1.年収「700万円」で組む住宅ローンの検討材料まとめ｜「借入限度額」「毎月返済額」「頭金目安」　等

2.借入限度額・適正借入額・頭金等を解説

2-1.借入限度額は？

金融機関によりますが、借入の上限額は年収の7〜10倍とされています。

※金利や借入先にもよるのであくまで目安

例えば、

以上の条件で、借入限度額まで住宅ローンを借りた場合、毎月の返済額・総支払額は以下のようになります。

7,000万程度の借入になると、毎月の返済額が大きくて無理のある借入額であることがわかります。

「住宅ローンの限度額」をより詳細に知りたい方や「住宅ローンが払えなくなった場合どうなるのか」を知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

次に、無理なく返済ができる借入額について説明します。

2-2.適正借入額（無理なく返せる額）は？

一般的に、無理なく返済できる住宅ローンの借入額は年収倍率5～7倍と言われています。

※金利や借入先にもよるのであくまで目安

例えば、

以上の条件で、適正借入額の住宅ローンを借りた場合、毎月の返済額・総支払額は以下のようになります。

毎月の返済額がこれくらいなら、無理のない返済になりそうですよね。

2-3.返済負担率について

家計に負担なく返せる毎月の返済額は、収入の20～25％といわれています。
この数字を「返済負担率」といい、収入に対して返済額がどのくらいの割合かを示す指標です。

返済負担率は、以下の式で求められます。

住宅ローンを無理なく返済するには、返済負担率を25%程度におさめられると無理がなく、20%程度におさめられると余裕をもった理想値といわれています。

2-4.頭金は？

一般的に頭金の目安は、住宅価格の10～20％と言われています。

頭金を入れることで、毎月の返済額や総支払額を少なくできることに加え、借入審査が通りやすくなるなどのメリットもあります。
貯金に余裕があるのなら、頭金を多く入れるのがおすすめです。

実際に家を購入した人たちの頭金の金額や、「頭金なしでも大丈夫？」と気になる方は、以下の記事もご覧ください。

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3.毎月返済額のシミュレーション　一覧

5,000万の家を、【頭金なし】【金利1.3％】【返済期間35年】で買った場合

頭金なしで住宅ローンを組んだ例です。
返済負担率25％なので、生活に支障が出ない範囲の住宅ローンプランと言えるでしょう。
これよりも金利が高かったり、返済期間が短かったりすると、生活が圧迫される可能性が高いです。

6,000万の家を【頭金500万】【金利1.8％】【返済期間35年】で買った場合

相場よりも高めの金利で住宅ローンを組んだ例です。
返済負担率が高く、生活を圧迫する可能性が高いと考えられます。
こちらの場合、住宅ローンの借入額を減らすか、金利が安いプランを選んだ方が良いでしょう。

「返済額が大きく、余裕がなくなってしまった実例」など、住宅ローンの失敗実例を知りたい方は、以下の記事も合わせてご覧ください。

4,000万の家を、【頭金1,000万】【金利0.4％】【返済期間25年】で買った場合

頭金を多めに用意した例です。
加えて金利も安いため、余裕を持った生活ができるプランでしょう。

金利の種類や相場について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。

4.住宅ローンの負担を軽減するコツ

「住宅ローンに関する記事」を他にも用意しております。あわせてご覧ください。