識や提案経験が豊富な営業担当者へのご案内も可能です。
自分に合った営業担当者を見つけるには?
ハウスメーカー探しの際に、HOME4U(ホームフォーユー)プラン作成依頼サービスをご利用ください!
ハウスメーカーとコンタクトを取る際、一般的にはオーナー側が営業担当者を指名することはできません。
しかし、本サービスなら平屋や二世帯住宅、こだわりのインテリア・外観など建てたい住宅の知識・提案経験が豊富な営業担当者へご案内できます。
要望に沿ったハウスメーカーのピックアップからサポートいたしますので、家づくりを着実に進められますよ!
4.バイクガレージを設置する際の注意点
ここでは、バイクガレージを設置する際の注意点をまとめました。注文住宅に設けられたビルトインタイプのバイクガレージは、バイクを安全に保管できたり、趣味のスペースに使えたりと、よいことずくめのように思えます。しかし、建築計画の段階でしっかり確認しておかないと、後悔しかねないポイントも存在します。
以下に挙げた3点に注意して、思い通りのバイクガレージを設計してください。
4-1.設置場所の条件を確認する
注文住宅にビルトインタイプのバイクガレージを設ける場合、住宅のどの部分にガレージを設置するのかを決める必要があります。前方道路との関係も要注意です。道路が狭いと、バイクの取り回しが難しくなります。
ガレージ内からそのまま居住スペースに入れるように設計するのか、シャッターから出入りするようにするのかなど、動線もしっかり検討しましょう。前項とも関係しますが、バイクガレージを設置する目的にマッチした設計とすることが大事です。
4-2.場合により建築確認申請が必要
物置型のバイクガレージを設置する際には、建築確認申請が必要な場合と、そうでない場合があります。建築確認申請とは、これから建てようとする建築物が、建築基準法に適合しているかどうかを審査するための手続きです。建築物を建てる場合には、必ず建築確認申請を受けなければなりません。
ここで問題になるのが、「バイクガレージは建築物か否か」です。建築物と見なされれば建築確認申請が必要ですし、そうでなければ不要です。建築物とは「土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱若しくは壁を有するもの」(建築基準法)などをいいます。
ただし、防火地域や準防火地域以外で床面積が10平方メートル以下の建築物には、建築確認申請は不要です。従って、物置型のバイクガレージは、建築確認申請が必要な場合も不要な場合もあり得るのです。工事を始める前に、自治体や工事業者などに問い合わせるとよいでしょう。
参考:建築基準法
4-3.バイクガレージには固定資産税が発生するケースがある
建築確認申請の他にも、注意が必要な点があります。忘れがちなのが、バイクガレージには原則として固定資産税がかかるというポイントです。固定資産税が発生する条件は不動産登記法に定められており、以下の3点から判断されます。
- 土地への定着性
- 外気分断性
- 用途性
土地への定着性とは、固定されていて簡単には移動できない建築物のことです。外気分断性は、以下の2点が判断の条件です。
- 3方向以上が壁に覆われている
- 屋根がある
用途性とは、建てられた目的に応じて利用できる状態になっている、ということです。土地への定着性、外気分断性、用途性の3つを満たしていると、固定資産税の課税対象となります。
物置型のバイクガレージは、基礎が固定される土間タイプの場合は課税対象になりますが、移動させることが可能な床付きタイプは「土地への定着性」がないため、課税されません。
ビルトインタイプは住宅と一体であるため、固定資産税の計算対象です。この場合、ガレージの面積が延床面積の5分の1以内であれば、容積率に算入しなくてもよいという特例を受けられます。
ただ、「固定資産税の課税面積」と「容積率の対象面積」は別のものであるため、容積率に算入されないガレージ部分も固定資産税の課税対象となります。したがって、固定資産税が安くなるということにはなりません。
注文住宅にビルトインタイプのバイクガレージを設置する場合は、延床面積との関係をチェックするとよいでしょう。固定資産税は毎年支払いが発生するため、資金計画にしっかり盛り込んでおくことも必要です。
参考:不動産登記法
ここまでの代表例から、
好みのイメージは見つかりましたか?
好みのイメージが見つかったら、次はHOME4U(ホームフォーユー)間取り作成依頼サービスをご利用ください!
スマホからあなたにあった間取り図・資金計画・土地のプランが無料で手に入るので、家づくりがスムーズに進みますよ。
見つからなかった場合も、本サービスを使えば、ここでご紹介した代表例以外のイメージもご紹介可能です。
5.理想のオシャレ空間を実現!バイクガレージのある間取り例3選
いつかは夢のバイクガレージ付き注文住宅に住みたい。そんな思いを胸にしている方に向けて、ビルトインタイプのバイクガレージがある間取り例3選をご紹介します。バイクガレージに求める理想は人それぞれ、夢の実現のため、ぜひ参考にしてくださいね。
5-1.バイクも車も置ける大型ガレージを設けた間取り
延床面積130平方メートル前後の、2階建てプランです。大きなビルトインタイプのガレージをLDKに隣接させ、窓からゆったりと愛車が眺められるマニア垂涎の構造としました。
▶【バイクも車も置ける大型ガレージを設けた間取り】など、自分の理想を叶える方法をチェック
5-2.狭小地の特徴を生かした3階建ての間取り
敷地が狭くても、ビルトインタイプのバイクガレージの設置は可能です。人通りが気になる1階をガレージに充てた3階建てとすることで、ゆとりのある居住スペースを実現できます。3階にバルコニーを作り付け、狭小地とは思えない開放的な空間が広がりました。
▶【狭小地の特徴を生かした3階建ての間取り】など、自分の理想を叶える方法をチェック
5-3.バイクガレージのある3LDK平屋建ての間取り
敷地35坪程度を想定した、3LDK平屋の間取りです。ビルトインタイプのバイクガレージには玄関からも出入りできます。フラットな動線がメリットの平屋は、子供や高齢者にも優しい住まいに好適ですよ。
▶【バイクガレージのある3LDK平屋建ての間取り】など、自分の理想を叶える方法をチェック
6.まとめ
ビルトインタイプのバイクガレージを持つ注文住宅を建てるのは、趣味人の理想の一つといえるでしょう。これから検討を進めようという場合は、ガレージを設ける目的をしっかり定めたうえで、ハウスメーカーと相談することをおすすめします。固定資産税などのコストにも注意して、おしゃれなバイクガレージ付きの住宅という夢を実現してくださいね。
【厳選特集】こだわりから
間取りを探す
- スキップフロアの間取り例と費用面における3つの注意点
- ビルトインガレージの間取り例と費用相場|失敗例に見る8つの注意点
- 地下室・半地下の間取り例と費用相場|失敗例に見る5つの注意点
- 防音室の間取り例と費用相場|失敗例に見る3つの注意点
- ウッドデッキのメリット&デメリットとおすすめ間取り
- 「30坪の家」の間取り実例とおしゃれな工夫!ポイントや活用アイデアを紹介
- 注文住宅40坪の間取り例と費用相場|失敗例に見る4つの注意点
- 【50坪の土地に建てる注文住宅】おすすめの間取りは?平屋や3階建てのケースも紹介
- 注文住宅で隠し部屋は実現できる?間取り例やおすすめハウスメーカー解説
- サービスバルコニーとは?バルコニーとの違いやメリットを紹介
- 20坪の間取りを紹介!狭小住宅で実現するおしゃれな暮らし
- 25坪の間取り7選!平屋や2階建てなど階数別に解説
- 35坪の間取り10選!平屋や総2階、南玄関などこだわり別に神間取りのコツを解説
- 土地60坪に家を建てる!2階建て・平屋・ガレージ付きの間取りを延床面積別に解説
無料サポートサービスのご紹介
あなたの家づくりの検討状況や検討の進め方にあわせて、ご活用ください!
実際の建築プランを複数みて、
比較・検討したい
複数のハウスメーカーの建築プランが、かんたんな入力だけで、無料でもらえる「プラン作成サービス」がおすすめ!
▷【無料】プラン作成依頼はこちら
費用や、ハウスメーカー選びの
コツを詳しく直接聞きたい
ハウスメーカー出身のアドバイザーに自宅から簡単に相談できる「無料オンライン相談サービス」がおすすめ!
▷【無料】オンライン相談はこちら