家を買う時代は終わったと言われる5つの理由!持ち家or賃貸を決めるポイント

いつかはマイホームが欲しいと考えている方の中には「家を買う時代は終わったのだろうか」と、不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

メディアでは「購入より賃貸のほうがよい」といった意見を聞くこともあり、賃貸か持ち家か悩むこともあるでしょう。

この記事では、家を「買う」か「借りる」か迷ったときに、考慮したい以下のポイントを解説します。

この記事でわかること
  • 家を買う時代は終わったとされる理由
  • 買うか借りるか迷ったときに考慮したいポイント
  • 後悔せずに家を買うためのポイント

ぜひ最後までご覧いただき、自分に合ったマイホームについて考えてみてくださいね。

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家を買うと決めたらまずやることや、家を買うベストタイミングを整理したい方は「家を買う」もご覧ください。

1.家を買う時代は終わった?持ち家率の変化を紹介

「家を買う時代は終わった」と言われることがありますが、急激に持ち家率が減少しているわけではありません。

厚生労働省のデータによれば、1983年から2018年の持ち家率はわずか1.2%程度の差しかありません。

しかし、30代以下の世代に注目すると、持ち家率は大幅に低下しています。

持ち家世帯比率の変化
世帯主の年齢 1983年 2018年
30歳未満 17.9% 6.4%
30歳以上39歳以下 53.3% 35.9%
40歳以上49歳以下 71.0% 57.9%
50歳以上59歳以下 78.8% 67.9%
60歳以上 77.6% 80.0%
全体 62.4% 61.2%

参考:厚生労働省「令和2年版 厚生労働白書 持家世帯比率の推移

背景としては、晩婚化やライフスタイルの変化などにより、住宅購入の時期が遅くなっている可能性が考えられます。

2.家を買う時代は終わったと言われる理由

「家を買う時代は終わった」と言われる背景には、個人の考え方やライフスタイルの多様化が進んでいる点が挙げられます。

近年では「働き始めたら結婚するのがルール」「結婚したら家を買うのがルール」といった画一的な考え方ではなく、「結婚したい人だけが結婚する」「家を買いたい人だけが家を買う」といった考え方が増えてきています。

また、多様化以外にも、次の理由により、「家を買う時代は終わった」と言われることがあります。

家を買わない理由
  • 物価上昇や円安により建築費用が上昇している
  • 都市部に適切な土地が見つかりにくい
  • ライフプランが制限される可能性がある
  • 税金やメンテナンスに費用がかかる
  • 災害による損壊時に費用がかさむ

それぞれの理由について解説します。

2-1.物価上昇や円安により建築費用が上昇している

物価上昇により、建築資材や設備の価格も上昇しています。

また、円安による輸入品価格の高騰や人件費上昇も、建築費用に反映されるようになってきました。

建築費用が増加すると、住宅ローンで借入れる金額も増える可能性があります。
ローン審査に通過できないケースや、毎月の返済額が多すぎて家計を圧迫するケースも増えるでしょう。

ただし、建築費用の上昇は住宅購入だけでなく、賃貸住宅にも影響を与えます。
将来的に家賃が上がり、家計圧迫や引っ越しを余儀なくされる可能性も想定されるでしょう。

費用を抑えた住宅購入を検討するのであれば、ローコストハウスメーカーについて調べてみるとよいでしょう。
ローコストハウスメーカーでは、原材料の大量仕入れや資材の工場生産、中間業者をはさまない施工管理体制などを実現し、一定の性能を確保した安価な住宅を提供しています。

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2-2.都市部に適切な土地が見つかりにくい

全国的に人口は減少していますが、都市部では増加傾向が見られます。

都市部で生活したい人が増えると、土地や物件の価格が上昇し、住宅購入がより難しいものになります。

また、土地が見つかっても「狭すぎて暮らせない」「広すぎて高すぎる」などの問題が生じ、購入にまで至らないケースも少なくありません。

郊外に暮らして都市部に通勤通学するという選択肢もありますが、賃貸住宅で都市部に暮らすことを選択する人もいるでしょう。

ただし、2025年をピークに東京都の人口は減少する可能性があるとも言われています。
住宅ローンの金利が上がることで土地の値段が抑制されるケースもあるため、常に物価や土地の価格動向をチェックしておくことをおすすめします。

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2-3.ライフプランが制限される可能性がある

家を買うことで、ライフプランがある程度制限される可能性があります。

例えば、学校や職場の選択肢が狭まり、思い描いた通りの人生を歩めなくなってしまうかもしれません。

一方、賃貸住宅なら気軽に引っ越せるため、学校や職場に合わせて暮らす場所を変えられます。
また、地価が高い駅近の利便性のよい土地も、賃貸住宅なら手が届きやすいでしょう。

ただし、住宅購入の中でも「注文住宅」であれば、間取りや設備などをオーナーが自由に選べるので、「お家時間」を充実させたい方や、テレワーカーの方にはぴったりです。

バリアフリーや可変性のある部屋を取り入れれば、将来ライフスタイルが変わった際にも対応しやすいため、柔軟にライフプランを描きやすいでしょう。

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2-4.税金やメンテナンスに費用がかかる

家を買えば、家賃の負担がなくなります。
しかし、住宅関連の負担がなくなるわけではありません。

住宅購入による費用負担
  • 固定資産税
  • 都市計画税
  • 家の修繕・点検などのメンテナンス費用
  • 住宅ローンの返済

ただし、住宅購入先のハウスメーカーによっては、メーカー保証終了後に独自のアフターサービスを提供していることがあります。

設備や住宅のメンテナンス費用が気になる方は、アフターサービスが充実したハウスメーカーから家を買うことも検討しましょう。

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2-5.災害による損壊時に費用がかさむ

地震や火事などの災害により、住宅が損壊する可能性があります。
地震保険や火災保険などをかけていればある程度は補償されますが、不足する分の支出は避けられません。

賃貸住宅なら、災害により住宅が損壊しても、居住者に責任がある場合を除き、修繕や建て替えの費用を負担する必要はありません。

ただし、建物が損壊すると家財も損壊する可能性があるだけでなく、居住者の命に関わることもあります。
費用面だけでなく、自身の安全面も考慮して住まいを考えることが大切といえるでしょう。

多くのハウスメーカーでは、最高レベルの耐震等級3(建築基準法で定められた耐震性能の1.5倍の強度)を標準仕様としています。

建物だけでなく、人命や家財についても考慮するなら、耐震性にこだわったハウスメーカーで災害に強い家づくりをしてみてはいかがでしょうか。

耐震性にこだわって住宅を建てる場合には、国や自治体の補助金制度を利用できたり、災害救助法が適用される自然災害により被災した場合には、住宅ローンの返済が免除される「自然災害債務整理ガイドライン」が適用されたりすることもあります。(参考:政府広報オンライン「大規模な自然災害でローンの返済が困難になったかたへ。「自然災害債務整理ガイドライン」をご利用ください。

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このように、賃貸を選ぶ理由が「費用面」である場合は、「注文住宅」を検討してみることをおすすめします。

無料のHOME4U(ホームフォーユー)プラン作成依頼サービスであれば、スマートフォンやパソコンからあなたの予算や要望に合ったハウスメーカー・工務店を簡単にピックアップすることができるうえ、専任コーディネーターの丁寧なヒアリングの元、実際の「注文住宅プラン」を手に入れることもできます。

実際の注文住宅プランがあれば、「自分が欲しい家」の費用相場や、理想のマイホームプランを鮮明にイメージできるため、「思った以上に安く建てられそう」「こんな間取りがいいな」と、新たな発見があるかもしれません。

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3.買うか借りるか迷ったときに考慮するポイント

買うか借りるか迷ったときに考慮するポイント

住宅を「買う」か「借りる」か迷ったときは、次の3つのポイントを考慮してみてください。

買う?借りる?考慮ポイント
  • 住宅費がどの程度かかるか
  • 暮らしたい場所はどこか
  • 老後の住まいに何を希望するか

それぞれのポイントについて解説します。

3-1.住宅費がどの程度かかるか

持ち家であれ、賃貸であれ、住宅費をゼロにすることはできません。

以下の費用項目を参考に、1か月あたりの住宅関連費用を計算してみてください。

<住宅関連の費用>
住まい 費用項目
持ち家
  • 購入時費用(諸費用、住宅ローン手数料など)
  • 固定資産税、都市計画税
  • 住宅ローンの返済
  • 設備の修繕、買い替え費用
  • 建物の修繕、点検費用
  • 火災保険料、地震保険料
賃貸
  • 賃貸契約時費用(家賃、前家賃、敷金、礼金、火災保険料など)
  • 家賃、管理費
  • 更新手数料

持ち家のほうが安い場合や同程度の場合は、住宅購入を前向きに考えてみましょう。

賃貸のほうが安い場合でも、すぐに持ち家をあきらめる必要はありません。
住宅ローンの返済には終わりがありますが、家賃の支払いには終わりがないため、長期的に見れば持ち家のほうが住宅関連の負担を軽減しやすいです。

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3-2.暮らしたい場所はどこか

暮らしたい場所にこだわりがある場合は、持ち家を検討してみましょう。

賃貸住宅でも暮らしたい場所で暮らせますが、オーナーの方針で退去を求められることや、定年退職後に家賃を払えず引っ越しを余儀なくされる可能性があります。

暮らしたい場所が決まっていないときは、将来を視野に入れて考えてみてください。

例えば、将来的に親や義父母の介護が必要になる可能性があるなら、実家や義実家の近くを検討できます。
また、子どもを育てる可能性があるときは、治安に良さや校区にこだわって探すのも1つの方法です。

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3-3.老後の住まいに何を希望するか

老後の住まいについて考えてみましょう。

将来的に実家や配偶者の実家で暮らす場合や、すでに老後用の住居を購入している場合、施設で暮らす予定で資金を貯めている場合などは、持ち家でも賃貸住宅でも問題ないかもしれません。

しかし、老後の住まいが決まっていない場合は、住宅購入を検討したほうがよいでしょう。

定年退職後は、現役の頃と比べて収入が下がる傾向にあります。
年金だけで生活する方も多く、家賃の支払いが難しくなるかもしれません。

家賃が安い物件に引っ越そうとしても、賃貸契約時には審査が実施されるため、「家賃の支払いが難しそうだ」と判断されれば借りられない可能性があります。

一方、持ち家なら審査不要でいつまでも暮らすことが可能です。
また、定年退職までに完済するように住宅ローンを組めば、住宅関連の負担は大幅に減らせます。

老後の住まいが決まっていない場合や、家賃をいつまでも支払えるのか不安に感じる場合は、早めに住宅購入を検討して備えておくとよいでしょう。

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4.【持ち家派必見!】後悔せずに家を買うポイント

【持ち家派必見!】後悔せずに家を買うポイント

持ち家も賃貸もそれぞれメリット・デメリットがあり、どちらがよいかは人によって異なります。

結局のところ、マイホームへの憧れや老後の不安があるなら持ち家、特定の場所に縛られた生き方を避けたいなら賃貸がよい、という考え方もできます。
自分らしい暮らしとは何かを考え、持ち家か賃貸か決めることが大切です。

なお、家を買うことを決意した場合は、次のポイントに注目して家づくりを始めていきましょう。

家づくりのポイント
  • 災害への強さにこだわる
  • 省エネにこだわる
  • 間取りや外観にこだわる
  • 予算にこだわる
  • ライフスタイルの変化に対応できる家にこだわる

それぞれのポイントについて解説します。

4-1.災害への強さにこだわる

持ち家のメリットの1つとして、災害に備えやすくなる点が挙げられます。

例えば、地震に強い家を建てるなら、耐震性にこだわるハウスメーカーに注目してください。
ハウスメーカーによっては、建築基準法で定められた耐震基準に加えて独自基準を設けて地震に強い家を追求したり、独自の資材や工法を開発して高い耐震性能を実現していたりすることもあります。

その他にも、断熱性や耐火性、耐久性、防音性などのさまざまな性能にこだわるハウスメーカーがあります。

こだわりたい性能をピックアップし、その性能にこだわるハウスメーカーを選びましょう。

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4-2.省エネにこだわる

省エネにこだわれるのも、持ち家のメリットです。

例えば、太陽光発電システムを導入すれば、使用電力の一部を自家発電によってまかなえるため、光熱費を削減しやすくなります。

また、蓄電池システムも導入すれば、日中に創り出した電力を夜間に使用したり、夜間の安い電力を日中に使用したりできます。
災害により停電した場合も、発電システムと蓄電システムがあれば不便なく生活できるかもしれません。

太陽光のように再生可能エネルギーを利用することで、二酸化炭素の排出量を減らし、地球温暖化防止の一端を担えることもメリットです。

環境問題に興味がある方は、「住むことが省エネにつながる暮らし方」を目指してみてはいかがでしょうか。

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4-3.間取りや外観にこだわる

間取りや外観にこだわりを発揮できるのも、持ち家のメリットです。

賃貸住宅では自由に間取りや外観を変えられませんが、持ち家なら自分らしい間取りや、周囲と調和のとれた美しい外観を実現できます。

例えば、一緒に暮らす人や来客とのコミュニケーションを重視するなら、リビングを広くしたり、リビング内に階段を設置して各個室に移動できるようにしたりできるでしょう。

また、収納にこだわるなら、大型の壁面収納をリビングや廊下に設置したり、ロフトや小屋裏収納、パントリーなどを作ったりできます。

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4-4.予算にこだわる

賃貸住宅の家賃を勝手に決めることはできませんが、持ち家なら予算に合わせてある程度プランを変えられます。

予算オーバーしそうなときは、設備や資材のランクを下げたり、シンプルな構造にしたりすることで調整できるかもしれません。

また、ハウスメーカーによっても建築費用は大きく変わります。
いくつかのハウスメーカーに見積もりを依頼し、比較してから1社に絞るようにしてください。

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4-5.ライフスタイルの変化に対応できる家にこだわる

長く暮らせる住宅にするためにも、ライフスタイルの変化に対応できる間取りや構造を選ぶようにしましょう。

例えば、段差のないフラットなバリアフリー仕様にすれば、足腰に問題を抱えたとしても不便なく生活しやすくなります。

広めの部屋にドアを2つつけて、将来的に2つの部屋に分けられるようにしておくのも1つのアイデアです。

お気に入りの住宅に長く暮らし続けるためにも、変化に対応できる間取り・構造を選びましょう。

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まとめ

「家を買う時代は終わった」と言われるのには理由がありますが、人によっては家を買うことにメリットを感じることも多いです。

理想の住まいを考える際には、こだわりを追求できる「注文住宅」から検討を始めてみてはいかがでしょうか。

ご自身や一緒に暮らす人のこだわりを理解してくれるハウスメーカーを選び、理想の家づくりを始めてみてくださいね。

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